日刊三里塚 HP版 2011/10 |
2011年 10月 |
全学連現地闘争本部 |
2011.10.18 |
10・24市東さん耕作権裁判 |
第4818号 |
反原発・フクシマ連帯、農地死守!10・9全国集会 市東さん農地決戦突入を宣言福島農民が感動的決意 「農地必ず甦らせる」
10月9日、三里塚全国総決起集会が1045人の結集で成田市東峰でかちとられ、反対同盟は、原発反対・再稼働阻止、農業を壊滅させるTPP絶対反対、市東孝雄さんの農地死守決戦への突入をアピールした。 |
全学連現地闘争本部 |
2011.10.9 |
10・11団結街道裁判 |
第4817号 |
福島農民と連帯し再稼働阻止! 原発全廃へ市東さんの農地決戦宣言しよう2裁判長(多見谷 白石)の結審策動許すな
世界大恐慌の波は、アメリカから日本―ヨーロッパ(EU)を襲い、ギリシャのゼネスト、アフリカ革命を経て、ついにアメリカ全土での反ウォール街デモの爆発をもたらした。まさに資本主義=最末期帝国主義が音を立てて崩壊を開始し、生き残りをかけた大国間同士の軍事的争闘が過熱しつつある。 |
全学連現地闘争本部 |
2011.10.5 |
10・9全国総決起集会 |
第4816号 |
9・29鈴木一坪裁判で仲戸川裁判長を圧倒同盟・弁護団・傍聴団一体で審理手続き停止させる訴訟継承問題で 「抗告審決定まで中止を」「期日指定だけでも」と再三要請
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傍聴券取得のため列をなす労働者・農民・学生・市民(千葉地裁 9月29日) |
9月29日、千葉地裁で鈴木さん一坪共有地裁判の口頭弁論が開かれ、反対同盟、顧問弁護団、支援の労働者・学生が一体で闘いぬいた。
7月28日、仲戸川隆人裁判長は、この裁判での訴訟継承問題で、鈴木加代子さんが権利を受け継ぐことについて突然却下の決定を出した。この裁判は鈴木幸司さん、いとさん夫妻が共有する駒井野の一坪共有地をめぐって始まったが、幸司さんの逝去にともない、その持ち分は「三里塚地区周辺に土地をもつ会」で、長男の謙太郎さんと妻加代子さんが継承することが確認された。ところが仲戸川裁判長はそれを認めると共有地の組合所有を承認したことになり、千葉県による買収の違法性が明らかになるため、単なる民法上の所有として、いとさんおよび4人の子の一般的相続の決定を出し、加代子さんの裁判継承を却下したのである。
開廷早々、弁護団は次々と立って仲戸川を徹底追及し、決定の撤回を求めるとともに、継承問題での抗告審の決定が出るまで、審理手続きを停止するよう求めた。傍聴席からも怒りの声。
仲戸川裁判長は、「抗告審は抗告審として、この裁判の審理は進行したい」と繰り返す。しかし、弁護団は「却下決定文の内容自体が千葉県側に偏ったものだ」「証拠調べも行っていないのにあらかじめ判決を用意しているのと同じだ」「こんな予断と偏見は許されない」「これでは裁判とは言えない」と理詰めで迫った。
傍聴席からの批判も浴び、追いつめられた仲戸川は、「幸司さんの継承問題になっている件といとさんの件を分離して裁判を進めることもできる」と唐突に、思いつきの弥縫(びほう)策を提案してきた。
分離していとさんの方だけどんどん進めて、早く反動判決を出すということだ。弁護団はこれを一蹴。「絶対に認められない。裁判を受ける権利の侵害だ。抗告審の結果が出るまで一切の手続きを停止せよ」と強く迫った。裁判長はうろたえながらなお、「進行協議を持とう。期日だけは決めておきたい」などと繰り返したが弁護団は断固これを拒否し「停止」の立場を譲らなかった。市東孝雄さんは傍聴席から「裁判長が考え方を変えろ!」と一喝した。
結局仲戸川は法廷の怒りに圧倒されて「停止」を受け入れ「期日は追って指定」と言って閉廷した。圧勝だ。
仲戸川を圧倒した勝利を踏まえ、裁判所1階のロビーで総括が行われた。葉山岳夫弁護士はじめ弁護団一人ひとりの怒りあふれる法廷解説に続き、鈴木さん親子が発言した。鈴木いとさんは「一坪共有地は私ら個人のものではなく反対同盟のものですから、体の続く限り闘います」と決意を表した。続いて謙太郎さんは、「弁護団とともに分離策動を粉砕した。10・9全国集会を今日の勢いで成功させよう」と語った。
最後に萩原進事務局次長が、「今日のような闘いが、現地での実力闘争につながる。10・9は現在の階級情勢のもとで決定的に重要だ。大結集を実現し、その力でまた裁判所を包囲しよう」と力強く訴えた。