ZENSHIN 2001/04/02(No1999 p06)

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週刊『前進』(1999号2面2)

3・28(24時間)、4・1〜2(48時間)
 動労千葉、2波のスト配置

 動労千葉は、二月二十四日の第四四回定期委員会の決定に基づき、いつでもストライキに突入できる準備体制をとって二〇〇一春闘に決起している。三月十三日の支部代表者会議で、二波のストライキを配置して闘う方針を決定した。
 『日刊動労千葉』三月十五日付によると、スト方針は以下のとおりである。
 第一波ストは、三月二十八日で二十四時間、全地上勤務者を対象とする。スト総決起集会を午後二時から千葉市民会館で開催する。
 第二波ストは、四月一〜二日の四十八時間、全組合員を対象とする。スト総決起集会を二日午後一時から千葉県労働者福祉センターで開催する。
 動労千葉は、春闘ストの獲得目標を次のように提起している。
(1)二〇〇一春闘はJR貨物の二年連続ベアゼロ攻撃を打破し、三万八千円の大幅賃上げと生活改善一時金の獲得をめざす闘いであり、
(2)開始された第二の分割・民営化攻撃―検修・構内業務の全面外注化攻撃に対する組織をあげた反撃の第一波闘争である。
 @業務の全面外注化攻撃は、保守三部門―働く場をそっくり切り離そうとするものであり、「ニューフロンティア21」等の提起等を見れば、近い将来には「転籍」等も想定した攻撃であることを見すえなければならない。
 AJR東日本は、鉄道部門の標準数五万四千人を四万八千人に削減しようとしている。「五年間で一万人削減」の大合理化を許すな。
 B鉄道事業を「事業戦略」の第三に転落させてしまうようなあり方そのものに断固反対する。
 CJR貨物でも、新フレイト21は完全に破たんし、経営形態の再編を始めとした新たな大再編合理化が開始されようとしている。反撃の闘いを開始しよう。
 Dあまりにも異常な事故がたてつづいている。またこの攻撃は新たな労働運動破壊攻撃でもある。運転保安を確立しよう。組織破壊攻撃をはね返そう。不当労働行為を根絶しよう。
(3)さらに、年金改悪を徹底して悪用し、企業の社会的責任を放棄して、高齢者に卑劣な攻撃をしかける「シニア制度」粉砕に向け千葉地方労働委員会の決定(要望)の履行をJRに求める闘いである。地労委闘争の起(た)ちあがった三名の仲間たちを守ろう。
(4)またこの闘いは、重大な局面にたつ千四十七名闘争の勝利に向けた新たな反撃への一歩でもある。
(5)そして何よりも二〇〇一春闘と結合して、JR総連解体・組織拡大の闘いを前進させよう。それが一切の攻撃をはね返す道だ。
 さらに、動労千葉は、「経済危機・政治腐敗は極まり、一切が労働者の犠牲の下に進んでいる。社会のあり方そのものが間違っている! 労働者の権利と団結をとり戻そう」と訴え、ストライキ闘争への支援を呼びかけている。これにこたえ、闘おう。

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