ZENSHIN 2001/02/05(No1991 p06)

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週刊『前進』(1991号2面1)

 「会社を守る」と誓うJR総連松崎打倒を
 『解放』はなぜ「ダラ幹」の親玉松崎明を弾劾できないのか!?
 黒田=松崎路線の破産と大分裂

 黒田・カクマルとJR総連カクマルの対立・分裂・抗争が一層激化している。JR総連カクマルの頭目である松崎明(JR東労組会長)が、昨年十二月九日のJR東労組全支部委員長会議で、ついに「カクマルと完全に手を切った」と公言するに至った(前号2面に要旨掲載)。一方で、黒田カクマルは「JR総連本部執行部を階級敵と断罪し、打倒する」との「戦闘宣言」(十二月八日)を出した。黒田と松崎の全面的対立・抗争が不可逆的に進行していることはいよいよ明白だ。この醜悪な対立・抗争は、国鉄分割・民営化攻撃の先兵化という黒田=松崎路線が全面的に破綻(はたん)し、ファシストどもの大分裂が始まったことを示している。ファシスト・カクマルを打倒し、JR総連を解体し、国鉄戦線を先頭に日本階級闘争の大高揚を実現する決定的なチャンスが到来しているのである。

 「カクマルと手を切った」と誓約し全面離反に走る

 松崎は、九九年末からカクマルとJR総連の対立劇が表面化して以来ほぼ一年の“沈黙゜を破り、十二・九講演で「私は、かつてカクマルの活動をやっていたことがあるが、今は、完全に手を切っている」と公言し、「カクマルの攻撃から会社を守る」と宣言した。
 松崎は、自分は「ブルジョアに染まった組織の裏切り者」「一時期であっても(カクマルに)関わりを持ったことを恥と思っている」と、権力と資本に宣誓している。そして、「万が一にも、私が彼ら(カクマル)の軍門に下るようなことがあれば、私は皆さんの前から消える」と、カクマルに戻ることは絶対にないと誓っている。
 これは、松崎を先頭としたJR総連カクマルが党派としてのカクマルを足げにし、丸ごと集団離脱・脱党したということである。松崎が、権力と支配階級の恫喝によって追いつめられ、カクマルとの関係を完全に清算することに踏み切ったということである。
 そのために松崎は、「JR東日本は、日本中の鉄道の中枢を担っている会社である。それを、カクマルにいいようにされないためにも頑張る必要がある」と誓っているのである。
 カクマルの反革命通信『解放』一六五二号(一月二十二日付)で吉田某は、JR東労組の「ダラ幹」どもは、「権力の意を体したJR東日本経営陣から、『革マル派と絶縁し、対決』することを迫られ……会社当局の恫喝に縮み上がり・屈服して生き延びるという官僚的自己保身の道を選び取った」と言っている(吉田にそんなことを言う資格はない!)が、まさにJR総連カクマルは、権力・資本に全面屈服し、大資本攻勢の先頭を行くJR東・大塚体制の「ニューフロンティア21」をのんで延命しようとしているのだ。
 こうした中で、松崎は、JR総連に反発して九一年前後からカクマル内で発生した「資本との対決」主義=「賃プロ」問題以後のカクマルとのねじれた関係を完全に明確にしなければやっていけないと決断したのだ。JR総連(松崎)が、九州労集団脱退・JR連合への「なだれ込み」という無責任な方針を強行したのは、カクマルとの対決を明確な形で提示すること、それによって権力・資本への全面的な忠誠を具体的な形で示すということだった。

