COMMUNE 2001/10/01(No310 p48)

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 ●特集/激動するパレスチナ情勢−−2001年10月号紹介に戻る


 特集/激動するパレスチナ情勢


(銃で武装した戦士とともにデモ行進するパレスチナ人民)


はじめに

 パレスチナ情勢はついにすさまじい戦争情勢に突入した。イスラエル軍の戦車砲や武装ヘリからのミサイルが闘うパレスチナ人民に向けて発射され、卑劣な暗殺攻撃が吹きすさぶなかで、パレスチナ人民は街頭でのインティファーダを断固として継続するとともに、ついに激しい銃撃戦や爆弾闘争などの武装闘争に決起した。
 この血で血を洗う激しい戦争的激突こそ、米帝のペテン的な「和平」策動を最後的に葬り去り、真の民族解放・革命戦争が開始されたことを告げ知らせるものである。それが血なまぐさい相互せん滅戦の様相を取ろうとも、パレスチナ人民にとってはこれまでの屈辱をはらし、真の民族解放を勝ち取る巨大な展望のある闘いなのだ。この先どんな困難が待ちかまえていようと、新たな武装解放闘争に決起したパレスチナ人民は勝利の日まで前進し続けるであろう。

 本特集では、今日のパレスチナで起きている事態が、中東における米帝の戦後新植民地主義的支配体制を根底から吹き飛ばす歴史的決起の始まりを意味するものであることを明らかにする。

 第1章では、2000年9月から20001年8月中旬までのパレスチナ解放闘争の武装闘争的発展について分析し、この闘いのもつ巨大な意義について明らかにした。
 第2章では、93年以降、2000年9月に至るまでの米帝の中東「和平」策動の展開過程とその破産について明らかにした。
 第3章では、米帝・ブッシュの新たな中東政策が次第にその姿を現し、パレスチナ問題の反革命的「解決」と二重封じ込め政策の破産の突破を賭けた侵略戦争政策として展開され始めたことを暴露する。
 巨大な民族解放・革命戦争に決起しつつあるパレスチナ人民と連帯する闘いに決起しよう。


 ●特集/激動するパレスチナ情勢 特集 第1章 「武装闘争段階に突入したパレスチナ解放闘争」  につづく