日刊三里塚 HP版   2007/09  

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2007年 9月

日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2007.9.27

10・7三里塚全国集会


●10月7日(日)正午

第4566号

10・1市東耕作権裁判へ結集を

10時30分(9時30分集合)千葉地裁

NAA図面と公図まったく違う 説明できない弱点追及を

白い枠で囲った畑が市東さんが耕している場所。Dは1度も耕したことがないがNAAがまちがって「賃借地」として解約請求した場所

 10月1日千葉地裁で、市東耕作権裁判の第4回口頭弁論が開かれる。市東耕作権裁判は、市東さんが耕している畑のうち、「賃貸借契約を結んでいない」と空港会社側が主張する部分について「不法耕作だ」との言いがかりをつけて提訴してきた裁判だ。
 左の写真を見てほしい。BとDが「市東さんが賃借していた場所」として、昨年9月に「賃借権の解約」を堂本知事が不当に認めた畑だ。
 今度の裁判で問題になっているのは、AとCの畑。空港会社はこの部分を「賃借地ですらない不法耕作地だ」と言いがかりをつけ、提訴をしてきた。しかし、A、B、Cの畑は、そもそも、市東さんの家が、3代90年にわたって耕してきた畑で、本来市東さんの自作地になっていなければいけない畑だ。
 (今回の裁判とは別だが、Dは市東さん宅では1度も耕したことがない場所だ。その場所を「賃借地である」と間違い、会社は去年7月に「解約請求」をしてきた)
 この90年耕作の内のA、Cを「不法耕作だ」と言われて被告席に立たされた市東孝雄さんの怒りは当然だ。「弁論に毎回参加すること自体が屈辱だ」と孝雄さんはふん慨している。その上で、現在の弁論の焦点は、空港会社側の畑の位置の特定のデタラメさを徹底的に暴く闘いにある。
 実はAの部分の畑について、空港会社側が提出してきた図面と、法務局成田出張所に保管されている公図とは形がまったく違うのだ。空港会社が、菅原崇裁判長に促されて7月18日に畑の位置に関する資料を準備書面として出したが、新たな情報が含まれていないおざなりなものだった。提訴した時に訴状で記した以上の根拠を持っていないことを自己暴露したのだ。

毎回の口頭弁論が、収用委員会の公開審理のような決戦の場

 なぜ、公図と形がまったく違うのかについても、答えることができていない。しかも会社側の図面は、隣地の市東東市さんの立ち合いもない一方的なものだ。
 公図は一般に、境界が直線であるか曲線であるかや、土地の形については正確なものとされている。もし、会社側が「自分たちの図面が正しく、公図の方が間違っている」と主張するのであれば、公図の確かさを上回る根拠を示さない限り、公図を否定することはできない。しかし、7月18日提出の準備書面でも彼らは何の根拠も示すことはできなかった。
 10月1日の口頭弁論で市東さん側弁護団はこの点を求釈明の形で徹底的に追及する方針だ。
 市東さんの畑をめぐる民事裁判は最後は強制収用に行き着く重大な手続きだ。毎回が強制収用のための収用委員会の公開審理のような位置づけをもっている。市東さんの農地を守れるかどうかの白熱的な攻防として闘われている。
 千葉地裁を包囲する大宣伝と大傍聴団が絶対に必要だ。大結集を訴えます。


