日刊三里塚 HP版 2007/05
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2007年 5月 |
全学連現地闘争本部 |
2007.5.31 |
市東さん耕作権裁判第3回口頭弁論 ●6月18日10時30分 |
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第4544号 |
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法廷を包囲し裁判所監視する闘いを一瀬弁護士のお話A(鈴木さん一坪裁判報告交流会)
5月17日に行われた一瀬敬一郎弁護士のお話の第2回目を掲載します。 「これから何十年でも闘う」■裁判というのは一見、法廷内の理屈、論理だけの闘いと思われがちですが、違います。もちろん法廷内の闘いで圧倒しなければなりませんが、裁判所は権力機関です。ですから、法廷外の運動の盛り上がりが直接、法廷内に影響する力を持っているということなんです。 |
全学連現地闘争本部 |
2007.5.26 |
6・16三里塚現地闘争 ●午後1時半 萩原さん畑 |
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第4543号 |
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「共有地訴訟は訴権の乱用だ」一瀬弁護士のお話@(鈴木さん一坪裁判報告交流会)
5月17日に菱田の郷(さと)で行われた一瀬敬一郎弁護士による一坪共有地問題の解説を紹介する。 「全面的賠償方式」は例外中の例外■確かに最高裁判所が、きわめて例外的な件で「全面的価格賠償方式」という名の金銭補償での共有物分割を認めた判決を出しました。しかし、これは例外中の例外であって、三里塚の一坪裁判にはまったくあてはまりません。財産の性格もまったくちがう。それをいっしょくたにして、価格賠償で取ろうとしている。これは論理も何もないやり方です。 |
全学連現地闘争本部 |
2007.5.24 |
6・18市東さん耕作権裁判 |
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第4542号 |
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5・17鈴木幸司さん・いとさん一坪裁判悪質な「地上げ屋」まがい! 却下せよ訴権の濫用、信義則違反だ
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裁判終了後の総括集会 |
5月17日、千葉県企業庁が提訴した鈴木幸司さん・いとさん所有の一坪共有地裁判の第2回口頭弁論が、千葉地裁(仲戸川裁判長)で開かれた。
この裁判は、1966年以来41年間にわたって所有し続けてきた鈴木幸司・いとさん夫妻の一坪共有地を、千葉県企業庁が転売目的で強奪しようとしている裁判だ。聞いたこともない不当提訴だ。開廷前に、支援連は裁判所と県庁前に、「まさに悪質な地上げ屋まがい!、企業庁が転売目的で共有地を強奪」「組合財産を取り上げる異常な裁判許すな」のビラまきを貫徹して、傍聴に臨んだ。
この土地は、空港建設敷地外にあって、何の必要性も緊急性もない。現在は県の事業計画にも入っておらず、公共性として何の体裁もない。企業庁は空港会社への転売目的で土地を寄せ集めしているだけだ。
弁護団は、法廷で本案に入る前に、当然にも提訴却下の申し立てを行なった。「本件請求は、訴権の濫用ないし信義則違反であり、却下されるべきである」との内容だ。「実体的権利の実現を目的とするのではなく、提訴者の主張する権利又は法律関係が事実的、法律的根拠を欠き権利保護の必要性が乏しい」のは明白だ。
弁護団、鈴木幸司さん、いとさんとともに、労農学は傍聴席を満席に埋め、一体的に闘いぬいた。
閉廷後の控え室での総括集会で、弁護団の報告を受けて鈴木幸司さんは、「一坪共有地を転売するためにとりあげるなんて、とんでもない。金で解決するものではない、金を目的にしている者は一人もいない。完全に勝利するまで闘う」と決意を表明、続いて鈴木いとさんも「頑張ります」と力強く発言した。
次回公判は、7月26日(木)午前10時30分、千葉地裁だ。再度傍聴席を埋め尽くして闘おう。
裁判報告交流会(「菱田の郷」で) |
