SANRIZUKA 2012/08/13(No853 p02)
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週刊『三里塚』(S853号1面1)(2012/08/13)
7・29 20万人が国会前を実力占拠
「この解放感は人生初めて」
次は100万人集めよう
野田打倒し、再稼働阻止を
7・16の反原発17万人集会、7・20首相官邸包囲20万人行動を引き継いで、7月29日、国会を包囲する20万人行動が爆発した。さらに8月6日にはヒロシマとフクシマの怒りを結合し、野田首相の式典参加を真っ向から弾劾するデモがたたきつけられた。まさに1960年安保をも超える闘いの高揚だ。この運動は原発再稼働阻止までやむことはない。そして沖縄で闘われているオスプレイ配備阻止の全県民的決起と結びつくことはまちがいない。市東孝雄さんの農地を死守する三里塚決戦の展望も開始されたこの歴史的な民衆のうねりとともにある。10・1JR全面外注化阻止決戦〜10・7三里塚全国集会の爆発へ。
(写真 国会前道路を解放区に変えた20万人の労農学市民【7月29日】)
この高揚と一体で 市東さん農地決戦へ
7月29日、国会包囲行動が闘われた。午後7時25分、国会前一帯の歩道を埋め尽くした労働者人民が警察の規制を突破し一斉に車道に飛び出した。国会前の9車線の道路が完全に解放区となった。“これまでの人生で経験したこともない沸き上がる解放感”。そして“国会に向かって進んで行く爽快(そうかい)感”。大飯原発を再稼働した野田政権や原子力村を打ち倒せ。労農学人民の巨万の怒りがついに大爆発した瞬間だった。
労農学人民は国会前だけでなく、国会の周りをも完全に包囲した。首相官邸前に向かい、官邸前の歩道も数百bにわたって制圧した。国会周辺から官邸周辺は20万人の労働者人民によって解放された。国会前で人びとは国会正門に向かってさらに前へ進んだ。機動隊の指揮官がうわずった声を張り上げた。警察は阻止線を張り、機動隊バスを国会正門前に並べた。「警察は弾圧をやめろ!」。デモ隊の抗議の声が周辺を揺るがした。その時、警察は2人の参加者を逮捕した。逮捕するなら野田を逮捕しろ! 原発を止めるために国会に押しかけるのは労働者人民の崇高な権利だ。
国会前―首相官邸前制圧の闘いに先立ち、午後3時半、近くの日比谷公園に労働者人民が結集した。広い日比谷公園が、どこへ行っても人、人、人で埋め尽くされた。
メイン会場の日比谷図書文化館前で行われた集会では、さようなら原発1000万人アクション呼びかけ人で作家の落合恵子さんが発言。落合さんは「猛暑でも電力は不足していない。市民の声を踏みにじってきたこの国に今度こそ答えを出しましょう。原発ゼロだ。再稼働やめさせる。世界の原発止める。原発の輸出やめさせる。もちろんオスプレイだってダメ。沖縄の基地だってダメ。キャンドルの炎は消えるけど私たちの怒りを消すことはできない」と、声をからして訴えた。「そうだ!」の声と大きな拍手が一斉に上がった。
午後4時、中幸門からデモが出発し始めた。警察は7・16代々木公園集会に続き、今回もデモ隊の寸断を図った。「早く通せ!」の抗議の声が飛び激しいコールが続いた。その怒りと勢いは警察を圧倒。デモ隊は大部隊となって中幸門から出陣した。豊島公会堂での革共同集会を終えてかけつけた反対同盟と現闘の隊列も同盟旗とのぼり旗を林立させてデモ隊の真ん中を進んだ。NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)の部隊も勢いよく出発した。「原発いらない!」「再稼働やめろ!」「野田こそやめろ!」。はげしいコールが都心を突き進んだ。
巨万の民衆は「革命」を意識し、主張し始めた
首相官邸前占拠に震撼した野田と警察権力は、厳重警備で労働者人民を歩道から一歩も出さない態勢を取った。だがそれは労働者人民の怒りの炎に油を注ぐものでしかなかった。
今回の闘いは、7・16をも乗り越える勢いを示した。首相官邸に居座る野田や国会、霞が関に巣くう政治家らを打倒するためにもっと人を集めよう、100万人集まって当然だと、誰もが確信している。
7月20日の官邸前行動に参加した男性が語った。「既存の体制は無くなってほしい。ここに来ている人たちで新しい政府を作ってほしい」と。事実上の革命の要求が始まった。この意識は数十万、数百万、数千万の闘いへと前進していく。