 カクマルが必死に「抵抗」

 そうして松崎はJR会社法改定=「完全民営化法」を通常国会で成立させ、完全民間会社となったJR東日本の中で新たな癒着・結託関係を形成しようとあがいている。だがその先には何の展望もないのだ。
 これに対してカクマルは、「党内闘争」と称してJR総連から切り捨てられることに必死に抵抗した。しかし、九州労問題があまりにも激烈で、カクマルにとっては寝耳に水であったことから、黒田が「テロ宣言」を発し、坂入拉致・監禁という前後の見境もない「作戦」に突入した。
 他方で、JR総連は、権力への告発に突入し(だが権力はカクマルを追及しない方針!)、これ見よがしに「指名手配ビラ」をまき、「カクマルはオウムと同じ反社会的集団」とキャンペーンした。
 追いつめられたカクマルは、十二・八「戦闘宣言」(『解放』一六四九号)を出さざるをえなくなった。カクマルは、JR総連側の三度の告発・告訴をもって「JR総連は階級敵」となったと規定し、「JR総連労働運動の終焉」「本部執行部打倒」を宣言した。にもかかわらずカクマルは、『解放』新年号(一六五〇号)以降も、依然として松崎を直接的に断罪・弾劾していないのだ。
 また、JR東労組の『緑の風』新年号に登場したJR総連委員長・小田を、カクマルは『解放』一六五一号で、「小田は見る影もなくやつれている」として、もっぱら小田のみをやり玉に挙げている。一方、この『緑の風』は十二・八|九全支部委員長会議を報道しているが、そこでの松崎講演には一切触れていない。
 カクマルは、松崎発言が公然と打ち出されていないことに内心、胸をなで下ろし、松崎問題に触れないままに、JR総連を「階級敵」と断罪しているのだ。
 また、カクマルは、「反党陰謀分子による九州労組合員の養殖組合への“なだれ込み゜策動を、わが同盟は、最終的に打ち砕いた」(『解放』一六五一号)と、JR九州労組(JR連合)が加入申請を拒否したことを、カクマルの勝利のように確認している。その上で、JR総連に足場をなくしたカクマルのJR労働運動の方針らしきものを出そうとしている。カクマルを排除したJR総連の存在を(「階級敵」と言いながら!)認めて対応していくしかないということだ。

 「JR東労組ダラ幹」とは松崎のことではないのか

 カクマルはこの間、『主張』でも『進撃』でも、九九年までの松崎講演を持ち上げ、松崎がカクマルの側に立って「ダラ幹」を批判しているかのように装ってきた。『解放』の吉田論文では「JR東労組のダラ幹」を弾劾しているが、その「ダラ幹」のトップにいるのが会長の松崎ではないのか。委員長以下の「ダラ幹」どもが、会長に背いて裏切っているとでも言うのか。それなら、そうはっきり言えばいいのだ。
 だが、このように松崎弾劾を避けているのはなぜか。黒田が二重の意味で卑劣だということである。
 一つは、松崎を徹底的に弾劾する運動に突入してしまったら、再び「賃プロ」問題の時のように、カクマル組織全体の危機が爆発してしまうという恐怖が黒田にはあるということだ。
 九一|九二年には、それを「カクマル組織にもぐりこんだ、カクマルではない賃プロ主義者という特異な人物のせいだ」ということを言ってのりきったが、今度はそうはいかない。「賃プロ」をあおったのも、それを克服する運動として「松崎こそがカクマルの労働者的本質」であることを確認せよと強制したのも黒田である。
 したがって、黒田自身の責任問題に直結し、黒田神話が崩壊するという問題である。これがもう一つの問題だ。それは、カクマルの原点(存在理由)の崩壊に等しいのである。革共同からの脱落・逃亡とカクマル創成それ自体の完全な誤りと全面破産を認めることになるのだ。それは、黒田や松崎の中枢分裂にとどまらない、カクマル組織の全面破綻に直結する。すでにそうしたことが開始されているのだ。
 だからこそ、松崎が率いるJR総連を弾劾しながら、松崎については一言も語らないのだ。松崎問題こそがカクマルの致命的な弱点なのである。

