日刊三里塚 HP版   2008/1  

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2008年 1月

日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2008.1.30

鈴木さん一坪裁判

2月7日10時半 千葉地裁

第4591号

「市東裁判は、毎回が収用委員会です」

市東、 鈴木、 萩原(富)さんが決意  労農同盟のきずな深めよう

1・27都政を革新する会旗開き

都政を革新する会の旗開きであいさつする反対同盟
 (1月27日 東京・杉並)

 1月27日、東京・杉並で都政を革新する会の新年旗開きが行われ、反対同盟から市東孝雄さん、鈴木謙太郎さん、萩原富夫さんが参加して、「労農同盟の力で2008年決戦に勝利しよう」という決意を明らかにした。冒頭、主催者を代表して都政を革新する会代表の長谷川英憲さんが「帝国主義の末期的な状況に対して、これを、一日も早く倒さなければいけない。革命が必要な時代だ」「誰が担うのか。動労千葉を先頭とする労働者、とくに若い青年労働者だ。杉並丸ごと民営化の攻撃と対決し3・16、イラク5周年の反戦闘争に立ち上がろう」と訴えた。
 都革新事務局長で杉並区議の北島邦彦さんは「山田区政に対して、労働現場の実態にのっとった議会活動をやってきた。その結果、民営化の案件は全事業869のうちわずか2件しか行えないところに追い込んだ」「現在話題になっている区立和田中学の、塾講師による補習授業の問題も、究極の民営化だ、という観点から反対している」「動労千葉のように闘えば闘えるという確信を自治体労働者に広めて行きたい」とあいさつした。
 ここで司会から、「法政大学のクラス討論で逮捕・起訴されている内田晶理さんは去年参加してくれた。獄中の彼といっしょに今日の旗開きを進めて行きたい」と提起がなされた。
 来賓のあいさつの最初に反対同盟3人が紹介された。まず市東さんが「現地闘争、裁判闘争への力強い支援に勇気付けられています。動労千葉のおかげで11月4日、初めて壇上に立たせてもらったことに感謝しています。労農連帯を全労働者に訴えることができました。戦争反対・軍事基地阻止・農地死守をもって闘っていきます。こ

れからもそれを貫きたい。3・30大結集をお願いします」との力強いあいさつ。
 鈴木謙太郎さんは「成田では北延伸の攻撃が切迫し、裁判も目白押し。今年が山場です。全国集会へのご協力よろしくお願いします」。
 萩原富夫さんは「市東さんの裁判に本当に力を貸していただきたい。裁判自身が収用委員会、代執行との闘いなんだと考えてほしい。裁判所を取り巻く人民の闘いが必要です。裁判所遠いですけど、お願いします」「30万回飛ばすということが起きている。アジア侵略とグローバル化の中で物流を担っている成田。こういう帝国主義の狙いと対決しているのが三里塚。さらなる支援を訴えます」
 発言はこの他、動労千葉特別執行委員の滝口誠さん、沖縄民権の会の座覇光子さんらから行われた。毎回の裁判闘争では杉並からねばり強い支援を頂いている。共に2008年決戦の勝利へ。

日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2008.1.22

鈴木さん一坪裁判

2月7日10時半 千葉地裁

第4590号

1・13旗開きの成功引き継ぎ

反対同盟、各地の旗開きに参加し檄

現地闘争・裁判闘争をたたかいぬき
 3・30全国集会の大爆発へ進撃しよう!

鈴木いとさん、婦人民主クラブ全国協議会(1月14日)
鈴木幸司さん、動労水戸(1月19日)
萩原進さん、全関西実行委員会(1月20日)