情勢は激しく回転し始めた。この反原発の闘いは沖縄オスプレイ反対の闘いと結びつき、ヒロシマのマグマと共鳴しつつ巨大に発展していくだろう。国策に対して46年闘い、今、市東さんの農地決戦を構える三里塚の展望もここにある。
(写真 同盟旗、横断幕を掲げてデモ隊の真ん中を行進する反対同盟・三里塚現闘【7月29日 新橋】)
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週刊『三里塚』(S853号1面2)(2012/08/13)
青年先頭に革共同集会
反対同盟が連帯のあいさつ
7月29日、東京の革共同政治集会が豊島公会堂で開催され、880人が結集した。国鉄決戦と反原発決戦を軸にして闘ってきた前半戦を総括し、反原発闘争の数十万人決起に示される革命的情勢の到来に全力で応え飛躍する決意を打ち固めた。一切をかけて10・1JR検修・構内業務全面外注化を絶対に阻止するために、動労千葉、動労水戸、国労共闘など国鉄労働者とともに決起することを誓い合った。
この日は夕方から反原発国会包囲行動に決起するため、例年よりも早く午前11時に始まった。今年の特徴は、青年労働者と学生が大挙結集し、また革共同の若い指導者が先頭に立って集会の成功を牽引したことだ。
司会は、法大暴処法弾圧裁判に勝利した新井拓同志と、全学連書記長の坂野陽平同志。連帯のあいさつとして、三里塚空港反対同盟から北原鉱治事務局長、萩原進事務局次長、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが登壇し、北原さんと萩原さんがあいさつした。北原さんは「革共同が貫いてきた闘いが実ろうとしている。勝利は目の前だ。三里塚闘争も諸君の力も得て必ず勝つ。新たな社会を作ろう」と訴えた。萩原さんは「反原発の巨大な決起の基礎に、三里塚の闘いがある。国鉄決戦と反原発と三里塚が固く結び合うことが権力には最も恐ろしい。だから今こそ三里塚闘争をしっかりと闘おう」と呼びかけた(要旨別掲)。
基調報告は深田力同志(中央学生組織委員会議長)。深田同志は@JR検修・構内業務の10・1全面外注化絶対阻止、A再稼働阻止・全原発廃炉・野田政権打倒、B8・6ヒロシマ闘争と8・5オスプレイ阻止沖縄県民大会の高揚、C獄中37年の無実の星野文昭同志奪還、D21世紀革命に勝利する労働者党の建設という5点の課題を提起し、これに絶対勝利する態勢を本集会で打ち固めようと訴えた。その上で現在の階級攻防の最大の決戦として国鉄決戦があることを強調、この決戦は「労働者階級の未来を決し革命の帰すうをかけた歴史的な闘いだ」と呼びかけた。
続いて「国鉄労働者の決戦アピール」が3人の労働者から行われた。動労千葉の労働者は87人の要員削減提案に対してストライキ、強制出向拒否、偽装請負告発などあらゆる戦術で闘う決意を述べ、動労水戸の労働者は被曝労働拒否へ翌30日にストライキを闘うと表明した。国労共闘の労働者は、国鉄闘争全国運動と物販運動を水路に、職場で仲間の獲得へ断固闘う決意を述べた。
続いて織田陽介同志が反原発闘争への特別アピールを行った。数十万人が決起している情勢の革命的意義を語り、「オーソドックスな共闘、統一戦線」など党の課題を提起し、決起を呼びかけた。
最後に労働者と学生戦線の決意表明が行われた。全学連の斎藤郁真委員長は、「革命の時代が来た! 革命を切り開く者はいつも若者だ。9月全学連大会の成功へ」と熱烈にアピールした。こうして革共同政治集会は、青年・学生を先頭とする党の団結力で歴史的な成功をかちとった。
(写真 880人を集めて成功した革共同政治集会【7月29日 豊島公会堂】)
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週刊『三里塚』(S853号1面3)(2012/08/13)
10・1JR全面外注化阻止せよ
非正規職の撤廃かけ
動労千葉が決戦に突入
巨万の大衆的デモの階級情勢が革命的に煮詰まりつつある中、プロレタリア世界革命への飛躍をかけ国鉄10・1外注化阻止決戦に総決起しよう。外注化阻止は日本プロレタリア人民の死活のかかった階級決戦だ。
7月24日、JR東日本千葉支社は、検修・構内業務の全面外注化に向けて87人の要員削減を提案してきた。それによると幕張車両センターは63人、京葉車両センター8人、習志野運輸区11人、銚子運輸区5人が削減され、これらの労働者は千葉鉄道サービスへの出向の対象となる。1年後に委託を実施するのを含めると計100人を超える出向となる。まさに10・1外注化攻撃の大きさ、凶暴性は、87年国鉄分割・民営化に匹敵する。JRの狙いは検修・構内業務のフルアウトソーシングであり、すべての業務の全面的な外注化である。全人民の総力をもって国鉄労働者の闘いを支え、階級的労働組合をよみがえらせ勝利しよう。
