日刊三里塚 HP版 2010/08 |
2010年 8月 |
全学連現地闘争本部 |
2010.8.30 |
9・10市東さん行訴・農地法裁判闘争へ 午前10時30分 千葉地裁 |
第4773号 |
第3誘導路工事粉砕! 現闘本部裁判の早期結審阻止へ8・22 団結バーベキューで英気養う「工事が生活侵害してきた時には断固やる」 市東さん「沖縄はじめ全国の闘い・運動と連帯しよう」 萩原さん
夏の日射しが少し和らぐ午後4時前、成田市大竹のキャンプ場に反対同盟・支援が次々と集まってきた。支援連はその前から、バーベキューの準備に大童(おおわらわ)。全員がそろうと鈴木謙太郎さんの音頭で乾杯。さっそく飲んで食べ歓談した。 今回は新たな趣向として、大きさ1メートル近いサケが2尾用意され、野性味たっぷりのサケのチャンチャン焼きがふるまわれた。肉をたっぷり食べた後、いよいよチャンチャン焼きの開始。大きな鉄板にサケが置かれた。その上に大量の野菜を載せアルミホイールで包み炭火で加熱する。するとここで〃外野〃から「サケの身の表と裏が違うぞ」「焼くんじゃなくて蒸すんだぞ」などの〃不規則発言〃。「じゃあお前がやれ」などの応酬で宴は大いに盛り上がった。 歓談の中で市東さんは、8月16日から本格的に始まった軒先工事を弾劾し「おれの生活を侵害するようなことをやってきたらその時は断固闘う」と意気軒昂。 十分に舌鼓をうったところで、反対同盟から萩原進事務局次長が秋に向けた方針提起を行った。「10月に全国集会があるけども、それに向かってどう闘いぬいていくか。空港会社も羽田空港の拡張をにらみながら必死の形相でやってくる。軒先工事も激しさを増す。工事でこれは許せないという時には動員かけて徹底的に闘いぬく」「現地における闘いと同時に、沖縄などの基地反対反戦闘争、全国的なあらゆる戦線の中に三里塚派を作っていこう。あらゆる戦線の闘いと連帯していこう」と労農学の奮起を促し、団結バーベキューをしめくくった。 |
全学連現地闘争本部 |
2010.8.17 |
9・10市東さん行訴・農地法裁判闘争へ 午前10時30分 千葉地裁 |
第4772号 |
第3誘導路の軒先工事許すな、現闘本部裁判の早期結審粉砕10・10にむけた夏〜秋の激闘へ市東さん宅西側でフェンス張り8・16 切り回し道路の準備弾劾!
8月16日、成田空港会社は、市東さん宅脇にある変電所の西側道路近辺で、旧小見川県道(市東さんの宅南の道=取香2号線)をトンネル化するための切り回し道路関連と思われるフェンス設置工事を開始した。また、8月上旬には、萩原進さんの通称横川の畑(6・27集会場)の西側に工事のための鉄板フェンス(写真下の左右に伸びる鉄塀)を設置した。さらに、空港フェンス内では、写真下にあるような空港警備隊・前線指揮所の移転先の整地・盛り土工事も行われている。 市東孝雄さんを追い出すことを目的にした第3誘導路建設工事が、その激しさを増している。工事による生活破壊を断じて許してはならない。今年前半の、天神峰現闘本部裁判における仮執行宣言の粉砕、団結街道閉鎖攻防における実力決起など2010攻防の勝利的地平を前進させ、全力で第3誘導路工事と対決しよう。 さらに、現闘本部裁判の控訴審がすでに早期結審策動との全面的な対決の場となっている。7月23日の第1回弁論で井上繁規裁判長は、空港会社と反対同盟双方に、反論書(8月15日まで)、再反論書(9月15日まで)の提出を指示し、証拠・証人調べに関する意向についても明示するよう要求した。 次回11月5日の弁論前までに、書類整理を完了し、いつでも結審・判決期日指定を行える条件を整えようとしたことを意味する。11月5日にいたる3カ月弱が、早期結審を粉砕できるかどうかの決戦となっている。 仲戸川隆人裁判長に対して、地裁包囲デモ、早朝ビラまき、PRカー宣伝で追いつめたような闘いを、東京高裁井上裁判長に対して断固実現しなくてはならない。 2010年後半戦は1〜7月をはるかに上回る激闘となる。10・10全国総決起集会への結集運動の力で断固勝利しよう。 |