 反対同盟は1月13日の旗開きの成功を前後して、各地の旗開きに参加し、檄を発した。1月12日の動労千葉旗開きには北原鉱治事務局長が参加、労農連帯の激烈なアピールを発した。
 1月14日には東京・京橋で行われた婦人民主クラブ全国協議会の旗開きに鈴木い
とさんが参加した。鈴木さんは、「先日の旗開きには、ご参加いただきありがとうございます。若い方々の元気をもらっていっそう闘争にがんばりたいと思います。今年は市東さんの土地を守る反対同盟の闘いの正念場です。市東さん勝利の確信に満ちて闘っています。歴史ある婦人民主クラブ全国協議会の闘いに敬意を表します。みなさん、ともにがんばりましょう」と訴えた。
 1月19日には。水戸市内で動労水戸旗開きが行なわれ、本部役員の鈴木幸司さんが参加、鈴木さんは、「先日は、反対同盟の旗開きにご参加くださいまして大変ありがとうございました。三里塚もようやく43年目を迎えました。ここまで何とかやってきましたが、これからが正念場、大変な闘いを迎えると思います。三里塚においても、農地強奪の問題、軍事空港化の問題と、様々な問題がありますが、どんなに苦しくても一致団結して闘えば必ず勝てると思っております。これからもご支援よろしくお願いします。3月30日には、三里塚全国集会を予定しております。大勢の皆さんのご参加をよろしくお願いします」と訴えた。
 1月20日には、関西実行委の旗開きが行なわれ、萩原進さんが「三里塚3000人大結集を本気で闘いとろう」との熱烈アピールを行った。
 政府・空港会社は、北延伸の次には南に伸ばすとか、飛行回数を「年間20万回から30万回へ、1・5倍にする」などとぶちあげている。絶対に許せない。騒音地域を敵にまわし、反対同盟をつぶして、市東さんの農地、天神峰本部、一坪共有地の強奪するなど絶対に許してはならない。3・30全国集会の大爆発で粉砕しよう。

日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2008.1.19

2・7鈴木さん一坪裁判

10時半 千葉地裁

第4589号

1・15市東さん違憲訴訟

審査など行っていなかった!

「畑の位置特定」をめぐり
堂本知事の違法を暴く

報告会の最後に団結がんばろう

 1月15日午前11時から、市東さんの農地取り上げ違憲訴訟第2回の口頭弁論が闘われた。11時から始まった弁論では市東さん側代理人が、11月30日付求釈明に対して出された千葉県側の答弁書を追及した。答弁書での「耕作権解約許可決定」を下した畑の位置特定について、その根拠を質したのだ。
 市東さん側代理人が「答弁書では、位置特定について、空港会社の主張をおうむ返しにする主張をしている。ところが、その根拠としている境界確認書、同意書について、『この書面は一体だれが書いたのか』というわれわれからの求釈明に対して『筆跡は藤崎政吉氏と思われる』『境界を示すクイも9本あったと思われる』などと答えてきている。しかし、これは法廷に提出する文章とは言えない。『思われる』などというあいまいな言い方は裁判用語にはない。肯定か否定かの2つだけです」と問い質すと県側は、言を左右に逃げ回ることしかできなかった。
 要するに県独自の審査など行っていなかなかったのだ。
 しかし堀内明裁判長は、市東さん側のいっそうの求釈明要求に対して、〃裁判の中身の主張をしろ〃と早くも早期結審策動の姿勢をあらわにしてきた。市東さん、弁護団、傍聴団はこれを徹底弾劾し闘った。
 この後、場所を千葉県弁護士会館に移して記者会見、報告会が行われた。まず原告である市東孝雄さんが「むこうは境界確認書、同意書で畑の特定はできているんだ、という態度できていますが、これから弁護団とも協力して、この点を追及していきます。私自身も主張していきます」というあいさつ。
 葉山岳夫弁護人、一瀬敬一郎弁護人からの法廷の説明の後、裁判報告会に入った。北原鉱治事務局長が「08年また新しい気持ちで闘って行きたい。市東裁判は負けることの許されない裁判です。がんばりましょう」とあいさつがあり、鈴木幸司さんも「市東さんの問題はみんなの問題です」という檄。