動労千葉はこの職場丸ごと例外のない外注化攻撃と全面的に対決し、10年にわたり外注化の実施を阻んできた。とりわけ昨年の実施攻撃に対して外注化絶対反対の路線で職場全体を獲得し、新たな青年労働者の組合加入をはじめ組織拡大に勝利している。また、動労千葉はJR出向提案が偽装請負を組織ぐるみで違法を強制するものであることを暴露した。この動労千葉の闘いの前に、JR外注化の反動性がますます鮮明になっている。例えば東日本の車両センターは約2千人で、うち1200人が出向させられる。残るのは管理者と技官・事務だけで、出向したら戻る職場さえ残っていない。まさに転籍を前提とした業務委託だ。
反原発闘争と一体
JR外注化攻撃とは何か。第一に、検修外注化はJRのあり方を根本的に変えるものだ。検修業務は鉄道運行の巨大システムを支える基盤業務であるが、鉄道の安全性を構築し維持するための中心機関の一つである。外注化とはそれを投げ捨てることを意味する。そして外注化は違法な偽装請負そのものだ。
第二に、JR外注化は日本の労使関係を一変させる新自由主義攻撃だ。資本による労働者の解雇条件の制約を「出向・転籍の自由」と言う形でぶち破り、事実上丸ごと非正規職にたたき込むものだ。すでに日本の非正規労働者は2千万人、全労働者の39%だ。多くの部分で社会的連帯・紐帯(ちゅうたい)が解体され、優勝劣敗の競争社会におかれている。
この新自由主義による労働者支配は、労働力商品として労働者を物として使い捨てにする。この資本の価値増殖の古典的とも言える展開は「安全の崩壊」「医療の崩壊」など社会全体を崩壊させるまでになっている。この新自由主義の徹底化としてJR外注化が打ち出されているのだ。
10・1外注化阻止闘争は、労働者の基礎的団結形態である労働組合の復権をかけた闘いだ。新自由主義は、正規・非正規、性別、キャリアなどさまざま区別をもって分断し、労働者を一人ひとり孤立化させる。外注化・非正規職化は、労働=人間という、人間が持つ本質的共同性そのものに敵対する労働力搾取の極限的な形態だ。しかし労働者が資本との闘いをとおして階級として自らを形成し、共同性を奪還するとき新自由主義は崩壊する。このように新自由主義の外注化攻撃は、きわめて凶暴であるが、他方で危機と矛盾に満ちたものだ。労働組合が原則的に闘いを貫いたときに、分断され人間として蹂躙(じゅうりん)された労働者が自らの力を取り戻すことができる。平成採労働者の怒りを組織し、階級的力関係を革命的に転換させよう。国鉄外注化阻止闘争は、反原発デモの嵐の中、それと結合することにより階級支配を根底から覆す闘争だ。日本階級闘争の大転換を作り出そう。三里塚は労農連帯を打ち固め、その先頭に立とう。
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週刊『三里塚』(S853号1面4)(2012/08/13)
情勢は勝利性に満ちている
革共同集会での萩原進さんの発言
北富士闘争、砂川闘争の歴史をひきついで三里塚は46年間、国家権力に対して闘いぬいてきた。社会党や共産党をたたき出し、いわゆる三派全学連との共闘を選択した。「空港絶対反対、農地死守、実力闘争」の道を貫いてきた。その闘いを実現する大きな核として革共同のみなさんの存在があった。50年以上になるみなさんの力を市東農地決戦に貸してほしい。市東さんの農地問題はわれわれにとって引けない問題だ。70年代の代執行決戦のような闘いとして構えざるをえない。
情勢はまさに勝利性に満ちている。「国策」なるものの化けの皮がはがれている。国策に対決する原発再稼働阻止、沖縄軍事基地・オスプレイ阻止そして三里塚と国鉄。これらが結合したらどうなるか。支配者は、三里塚闘争の歴史を恐れている。「三里塚のようにはしたくない」と反戦・反核・反権力の闘いの砦としてある三里塚の闘いに恐怖している。その通り。10万、20万の反原発の決起の基礎にみなさんが共に築いてきた三里塚闘争がある。変革の時代が到来した。必ず勝利しよう。
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週刊『三里塚』(S853号1面5)(2012/08/13)
原子力規制委の人事に猛抗議
8万人の民衆が官邸、国会、環境省を包囲
