日刊三里塚 HP版   2008/2  

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2008年 2月

日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2008.2.26

3・3市東耕作権裁判

10時30分 千葉地裁

第4597号

北原事務局長、3・30大結集をアピール

「三里塚-沖縄が勝てば世の中変わる」

3・16反戦〜3・30三里塚
全力での取り組みを決意

反戦共同委が全国活動者会議

会議終了後の北原事務局長(2月24日)

 2月24日、東京で行われた反戦共同行動委員会の全国活動者会議に北原鉱治事務局長が参加して、3・30大結集の訴えを中心に35分間にわたって発言した。
 北原事務局長はまず、2月19日に起きた野島崎沖での海上自衛隊イージス艦による漁船沈没事故にふれ「あれはやらせたんだ。戦争が近づくとこういうことが起きる。反戦の砦としての三里塚任務は重大」と述べた。さらに「三里塚では農地法による農地強奪という考えられないことが起きている。絶対に市東さんの農地を守りぬく。三里塚は闘えば闘うほど正しくなる」「三里塚は43年め。三里塚は、農民が農地にしがみついているのではない。農地を武器に闘おうと訴えている。私も3回逮捕された。今の政治は間違っている」と語気を強めた。
 そして動労千葉との労農連帯にふれ「旗開きでジェット闘争をあらためて紹介した。動労千葉は裏切らない。労農連帯は未来のために必要」と強調した。しめくくりとして「勝利への道程はまだまだ遠い。日本の政治を根本から変えないとだめだ。三里塚が勝てば沖縄も勝てる。そうすれば世の中を変えることができる。3・30に大結集をお願いします」と訴えた。
 会議では、「今日は、3・16イラク反戦集会、3・30三里塚集会にしぼって論議をしていきたい」という提起にそって、各発言が行われた。三角忠さん他が司会をし、、動労千葉の滝口誠特別執行委員と織田陽介全学連委員長が基調報告をおこなった。滝口さんは動労千葉の08春闘への取り組みの中で組織拡大を実現する方針を鮮明に提起。織田委員長は「三里塚に行けば勝てる闘いを体験できる、と青年労働者・学生を3・30に組織しよう」と訴えた。

解放同盟全国連・西郡支部が感動的な報告


 解放住宅からのたたき出し攻撃に対して、同日、本部の闘争放棄をはねのけ、大阪・西郡で闘われている集会の経過報告が当該の人から力強く行われた。この他、都政を革新する会の長谷川英憲さん、婦人民主クラブ全国協議会、全国沖縄青委、広島、「障害者」解放委員会などから報告と決意が述べられた。最後に織田委員長の音頭で団結ガンバローが行われ、3・16〜3・30への結集を誓った。


日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2008.2.23

3・16イラク反戦5周年全世界一斉デモ

13時 東京・代々木公園

第4596号

国鉄1047名解雇撤回!08春闘勝利!

2・17労働者集会大成功!「労農連帯の旗を立て

 3・16-30大結集を訴える!」
         反対同盟・伊藤信晴さん

3月16日(日)13時30分
代々木公園Bステージ

 3月16日、青年労働者・学生からなるワーカーズ・アクション実行委員会が「イラク反戦5周年、イラン空爆阻止」の集会とデモを行なう。この日はアメリカ、韓国、ヨーロッパ、オーストラリアなど全世界でイラク反戦デモが展開される。今も連日くり返されるイラク人民の虐殺を世界の労農学の力で阻止しよう。サブプライム問題など、末期的危機に陥った世界帝国主義を世界の労働者・農民の団結で打倒しよう。
 2月10日、またしても沖縄で少女暴行事件が起きた。「人間を虫けらのように殺せ」と訓練している帝国主義軍隊と人民が共存できるわけがないのだ。沖縄の労働者・農民の怒りは帝国主義と非和解的に激突している。
 さらに千葉県の野島崎沖では海上自衛隊のイージス艦がマグロはえなわ漁船と衝突し、真っ二つに破壊し沈没させた。2人の漁民は絶望的だ。イージス艦は最初から「漁船がよけると思った」などとわが物顔に漁船を蹴散らし、漁業を日常的に妨害してきた実態を自己暴露している。同じ第1次産業の仲間として、漁民と農民は、崩壊の淵におかれるという共通の状況を強制されている。
 諸悪の根源は帝国主義の体制そのものだ。労農・漁民・市民とは相容れない。一握りの金持ち以外はただただ搾取と収奪の対象でしかない。3・16全世界一斉デモは、労働者・農民・学生が青年を先頭として、反乱を開始する闘いだ。
 三里塚からも反対同盟先頭に全力で結集しよう。動労千葉をはじめとする労働者と農民の熱い同盟を拡大しよう。この力を3・30にむすびつけよう。

日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2008.2.16

3・3市東耕作権裁判

10時30分 千葉地裁

第4595号

イラク反戦5周年、イラン空爆阻止!