 ゛最近までカクマルだった゛

 他方で、松崎・JR総連の側も『緑の風』などで松崎講演を打ち出せないのはなぜか。これもやはり、できないのである。あまりに露骨に松崎講演をキャンペーンすれば、つい昨日まで松崎がカクマルそのものとしてやってきた反革命的悪行の数々が生々しく突き出されるからだ。
 松崎は、公式には“ずっと前にカクマルをやめた゜と内外に説明してきた。しかし、それが真っ赤なウソであったということを今回の松崎講演は自己暴露しているのだ。
 松崎は、カクマルが「私を組織に止めておけば、資金の提供も十分にしてもらえると思っている」と言っている。つい最近まで松崎は、カクマルに対して「十分な資金の提供」を行ってきたということである。さらに、カクマルは「一度でも組織に入った者は逃がさない連中」だと証言している。これは、松崎が“平和的゜にカクマルをやめたという、これまでの説明がウソであったことの自認である。「今度は本当にやめた」とどんなに誓っても、それ自身が「まゆつば」となるような形で、これまでのウソを自分で暴いているのだ。
 いずれにしても、松崎こそ、カクマルにとって「最大の裏切り者」なのだ。坂入などを拉致しても、何も打開できないことは分かり切ったことだ。弾劾すべきは松崎なのだ。しかし、それをやると、カクマル組織は手がつけられなくなる。カクマルは哀れにも、松崎は身方であるかのように装いながら、JR総連を弾劾し続けるしかない。
 だが、こういう状態をいつまで続けられるのか。絶対に続けられないのだ。

 ゛国鉄分割民営化の先兵゛この原罪は断じて消えぬ

 今や「左翼の仮面」の維持もままならぬ黒田カクマルと、権力・資本に最後的に屈服し、「左翼の仮面」も公然と捨てて、文字どおりの権力・資本の先兵として生き延びようとしている松崎・JR総連カクマルが、いずれも醜悪な延命策をめぐってのたうちまわっている。
 カクマルは最近、松崎問題を隠ぺいしながら、インチキにも、JR総連が労資協調路線に転落したことを「左」から批判していく方向を出そうとしている。だが、そんなペテンは誰にも通用しない。労使結託で合理化の先兵になってきたのがカクマルだからだ。
 「JR東日本の一万人要員削減攻撃に反撃せよ」と叫ぶカクマル吉田論文でも、「『シニア協定』によって一定程度の労働条件の改善をかちとった」というJR東労組の主張を容認している。JR東労組の「必要な効率化は進める」という方針も容認しているのだ。「シニア協定」こそ、鉄道業務の全面外注化を進め、鉄道業務の体系を一変させてでも資本の生き残りを策す攻撃の突破口ではないか! “「シニア協定」は労働条件の改善だが、「ニューフロンティア21」は問題だ゜などというのはペテンなのだ。
 また、カクマルは、JR総連が突然、労働者の敵に転落したかのように言っているが、最初から労働者階級に敵対し、カクマルと権力の合作によってつくり出されたのがJR総連である。
 国鉄分割・民営化は労働者のためだったのか。国労・動労千葉を攻撃し、総評を解体したのは、労働運動の戦闘的な展開のためだったのか。これらはすべて黒田の「組織現実論」を松崎が最も忠実に実践し、カクマル組織の保身と延命(反革命的目的)のために他労組への解体攻撃を推進し、労働者に犠牲を強要したものなのだ。
 他方、JR総連がカクマルと決別したら、ファシスト労働運動ではなくなり、まともな労働組合になるのか。否、これもインチキである。松崎は、カクマルとしてやってきたことを何ら自己批判していない。カクマルとしてやってきた国鉄分割・民営化推進路線を、完全民営化=第二の分割・民営化攻撃の先兵となって貫こうとしているのだ。
 松崎の「会社を守る」「日本の鉄道の中枢・JR東日本を守る」という宣言は、戦争協力・改憲にまで全面的に突き進むということの表明にほかならない。国家を守るために闘う、帝国主義の先兵として侵略でも何でもやるということなのだ。産業報国思想そのものである。この松崎のファシスト労働運動に対して今こそ断を下そう。
 この間の革共同と、動労千葉や国労の戦闘的労働者の原則的闘いこそが、カクマルの全面的破綻・分裂情勢をつくり出したのだ。
 松崎=JR総連カクマルは、カクマルを切り捨てて権力への忠誠を誓い、より凶悪な反労働者的な、権力・資本の手先として労働者に襲いかかろうとしている。だが、カクマルの白色テロを背後に持っていたことによって権力・当局とのこれまでの関係は成立していた。カクマルとの関係を「整理」したということは、結局、松崎は権力と資本のみじめな手先になるしかない。文字どおり「会長は過去の人」になるのだ。
 今こそ、闘う国鉄労働者は、分裂・抗争を激化させるファシストどもの最後の延命策を断ち切り、カクマルを打倒し、JR総連を解体し、すべての組合員を松崎の支配から解放し、積極的・変革的に獲得しよう。
 一・二七国労続開大会決戦から国労の階級的再生をかちとろう。そして千四十七人闘争勝利、JR総連解体、春闘勝利、全面外注化阻止へ、動労千葉の大ストライキを先頭に闘おう。

