日刊三里塚 HP版 2010/3 |
2010年 3月 |
全学連現地闘争本部 |
2010.3.28 |
4・3団結花見会 |
第4749号 |
団結街道の廃道実力阻止! 第3誘導路粉砕!三里塚4〜5月の激闘へ仏,伊,ギリシア100万人ゼネストと連帯を
3・28集会の最大の課題は、天神峰団結街道廃道化を実力で阻止する陣形を作ることだ。成田市小泉市長は、市東孝雄さんの営農道路である団結街道廃道化の提案を3月議会に行い、反動市議会は3月16日に可決した。 これはあまりにデタラメで、不当・不法な暴挙だ。団結街道が廃道にされれば、畑までの距離は3倍以上にもなる。しかも小見川県道を含む大交通量の道路を使うことになるのだ。ここをトラクターを運転して行けと言うのか! 市民が必要とする市道を廃道にすることは道路法(10条)違反だ。また、市が廃道の根拠にする「昭和42年の空港工事実施計画認可処分(この中に団結街道が含まれていると主張)」も成田市に法的義務を課すものではない。逆に、市民の生活と生命を保護すべき自治体は廃道化のような営農破壊を阻む責務があるのだ。 しかし、これらすべてを踏みにじって、市長は廃道化を議会に提案し、議会もこれを可決した。「三里塚闘争ではいかなる問題も議会や裁判所で決着した試しはない。現地実力闘争で阻止する。44年の闘いの真髄を爆発させる時」というのが反対同盟の立場だ。廃道のための公告縦覧――管理期間などをへて、4、5月にも廃道工事そのものとの闘いが不可避となる。3・28集会で何よりもこの実力阻止の決戦陣形を築こう。 さらに国交省・空港会社は、市東さんの家と作業所と畑を空港の中に囲い込む第3誘導路計画の前倒しを強行しようとしている。2・25現闘本部裁判判決で大打撃を受けた国交省・空港会社は、その取り戻しの意図を込めて、第3誘導路のための工事計画変更申請を半年型前倒しで行う策動を強めているのだ。ここでも4、5月が焦点だ。 動労千葉はじめ6千万労働者と3百万農民の連帯を 深夜・早朝便の規制撤廃や年間飛行回数の30万回化の暴挙に対して、成田・芝山住民の怒りの声が噴出している。「30万回化、深夜・早朝便の規制撤廃」で騒音被害を全面的にこうむる成田市久住地区と下総地区の住民は、3月15日、両計画に断固反対の申し入れ書を成田市議会議長に提出した。3・28集会はこうした住民の怒りの先頭に立って、北延伸による4月増便(22万回化をめざす)に断固反撃していく集会だ。 |
全学連現地闘争本部 |
2010.3.23 |
3・28三里塚全国集会 |
第4748号 |
団結街道の廃道実力阻止! 第3誘導路粉砕へ3・28集会で労農学の力示そう騒音下住民が「30万回化・深夜便」で「反対」の申し入れ反対同盟 「44年の真髄爆発させる時」
3`・28全国総決起集会が迫ってきた。今回の集会は以前にもまして、重大な決戦集会だ。 農民殺しの先兵=小泉・相川弾劾せよ さらに国交省・空港会社は、市東さんの家と作業所と畑を空港の中に囲い込む第3誘導路計画の前倒しを強行しようとしている。第3誘導路のための工事計画変更申請は従来、今秋と言われてきたが、それを半年型前倒しで行う策動が表面化してきているのだ。この攻撃も断固打ち砕こう。 |
全学連現地闘争本部 |
2010.3.17 |
3・20イラク反戦7周年闘争
ワーカーズアクション |
第4747号 |
労農学100余が市議会をデモで包囲3・16 “団結街道の廃道実力で阻止する”市民・職員に共闘呼びかけ3・28集会の爆発で反撃しよう 成田市議会の最終日である3月16日、団結街道廃道化提案を可決しようとする成田市議会を包囲し、阻止するため、市役所近くの栗山公園に100人の労農学が結集し、集会・デモを行った。 本会議での廃道議案可決を弾劾せよ 午後開会された市議会の本会議には、デモ隊から傍聴団が組織され監視のために傍聴席に入った。 |
全学連現地闘争本部 |
2010.3.15 |
3・16団結街道廃道阻止
成田市内デモ |
第4746号 |
3・16成田市・議会包囲闘争へ団結街道の廃止はデタラメの極致だ第3誘導路が航空法違反市東さんの利益守るのが市の義務!