8月3日、のべ8万人の労働者民衆が再び首相官邸前―国会前、そして今回は環境省前を埋め尽くした(写真)。原発に対する労働者民衆の怒りはより巨大な炎となって燃え広がっている。
母親と一緒に来ていた子どもは「毎週金曜日にやっているのを知っていたので、野田首相に抗議したくて、今日来たいと思った。原発なくしたい」と、はっきりした声で話した。
国会前ではNAZENも、織田陽介事務局長を先頭に「原子力規制委員会人事撤回!」「田中俊一はやめろ!」「再稼働反対!」の大コールをあげ、闘いぬいた。
午後8時に首相官邸前―国会前行動が終了した後、さらに8時15分から環境省前に数千人が集まり、原子力規制委員会人事案の白紙撤回を求める抗議行動を行った。女性の発言者は「田中俊一は『100_シーベルトまでは健康に影響ない。住民は放射線と折り合いをつけて住んで行くことが重要だ』と言った。そんな人に原子力規制委員会の委員長は任せられない」と徹底的に弾劾した。
集会中にも人びとが環境省の周りに押し寄せ、9時6分、環境省は人間の鎖で完全に包囲された。
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週刊『三里塚』(S853号1面6)(2012/08/13)
団結街道
LIBOR(ライボー)と呼ばれる世界の短期金利を決める指標がある。この基準金利をめぐって何と不正操作が行われていた。経済小説家の黒木亮氏は「これは第二のリーマンショックだ」と指摘した▼LIBORはロンドン銀行間取引金利と訳され、金利先物取引やデリバティブ商品など、世界のあらゆる短期金利取引の基準となる指標とされる。この指標で全世界の金融資金360兆j(日本円で2京8000兆円!)が取り引きされていた▼この金利指標の計測で不正が行われていたというのだから事の重大さが分かろうというものだ。LIBORの決定の仕方は、世界の主要銀行から申告される予想金利のうち平均を取って決める▼この「申告による」という所がミソだ。「申告」自体に「予想」が含まれ、その客観的正しさは誰にも分からない。ここに不正が入り込む余地ができる。発覚したのは05年から07年の金利先物市場で、この市場を担当していた名門銀行バークレイズの担当者が、LIBORに予想金利を通知する別の担当者に「今日は低めに申告してくれ」と不正申告を依頼し、莫大(ばくだい)な利益をむさぼった▼誰でも思うのは「予想金利ではなく実質取引金利」でLIBORをなぜ決めないのか、ということ。しかし難しいのだという。「金融危機が発生した時に鎮火するためには、操作できる金利でなければまずい」と▼金融資本主義はどこまで行っても八百長だ。
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週刊『三里塚』(S853号1面7)(2012/08/13)
闘いの言葉
これは私の人生90年の到達点だが、君たちの未来を考えた時に、私は自らやるべきことを自問自答し、一緒に未来を作っていきたい。
7月7日 全学連学生にむけて
北原事務局長
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週刊『三里塚』(S853号1面8)(2012/08/13)
■三里塚闘争裁判■
●9月10日(月)市東さん行訴・農地法裁判 午後1時30分 千葉地裁
●9月18日(火)団結街道裁判 午前10時30分 千葉地裁
●10月15日(月)市東さん行訴・農地法裁判 午後1時30分 千葉地裁
●10月23日(火)第3誘導路裁判 午前10時30分 千葉地裁
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週刊『三里塚』(S853号2面1)(2012/08/13)
成田の24時間運用攻撃許すな
羽田国交相 「LCCが制限緩和求めている」と言明
7月25日の衆院国土交通委員会で、成田空港を拠点にする格安航空(LCC)の利益のため、空港の飛行制限を緩和する論議が行われた。これは反対同盟が警告してきた24時間空港化への地ならし攻撃だ。内陸空港という弱点から自由になることのできない成田。周辺住民をさらなる騒音地獄に追い込んで延命することは断じて許されない。
騒音地獄広げる暴挙
「公共のため」はデマ宣伝だ
7月25日の衆議院国土交通委員会で、千葉県選出の富田茂之議員(公明党)が7月1日と12日の2回起きたLCC・ジェットスター・ジャパン航空の欠航問題を取り上げた。
