週刊『三里塚』　第　836号

SANRIZUKA 2011/11/28(No836 p02)


第836号の目次
ＮＡＡが偽造した同意書添付図面。「﨑」の字を「崎」と間違え、割り印の「市東」印も偽造
（１面）
ＴＰＰ阻止・反原発・農地死守！　12・６市東さん農地裁判闘争へ多見谷裁判長の結審策動阻止　証人すべて採用せよ
野田首相　「ＴＰＰは安全保障問題」米帝の対日圧力を利用し戦後的制約の総突破狙う
私文書偽造許すな　 12・６にむけ　千葉地裁前で弾劾宣伝
動労千葉が民主労総大会に合流
ピンスポット　韓進重工業(釜山)争議が勝利 309日間の高空籠城　 “絶望を希望に変えた”
団結街道
闘いの言葉
裁判日程
質問募集
（２面）
騒音､排気ガス､振動による生活破壊　第３誘導路工事許すな！
原発再稼働阻止に向け　12・３もんじゅ闘争に立て原発再稼働阻止に向け原発より危険な増殖炉　核武装のためにのみ推進
羽田国際線化から１年　旅客減る成田空港　巻き返しに焦るＮＡＡ
米軍利用を許すな　チャーター機が強引に着陸
三里塚営農だより　市東孝雄さん宅
三芝百景　三里塚現地日誌　２０１１　 11月９日（水)～11月22日(火)

週刊『三里塚』（S836号1面1）（2011/11/28）

　ＴＰＰ阻止・反原発・農地死守！　12・６市東さん農地裁判闘争へ

　多見谷裁判長の結審策動阻止

　証人すべて採用せよ

（写真　ＮＡＡが偽造した同意書添付図面。「﨑」の字を「崎」と間違え、割り印の「市東」印も偽造）

　米帝・オバマ政権は、ＡＰＥＣ（アジア太平洋経済協力）首脳会談を頂点としたアジア諸国訪問によって、世界戦略の歴史的転換を明らかにした。オーストラリア北部に初めて米軍を駐留させることを表明。「中東からアジア太平洋にシフトする」とした。その重要な一環としてのＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）政策は、安保問題の決定的な一環であることを露呈した。日帝・野田政権によるＴＰＰ参加表明も重心は安保政策だ。だからＴＰＰをめぐってブルジョアジーも分裂し、「国論二分状態」にある。三里塚こそＴＰＰ参加阻止の先頭に立たなくてはならない。三里塚現地攻防の焦点は、市東孝雄さんの農地問題であり、12月６日に予定されている行政訴訟・農地法裁判の弁論闘争だ。千葉地裁民事３部・多見谷寿郎裁判長は、ここで証人採用について決定し、早期結審―早期判決へ進もうとしている。12・６弁論が決戦だ。全力で結集しよう。
　市東孝雄さんの農地強奪を阻止する闘いが緊迫化している。
　12月６日に行われる行訴・農地法裁判は、多見谷裁判長の口頭弁論うち切りと極端な証人制限をうちやぶる文字通りの決戦だ。この裁判では、法廷闘争の成否を左右する驚くべき事実が次々に露見している。
　第一に、千葉県が、空港予定地の外にわたる農地を「空港転用相当」として、取り上げ手続きに許可を与えたという決定的事実である。ＮＡＡが取り上げ対象としている「南台41－８」の畑は、空港敷地から敷地外に広がっている。ＮＡＡはこれを区別することなく、市東さんに対して土地の明け渡しを請求してきた。千葉県は、ＮＡＡの求めだからとばかりに、「空港転用相当」と認定し、農地を取り上げる手続きに許可を与えたのだ。知事決定は、無効だ！
　第二に、取り上げ対象としている南台の農地の位置の特定問題である。市東さんは、ＮＡＡが農業委員会に申請した時点から、これが誤りだと指摘し追及してきた。そして、ついに「同意書」「境界確認書」添付図面について旧地主の藤﨑政吉氏はまったく関与していないこと、したがって二つの文書そのものがＮＡＡによる偽造文書であることが明らかになった。
　これら、裁判の大前提に係わる事実に対して、千葉県とＮＡＡは逃げの一途。求釈明に釈明せず、関係証拠をひた隠しにしているのだ。
（写真　暫定誘導路を「へ」の字に曲げ、成田空港完成を阻む市東さんの畑【右側の黒い部分】）