天神峰団結街道の廃道化はあらゆる意味でデタラメであり、不法・不当な暴挙だ。 小泉市長が廃道の理由としている「第3誘導路」建設がそもそも許されない。農家市東孝雄さんの家屋、作業場、農地を空港内に取り込んで住めなくしようというとんでもない暴挙であって、空港の設置ならびに計画変更につき「他人の権利を著しく害することとならないものであること」と定めた航空法39条1項2号に明らかに違反する。「第3誘導路建設」は、暫定滑走路とターミナルを結ぶ3本目の誘導路であり、場当たり的な空港建設の象徴であって、これを理由とする廃道化攻撃は粉砕あるのみだ。 さらに、成田市が2月17日つけ回答で廃道の法的根拠としてきた「昭和42年(1967年)に工事実施計画認可申請を行った空港事業用地内に含まれている」との主張もまったく見当違いだ。1967年の許可処分は、運輸大臣が空港公団に対して空港および保安施設の建設を許可したものであって、市町村を拘束するものではない。成田市が工事実施計画に協力する法的義務はなく、同計画を理由に住民の権利を侵害する廃道処分を行うことは、住民の権利を擁護すべき地方自治体としては言語道断だ。 成田市議会は廃道提案を否決せよ しかも、市道廃止の法的要件は、あくまで「一般交通の用に供する必要がなくなったと認め」(道路法10条の1)られるか否かである。当該成田市道は、1966年の空港建設当初計画以降、現在まで43年間も道路であり続け、当該農家はもちろん、近隣住民等の通行の用に不可欠であって、「一般交通の用に供する必要性」は何ら変わってはいない。この点からも、「廃道」の必要性はもちろん法的な理由も何ら存在していない。 |
全学連現地闘争本部 |
2010.3.12 |
3・16団結街道廃道阻止
成田市内デモ |
第4745号 |
3・6千葉県三里塚集会が成功「団結街道の廃道許さぬ」と集会決議“3・28で決戦態勢を”動労千葉 中野顧問を追悼し黙祷
冒頭、3月4日に逝去された動労千葉の中野顧問を追悼する意味で、1983年10月の三里塚全国集会での発言を上映、「三里塚闘争の勝利に労働者の未来がある!」と鮮明に発言する中野前委員長の闘いを、全員が継承して闘う決意をうち固め黙祷を行った。 連帯のあいさつとして、市東さんの農地取り上げに反対する会、三里塚とともに闘う農民からの発言が行われた。 圧倒的拍手で、反対同盟の北原鉱治事務局長、市東孝雄さん、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが発言。北原さんは「三里塚闘争は44年、動労千葉とともに闘ってきました。悲惨な戦争を再び繰り返していいのか。人間は生きている限り、闘わなければだめなんだ。どう生きたかが重要です。動労千葉の闘いがどれだけ全国の労働者に希望を与えたでしょう」と発言。市東さんは「三里塚に託した中野さんの思いをしっかりと受け止め、闘い続けます。三里塚も正真正銘の決戦に入りました。団結街道の廃止攻撃は、やられればやられるほど負けるもんかという気持ちが強くなる。私はそこに住んで農地を耕すことが、自分がそこにいる意義だと思っています。沖縄の気持ちと、失業攻撃と闘う皆さんや全国の農民の気持ちはひとつです」と闘う決意を述べ、3・28三里塚全国集会の大結集を訴えた。 動労千葉の田中康宏委員長は、「敵の側は国鉄1047名解雇撤回闘争と三里塚闘争に始末をつけないと前に進めない。階級情勢は沸騰している。1人の労働者の力を信じたのが中野顧問だった。支配階級は先の展望を語れない。動労千葉は第二次国鉄分割・民営化決戦に突入した。組織拡大を実現して、中野顧問の遺志に応えたい」と発言した。 