「農業破壊に労農が団結して立ち向かう時」

 支援者の発言に移り、関西実行委の安藤真一さんが「新たな三里塚写真展、三里塚公開講座から3・30の大結集へ闘いを開始しています」と決意表明。動労千葉の滝口誠特別執行委員は「動労千葉も81年3月のジェット闘争の精神に立ち返ってぼろぼろのJR体制打倒に決起します」と発言し大きな拍手で迎えられた。
 発言は他に、市東さんの農地取り上げに反対する会から共同代表の井村弘子さん、北総の米農家、群馬県実行委の青柳晃玄さんとつづいた。
 最後に萩原進事務局次長が「この裁判は重大で大きな闘いです。人命を省みない分割・民営化攻撃、農業で言えば食の安全を無視した農産物自由化〜農業破壊の攻撃に労働者と農民が団結して立ち向かおう」としめくくった。


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全学連現地闘争本部

2008.1.18

2・7鈴木さん一坪裁判

10時半 千葉地裁

第4588号

「新誘導路阻止するぞ!」工事現場に轟く

1・13新年デモに150人決起
30万回・3500b化攻撃に怒り

 北延伸阻止・新誘導路建設粉砕を掲げた新年第1波の現地闘争が1月13日、が東峰十字路北側の開拓組合道路を出発点に闘われた。目の前で新誘導路工事が強行されている。30万回・3500b化」攻撃も切迫している。
 北原事務局長があいさつに立った。「07年われわれは頑張ったがまだまだ足らない。今の日本はどこに向かおうとしているのか。若い諸君の未来を築くために闘う。矛盾空港を粉砕しよう」と激しい檄。
 動労千葉の後藤俊哉特別執行委員がマイクを握った。「みなさん空港会社にわれわれの意気を見せつけよう」とシュプレヒコールの音頭をとった(写真)。そして「三里塚は労農連帯の輪を広げ、さらに国際連帯を実現し昨年11月集会で全世界のものになった」「動労千葉は労働者の総団結を合言葉に08年進撃する」と決意を述べた。
 淡路からかけつけた関西実行委の永井満代表は「今年は三里塚にとってかつてない決戦です。そこで思い出すのは1977年1月3日付の同盟アピールです。福田内閣による年内開港宣言に対して4・17集会が設定され、それに向かった総結集が訴えられました。こうして関西実行委員会は結成された。あの時と同じような決起の檄を再び反対同盟から発してほしい。第2の4・17を訴えるアピールを発してほしい。お願いします」と熱烈に訴えた。大きな拍手と歓声。
 つづいて葉山岳夫顧問弁護団事務局長。「空港会社による不法極まる民法での農地強奪に、昨年全力で闘い破たん性を明らかにした。今日の闘いは成田空港絶対反対・空港廃港への記念すべき第1歩です」とアピールした。

団結旗開きも盛大に意気高く

 共闘団体の最初に織田陽介全学連委員長がマイクを取り、「動労千葉は分割民営化との闘いでついに「勝利」を宣言した。労働者が団結を守り抜いてきたことが勝利だ。成田空港の矛盾、JRの矛盾、安保の矛盾は労働者が強制してきた。勝利の環をつかんだ。3・16イラク反戦集会から3・30三里塚全国集会へ全力で決起する」と若々しいあいさつを行い参加者から歓声を浴びた。
 デモは、東峰十字路を通り東峰部落の中をねり歩き、団結街道市東さんの畑まで。意気高い戦闘的な行進を貫徹して2008年の総決起を誓った。
 この後、場所を「ハナマサ」に移して団結旗開きを意気高く行った。(写真下)

 