　ＮＡＡが私文書偽造

　さらに、多見谷裁判長の証人制限を断固としてうち破らなければならない。弁護団はすでに24人の証人を裁判所に申請した。最重要証人の藤﨑政吉氏、成田市農業委員会の事務局長、千葉県農業会議の事務局長、千葉県の農地課長、当時千葉県知事だった堂本暁子、当時ＮＡＡ社長だった黒野匡彦。反対同盟からは市東孝雄さん本人、北原鉱治事務局長、萩原進事務局次長らだ。
　12月６日の弁論で24人全員の証人調べ決定を行わせなければならない。　藤﨑氏の証人調べは絶対的だ。弁護団が今年１月15日に行った藤﨑氏の面談調査で、ＮＡＡが畑位置特定の唯一の証拠として提出している確認書、同意書について「私は知らない」「公団が勝手に作ったんだろう」と関与を否定した。
　その証拠に、確認書、同意書と一緒にとじてある添付図面の署名が「藤崎政吉」と、「﨑」の字を「崎」と誤って書いている。さらに、「市東」の名の割り印の印鑑も完全な偽造であることが明らかになった（写真上参照）。
　この他、成田市農業委員会事務局長や千葉県農業会議事務局長、千葉県農地課長の尋問も絶対に必要だ。前述のように、２００６年７月、農業委員会審理に先立って、市東孝雄さんと萩原進事務局次長は農業委員会事務局を訪ね、事実関係がデタラメだから調査するように要求したが、農業委はおざなりの審理しか行わずそのまま千葉県農業会議に進達した。それを受けた農業会議も「ところてん」式に「解約相当」の決定を出し、知事に答申、知事が解約許可決定を下した。この過程のデタラメのすべてを証人尋問によって明らかにしなければならない。口頭弁論のうち切りなど言語道断！　12・６裁判は新たな論点をもって千葉県とＮＡＡを追及し、真実を法廷の場に引き出す決定的な裁判なのである。

　航空政策を追いつめる三里塚

　市東さんの農地強奪という形で三里塚現地攻防が決戦化している理由は、大恐慌と３・11情勢下の日帝の体制的危機が、革命の発火点としての三里塚45年の存在と相入れなくなったことにある。
　３・11震災―福島原発事故による日帝の危機は「国策」の正体を満天下に知らしめた。最大級の国策＝成田空港建設を阻みつづける三里塚闘争とフクシマの結合を何よりも怖れているのだ。
　さらに、三里塚闘争による日帝の空港・航空政策の圧倒的な立ち遅れである。昨年10月の羽田空港国際線化によって、成田から羽田への旅客の大幅なシフトが起きている。欠陥・未完の成田の決定的な地盤沈下が進む中で日帝・航空当局は立て直しに血眼なのだ。
　だから「へ」の字誘導路の直線化のために現闘本部や市東さんの畑を奪うことに必死となり、東峰に住み闘う空港反対農民を追い出し、暫定滑走路を南に延長して２本目の４０００㍍級滑走路を造ることに執念を持っている。
　まさに三里塚闘争は日帝の延命をかけた成田空港政策をそのノド元で阻止しつづけている闘いだ。その最大の焦点が市東さんの農地決戦であり、12・６弁論闘争だ。行訴・農地法裁判に決起し、市東さんの畑を実力で守り抜こう。ＴＰＰ参加阻止の先頭に反対同盟と共に立とう。
（写真　千葉県農業会議での「解約許可」決定を弾劾する反対同盟・支援。農業会議事務局長も証人として申請している【06年９月】）

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週刊『三里塚』（S836号1面2）（2011/11/28）