3・16全世界一斉デモへ

沖縄少女暴行事件弾劾
海自によ  漁民遭難事故弾劾

反対同盟旗を押したて、動労千葉とともに、都心をデモ行進。3・16イラク反戦一3・30三里塚への結集を訴えた(17日)

 3月16日、青年労働者・学生からなるワーカーズ・アクション実行委員会が「イラク反戦5周年、イラン空爆阻止」の集会とデモを行なう。この日はアメリカ、韓国、ヨーロッパ、オーストラリアなど全世界でイラク反戦デモが展開される。今も連日くり返されるイラク人民の虐殺を世界の労農学の力で阻止しよう。サブプライム問題など、末期的危機に陥った世界帝国主義を世界の労働者・農民の団結で打倒しよう。
 2月10日、またしても沖縄で少女暴行事件が起きた。「人間を虫けらのように殺せ」と訓練している帝国主義軍隊と人民が共存できるわけがないのだ。沖縄の労働者・農民の怒りは帝国主義と非和解的に激突している。
 さらに千葉県の野島崎沖では海上自衛隊のイージス艦がマグロはえなわ漁船と衝突し、真っ二つに破壊し沈没させた。2人の漁民は絶望的だ。イージス艦は最初から「漁船がよけると思った」などとわが物顔に漁船を蹴散らし、漁業を日常的に妨害してきた実態を自己暴露している。同じ第1次産業の仲間として、漁民と農民は、崩壊の淵におかれるという共通の状況を強制されている。
 諸悪の根源は帝国主義の体制そのものだ。労農・漁民・市民とは相容れない。一握りの金持ち以外はただただ搾取と収奪の対象でしかない。3・16全世界一斉デモは、労働者・農民・学生が青年を先頭として、反乱を開始する闘いだ。
 三里塚からも反対同盟先頭に全力で結集しよう。動労千葉をはじめとする労働者と農民の熱い同盟を拡大しよう。この力を3・30にむすびつけよう。

動労千葉はじめ青年労働者と連帯しよう

 

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全学連現地闘争本部

2008.2.16

3・16イラク反戦5周年全世界一斉デモ

13時 東京・代々木公園

第4594号

見よ、この理不尽な北延伸地上げ工事

3・30=3000人結集で反撃しよう

新誘導路、国道51号トンネル
団結街道北端工事許すな

東峰十字路付近で今日も強行される新誘導路工事(2月14日撮影)

 北延伸工事が、天神峰・東峰住民の生活を破壊して激しさを増している。現地攻防を強化し、3・30全国集会=3000人の大結集で断固反撃しよう。
     *
 東峰の森〜東峰十字路の新誘導路工事が、天神峰・東峰区住民の生活と健康を破壊しつつ深夜まで強行されている(写真)。その上に、大騒音をともなうコンクリートはがし工事を、空港会社は3月から行うと通告してきた。「ここに住んでいるのが悪い」と言わんばかりの地上げ攻撃だ。
 これも、航空機の運航が終了した午後11時から工事を開始するという理不尽さだ。生活道路の破壊も強行されようとしている。
 さらに、国道51号線のトンネルも5〜6月に切り替えを行なう、としている。団結街道の北端(51号線にぶつかる部分)では、「待機、すれちがい用」の新誘導路工事にむけて、整地を行なうためのフェンス張りが行なわれている。国家権力が平然と行なうこのような地上げ工事を断じて許してはならない。
 しかし、 「北延伸工事」と言っても「短すぎて使い物にならない」(黒野NAA前社長)というのが実態だ。「へ」の字の誘導路は直線化できず渋滞する。飛行直下を2度も横切る新誘導路には、2つの信号がついて、運航の効率化とはほど遠い。

闘う同盟ある限り、空港は完成しない

 だから空港会社は「年間飛行回数の30万回化」や「南に延伸して3500メートルに」などとを言っている。だが、これは闘いを根絶しない限り不可能だ。
 要するに、反対同盟が全国の労農学と団結し、この地に根を張って闘いぬくかぎり、「北延伸」も効果がなく、「30万回・3500メートル化」も不可能=空港は永遠に完成しないということだ。反対同盟は空港の首根っこを押さえているのだ。階級的労働運動路線のもと労農同盟を強固にして前進しよう。

日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2008.2.10

3・16イラク反戦5周年全世界一斉デモ

13時 東京・代々木公園

第4593号

2・7鈴木幸司・いとさん一坪裁判

地上げ目的の一坪強奪は許さない!