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全学連現地闘争本部

2008.1.13

1・15口頭弁論へ

市東さん違憲訴訟

11時 千葉地裁

第4587号

「飛行回数30万回・3500b化」
攻撃と 08年、全力で対決しよう

市東さん支援の全国的大運動巻き起こせ

誘導路を「へ」の字に曲げて地上運航を阻害している市東さんの畑と現闘本部

激動の中2008年が明けた。三里塚では新年早々から激しい攻撃が襲いかかっている。昨年末に国土交通省・空港会社が打ち出した「年間飛行回数の1・5倍化(20万回から30万回へ)」方針が具体化されてきたのだ。この攻撃は暫定・誘導路を「へ」の字に曲げている市東孝雄さんの畑、現闘本部の強奪としていっそう押し寄せてくる。反対同盟破壊・三里塚闘争つぶしをはね返す闘いが問われている。08年は旧年以上の正念場・決戦の年となることが明らかになった。動労千葉との連帯を軸にした階級的労働運動の全面的推進で08年三里塚決戦に勝利しよう。
 国土交通省と成田空港会社は昨年12月26日、成田空港の年間飛行回数について、現在の20万回より10万回も多い、30万回に増やす計画を明らかにした。2009年度の羽田拡張計画に追いつめられた成田空港会社が、なりふり構わぬ騒音地域激増計画をもって、「成田延命」に必死となってきたのだ。同時にこれは、アジア勢力圏化と一体のアジア・ゲートウェイ戦略の推進でもある。
 具体的には、現在直線方向にしか離着陸できない暫定滑走路の飛行コースについて、南北とも東側に15度旋回させることで、飛行コースを広げ、4000b滑走路との同時離着陸を可能にして飛行回数を1・5倍化しようというのだ。【現在は、暫定滑走路と4000b滑走路の飛行コースが接近しているため同時の離着陸はできない】
 しかし一見して分かるように、30万回化の暴挙は、別の空港を同じ場所にもうひとつ造るにも等しい、すさまじい騒音被害をもたらす。敷地内天神峰、東峰の環境破壊は尋常ではない。さらに、芝山町は全町が騒音激甚地区になる。従来「騒音地区」からは外されてきた隣の多古町も騒音地域に組み込まれることになる等々…。

階級的労働運動路線の推進で勝利へ

 だが、この計画は成功しない。なぜなら地上での運航がデッドロックにぶつかっているからだ。市東孝雄さんの畑と天神峰現闘本部が暫定・誘導路を「へ」の字に曲げているために、暫定滑走路の効率は上がらない。
 さらに、現在の新誘導路計画は、暫定滑走路・南側延長線の下を2回も横切るルートになっているため、いちいち信号の手前で待機しなければならず、効率を阻害する。結局、反対同盟を破壊し、三里塚闘争をつぶして、「へ」の字を直線化し、天神峰・東峰部落を「更地」にしないかぎり、「30万回」計画も絵に描いたモチだということだ。。反対同盟が達成した労農同盟の歴史的地平を踏まえて、階級的労働運動路線の全面的な推進の中に、三里塚闘争を位置づけ、08年の飛躍を展望していかなくてはならない。この立場から、空港内労働者、航空労働者、さらには成田市周辺の自治体労働者、民間労働者との交流と連帯を勝ち取り、「生きられない労働者」と「食えない農民」との革命的な団結を勝ち取っていかなくてはならない。
 さらに、成田の軍事基地化攻撃の強まりの中で「国民保護」と称する成田の戦争動員訓練に対して、スクラムを組んで反対していこう。
 この中で、三里塚を取り巻く巨万の労農学の陣形を作り出していこう。暫定路北延伸阻止、飛行回数の「30万回化」粉砕、暫定滑走路の3500b化阻止へ闘おう。市東さん支援の大運動を実現し、3・30全国集会の成功を勝ち取ろう。

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全学連現地闘争本部

2008.1.8

1・13新年デモ

午後1時 東峰十字路北側開拓道路

第4586号

市東さん農地取り上げ違憲訴訟

1・15 第2回弁論に結集しよう!

千葉地裁包囲の大傍聴闘争を実現し
 08年決戦の火ぶたを切ろう!

横断幕を掲げ、千葉地裁前に並ぶ傍聴団(昨年10月30日)
1月15日、午前11時から千葉地裁で、市東孝雄さんの農地取り上げ違憲訴訟の第2回口頭弁論が開かれる。昨年の7月に市東さんが堂本知事を相手取って提訴し、10月30日に開かれた第1回口頭弁論に続く裁判だ。この裁判は、県知事の耕作権解約決定=農地強奪攻撃に対して、県知事を相手の提訴という形で反撃に転じる重要裁判だ。前回弁論では、市東さんの堂々たる意見陳述を勝ち取り、弁護団の闘いで求釈明によって県側の主張をただすことが確認された。千葉地裁を包囲する大傍聴闘争を実現し08年決戦の火ぶたを切る闘いを実現しよう。
 政府・空港会社は、2500メートルという短い北延伸滑走路の破綻を自認し、滑走路の3500メートル化に向けて攻撃を開始した。年末には、成田空港の年間発着回数を現在の20万回から30万回に1・5倍化する方針を発表した。絶対に許せない。市東さんの耕作権をめぐる裁判攻防と、現闘本部裁判(現在、裁判官忌避で裁判中断)がますます重要になってきている。1月13日の新年デモ・旗開き〜1・15市東さん農地取り上げ違憲訴訟へ連続決起を勝ち取ろう。