　野田首相　「ＴＰＰは安全保障問題」

　米帝の対日圧力を利用し戦後的制約の総突破狙う

　日帝・野田政権は、11月ＡＰＥＣ（アジア太平洋経済協力）首脳会議でＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）交渉参加を表明した。
　農業をはじめ各経済分野での市場開放問題以前に、ＴＰＰとは何よりも安全保障問題であることを野田首相自身が言明した。野田首相は11月15日の参議院予算委員会で、「ＴＰＰが発効し、アジア太平洋地域が自由で繁栄した地域になれば、結果として安全保障の安定にもつながる」という認識を示したのだ。
　ＴＰＰは日米同盟の強化であり、沖縄辺野古新基地建設と一体であり、安保問題である、と野田首相は言っているのだ。米帝・オバマ政権が世界戦略をアジア・太平洋重視に転換すると言明し、豪州に初めて海兵隊を駐留させる動きとも対応するものだ。
　その上で、ＴＰＰは米国通商代表部（ＵＳＴＲ）「２０１１年外国貿易障壁報告書」や米経済界・議員の対日要求（別表）に見るように全面的な市場開放と規制緩和・制度改革を迫るものだ。全米をウォール街占拠の怒涛のようなデモが覆っている。米帝オバマにとって階級対立を乗り切るためにも輸出と雇用の拡大が死活的な命題であり、日本市場の開放は絶対的な要求だ。これまでの対日交渉における日帝の延命策を封じることが前提となっている。
　アメリカとの事前協議で突きつけられるであろう「農業改革、規制・基準の緩和・策定」「税関の手続き・ルールの効率化、政府調達の透明性とプロセスの改善」、郵政・共済などとの「対等な競争条件の確立」の受け入れなどが日本のＴＰＰ参加の条件であり、いずれも小泉構造改革以上の新自由主義の攻撃だ。日帝はこの「外的圧力」を利用しながら、戦後的諸制度を一掃しようとしている。
　第一に、農業破壊である。米日経済協議会（ＵＳＪＢＣ）はコメの減反制度および兼業農家への補助金制度の廃止をあげている。元農務長官ら超党派の上院議員27人は米国産牛肉の輸入制限を直ちに緩和することを求めている。
　すでに野田政権は「食と農林漁業の再生推進本部」基本方針を発表し、農地の規模10倍拡大（平地で20～30ヘクタール）とその施策として「離農奨励金」制度の創設や戸別所得補償制度の見直しを進めるとしている。これらは家族経営の小規模農家の切り捨てであり、10人に９人が離農させられ農家はつぶされる。
　第二に、医療・労働・郵政・共済・政府調達など農業破壊と並行した、地方・地域社会の崩壊を含む戦後的国内支配体制や階級編成、社会保障制度の解体である。日本の戦後社会の全領域での全面的な転換であり、「１㌫」が「99㌫」をむき出しに収奪する支配体制を作り出すものだ。
　ＴＰＰとは米帝の戦時通商政策であり、日米帝国主義によるアジア・太平洋地域におけるブロック形成のための通商・貿易戦争である。ウィキリークス外交秘密文書は米のＴＰＰ争闘戦の対象が日本であることを暴露した。アフガニスタン・イラク戦争の米帝のアジア支配の間隙をついて、日中がＡＳＥＡＮで緊密なサプライチェーンを構築し独自の経済圏を形成したことに、アメリカが最大の危機感を持って巻き返しと制動を加えてきたのである。膨大なアジア市場をめぐって帝国主義同士が命運をかけて争っているのだ。米帝は、中国をにらんだ対中対決=安保政策と結びつけてアジア通商戦略を展開している。このことで米帝は、日帝にタガをはめ屈服させようとしている。この激しさの前に日帝ブルジョアジーは、自動車・機械など工業や金融などの基幹部門と一握りの大資本を延命させるためであれば、農業をはじめとするその他全てを犠牲にしようとしているのだ。ここにＴＰＰにおける日帝ブルジョアジーの反人民的性格が鮮明になっている。
　ＴＰＰをめぐる日米争闘戦は、戦後体制が崩壊し新たな世界戦争が不可避的に進行している情勢をさらに促進させる。この中で「戦後」的制約を未だ突破できない日帝が今日とりうる唯一の戦略がＴＰＰだ。したがって日帝のＴＰＰ攻撃は、新たな世界戦争を準備するための戦後を画する労働者人民への階級戦争である。ＴＰＰ粉砕闘争は全労働者階級人民の命運を決する非和解的闘いだ。その最先端の攻防が三里塚闘争であり、市東さんの農地取り上げを阻止する闘いだ。市東農地決戦と動労千葉外注化阻止でＴＰＰを粉砕しよう。

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ＵＳＴＲ・業界・議員の要求（分野　要求）
全分野	物品の関税・非関税障壁の完全撤廃、サービス・投資の「ネガティブリスト方式」による市場開放
農業	コメの減反制度および兼業農家への補助金制度の廃止、牛肉の輸入規制大幅緩和
食の安全	遺伝子組み換え食品の流入、安全基準の破壊
医療	医療医薬品・医療機器市場の自由化
郵政共済	郵貯・簡保の民営化（＝株式売却）
政府調達	政府調達市場の開放

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週刊『三里塚』（S836号1面3）（2011/11/28）

　私文書偽造許すな

　12・６にむけ　千葉地裁前で弾劾宣伝

　市東さん行政訴訟・農地法裁判の12・６弁論闘争にむけ、三里塚闘争支援連絡会議は、千葉地裁前早朝ビラまき闘争に決起した。
　まず11月11日、朝８時前から９時半まで、５００枚のビラを小雨の中、まき切った。「多見谷裁判長はすべての証人を採用せよ！　ゆるすな！『国策』裁判――原発、基地、そして空港・成田」と題したビラに「遠くからわざわざご苦労様」と声をかけていく労働者もいた。
　さらに11月18日、今度は強い雨。出勤する裁判所職員、県庁職員、労働者は皆傘をさして行きかうが、傘を持ちかえてビラを受け取っていく人も多い。
　現闘本部裁判の一審反動判決を出した仲戸川隆人裁判官や市東さんの耕作権裁判を担当している白石史子裁判官をビラまきの仲間が直撃、市東裁判に勝利する反対同盟と支援連絡会議の決意を突きつけた。反対同盟と支援連は12・６に向かってさらに多見谷裁判長への弾劾を強めていく。
（写真　多見谷裁判長弾劾の千葉地裁前ビラまきを行う支援連絡会議【11月18日】）

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週刊『三里塚』（S836号1面4）（2011/11/28）