「市東さんの農地強奪許さず
 空港絶対反対の闘いを貫く」

       反対同盟・鈴木幸司さん

傍聴席を一杯にした労農学を前に報告会にのぞむ鈴木幸司・いとさん

 2月7日10時30分から鈴木幸司・いとさん一坪裁判第5回口頭弁論が千葉地裁で開かれた。1月17日に、最高裁第一小法廷(泉徳治裁判長)は、反対同盟員が所有する6カ所の一坪共有地に対して、上告棄却の不当決定を下した。この日の裁判は、これに対する反撃の闘いとして傍聴席を一杯にし、現闘本部撤去裁判と同じ裁判長・仲戸川隆人に対する怒りの爆発としてかちとられた。
 今回の弁論では、鈴木さんの一坪共有地が「三里塚周辺に土地を持つ会」のもとでの合有(組合所有)財産であること、土地を持つ会は今日まで空港建設に抗してきている組織であることを明らかにしていった。そして「組合の財産である一坪共有地は、勝手に売買できない」という主張を展開し、県がどのような経緯で一坪共有地の権利を取得したのかを明らかにするよう追及した。
 裁判後行なわれた報告会でまず弁護団の葉山弁護士から「傍聴の力で裁判所に対して優位にたつことができた。先日の最高裁における一坪への不当決定は、高裁の判決をそのまま鵜呑みにしたもの。最高裁の決定があるからといって、この裁判が自動的にそれと同じになるわけではない。千葉県による鈴木さんの一坪強奪が、地上げ目的、空港建設の一環であることを暴露して闘う」と決意が表明された。

     動労千葉から新小岩支部長

鈴木幸司さんは、「この問題は市東さんの畑の問題と一体の闘いです。この裁判は、私は代表のようなもので、空港を造ることに絶対反対している皆さんの闘いそのものです」ときっぱりと決意を明らかにした。
 動労千葉からかけつけた佐藤正和新小岩支部長は、「農民の土地を奪うことと労働者の首を切ることは同じことだと思いました。2、3月は春闘を闘い、3月はイラク反戦でワーカーズアクションの集会をやります。これと3・30の3000名の結集をひとつの闘いとして頑張りたい」と力強く語った。最後に北原事務局長が「そもそも一坪共有地は組合のもの。個人が売ってはいけないということ。しっかりと市東さんを守り、権利を守る闘いをやろう。それが三里塚の勝利に結びつく」としめくくった。
  **********************************
 次回は、5月29日(木)10時30分から。全力で傍聴への参加をかちとろう。

 

日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2008.2.3

鈴木さん一坪裁判

2月7日10時半 千葉地裁

第4592号

神奈川の青年労働者が現地調査

芝山・菱田廃村化攻撃に怒り

北原事務局長、  鈴木幸司さん一家と交流

焦点となっている市東さんの畑で現闘員の話を聞く
北原事務局長宅で43年間の闘いについて、話を聞く現地調査団
鈴木幸司さん宅でモンゴル抑留の話などを聞いた

 1月27日、初めて三里塚を訪れる人を含む神奈川の労働者が三里塚の現地調査に訪れた。市東孝雄さん宅畑の監視台、現闘本部、市東さんの畑、東峰部落、横堀、中郷・鈴木幸司さん宅、北原事務局長宅と回り、43年闘って空港の完成を阻んでいる三里塚闘争の力強さを実感していた。
鈴木幸司さん宅では幸司さん、いとさん、加代子さんと交流。幸司さんのモンゴル抑留の体験に基づく闘いの決意、いとさんの農業への愛着、加代子さんの「菱田の豊かな自然を守りたい」等の話にうなずいていた。
 参加者は「飛行機の騒音がなければすばらしい自然にめぐまれた土地ですね」と、芝山・菱田への廃村化攻撃に怒りの感想をもらしていた。
 北原事務局長宅でも熱い交流が行われた。北原さんは動労ジェット闘争で動労千葉と絆を深めることができたことの感動、民主労総との交流会で植民地支配への謝罪を口にした時に韓国の女性労働者から、しっかり受け止める趣旨の返答があったこと、などについて1時間近く語り、参加者からは「北原さんが言われるように、三里塚は全人民の共同財産だという確信を持ちました」との感想が述べられた。
 一行は、3・30大成功に向けて奮闘する決意を語って、現地調査をしめくくった。

 

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