日刊三里塚 HP版 2008/4 |
2008年 4月 |
全学連現地闘争本部 |
2008.4.24 |
5・19 |
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第4609号 |
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食料価格暴騰,農産物を投機の対象にするな!全世界で食料暴動,デモが爆発農業・農民切り捨て許さぬ国際的な労農同盟の闘いを
サブプライムローン(信用力の低い個人向け高利率住宅ローン)問題の深刻化などによって、行き場を失った投機資金が今、石油・金などの商品とともに、トウモロコシ、大豆、小麦など農産物に殺到している。さらにバイオ燃料へのエネルギー転換によって穀物需要が激増している。そしてさらに、中国、ロシア、ウクライナ、カザフスタン、ベトナム、インド、アルゼンチンの8カ国が農産物の輸出規制を始めた。 |
全学連現地闘争本部 |
2008.4.19 |
5・19 |
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第4608号 |
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市東さん行政訴訟第3回弁論闘いぬく市東さんの農地強奪許すな!弁護団、原告主張を全面展開
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100名近く集まった傍聴団の報告会(15日、弁護士会館) |
4月15日午前11時から市東さんの農地強奪阻止行政訴訟第3回口頭弁論が千葉地裁405号法廷で開かれた。傍聴団は100名近く結集。法廷では、千葉県知事・堂本の耕作権解約許可決定の違法を徹底的に暴いていくため、弁護団が7点に渡ってその主張を展開した。被告の千葉県の陳述の中に、南台41の9番地については、原告適格を欠くとの主張があり、怒りが爆発。県は、畑の位置を間違えるというNAAの
決定的ミスを追認しておきながら、市東さんが1度も耕作したことのない「41の9」について「賃借地でないというのなら訴えの利益がない」と言い放った。どこまで腐りきっているのか。粉砕あるのみだ。
裁判に続いて、記者会見と報告会が弁護士会館で行なわれた。冒頭、市東さんは、「弱いものに対して法律がくるくる変わっているが、絶対勝たなくてはならない。私も頑張ります」ときっぱりと決意表明。弁護団の説明のあと、北原事務局長が「農地法で農地をとりあげる、こんなことは絶対許せない。単に市東さんの問題だけではない。命をかけても闘うしかない。三里塚に大結集を作り出し、流血の闘い辞さず、闘おう」と実力闘争の原則の闘いを訴えた。
傍聴団から、「市東さんの農地取り上げに反対する会」の井村弘子共同代表が「市東さんの問題、こんなわかりやすいことはない。千葉県全体にも訴えて、絶対に勝ちましょう」と訴えた。関西実行委の永井満さんは、「市東さんは、さまざまな重圧にめげず頑張っている。代執行のような決意で、われわれも全力で支援していく。関西でも新しい力を作り出していく」と報告。動労千葉の滝口誠特別執行委員は「3・30は、若い労働者を軸とする決起、労農連帯の決起で大成功した。勝浦でも、漁船撃沈に対して大変な闘いが起こっている。新自由主義、民営化の攻撃にたいして、4・26尼崎闘争、6・8三里塚現地闘争など全力で闘おう」と訴えた。
最後に、萩原進事務局次長が「3・30は実質1000に届く結集をかちとった。10月に向かって、あと2倍増やそう。市東さんの農地強奪を阻止し、三里塚で勝利していこう。勝利することは動労千葉にもつながる。全人民の闘いの勝利につながる」と訴えた。
全学連現地闘争本部 |
2008.4.12 |
4・15 |
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第4607号 |
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法廷内での追及が本格化4・15市東さん弁論闘争(行政訴訟)へ農地法・憲法・民法違反を7点にわたって暴露
4月15日、午前11時から千葉地裁405号法廷で、市東さん農地強奪阻止行政訴訟の第3回弁論が開かれる。全力で傍聴闘争に決起しよう。 |
全学連現地闘争本部 |
2008.4.8 |
4・15 |
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第4606号 |
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晴天、満開、花吹雪の三里塚第1公園“英気養い 権力と対決する体制を”本格カラオケ、手品、ギター伴奏 激戦の地で団結花見会
4月6日、三里塚第一公園で、反対同盟恒例の団結花見会が開催された。動労千葉・繁沢副委員長、都政を革新する会・長谷川英憲さん、婦人民主クラブ全国協議会・西村綾子さん、全学連そして「市東さんの農地取り上げに反対する会」の井村弘子さん、足立満智子成田市議ら80人を超える仲間がかけつけ、大盛況となった。 |
全学連現地闘争本部 |
2008.4.3 |
4・15 |
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第4605号 |
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北延伸阻止!市東さんの農地強奪許すな!3・30全国集会に1520名の大結集!労農同盟の発展が勝利の道
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大結集を実現した3・30集会 |
3月30日、全国総決起集会が1520名という圧倒的な結集でかちとられた。開港30周年キャンペーンが策動される中、労農同盟を軸とする新たな三里塚闘争突入宣言を発した。集会は、婦人行動隊の宮本麻子さんの司会で行なわれ、本部役員の鈴木幸司さんが開会宣言で「農地は私たちの命、いかなることがあっても強奪を許してはならない」と力強く発言。続いて、北原事務局長が主催者あいさつ。「農地法を逆用した市東さんの農地強奪という国家暴力を許してはいけない。再び流血の惨事を起こすなら受けて立つ。労農ががっちりと手を握り日本の将来をつくろうじゃありませんか」と訴えた。基調報告で、萩原進事務局次長は「空港会社の一度ならず二度も北に延ばそうとするやり方、市東さんに対する農地強奪攻撃を許さない。司法反動との闘いの最前線で闘う。農民切り捨て攻撃にたいして、FTA反対を労農連帯で闘おう。土地は国家のものじゃなく人民のものだ。土地を武器に断固闘おう。形を変えた代執行を阻止する態勢をつくろう」と熱っぽく訴えた。
労農連帯特別報告として、動労千葉の田中委員長がストライキ闘争論を軸とする第2次国鉄決戦論、労農同盟アピールを展開。それは全体を鼓舞した。続いて鈴木謙太郎さんが農民アピールとして「低賃金・貧困と農民切り捨ては一体―FTAに反対しよう」と訴えた。
敷地内の市東さんが「1億8千円で心は売らない、労働者との連帯の絆が大事」と訴えると集会は熱気に包まれた。続いて顧問弁護団からあいさつ。
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闘争現場からの報告では、教育労働者の不起立闘争報告、全逓民営化阻止・超勤拒否闘争アピールが力強く行われた。さらに沖縄民権の会の座覇光子さんから、「演壇にかけられているむしろ旗は、3月8日に亡くなった三里塚現闘の福士同志が精魂こめて書いたもの」と紹介され、沖縄現地の状況が訴えられた。決戦カンパアピールが鈴木加代子さんから行われ、数年ぶりとなる多額のカンパが寄せられた。
続いて住民団体からの決意表明が行なわれ、関西新空港反対住民、解放同盟全国連、都革新、婦民全国協、「障害者」、山谷労働者、反戦共同行動委員会などが発言、共闘団体から、織田全学連委員長などが発言した。さらに、獄中の星野同志からのメッセージが紹介された。集会宣言が野平聰一さんによって読み上げられた。伊藤信晴さんからの行動提起のあと、長蛇のデモ隊が2キロの敷地内を戦闘的に行進した。