　動労千葉が民主労総大会に合流

　11・６集会を闘った動労千葉を先頭とする労働者・学生など総勢１００人近い動労千葉訪韓団は、民主労総ソウル本部に迎えられ、12日の前夜祭、13日の労働者大会（４万人）などに参加、国際連帯をさらに深めた。

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週刊『三里塚』（S836号1面5）（2011/11/28）

　ピンスポット　韓進重工業(釜山)争議が勝利

　309日間の高空籠城

　“絶望を希望に変えた”

　11月10日、韓進重工業の整理解雇撤回を求めて３０９日間、高空籠城闘争を続けていた民主労総釜山本部のキムジンスク指導委員が、ついに自分の足でクレーンを降りてきた！　前日の９日、労使交渉が労組の要求を会社側が一定のむ形で妥結。10日午後、全組合員の総意で闘争終結が宣言された。こぼれるような笑顔のキムジンスクさんがクレーンを降りたのだ（写真）。
　彼女が上っていた85号クレーンは、03年に当時の労組支会長だったキムジュイク氏がやはり解雇撤回を求めて１２９日間の座り込みをして、最後は抗議の自殺をした場所だ。その半月後にはもう一人の組合員、クァクジェギュ氏がドックに身を投げて憤死した。そのクレーンにキムジンスクさんは、彼らの魂を胸に抱いて上り、かつ「ジュイク氏がとてもやりたかったのに結局できなかったこと、勝利して自分の足でクレーンを降りていくことを必ずやる」と約束した。そして約束を果たした。
　韓進重工業労働者とキムジンスクさんの闘いは、資本による首切り攻撃に立ち向かい、新自由主義攻撃を打ち破っていく偉大な突破口を切り開いた。多くの仲間に迎えられたジンスクさんは「今日が新たな出発点」と語った。

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週刊『三里塚』（S836号1面6）（2011/11/28）

　団結街道

　日本のＴＰＰ反対闘争と同時に、韓国で韓米ＦＴＡ反対闘争が爆発している。国会突入闘争の先頭に立つ全国農民会総連盟のイグァンソク議長とは、09年に反対同盟の萩原進事務局次長が訪韓した際、ヨイド公園の労働者大会であいさつした▼「ＦＴＡに突進する韓国に負けるな」式の経団連キャンペーンのために、ほとんど報道されていないが、韓国経済は、南北分断や新植民地主義的制約のため、非常にイビツで脆弱な構造を強いられている▼韓国がＦＴＡ締結に必死となるのは、同国の経済が輸出なしには成り立たないためだ。ＧＤＰでの割合が日本の20％に対して60％にもなる▼「農業を犠牲にして財閥企業の生き残りを図る」という構図が露骨だ。非正規労働者の比率も日本の１・５倍。農業では日本のように兼業農家が成り立たない。農業破壊は農民にとって即「食えるかどうか」の大問題に直結する。韓国の農民の激しい国会突入闘争の背景にはこうした深刻な危機がある▼経済構造の危機は社会的危機をもたらす。出生率は日本以下。自殺率も高い。競争社会のため教育費が高騰して２人目以降の子どもを産めないという▼親が成田支店に勤務していて、日本の中学校に通っていた子どもが、転勤で帰国し転校した。塾通いでクラブ活動の時間もない競争ぶりに驚き、日本の中学を懐かしがっているそうだ。日韓の労働者・農民が連帯した反ＦＴＡ、反ＴＰＰ闘争の爆発は必至だ。

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週刊『三里塚』（S836号1面7）（2011/11/28）

　闘いの言葉

　３０９日の間、忘れられなかった名前が憤死したキムジュイク、クァクジェギュ。二人の闘いを知れば途中で放棄することがどうしてできようか。
　11月10日　高空籠城闘争に勝利・キムジンスクさん

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週刊『三里塚』（S836号1面8）（2011/11/28）

　裁判日程

11・29第３誘導路裁判
　●11月29日(火）午前10時30分　千葉地裁

12・６市東行訴・農地法裁判
　●12月６日■火）午前10時30分　千葉地裁
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　●１月17日(火)　団結街道裁判　午前10時30分　千葉地裁
　●１月23日(月)　市東さん耕作権裁判　午前10時30分　千葉地裁

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週刊『三里塚』（S836号1面9）（2011/11/28）

　質問募集

　市東孝雄さんの三つの裁判（耕作権裁判、行政訴訟、農地法裁判）が重大な局面を迎えているため、本紙では「Ｑ＆Ａ」の企画を行います。実りあるものにするために、読者の皆さんからの質問を受け付けます。下記の連絡先まで電子メールかＦＡＸでお寄せ下さい。
【ｈｔｔｐ：//ｗｗｗ.ｚｅｎｓｈｉｎ.ｏｒｇ/の「安心メール」より送信して下さい。ＦＡＸは０４７８－７５－３１４５です】

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週刊『三里塚』（S836号2面1）（2011/11/28）