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全学連現地闘争本部

2007.9.25

10・7三里塚全国集会


●10月7日(日)正午

第4565号

改憲・民営化・戦争路線に反撃し
安倍政権を打倒した労働者・農民

9・29 ワーカーズ・アクション in池袋に参加しよう

【写真】 打倒された安倍首相

 参議院選挙に示された労働者・農民の怒りが9月12日、安倍内閣を打倒した。9月24日、入院先で記者会見した安倍は「体力の限界が最大の要因」などと言い訳した。では、何が安倍首相の「体力を限界に」追いつめたのか。
 「戦後レジームからの脱却」と称した日帝・安倍の路線そのものが労働者・農民・人民の怒りに包囲され、否定されたことによって安倍は追いつめられた。「戦後レジームからの脱却」という「改憲・民営化・戦争」の路線が打倒されたのである。
 安倍とその周辺は、「教育基本法改悪や国民投票法制定、国家公務員法改悪、防衛省昇格」などを指して「歴代内閣のできなかった課題を実現した」と強弁し、「その実績が理解されなかったことが敗北の理由である」と居直っている。
 しかし事態はまったく逆だ。「強行採決16回」という前代未聞の強権的政治手法を含めた安倍路線が根底から反撃にあい、労働者・農民の怒りで粉砕されたというところに事態の本質がある。切り捨てられ、生きる権利も奪われた労働者・農民の怒りは沸点(ふってん)に達していたのだ。それが、参院選での安倍不信任という形で噴出した。だから、安倍は耐え切れなくなって、精神・肉体ともにボロボロになり、打倒されたのだ。
 教基法改悪や国民投票法の制定は「実績」であるどころか悪業である。教育労働者に「教え子を戦場に送る」ことを強制し、改憲=侵略戦争に道を開く戦争翼賛法だ。
 数百数千万人の血の犠牲の上に約束された「侵略戦争をしない誓い」の教訓を軍靴で足蹴にする安倍路線に労働者・農民は断固ノーをつきつけた。

労働者・農民が主人公だ


 「民主党では変わらない」「労働者(農民)に権力をよこせ」と叫ぶ青年労働者・学生たちが中心となった「ワーカーズ・アクションin池袋」が9月29日(午後1時30分 豊島公会堂)に闘われる。
 労働者階級と農民こそが社会を動かしている主人公だ。両者がいなかったら、社会は一瞬たりとも動かない。その「社会を動かしている主人公の手に権力をよこせ」と真っ向から叫んでデモする闘いだ。3月18日=日比谷、6月9日=渋谷につづく3回目の集会だ。三里塚からも全力で合流しよう。

日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2007.9.23

10・7三里塚全国集会


●10月7日(日)正午

第4564号

北原事務局長が星野文昭さんと感動的再会  徳島刑務所で

「必ず奪還する 三里塚に来てほしい」

 9月18日、反対同盟・北原鉱治事務局長が星野暁子さんと徳島刑務所を訪れ、無実で獄中33年の星野文昭さんに面会し、激励するとともに、「1日も早く奪還できるようがんばっている。ぜひもう一度三里塚にきてほしい」と訴えた。
 星野さんは、月3回、1回につき30分以内という面会制限の中、元気そのもの。終始笑顔で話され、「必ず、三里塚に行きます。北原さんが元気の間に」と話してくれた。
話が三里塚のことになると、1971年の強制代執行阻止闘争の頃が昨日のように鮮明に思い出されたようで、「寝泊りしていた南三里塚公民館の様子、反対同盟の宮本さんや野平さんのこと、当時の風景をしっかり覚えています」と言っていた。
 現在の話になって、「市東さん、萩原さんが頑張っている様子が、新聞やビラで伝わってきています。特に市東孝雄さんが後を継いでくれたことは、本当によかった」とわがことのようによろこんでいました。暁子さんのこと、カレンダーの絵のこと、自画像のことなどあっという間に30分が過ぎ、看守が小さな声で「あのう、時間ですので」と遠慮がちに言っていたのが印象的だった。最後にアクリル板の両側で手を合わせ別れた。
 三里塚のニュースなどを差し入れした後、北原事務局長は星野暁子さんと徳島刑務所所長への申し入れ行動に決起した。「所長は都合が悪いので私がかわりに」と出てきた庶務課長、係長に対して、「母親が危篤のときになぜ、会わせなかったのか、人道上大問題である」と抗議し、「獄中33年にもなるのだ、早期に釈放するよう」申し入れ、具体的な回答をもとめた。庶務課長の通り一片の回答に対し、あらためて早期釈放を強く要求した。.