富田議員は、「ジェットスター・ジャパンの欠航問題は成田空港の飛行制限が理由だ。飛行制限を緩和するつもりはないか」と羽田雄一郎国交大臣をただした。
これに対して羽田国交大臣は「LCCの側から飛行制限の緩和に関する要望があることは承知している」と答弁した。羽田国交大臣は成田空港の飛行制限緩和に前むきの姿勢を明らかにしたのだ。
ジェットスター・ジャパンの欠航問題とは、成田―新千歳路線において、成田〜新千歳に向かう便に遅れが出て、新千歳から成田に帰る最終便が成田の飛行制限時間である午後11時に間に合わなくなったため、新千歳で運航を打ち切ったことを言う。
同社はたった3機を使い回しして、成田―福岡と成田―新千歳、成田―那覇便を運航している。このどこか1カ所でも遅延が出ると他の路線に即座に影響が出るという綱渡りダイヤだ。
7月3日は運航初日のため、さまざまなイベントなどおよび天候悪化で、新千歳に向かう便で成田出発に遅れを出し、新千歳から成田への最終便が戻れなくなった。12日には成田から新千歳に向かう航空機の燃料系統で不具合が発生し、その修理で1時間の遅れを出した結果、3日同様、新千歳発最終便が成田の飛行制限時間に抵触することが明らかになったため、同便の運航を打ち切った。
本紙既報の通り(第850号)、羽田との首都圏空港間競争、韓国・仁川空港や中国・上海、香港空港などとのハブ空港競争で後れを取る成田はLCC誘致にその死活をかけている。
しかし、そのLCCにとってきわめて不便な空港が成田なのだ。すでに2月2日、LCCエアアジア・ジャパンの岩片和行社長が記者会見で、拠点に予定する成田空港について「現在は23時以降に全く着陸できないことから、欠航を避けるために遅い時間に成田に帰着するダイヤを設定できない」と、運用時間延長を求めていた。
そして実際に、この岩片社長の懸念通りの事態が、ジェットスター社で起きた。この「不祥事」を逆のテコにして、国交省、NAA、航空資本、地元利権団体が一体となって「成田の飛行制限緩和」のキャンペーンを強めることは明らかだ。
(写真 成田空港の飛行制限緩和に言及した羽田雄一郎国交大臣)
“住民犠牲に延命”
国交省・NAA弾劾せよ
さらに関西空港対成田空港のLCC誘致合戦という別のバトルも激化している。関空は24時間空港だ。この強みを利用して、LCC誘致では成田に先行している。さらに、着陸料の初年度無料化など、大胆な誘致策をとり次々と攻勢に出ている。
対する成田。エアアジア・ジャパンを全日空と合弁で経営する親会社・エア・アジア(マレーシア)のトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は5月30日に記者会見し、「成田空港は変化するか、さもなければ死しかない」と挑発的に着陸料、施設利用料、飛行時間の制限緩和を要求した。
LCC誘致合戦でも追いつめられるNAAは、航空資本の利益を最優先に、地元自治体や経済利権団体の危機感をあおって、騒音地獄の拡大、住民犠牲の上に延命を図ろうとしている。
しかし、これら一切の議論が根本的に転倒している。成田空港にはそもそも「公共性」などない。またLCCは極端なコストダウンで安全性を切り捨てた航空会社だ。
「乗客のため」を隠れみのに”空港ムラ”が行っていることは、国交省、NAAの利権保持であり、航空会社・ホテルなど大資本のための利益追求であり、地元自治体や利権団体の権益拡大だ。そのための第3誘導路建設であり、市東孝雄さんの農地強奪策動だ。
冗談ではない。すべてが「カネ」のため、利潤のため。「乗客の利益」なる美名は一皮むけば資本の利潤追求の口実でしかない。まさに「国策」として原発と同じ構造なのだ。そしてこれは空港内で働く航空労働者、空港労働者への非正規化、低賃金、解雇攻撃と一体でもある。
3・11の原発事故で「国策」の正体が完全に暴かれた。成田空港の正体もますます露呈してきている。われわれは、空港周辺住民と連帯して、飛行制限時間の緩和=24時間空港化の攻撃を絶対に許さない。運用効率改善なる「へ」の字誘導路の直線化=農地強奪攻撃を許さない。10・7全国集会の爆発で成田空港を追いつめよう。
(写真 8月1日、成田に就航したLCCエアアジア・ジャパン)
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週刊『三里塚』(S853号2面2)(2012/08/13)
オスプレイ配備強行へ森本防衛大臣が猿芝居
“自動降下”できない欠陥機
世界一危険な基地に導入とは!?