　騒音､排気ガス､振動による生活破壊

　第３誘導路工事許すな！

　　写真①②

　　写真③④

　　写真⑤⑥

　写真⑦　　（図　第３誘導路関連地図）

　全学連三里塚現地行動隊から、第３誘導路工事の現状を報告し、弾劾する。
　　　　＊
　現在、第３誘導路建設が本格化している。騒音・排気ガス・振動はすでにがまんの限界だ。さらなる営農・生活破壊を絶対に許すことはできない。12・６裁判闘争と一体で現地に駆けつけ実力阻止へ闘おう。
　右下図の（１）は１本目の誘導路（02年４月暫定滑走路供用時）。暫定滑走路の表面は、東峰神社の社が進入表面を突き出さないようにしたため、周囲の土地よりも４㍍近く高い。このため、１本目の誘導路は急坂・急カーブでジャンボ機は走行できない。
　（２）２本目の誘導路（09年10月供用）。上記（１）の欠陥を補おうと１１０億円かけて建設された。しかし、風向きによって滑走路南端を２回も横断することになり危険。レーダーの障害も。計画段階でパイロット組合が中止を求めたにもかかわらず、強行した。
　そこで現在（３）の３本目の誘導路工事が行われている（10年６月30日許可）。これが第３誘導路だ。２００億円をかけ完成すれば、市東さんの住居・畑が２本の誘導路に囲まれ空港内に取り込まれる。これまで以上の大騒音、振動、排気ガスを浴びることになる。
　写真（１）は、市東さん宅端の監視台から天神峰現闘本部側を撮影したもの。「へ」の字誘導路と第３誘導路の接続部分付近の工事でユンボで土を掘り出しダンプに入れる作業を行っている。
　また、写真奥には、飛行機が「へ」の字部分を一時停止せずに通過しながら、もう１機が飛び立とうとしているところが写っている。飛行便数を増やすために「安全よりも金儲け」を優先する暴挙だ。
　写真（２）は、市東さん宅前の旧小見川県道のトンネル化工事の状況。このトンネルを造るため、今年２月14日に、旧小見川県道を封鎖して切り回し道路に切り換えた。大型クレーンでトンネルのパーツを組み立て、生コンで固める作業が行われている（トンネルを横から見たのが写真（３））。後を見ると市東さん宅前に私服車両（写真（４））。横を見ると前線指揮所から機動隊バスが出てくるところ（写真（５））。
　写真（６）は、小見川県道沿いの橋脚工事。小見川県道の片側２車線化工事も並行して行われている。生コン車がひっきりなしに中に入り、２台のポンプで穴の中に流し込んでいる。写真右上の森林部分が市東さん宅でその横に監視用ヤグラ。住居の直近であるにもかかわらず、先日夜中の１時過ぎまで工事が強行された。写真（７）は、監視用の車が通るための橋脚とみられる。
　市東さんの生活と営農を破壊する第３誘導路工事の被害はがまんの限界に来ている。弾劾しよう。
　（全学連三里塚現地行動隊）
（図　すでにある２本の誘導路と第３誘導路の関連図）

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週刊『三里塚』（S836号2面2）（2011/11/28）

　原発再稼働阻止に向け　12・３もんじゅ闘争に立て

　原発再稼働阻止に向け原発より危険な増殖炉

　核武装のためにのみ推進

　12月３日、福井県敦賀市で、「２０１１もんじゅを廃炉へ！全国集会」が開かれる。原発再稼働阻止闘争の決定的一環として闘おう。
　高速増殖炉もんじゅとは、「高速増殖」という新方式で発電を行おうとする広義の原子力発電所である。しかし、この「高速増殖」という発電方式は１９８５年に着工して、26年経つ今も確立されてはいない。
　ウランの濃縮―原子力発電―使用済み核燃料の再処理によるプルトニウムの取り出し（ＭＯＸ燃料）－このプルトニウムの高速増殖炉での燃焼、というのが核燃料サイクル。この高速増殖炉がもんじゅだ。そして「無限のエネルギーを生み出す夢の原子炉」とキャンペーンされている（これ自体が大ウソだ！）。現在行われているプルサーマルは、もんじゅ計画が一向に進まないため、上記のＭＯＸ燃料を玄海原発など一般の軽水炉原発で燃やせるようにして、これを使って発電しようという苦肉の策だ。
　もんじゅは、１９９１年１月に試運転を開始し94年に初臨界に達したが、95年にナトリウム漏れ事故を起こして運転停止となった。15年かけて２０１０年５月に運転を再開したが、その結果は、７月までのごく基礎的な試験運転の間だけで９３６回も警報が鳴り、32個もの不具合が発見されるという惨状だ。８月には重さ３・３㌧の炉内中継装置が炉内に落下する重大事故が起こり、再び停止された。２０１１年６月、炉内中継装置の回収作業を終了させ、今、運転再開を狙っている。そして、商業用運転開始は「２０５０年の見通し」というとんでもない計画だ。すでに２兆４千億円が費やされ、維持費として一日５５００万円がかかっている！
（写真　福井県敦賀市の高速増殖炉もんじゅ）