 徳島のみなさんと交流会

 その後、徳島星野文昭さんを救う会との報告交流会を行った。北原さんが、この日の面会と申し入れの様子をつぶさに報告すると、救う会の人達は「私たちは、来年面会の順番になっているが、早く面会して激励したい」と早期奪還に向けて思いを語り合った。星野さんが三里塚に心を寄せていたことを伝え、10月7日の三里塚全国集会の参加を呼びかけて、徳島の地をあとにした。

【写真】徳島刑務所前で星野暁子さん(左)と記念撮影(上)。徳島星野文昭さんを救う会の人たちとの報告交流会(下)=どちらも9月18日

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全学連現地闘争本部

2007.9.18

10・7三里塚全国集会


●10月7日(日)正午

第4563号

労働者と農民の団結で、市東さんの農地守ろう!

10・7総結集へ!同盟,各地の集会へ

農民殺しの北延伸許すな
暫定滑走路3500m化阻止を!

 15日、北原事務局長  全学連大会

 9月15日、東京の全水道会館で始まった第68回全学連大会に反対同盟から北原事務局長が参加してアピールした。
 午前11時、大きな拍手を受けて事務局長が登壇、「法政大学の事態を反対同盟としても見過ごすことはできない」と呼びかけ、「大学構内でビラをまいただけで処分されたり、逮捕されたり、起訴されたりということが起きているが、信じがたいことだ。君たちの決起を断固支持する」「法政大学が闘わなかったら全国の大学が沈黙させられてしまう」と法大闘争を激励した。
 さらに「闘わなければ自分の権利も守ることもできない時代になった。自分の未来は自分で開こう。闘いで時代を切り開こう。学生こそが全人民を引っ張る先導者だ」とアピールしてしめくくった。この後三里塚現闘も「市東さんの農地取り上げと闘う10・7全国集会へ、そして前日の現地調査、交流会に参加してほしい」とアピールした。

  15日、萩原進さん  茨城公開講座に

 9月15日、茨城県つくば市で「生きさせろ!
三里塚現地からの叫び」と題する公開講座が行なわれ、萩原進さんが熱烈な講演を行なった。萩原さんは、今の農民がどういう気持ちで生活営農しているかをリアルに語り、農業破壊がどういう形で進行しているか詳細に説明。「今こそ全国の農民に現状を訴えて本当に真実をわかってもらう。わかってもらって一緒に行動をおこす。そのことを同じ苦しみぬいている労働者の人達にも理解してもらう。それができる場として三里塚がある。三里塚で力をあわせたら勝利できる。ここで勝利を勝ち取ったら、職場生産点を含めて火柱が立つ。三里塚の勝利、10・7の大結集へ」と訴えた。
 現闘も続いて、「農地法で農地を取り上げるというとんでもない事態が進展している。10・7で大結集をかちとり、11・4につなげよう」と訴え、活発な討論が行なわれた。

  16日、伊藤信晴さん  ちば合同労組結成大会

 9月16日、千葉市・DC会館で、ちば合同労組結成大会がかちとられた。この大会に出席した伊藤信晴さんが、「政府はアジアゲートウェイ戦略に見られるように農民を切り捨て、民営化で労働者の首切りを行なおうとしている。 市東さんに対する農地法を使った農地強奪を許してはならない。10・7は、大反撃の突破口、多くの結集を訴えます」と訴えた。
 現闘もアピール。参加者から、バスで大挙駆けつけようとの発言があった。

【写真】第68回全学連大会の第1日目にかけつけ、あいさつする北原事務局長 (15日 東京・全水道会館)