8月3日、森本敏防衛大臣はアメリカにおいて米パネッタ国防長官と会談した後、オスプレイに試乗して「快適だった。市街地を飛んでも大丈夫」なる発言を行った。 この見え透いた猿芝居に沖縄県民から猛然たる怒りの声が上がっている。「訓練飛行ではなく遊覧飛行に乗って何の意味があるのか」との声が噴出している。
”空飛ぶ棺桶(かんおけ)”と呼ばれる垂直離陸機オスプレイの問題はその危険性にある。4月にモロッコで、6月には米フロリダ州で相次いで墜落した。
さらに、オスプレイの事故報告改ざんが次々と暴かれており、そのこと自体がオスプレイの危険性を暴いてきた。2010年4月に起きたアフガニスタンでの墜落事故に関連して、事故調査委員会が「機体の不良」を原因として報告しようとしたことに対して、上層部が報告の書き直しを命じていた。
また2003年11月には米国防総省の国防分析研究所がオスプレイの危険性に触れた意見書をまとめていたにもかかわらず、国防総省は無視して開発を強行した。
そして、何と事故率改ざんまで行っていたことが明らかになっているのだ。06年から11年までの5年間で、MV22型とCV22型の両方合計で、58件もの事故が起きていたにもかかわらず、重大事故5件のみと報告し、事故率を10分の1以下に低く見せていた。
これだけの反対にもかかわらず米軍は10月配備強行を明言している。このオスプレイの普天間基地配備、日本全土6ルートでの訓練飛行の危険を考える場合に重大なのは、オスプレイにおけるオートローテーション機能の不備だ。オートローテーションとは、ヘリコプターのエンジンが停止し、飛行できなくなった場合でも、落下する時に受ける空気の力で、ヘリのローターを回すことによって、安全に緊急着陸できる機能を言う。
(写真 オスプレイに試乗するパフォーマンスを行った森本敏防衛大臣【8月3日 米バージニア州】)
日米安保の弱点
しかし、オスプレイはローターの半径が普通のヘリコプターより小さい上、機体重量は2倍もあるため、従来機CH46ヘリなら時速53`で降下するところ、オスプレイは時速105`で落下するため、事実上墜落するしかない構造になっている。だから死亡事故が多発している。
04年8月13日に沖縄国際大学で軍用ヘリ(CH53D)が墜落した時、その原因は機体の整備ミスとしつつ、日帝・政府は再発防止のための決定打としてこの「オートロ−テーション機能」を強調して、沖縄県民の怒りを慰撫しようとした。
しかし、オスプレイにはこの機能が最初からないのだ。世界一危険な普天間基地に世界一危険なオスプレイを配備する。これほどの人民無視があるだろうか。
このオスプレイ配備の背景にはボーイング社を含んだ軍産複合体の利権構造があり、さらに不要論が高まる米海兵隊の生き残り策動がある。それが米新軍事戦略下の朝鮮・中国侵略戦争のための突撃部隊の位置づけを与えられているのだ。
そして、オスプレイ問題は日米安保体制の決定的弱点だ。
これほど危険なオスプレイの配備に対して、日本の労働者人民には異議申し立てを行う何の「合法的」権利の建前すらないという転倒した現実! オスプレイ配備反対闘争は日米安保体制との激突へと拡大する。
そして必ずや反原発20万人決起と結合し「この国と社会を変えなければ労働者人民は生きていくことすらできない」という革命の要求へと前進するだろう。
オスプレイの普天間配備許すな。沖縄県民大会の爆発をかちとろう。野田政権打倒、日米安保体制を粉砕せよ!
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週刊『三里塚』(S853号2面3)(2012/08/13)
感動的な北原講演
全学連三里塚行動隊長 広島大・N
今回は、7月7日に北原事務局長が全学連現地行動の学生に行った講演の要旨を紹介します。
*
私は沖縄には何回も行ってる。最初のうちは三里塚の闘いについては信じてもらえなかった。農民や漁民の家には泊めてもらえなかった。沖縄を差別してきたヤマトンチュへの不信があったんだな。
そのうちに三里塚の闘いで毎日のように逮捕者が出てきた。血が流れるという闘いが展開された。読谷村の漁民の組合の人たちに呼ばれた時には、以前来た時と全く感じが違ってた。その時に初めてね、漁民の家に泊めてもらったのね。「うちは半農・半漁なんです」と、畑に連れて行ってくれた。くわで土を掘ってみたら岩だらけなんだね。肥沃(ひよく)な土地は軍用地に取られちゃってるんだ。ここに差別の問題があったんだ。すごく心を痛めた。
成田空港っていうのは、最初は三里塚じゃなかったわけよ。隣の部落の富里っていうところに内定したわけ。
どうして47年もやっているのかっていうと、民主主義っていうのは一体どうあるべきなのかということも含まれている。内定がね6月の22日で、閣議決定が7月の4日…2週間ないんだよ。それで閣議で決定しちゃった。こんなふざけた話はないだろう。説明会とか、公聴会とか、いろいろやる順序があるわけだよ。住民と話し合って理解させると。そんな余裕は考えてないんだよ、彼らは。そこから始まってるんだよ、この問題は。2週間だよ。