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週刊『前進』(1991号2面2)

 ”スト絶滅が私の使命”

 松崎の15年間の反革命的語録

 「カクマルと手を切った」と誓約した松崎明は、一九八七年の国鉄分割・民営化の直前から「カクマルをやめた」と公言し、JR資本との結託体制のもとで悪行の限りを尽くしてきた。その約十五年間の反革命的発言の数々を以下に暴く。
●自民党機関紙『自由新報』で“転向゜表明(86年4月)
 「私自身、かつて革マルに属していたことを否定するつもりはない。しかし、いまは、そうではないということも、はっきりさせておきたい」
●元警視総監・秦野章とテレビ対談(87年2月)
 「本来(列車を)走らせるのが本職なんですから、止めるのが仕事であってはいけない。……スト・順法はやりませんと宣言しましたら、あいつは変節漢だ、堕落している、走狗になったと、国労の皆さんや共産党からね、さんざんたたかれましたよ」(秦野からは「同志だ」「よく変節した」と言われる)
●勝共連合機関紙『世界日報』で「スト撲滅が使命」と宣言(87年2月)
 「社会主義を目指すための労働運動……これは完全に間違っていた。これと決別する」
 「核はだめだけれど自衛隊はいいという、そういう議論にはならない……自衛隊を認めるんだったら、核だって」
 「ストライキをさせない、これは私の使命感ですね」
●JR東日本経営幹部に「妨害者を切れ」とけしかけ(87年6月)
 「会社を黒字基調にするために、そのためにのみ闘う。こう決めているわけです。だから、妨害するものだったらだれとでも闘う」
●『世界日報』で「日の丸労働運動」提唱(87年7月)
 「ヨーロッパとかアメリカに行くと、組合の委員長室に必ず国旗があるが、なぜ日本にはないんだ。おかしいじゃないか。……国旗(日の丸)を掲げないのが革新なのか……赤旗だけを掲げてきたのが革新だという錯覚から一早く脱却すべき時期に来ている」
●大東亜共栄圏を賛美(88年1月、東鉄労(JR東労組)『セミナー』)
 「『大東亜共栄圏』という構想はそれ自身必要だった……円経済圏というのがたしかに法則的に必要だった」
●「78年にはカクマルだった」と証言(92年10月刊『鬼が撃つ』)
 「一九七八年に『貨物安定輸送宣言を行ったとき、私は革マルだったと思う」「私は労組のリーダーとして生きようと思ったから、革マルと相いれなければ仕方ないという立場をそのとき明確にした」
●葛西攻撃はカクマルがやったと証言(94年8月、『宝島』)
 「(葛西JR東海副社長〔当時〕の愛人スキャンダルを追跡取材したのはJR東海労組の有志かと問われ)ちがいますよ。あれはおそらく革マル系でしょう。私はそう思いますよ」「(葛西が)そういうことをやっておいてね、われわれが何らかの手段でその事実を明らかにしようと思うのは当たり前なんですよ」
 「(何年に革マルをやめたのかと問われ)さあ、何年でしょうか。辞令が出ないのでよくわかりませんね。自分が勝手にやめただけのことですから」
●賃下げワークシェアリングなどの新たなファシスト労働運動を提唱(95年6月、仙台)
 「自分の労働時間を半分にしてくれと要求をする。その代わり賃金は半分でいい……それは広い意味でのワークシェアリングだと思う」
 「もっと失業者が登場していく時に、ナチズムが登場していく。好むと好まざるとにかかわらず、登場することになる」
●軍需生産も賛美、カクマルの「国労が亀井運輸大臣に秘密献金」デマ指示を自認(95年7月、水戸)