日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2007.9.16

10・1市東裁判弁論


●10時30分 千葉地裁

第4562号

「耕作者無視して農地売ることはできない」

9・8講演集会 市東孝雄さんの発言

 大勢集まってくれてありがとうございます。ご支援に感謝します。山下惣一さんのすばらしいお話もっと聞きたいという思いです。現在の農業破壊は農家だけの問題ではなく消費者の問題でもあるというお話でした。私もさらに勉強してやっていきたい、という思いを強くしました。私にかけられた農地取り上げの攻撃ですが、いくら考えても納得がいきません。農地法で農地を取り上げるということがどうして起きるのか。農業委員会、農業会議、知事決定そして農水大臣の決定、この間わずか6カ月です。
 中でも農業会議を傍聴したときの思いは忘れることができません。農地課の役人が「1億8千万円補償するんだからいいじゃないか」と言うわけです。しかも最後に「これは近隣農家の収入の150年分に相当するんだ、どうだ」というわけですね。
 これには怒りました。「本人がここに来ているんだから、私の問題について審査したとiu
内容を、おれの顔を見て説明して見ろ」とどなったわけです。12人の傍聴者が口々に弾劾しました。すると彼らは下を向いちゃって応えられないです。会議は終わっているのに動けません。答えられるはずがありません。こういうやり方に私は絶対納得できません。
今回、取られる農地は私の農地全体の4割にもなるんです。この畑は3代90年耕してきました。本来なら農地解放の時に解放されているはずだったんですが親父の復員が遅れて小作地のまま残ったわけです。
 でも農地法ができて自作地と同等の権利を得たはずです。農地法には「耕す者に権利あり」と書いてあります。地主が耕作者の意志を無視して農地を売ることはできないんです。法律にはっきり書いてあります。本来、農地法に守られているはずなんです。
 しかし、政府は農地法を廃止するという動きに出てきました。やっぱり、私の問題の背後にはこういう動きがあるんだと思いました。自民党は農民をつぶしてしまうつもりです。私の農地をつぶすとは、そういう意味であることを実感しました。私のこの問題は私ひとりの問題じゃない。萩原進さんもパネル討論で言っていました。全国民、全農民の名をもって権利を勝ち取っていく、それが必要だと思います。

「農民の誇り守り抜く」

 私の畑を見てもらえば分かりますが、自分で言うのもなんですが、ふかふかです。20年前から有機・完全無農薬で安全で美味しい野菜を作っています。それがまた私の何よりの誇りです。
 今日皆さんに私の気持ちをはっきり伝えたいと思います。私はこの攻撃に対して一歩も引きません。農地を守り闘いたいと思います。
 現在、提訴されていますが、畑の位置も違う訴えで、私に関係ない裁判だと言いたい気持ちです。本音を言えば裁判に出たくもありません。政府はどんな無茶でも闇から闇に葬って、市東孝雄とiう農民をつぶそうとしているのです。それをすべての人に知ってもらいたいと思います。
 1人では何もできません。皆さんの力が必要です。そういう意味で、私もこれからがんばって行きますので、よろしくお願いします。

【写真】葉山弁護士と一緒に登壇し決意を述べた市東孝雄さん(左)

日刊三里塚 HP版
全学連現地闘争本部

2007.9.11

10・7三里塚全国集会


●10月7日(日)正午

第4561号

市東さん 「この攻撃に私は一歩も引かない」

“農民と消費者は連携しよう” 山下惣一さん

反対する会の9・8講演集会が大成功

 9月8日、「市東さんの農地取り上げに反対する会」主催の「山下惣一さんの講演とパネルディスカッション」が千葉市のプラザ菜の花で開かれ、大成功した。
 150人の参加者の中で、反対同盟からは、市東孝雄さんと萩原進さんが発言者として登壇し、会場の前列で北原鉱治事務局長を先頭に多数の同盟員が成功を支えた。
 総合司会が「会」の事務局員である足立満智子成田市議。パネル討論の司会が同、吉川ひろし千葉県議。
 「農なき国の食なき民」と題する山下惣一さんの講演で集会が始まった。山下さんは2つの誤解があると切り出した。「農業と食料の危機の問題は農民の問題ではなく、実は消費者の問題です。農家は自分の食料は確保するから困らない。困るのは消費者の方です。『連携しよう』とずーっと言ってるんだけれど理解されない。2つ目は、食料自給率。ただ数字だけを問題にしても意味はない。自給率は200%だけれども地元の人の口には入らない米国アイオア州みたいな例もある。数字を前提にしつつ、農産物の生産の中身を検討すべきです」
 さらに日豪FTA問題について「締結されれば日本の農業は確実につぶれる。農業危機がどの方向に行くか、試金石です」と警鐘を鳴らした。最後に、農地法廃止について、「最後は農地取り上げの代執行までやる、と役人の案には書いてある」「農民は農地改革以前へ、労働者は産業革命以前へ歴史を逆戻りさせる動きが激しいが、とんでもないことだ」と弾劾して講演をしめくくった。大きな拍手。
 パネルディスカッションでは、萩原進さん、残土・産廃ネットワーク千葉代表の藤原寿和さん、食の安全監視・市民委員会の三宅征子さん、大潟村の坂本進一郎さんが熱い議論を展開し、農業危機と労働者・消費者の立場、両者の連携の大切さが満席の会場とともに確認された。萩原さんは「スーパーに並んでいる安い野菜を見て単純に喜ばないでほしい。その結果、労働者の給料の引き下げが起きている。農民と労働者の連帯が大事なんです」と核心的に問題を突き出した。
 市東さんの発言に移った。市東さんは「最近、農地法廃止の動きがどんどん具体化しているのを見て、私の問題の背後にこういう自民党政治があったことを、『私ひとりの問題ではない』という怒りをもって実感しています」「この場ではっきりと私の気持ちを伝えたい。どんな攻撃にも一歩も引かずに闘います」と決意を語った。
 葉山岳夫弁護士が市東さんの攻撃の法的なからくりを明快に解説した。
 質疑が行われ、最後に、「会」の活動と事務局員の紹介が行われた。出店では野菜が完売、山下さんの著書等も好評だった。
 10・1耕作権裁判の弁論に集まろう。