労農連帯を深める 国鉄決戦を闘う決意として、動労千葉争議団の中村仁さん、国労OBの飯島幸雄さん、動労千葉を支援する会事務局長の山本弘行さんが発言にたった。中村さんは「1047名の当該として、闘いの矛を納めるのは許さない。解雇撤回まで闘う」と決意を語った。医療労働者のカンパアピールに続き、三里塚現闘、全学連の坂野陽平委員長代行などが発言、最後に動労千葉の青年労働者が闘う決意を表明した。動労千葉の青年労働者は「組織拡大を全力でがんばっていく」と述べ、圧倒的拍手がまきおこった。 |
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全学連現地闘争本部 |
2010.3.1 |
団結街道廃道攻撃許すな |
第4744号 |
2・26市議会 包囲・傍聴闘争“回答拒否”に怒り爆発市東さん「団結街道廃道にするな」 怒号で質疑中断「なぜ第3誘導路申請以前の今か」足立議員が市当局追及 「仮執行阻止」に大打撃
この日は一般質問を終えた後、市長提出議案に対する質疑の審議だ。反対同盟と共に闘う足立満智子議員が団結街道廃道問題について市長と当局を追及した。連続闘争にもかかわらず北原鉱治事務局長、萩原進事務局次長、市東孝雄さん、鈴木謙太郎さん・加代子さんら反対同盟先頭に支援も加わって総勢30人近くが傍聴席を埋めた。 午後4時15分。ここから議案に対する質問に移った。足立さんが質問を開始した。質問は3点。 @「団結街道を廃道にしても農作業に支障がない」との報道は市長の認識か。 A団結街道を廃道にすれば現闘本部は袋地になって道路がなくなり民法210条(囲繞地通行権の保障)に違反する。 B廃道の理由にあげている「第3誘導路」建設について、(空港)工事計画変更手続きの申請すらまだ行われていない。認可は2010年末とされているが、それよりはるか早い時点で、なぜ市が率先して団結街道を廃道にするのか。 @について市長が「そういう認識でございます」と開き直ると議場は傍聴席からの野次と怒号で包まれた。 Aについては答えず、Bについては「昭和42年に団結街道は空港用地に含まれているから廃道にする」と、中村土木部長のまったく答えにもならない実上の「回答拒否」だ。 ここで傍聴席の怒りが爆発。議場が弾劾のるつぼと化すと、小池議長は「暫時休憩」を宣言。宮野総務部長が傍聴席に来て「全員退場」を求めてきた。「ふざけるな。一言も発してない人間も居る。その人間も含めて退場しろというのか」「こんな議会運営見たことがないぞ」と一撃のもとに粉砕した。 * 20分の質疑中断後、足立議員が、答えていないA、Bについて回答を再度求めた。今度は、国土交通省から出向してきている片山副市長が立った。Aの袋地問題について「現闘本部を見る必要がある場合はNAAが対応することになっています」との答弁。「冗談じゃない。道がなくなること自体が囲繞地通行権の侵害なんだよ。民法のイロハも知らないのか」と鋭い声が飛ぶ。さらにBについては、何と質問内容を忘れて立ち往生。傍聴席から質問内容に教えてもらっても「昭和42年に団結街道は空港用地に含まれているから廃道にする」と「なぜ今廃道にするのか」についてはまったく答えられない。当然だ。成田市はNAAに頼まれて、現闘本部撤去で周辺を封鎖する意図をもって廃道計画をこの時期に出してきた。そして現闘本部裁判の「仮執行宣言の阻止」に大打撃を受けているのだ。成田市は住民の敵に成り下がった。 傍聴団は当局の対応に再度の弾劾の嵐を浴びせ、傍聴闘争をやりぬいた。3月2日、3日の委員会闘争、3月16日の採決粉砕闘争へ総決起しよう。 |