 新年デモを出発点に、反対同盟、各地の団結旗開きへ

1月12日(土)動労千葉旗開き 
        北原鉱治さん予定
1月13日(日)10時 新年デモ 反対同盟旗開き
 13時 ハナマサ
1月14日(月)婦民全国協議会旗開き
        鈴木いとさん予定      
1月19日(土)動労水戸旗開き 
  17時 水戸市内
1月20日(日)関実旗開き
         萩原進さん予定 
1月27日(日)都革新旗開き

日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2008.1.4

1・13新年デモ

午後1時 東峰十字路北側開拓道路

第4585号

“年間飛行回数20万回が30万回に”(?!)

発着枠1・5倍化攻撃許すな

北総全域が騒音地獄に
その先に「3500b化」の暴挙

 明けましておめでとうございます。2008年の勝利へ今年もよろしくお願いいたします。
 08年は、冒頭から国土交通省・空港会社による闘争破壊攻撃との対決となっている。空港会社が、年末の12月 日に、成田空港の年間発着回数を現在の20万回から30万回に1・5倍化する方針を発表したのだ。(写真)
 この方針が強行されれば、成田市北部全域、芝山町全域そして従来騒音地域から外されていた多古町まで、騒音地獄に叩き込まれ、空港周辺地域の大半が耐えがたい環境破壊を強いられることになる。
 同日に予定されていた地元自治体への説明会は、住民の反発を恐れた一部自治体の不参加で延期はされた。しかし、国交省・空港会社、地元自治体が08年、この方針を強行してくることは明白だ。
 これを受けて1月1日、成田空港で行われた「航空祈願祭」なるもので、小泉一成・成田市長は「今年は開港30周年。空港機能の充実にむけてできる限り協力する」とあいさつした。「開港30周年」を合言葉に08年、発着枠の1・5倍化拡大〜暫定滑走路の3500b化にむけた激しい攻撃が展開されようとしている。
 「完成予定」が09年10月に迫る北延伸工事でも重大な攻撃が押し寄せてくる。本年6月に国道51号線トンネルの供用が始まる、と宣伝されている。その後「北延伸部分」において、滑走路、誘導路の工事が始まるとされる。成田新高速鉄道の攻撃も加わる。

1・13新年デモ〜団結旗開きへ

 しかし、「発着枠1・5倍化」の攻撃が切迫すればするほど、誘導路を「へ」の字に曲げている天神峰現闘本部と市東孝雄さんの畑が決定的に空港会社をしめ上げるのだ。空港会社は「飛行コースの工夫で20万から30万に増やせる」などと〃寝言〃を語っているが、「へ」の字誘導路が現状のままでは効率が悪く、飛行コースをどのように調整しようとも発着枠は増えない。
 新誘導路も現在計画されているルートでは、信号停止で、「発着枠の増加」どころではない。
 要するに、「へ」の字の直線化と新誘導路コースの変更なしに、「1・5倍化」など不可能なのだ。結局攻撃は元に戻って、反対同盟と三里塚闘争の破壊という問題に返ってくる。市東孝雄さん裁判の攻防も白熱化する。前述の理由で天神峰現闘本部裁判の早期結審策動も強まる。
 反対同盟は、6000万労働者との労農連帯を強め、2008年の三里塚決戦に勝利する決意を明らかにしている。
 1月13日の新年デモ〜旗開きで2008年勝利への号砲を鳴らそう。

 

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