【写真】150人が会場を埋めた

 

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全学連現地闘争本部

2007.9.4

10・7三里塚全国集会


●10月7日(日)正午

第4560号

市東さんの農地を死守しよう!

「農地法による収用は違憲だ」 反撃開始!

「耕作権解約」取り消し行政訴訟
《期日指定》 10月30日に決定!市東さんの農地を死守しよう!

 市東さんが堂本暁子県知事を相手取って7月27日に提訴した「耕作権解約処分」取消行政訴訟の期日が指定された。第1回口頭弁論が10月30日に千葉地裁で行われる。
 千葉県を被告とするこの行政訴訟は、怒りをこめた反撃の開始だ。訴えの趣旨は「本件処分は農地法の適用を誤ったものであるだけでなく、原告の財産権を侵害し、権利を守るための適正手続きの保障にも違反している」ということだ。具体的には、「事業認定が失効した土地について、他のいかなる法律をもってしてもこれを強制的には奪えない」として、憲法違反を真っ向から問うている決定的に重要な裁判だ。これは市東さんの農地問題の核心をつく論点だ。訴状では、@「本件処分は土地の公共事業のための収用なのだから、本来土地収用法で取得すべきであるのに、それを行なわないのは憲法29条の権利保障の侵害にあたる」A「土地収用法の手続きによらずに土地を収用するのは『適正手続き』を定めた憲法31条違反である」と突き出している。
 収用法が失効した農地への収用の替わりとして農地法で農地を奪う! こういう市東さんへの攻撃は全く前例がない違法違憲だ。「農地法、民法による農地収用」という、空港会社の憲法違反の繰り返しに対して、法廷闘争を先頭に力強い反撃を断固開始しよう。

10・7全国集会の大結集へ 

  10・7全国集会の大結集へ、闘いは開始されている。8月25日、鈴木いとさんが婦民全国協議会第24回全国総会(兵庫県)に参加、9月2日、市東孝雄さんが市東さんの農地を守ろう群馬集会にそれぞれ参加し、三里塚闘争の現状と10・7全国集会へのアピールを行った。引き続いて10・7へ。

 当面の集会・行事等予定

9月8日(土)
  市東さん問題、講演とパネル討論(千葉・市東さんの農地取り上げに反対する会)
9月15日(土)
  茨城労働学校 萩原進さん参加
9月15日(土)
  全学連大会(東京) 北原鉱治さん参加
9月18日(火)
  星野文昭さん面会と交流会(徳島)
  北原鉱治さん参加
9月22日(土)
  反戦共同行動委三里塚学習会(東京)   萩原進さん参加
9月28日(金)関実・三里塚集会 
  市東孝雄さん参加
9月29日(土)ワーカーズアクション
  鈴木謙太郎・伊藤信晴さん参加


 

 

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