　実用化は40年先!?　維持のため１日５千万円

　まず第一にはっきりさせなければいけないことは、現在すでに危険極まりない施設であり、今すぐ廃炉にしなければならないということだ。
　さらに、普通の原発と比べても危険度の高い開発計画だということだ。炉内の反応速度は軽水炉の２５０倍、単位体積当たりの発熱量は３倍以上にも達し、その制御は困難を極める。
　また、冷却材に水ではなくナトリウムを使う。ナトリウムは空気と触れるだけで発火し、水やコンクリートに触れるだけで爆発を起こす。爆薬を冷却材に使っているようなものだ。このナトリウムが、厚さわずか３・５㍉の配管の中を５００度という高温状態で流れ続けているのだ。軽水炉の場合なら３００度の水だが、それでも配管の金属疲労や損傷は避けられない。高速増殖炉の危険性は推して知るべしである。
　今日ではその危険性、技術的困難性、非経済性、大量の放射性廃棄物の生成などの理由から、日本以外の主要な国は基本的に開発から撤退している。
　そして最大の問題は、危険極まりなく、主要国がとっくに撤退している高速増殖炉開発になぜここまでしがみつくのかということだ。それは一言で言って、日帝の核武装化と核関連技術の輸出戦略のためである。日帝にとって原発とは、単なる発電手段ではなく、帝国主義間・大国間争闘戦にかちぬくための世界戦略であり、核武装化への切り札である。とりわけ高速増殖炉や再処理工場をはじめとした核燃料サイクル関連技術（機微技術と呼ばれる）の開発で米欧を出し抜き、日帝独自の核武装化へ道を開こうと必死になっている。
　これはなぜ日帝が核燃料サイクルを推進し始めたのかを見れば分かる。日本に導入された最初の原発は英国製黒鉛炉で、これは通常運転を通じて核兵器級プルトニウムを生産できるものだった。だが、日帝の核武装を怖れた米帝は１９６０年代初頭に、プルトニウムを抽出しにくい米国製軽水炉の導入を強制した。
　ここで日帝は、商業用原子炉として軽水炉の増設を進めつつ、その使用済み核燃料からプルトニウムを取り出し、高速増殖炉で反応させて核兵器級プルトニウムを生産する核燃料サイクル技術を、日帝として独自に開発する道を選んだのである。
　まさに、もんじゅは核武装のためにあるといって過言でない。
　福島第一原発事故は、こうした日帝の核武装化戦略＝新自由主義政策が引き起こした歴史的大犯罪であり、その最後的破産を刻印しているのだ。　12・３もんじゅ闘争は、福岡における11・13集会＝１万５千人の決起につづき、原発再稼働阻止・全原発廃炉への決定的突破口だ。原発、ＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）、大増税、非正規職化で延命を図る日帝ブルジョアジーを許さず、野田政権打倒へ攻め上ろう。

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【要項】

■12月３日（土）福井県敦賀市
●午前11時　抗議集会と原子力機構申し入れ（白木海岸）
●午後１時30分　もんじゅ廃炉を求める全国集会（プラザ万象）・市内デモ
●主催　実行委員会

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週刊『三里塚』（S836号2面3）（2011/11/28）

　羽田国際線化から１年　旅客減る成田空港

　巻き返しに焦るＮＡＡ

　昨年10月に行われた羽田空港の再国際線化で、旅客が成田から羽田にシフトしている構図が鮮明となってきた。11月10日に発表されたＮＡＡの９月中間期（４～９月）の連結決算で、営業利益が前年比マイナス50・３％だったことが発表された。
　３・11大震災――福島原発事故による外国人旅客の減少が大きな理由とされる一方、旅客が羽田にシフトしたことも過半の理由であることが示唆された。
　事実、９月17～25日のシルバーウィークと呼ばれる大型連休では、成田の出入国者が11万６千人減少した反面、羽田では11万７６００人増加しており、成田の減少分がそっくり羽田に置き換わっている実態が数字の上でも鮮明になった。
　住民無視・農民殺しの暴力的な成田空港建設を、国家暴力にものを言わせて45年間もつづけてきたことの代償をこのような形で払わされている。ここには三里塚闘争の正義性と勝利性が示されている。
　地盤沈下の危機におびえるＮＡＡおよび地元経済界、自治体、利権団体などは、逆に飛行回数の30万回化、Ａ、Ｂ滑走路の同時離着陸、飛行時間制限の撤廃～24時間運用化を狙って、焦りにかられた成田危機回避策をひねり出すことに必死だ。　マスコミもキャンペーンを張って”成田復活”を後押ししている。10月27日付け朝日新聞千葉版は「巻き返し図る成田空港――発着枠生かし羽田に対抗」と称して、格安航空会社の誘致で打開策を図ろうとする試みを報じた。