 「資本主義を肯定する以上、その中でどうやって生きるか、みんなで労働を分配する。その代わり従来の賃上げはもう無理である」
 「理想を食っていきていくわけにはいかない。だったら軍需生産でもなんでもやって、食っていくようにしなければしょうがないでしょう」
 「運輸大臣が……金をもらっていろんなことをやらない方が良い。……あの人は私が元所属していたカクマルから、金をもらったのではないかと書かれているが、亀井さんは『松崎がそう言っているのでは』と言っているようだが、ふざけんじゃねえ」
●「山手線ガタガタに」と列車妨害を予告(95年12月、鹿児島)
 「会社(JR東日本)が、よもや汚い金を受け取ったどこかの大明神(亀井)や葛西とつるんでわれわれを裏切るようなことがあれば、山手線はガタガタになるということを忘れてもらっては困る」
●反松崎の会社幹部を脅迫(96年3月、政経フォーラム)
 「『松崎にいろんなところで牛耳られてなんだ。松崎なんていうのは過激派じゃないか、あいつは。あんな過激派と仲良くなって経営権の放棄ではないか』とこういうことを言わんばかりのことさんざん宣伝しているわけですな。あの人とあの人と。ほら、いるでしょう。我が社にもいるぜ。……あまり邪(よこしま)なことをいろいろなさると神様はお許しにならないんですよ」
●列車妨害で「国労が犯人」とデッチあげ(96年5月18日、我孫子)
 「今の列車妨害、国労が絡んでいるとごく単純に思うでしょう。思いませんか。思わなかったら相当感性が悪いよ」
●列車妨害でカクマルの「謀略論」を支持(96年6月、JR総連大会)
 「事件は権力の謀略部隊が引き起こしたとカクマルが書いている。誰も信じない謀略説を繰り返している。私は謀略説を採る」
●『JRの妖怪』の著者・小林峻一氏宅の窃盗をカクマルがやったと証言(96年7月、JR東労組東京地本大会)
 「なんか小林某というフィクション作家の資料をカクマルが盗んだと言うんで、最近のうちにカクマルに五億ぐらいやって資料をもらおうかと思っている」
●「よその国より自分の国」と帝国主義を擁護(97年7月1日刊『まっつあんの寺子屋賃金ばなし』)
 「資本は最大限の利潤を追及しなければならないといことになりますから、効率よく労働をやってくれ、ということになります。私たちはそれを是認します」
 「資本が自分のところさえ儲(もう)かればいいというように、国も同じことが言えます。よその国よりも自分の国という法則があり、これは止められません」
●千四十七人闘争に敵対(99年9月、JR東労組工務職場大集会)
 「(国労組合員は)三回、四回働く場を与えたのに拒否したんだから、それはそれなりにいろんな責任があるけれども、いつまでも迷っていてはいけないのではないですか」
 「戦争を起こす準備はすべて完了しつつありますから、もう最後は三年先、憲法改悪です……今から先は真っ暗なわけです。真っ暗だということがよく見えている」
●骨身削る、ストはやらないと誓う(99年10月、横浜)
 「私は命がけで国鉄改革をやってきた。十何年間ストライキもやらなかった。これからもやらない」
 「日本経済が厳しい条件を迫られる時に、労使が骨身を削る時があってもいい。労働組合がわがまま勝手な要求をすればいいというものではない」
●労使関係の危機叫ぶ(99年11月、政策フォーラム)
 「私たちはこの会社をつくってきた。だから、この会社の発展を妨害する連中とは徹底的にたたかう。当たり前のことでしょう」
 「労使関係の危機です。大変な危機に陥っています。それは外部勢力からやられているわけです」

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