約70年前に無条件降伏した結果、今でも日本の制空権や制海権は全てアメリカにある。港をつくるときにはアメリカに相談しなければいけないだろう。また空港をつくるとかというときには、やはりアメリカに相談をかけると。そして空域の空いているところに空港を入れていく、ということで。だから、無条件降伏というものはね、全く抵抗できないんだよね。
自分の未来自分で
三里塚闘争が始まった時に運輸省の航空局に行ったことがあるんだよね。陳情になぜ富里村でダメなものが三里塚でいいのかと言ったときに、航空局長が「実は空域と海域は全て米軍の管轄下にあるんです」と。だから変えることができないっていうのだよね。だから、成田空港は有事の際には必ず軍事空港になってしまう、ということの裏付けがあるわけです。
核に頼らなくても生活できるんだよ。ところが発電のために、いっぺんに10万も100万も死んでしまう、その核燃料を使用しているっていうこと、また使用しようということ、これは絶対だめだよ。それには一人ひとりが立ち上がらなければだめだ。自分の未来は自分で守る、それを掲げたのが三里塚の闘いである。君たちがこの時代に生まれてきてしまったということは、俺がやらなくても他の人がやるだろうとこう思う時がもうなくなった。若い者が未来のために、やはり日本の国をしっかりと位置付けて、そして生活の中に闘いを加えていってもらいたい。
今あなた方が三里塚闘争に一回行ってみようじゃないかということで来られているし、また是非知りたいという人たちもいるわけですよ。その人たちを私は拒まない。こういうことがあるっていうことを知ってもらうこと自体がこの人間社会を変える力になるだろうと私は思っています。
ほんとに今の時代は大変だ、君たちは。だからと言って、俺がやらなくても誰かやるだろうと、それではだめだ。もう一人ひとりが立ち上がらなかったら人類の将来はなくなってしまうだろうと、そう思ってる。
これは私の人生90年の体験でもある。君たちの未来を考えた時に、私は生きている限り、何を自分がやるべきかということを自問自答しながら、あなたたちと一緒に未来を作っていこうというふうに考えているよ。
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週刊『三里塚』(S853号2面4)(2012/08/13)
国際連帯は今、世界を揺るがす
済州島で平和大行進
基地反対闘争 双龍自動車解雇者らと
韓国・済州島の江汀(カンジョン)村で2007年から粘り強く闘われている韓国軍・米軍の海軍基地建設反対運動。11年9月には、実力闘争に決起した闘いに反対同盟が連帯のメッセージを送った。その反対闘争は6月8日、09年に決死の実力闘争を闘った双龍自動車の解雇労働者および、同じ年の1月に、住宅から強制撤去の弾圧を受け多数の犠牲者を出した龍山(ヨンサン)撤去民の二者と共同で、「SKY ACT」を結成した。その行動の一環として、済州島内における平和大行進を企画・実現した。
7月30日、済州島海軍基地建設阻止にむけた「江汀平和大行進」が6日間の旅行日程の第一歩を踏み出した。400人ほどの行進参加者は、7月30日午前8時、江汀村の江 汀川運動場で出征式を開き、東進と西進に分れて初日の旅に立った。東進150人は江汀を出発して島の東を行進する。東進はセソッカクとピョソン、シニャンを通り、8月4日に済州道庁に到着する総延長127`のコース。西進の250人は江汀を出発し、慕瑟浦とカクチを通り120`を行進する。
ムンジョンヒョン神父も「双龍車労働者の遺影と龍山のお母さんの顔と江汀の警察に踏みにじられて苦しい毎日を送る住民にとって、時がきた。共に集まり 声を合わせる時がきた」とし「死ぬ覚悟でこれまでの 叫びを体と心で表現しよう」と強調した。
計4千人が行進
7月31日、済州島は10年ぶりに暑さの記録を更新した。うだるような猛暑にも江汀平和大行進の歩みは止まらない。初日より大行進の参加人員もぐんと増えた。西進は350人、東進は200人ほどが行進を始めた。
東進と西進は、江汀村に海軍基地建設が決定する前海軍基地建設候補地であった和順とウィミに向かった。東進を率いるカンドンギュン江汀村会長は、ウィミ港で行進団に海軍基地の建設推進過程を説明し「海軍がウィミでも住民が反発したので、海軍基地建設を放棄しようとしたが、キムテファン前済州道知事が選挙法違反と住民召喚などで政治生命が終わる危機に際して、政治生命を維持するために突然、江汀を選択した」と話した。カン会長は続いて「1兆ウォン国策事業がこのようにでたらめに行われている」と批判した。
平和大行進団、西進と東進は8月4日の朝、各々内道モンドルサッカー場とチョチョン体育館を出発し、午後4時に済州市内で5日ぶりに感動的な再会をはたした。400人で 出発した大行進団は最終日には約1000人に増えていた。6日間の日程の大行進に参加した延べ人数は計4千人ほどになる。海軍基地反対闘争はいよいよ拡大する。
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週刊『三里塚』(S853号2面5)(2012/08/13)
8・6行動
広島と福島が合体