　首都圏空港の拡大

　成田の決定的な地盤沈下は事実だ。しかし、成田の没落がこのまま推移し”地方空港化”が進むと見るのは間違いだ。２００７年のアジアゲートウェイ構想で、当時の自民党安倍晋三内閣は、「これまでの航空政策を大転換し、国際的に遜色のない航空自由化をスピード感を持って戦略的に推進する」「首都圏空港（成田空港・羽田空港）の容量拡大に向けて、可能なかぎりの施策を検討する」と打ち出し、「航空の分野がアジア・ゲートウェイ構想実現の最大の焦点だ」とまで言い切った。ちなみに安倍政権は農業切り捨ても同時に表明し農地法改悪と一対の「攻めの農業」と称する”農業輸出産業化”の絵空事を並べていた。
　２００９年に政権が民主党に代わったとはいえ、日帝が帝国主義であるかぎり、アジアゲートウェイ構想的発想は変わらない。昨年の10月の前原誠司国土交通大臣（当時）による羽田国際線化の実現もこうした発想にのっとるものだ。
　ＴＰＰを推進し、アジア勢力圏化の争闘戦に身構えようとする日帝・野田政権も成田・羽田を一体的に運用する首都圏空港の容量拡大を狙っていることはまちがいない。　三里塚闘争はこうした日帝によるアジア侵略・勢力圏化へのインフラとしての国策空港と対決する戦略的な闘いだ。
　そのためにも天神峰現闘本部破壊～市東さんの農地強奪という三里塚闘争破壊攻撃との闘いは重大だ。12・６市東さん農地裁判の弁論闘争に勝利し、野田政権と対決して成田空港を廃港に追い込もう。
　なぜ、需要を作って空港を維持・拡大しなければならないのか。

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週刊『三里塚』（S836号2面4）（2011/11/28）

　米軍利用を許すな

　チャーター機が強引に着陸

　11月21日、米軍機のチャーター便が「燃料不足」を口実に成田に着陸した。空港公団は１９７２年、「成田の軍事利用は絶対に認めない」とする取り決めを住民との間で行っている。１９９９年に中村徹空港公団総裁（当時）は、「米軍のチャーター機を含め、軍事利用はさせない」と明言した。にもかかわらず、今回、チャーター機の着陸を強行させた。
　米帝・オバマ政権の軍事戦略転換（中東からアジア太平洋にシフト）と相まった成田空港軍事利用のエスカレートだ。断じて許してはならない。

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週刊『三里塚』（S836号2面5）（2011/11/28）

　三里塚営農だより

　市東孝雄さん宅

　日曜日の農作業は出荷作業に影響されないので、作付け、草取り、根菜類の収穫を一気に進められる貴重な曜日ですが、この間３週間続いて雨にたたられて、思った仕事ができませんでした。
　そんな雨が続いた次の日曜日（11月13日）、市東さんの畑（３月全国集会を開催した畑）でゴボウ掘りをしました。
　ゴボウ掘りはまず、草刈り機で、根元から葉っぱを刈り取り、葉っぱを外してから大型トラクターに鍬を取り付け掘り取ります。
　それでも取り残したゴボウはスコップを使って手掘りしなければなりません。それが大変で１本掘るのに４～５分かかることもあり、終わる頃には大汗をかいています！
　写真は市東さんが見事なゴボウを抜いているところです。ゴボウは連作が効かない作物の代表で、今後６年（！）は作付けできません。一時期はきれいに出揃ったゴボウの芽が台風で枯れてしまい、「トラクターでうなってしまうか」と話したことも忘れてしまう程に良く育ってくれました。
　冬は根菜類がおいしい時期。市東さんが行っている有機・無農薬での土づくりは、特に根菜類で味に差が出ます。作業に苦労しつつも、とりわけやりがいを感じる時期です。

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週刊『三里塚』（S836号2面6）（2011/11/28）

　三芝百景　三里塚現地日誌　２０１１

　11月９日（水)～11月22日(火)