17日夜7時30分から、一瀬弁護士を交え、「菱田の郷」で報告交流会が行なわれた。鈴木幸司さん、いとさんはじめ、反対同盟・支援20名が集まった。一瀬弁護士が金銭賠償(全面的価格賠償)による共有地強奪の不法性を説明した。「とてもよく分かった」との声が上がった。司法反動化のなかで、今後の裁判を法廷内外一体となって闘い、弁護団と傍聴団が一致結束して闘う方針を確認した。勝利に向かって、新たな交流を深める画期的な集いとなった。
全学連現地闘争本部 |
2007.5.16 |
5・17鈴木さん一坪裁判 ●午前11時 千葉地裁 |
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第4541号 |
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5・12緊急闘争 森伐採に衝撃と怒り労農学110が渾身の反撃を宣言「愚弄を許さない」
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小見川県道を目指してデモ |
5月12日、動労千葉など110人の労農学が結集して、東峰の森伐採、耕作権裁判(反動的訴訟指揮)など、連続する〃三里塚つぶし〃に反撃ののろしを上げた。会場の萩原進さんの畑に集まった首都圏の仲間は、北東方向の樹木がなくなっているのを見て驚いた。少し視線の位置を高くすると反対側の萩原進さんの畑までが見える。東峰区住民の怒りを参加者全員が共有した。
まず、北原鉱治事務局長が「みなさん、この現場に立って東峰の森の惨状を見て何を感じるか。空港会社の黒野社長が何度も謝罪し、反省し、森を残すと約束をしておきながらこの惨状だ。こういうことが人間として許せるのか」「今の日本の政治は腐りきっている。三里塚はふたたび決戦に入った。41年間闘ってきた三里塚が黙っていないという決意を今日の闘いで示そう」と激しい調子で権力、空港会社を弾劾した。
つづいて、萩原進事務局次長が「先日、安倍政権は農地法の全面改悪を行う方針を発表した。また、昨日商工会議所などが暫定滑走路を3500bにすべきだという大会を開いた。東峰区を死に追い込もうということだ。敵がそのように来るのならこっちもやってやろうじゃないか。どんどん成田空港を衰退させてやる。労働者・農民が今こそひとつになって反撃する時だ」とアピールし、参加者を鼓舞してしめくくった。
鈴木幸司さんも「41年何のために闘って来たのか、支配階級を叩きのめすまで、何年でも闘いぬこう」と檄を飛ばした。 市東孝雄さんは、「商工会議所の会長はいけしゃあしゃあと『3500メートルにしたい』などと言い放った。冗談ではない。われわれの力を見せてやる時だ。私の耕作権をめぐるひどい裁判も許してはおかない。東峰の森伐採の問題と一体で反撃していく」ときっぱり。
参加者はいつになく激しい調子の同盟の発言に決意を高ぶらせた。動労千葉の後藤俊哉特別執行委員が「動労千葉のストライキは三里塚から始まったようなもんです。何が民営化ですか。200人の自殺者を強制したんですよ。10万人も首を切ったんです。労農連帯でもっともっと人を集めよう」と激励した。
さらに婦人民主クラブ全国協議会の仲間は「闘いが一番楽しかった、という大木よね精神を私たちの精神に、『労働者こそ世の中の主人公だ』を合言葉に前進していきましょう」とアピール。そして、全学連の代表も「労農学の力で空港廃港に」と訴えた。鈴木謙太郎さんが行動提起。
デモは、小見川県道から東峰区の部落の中へ熱い訴えを展開しつつ、渾身の反撃をつきつけることを宣言した。6月現地闘争へさらに進撃しよう。
全学連現地闘争本部 |
2007.5.8 |
5・10三里塚現闘本部裁判 ●午前10時半 千葉地裁 |
第4540号 |
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関実・三里塚パネル展、ビデオ上映、無農薬野菜市十数か所で大盛況!市東さんの農地を守れ、北延伸阻止!
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全学連現地闘争本部 |
2007.5.1 |
5・10三里塚現闘本部裁判 ●午前10時半 千葉地裁 |
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第4539号 |
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東峰の森伐採阻止へ 5・12緊急現地闘争萩原さんの畑に集まろう 「国家犯罪を暴く」商工会議所、空港企業の3千5百b化策動許すな
4月23日、東峰の森の本格伐採が始まった。森は東峰区の住民の身体の一部だ。反対同盟と東峰区の怒りは心頭に発している。同盟主催「5・12緊急現地闘争」に総力で集まろう。 |