ぎらぎらした日差しが容赦なく照り付ける8月上旬、汗みずくで雑草と格闘する日々が続きます。秋・冬野菜の出来を左右する頑張りどころです。
今夏のお勧め野菜は枝豆。枝豆は虫の被害を受けやすく、秋に収穫期をずらして作付けしてきました。萩原富夫さんが昨年から虫よけの半透明布をかけた栽培に挑戦して、今年はみごとな枝豆に成長しました。汗で流れ出たミネラル分が、黄緑色の粒に凝縮して体に還元されるようです。
・雑草と 格闘する夏 珠の汗
・井戸水が 細胞に浸みる 夏労働
・採れたての 甘味かみしめ 枝豆で乾杯
ところで、私は初めて8・6広島行動に参加して来ました。5日は原爆資料館見学、「な全」集会、女たちの交流会、6日は、野田抗議朝デモ、広島大行動集会と市内デモ。広島と福島の怒りが合体して化学変化が始まっていると実感できた2日間でした。
若者たちの開放的な明るさ、福島の女たちの迫力が全体をけん引しました。「昨年の8・6はじっとしていられず原爆ドームまで来たけれど、目の前を通ったデモ隊に今年は自分が参加するなんて!」と言う福島の佐藤幸子さんは、先頭で野田を弾劾しました。
農民のトラクターデモなど地域実力闘争を展開するドイツのゴアレーベン核廃棄物処分場建設反対同盟からも初参加。三里塚闘争との類似性に驚きました。ますます熱く爆発しそうな夏の始まりです。
北里一枝
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週刊『三里塚』(S853号2面6)(2012/08/13)
三里塚営農だより
鈴木加代子さん宅
8月6日、待ちに待った雨が降った。本当に長かった。まともに雨が降ったのは6月の台風の時以来だろうか。
一昨年は8月が猛暑、昨年は7月が猛暑。今年はといえば、梅雨の時期もたいして雨が降らず、猛暑はすでに前提化され、連日熱中症の事故報道や予防対策がテレビ画面を賑わしていた。夕立ちも菱田ではことごとくハズレ。畑は完全にカラカラで、さっそくナス、ピーマンなどから散水ホースの出番。野菜のために水を掛けると草も元気に生えてくる。
「門前の小僧状態だけど、長年父さんがやってきた散水作業も何とか娘と二人でやれるよ。でも結構キツイね。重いし汚れるし、年数がたっているホースが裂けてしまわないか、見回るのは大変。だけどさ、この暑さでキツイのは人だけじゃなく、散水が始まるとすずめなどの野鳥がたくさん水浴びに来るし、アマガエルもどこからこんなに、というほど集まるんだよ」
汗をふきふき加代子さんが語る。
もうすぐお盆だ。亡き謙太郎さんの新盆準備で、いま鈴木さん宅は大忙し。同時に秋・冬野菜の作付けもやらなければならない。
何よりも懸案は人参の種まき。人参の種まきに適した期間は短いが、かといって砂漠状態の畑では発芽しない。
「何とかお盆前に人参の種をまきたい」その願いが通じた今日の雨だった。苦労を知っている謙太郎さんが、そっと空の上から手助けしてくれたのかな。
(写真 秋野菜キャベツの作付)
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週刊『三里塚』(S856号2面7)(2012/08/13)
三芝百景 三里塚現地日誌 2012
7月25日(水)〜8月7日(火)
●三里塚闘争支援連絡会議は京成成田駅頭で恒例の街宣活動を行い市民と合流した。(25日)
●羽田雄一郎国土交通大臣は衆議院国土交通委員会で、ジェットスター・ジャパン機が遅れて、成田空港の門限に間に合わず、欠航した問題について、「飛行制限の緩和について、LCCから要望が出ていることは承知している」と国交省として前向きに対応していく旨の答弁を行った。(25日=2面に記事)
●東京税関が発表した2012年上半期の貿易概況速報値によると、成田空港の輸出額は前年同期比13・7%減の4兆355億円で、同14・5%増の4兆8576億円となった名古屋空港を下回った。これは15年ぶりの首位陥落。(25日)
●成田市と空港周辺住民で作る「成田空港騒音対策検討委員会」は2011年10月に成田空港で始まった同時並行離着陸方式での騒音を確認するため、空港北側の2カ所を視察した。
●3日に就航したLCCジェットスター・ジャパンはこの日、「バードストライク」(鳥が航空機に衝突する事故)により、成田那覇間を往復する2便を欠航にした。これで3度目の欠航。利用客からは「もうLCCには乗らない」との不満の声が上がった。(28日=写真)
●新関西国際空港株式会社は、10月に開業するLCC専用ターミナルで、国際線利用者が支払う施設使用料を既存ターミナルより4割安い1500円にする方針であることが分かった。ちなみに成田空港は2040円。(27日)
●革共同集会・日比谷デモ・国会包囲行動に反対同盟が参加した。(29日=1面に記事)
●全日空系のLCC=エアアジア・ジャパンが成田空港に就航した。(8月1日)
●三里塚闘争支援連絡会議は京成成田駅頭で7・29反原発行動を報告する宣伝を行うとともに市東さんの農地問題を訴えた。(1日)
●8・6ヒロシマ大行動に反対同盟から宮本麻子さんが参加し、三里塚現闘も加わった。(6日)
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