●昨年10月に国際線化してから１年。羽田空港の出入国者が693万人に達したことが東京入国管理局のまとめで分かった。2009年10月までの１年間が323万人だから、約２・１倍増加。（９日）
●成田空港の2011年９月中間期の連結決算で、営業利益が前年比50・３％マイナスの109億円だったことが分かった。震災の影響のみならず、羽田空港の再国際化で航空機発着や旅客数が減少した。（10日）
●千葉地裁前ビラまき　12　・６市東孝雄さんの行政訴訟・農地法裁判にむけて、三里塚闘争支援連絡会議は、千葉地裁前で早朝ビラまきを行った。（11日＝１面に記事）
●成田空港で10月から始まった２滑走路同時離着陸の騒音を確認するため、成田市の成田空港騒音対策検討委員会、成田空港騒音対策地域連絡協議会など44人が成田市内の２地点を視察した。一人は「Ａ滑走路とＢ滑走路に挟まれる谷間地区では、騒音の往復ビンタを受けている」と語った。（11日）
●支援連は京成成田駅前でＴＰＰ反対のビラまきを行った。（16日＝写真）
●関西空港に、エアープサンなど韓国格安航空会社（ＬＣＣ）から増便の表明が相次いだ、との報道が行われた。韓国には現在５社があり、関空と成田がＬＣＣの拠点の座をめぐって争っている。（18日＝千葉日報）
●支援連が千葉地裁ビラまき第２弾　「県知事の誤認、ＮＡＡの私文書偽造、驚きの事実がつぎつぎ露見！」とのビラを三里塚闘争支援連絡会議が11日につづいて地裁前でまいた。仲戸川隆人裁判長（鈴木さん一坪裁判）や白石史子裁判長（市東さん耕作権裁判）も直撃した。（18日）
●米軍が雇ったチャーター機が成田空港に着陸した。「アンカレッジから横田基地に向かっていた」とし、「途中で燃料切れを起こした」と称しているが、既成事実化を狙った許し難い軍事利用だ。（21日＝２面に記事）

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週刊『三里塚』（S836号1面1）（2011/11/28）

ＴＰＰ阻止・反原発・農地死守！ 12・６市東さん農地裁判闘争へ

多見谷裁判長の結審策動阻止

証人すべて採用せよ

ＮＡＡが私文書偽造

航空政策を追いつめる三里塚

週刊『三里塚』（S836号1面2）（2011/11/28）

野田首相 「ＴＰＰは安全保障問題」

米帝の対日圧力を利用し戦後的制約の総突破狙う

週刊『三里塚』（S836号1面3）（2011/11/28）

私文書偽造許すな

12・６にむけ 千葉地裁前で弾劾宣伝

週刊『三里塚』（S836号1面4）（2011/11/28）

動労千葉が民主労総大会に合流

週刊『三里塚』（S836号1面5）（2011/11/28）

ピンスポット 韓進重工業(釜山)争議が勝利

309日間の高空籠城

“絶望を希望に変えた”

週刊『三里塚』（S836号1面6）（2011/11/28）

団結街道

週刊『三里塚』（S836号1面7）（2011/11/28）

闘いの言葉

週刊『三里塚』（S836号1面8）（2011/11/28）

裁判日程

週刊『三里塚』（S836号1面9）（2011/11/28）

質問募集

週刊『三里塚』（S836号2面1）（2011/11/28）

騒音､排気ガス､振動による生活破壊

第３誘導路工事許すな！

週刊『三里塚』（S836号2面2）（2011/11/28）

原発再稼働阻止に向け 12・３もんじゅ闘争に立て

原発再稼働阻止に向け原発より危険な増殖炉

核武装のためにのみ推進

実用化は40年先!? 維持のため１日５千万円

【要項】

週刊『三里塚』（S836号2面3）（2011/11/28）

羽田国際線化から１年 旅客減る成田空港

巻き返しに焦るＮＡＡ

首都圏空港の拡大

週刊『三里塚』（S836号2面4）（2011/11/28）

米軍利用を許すな

チャーター機が強引に着陸

週刊『三里塚』（S836号2面5）（2011/11/28）

三里塚営農だより

市東孝雄さん宅

週刊『三里塚』（S836号2面6）（2011/11/28）

三芝百景 三里塚現地日誌 ２０１１

11月９日（水)～11月22日(火)

　ＴＰＰ阻止・反原発・農地死守！　12・６市東さん農地裁判闘争へ

　多見谷裁判長の結審策動阻止

　証人すべて採用せよ

　ＮＡＡが私文書偽造

　航空政策を追いつめる三里塚

　野田首相　「ＴＰＰは安全保障問題」

　米帝の対日圧力を利用し戦後的制約の総突破狙う

　私文書偽造許すな

　12・６にむけ　千葉地裁前で弾劾宣伝

　動労千葉が民主労総大会に合流

　ピンスポット　韓進重工業(釜山)争議が勝利

　309日間の高空籠城

　“絶望を希望に変えた”

　団結街道

　闘いの言葉

　裁判日程

　質問募集

　騒音､排気ガス､振動による生活破壊

　第３誘導路工事許すな！

　原発再稼働阻止に向け　12・３もんじゅ闘争に立て

　原発再稼働阻止に向け原発より危険な増殖炉

　核武装のためにのみ推進

　実用化は40年先!?　維持のため１日５千万円

　羽田国際線化から１年　旅客減る成田空港

　巻き返しに焦るＮＡＡ

　首都圏空港の拡大

　米軍利用を許すな

　チャーター機が強引に着陸

　三里塚営農だより

　市東孝雄さん宅

　三芝百景　三里塚現地日誌　２０１１

　11月９日（水)～11月22日(火)