受講レポートから ★『革共同の綱領草案とマルクス主義の再確立』のレポートです。
【D】
綱領草案の中味は、この2〜3年に渡る階級的労働運動の実践が切り開いた地平だと思います。それは何より動労千葉労働運動であり、国鉄闘争を基軸とした4大産別決戦、11月結集方針や国際連帯の発展の中でつかみとってきたものが結実したものだと思います。
綱領草案の「わが党の目的」の第一に、労働者階級の解放は労働者自身の事業であり、この解放は資本主義社会の全面的な転覆によって達成される。とても簡潔に全世界の労働者階級に向けて発信したものと思います。
私は、この綱領草案は「プロレタリアートの党は労働者階級全体の利益から切り離された利益をもたない。また特別の原則を立てて、その型に労働者階級の現実の運動をはめ込もうとするものではない」というところが一番よかったです。
レジュメ12nのレーニンの言葉、「ここでは古い書物は役にたたない。ここで役に立つのは自分自身の生活体験である」。この言葉は、書物で頭でわかっているようなことでも、職場での実践・格闘をとおして生きたマルクス主義を実践、つかみとっていくものだと言っているのだと思います。
討論の中で、スターリン主義が全世界的には打倒対象とはなっていない、そういうところで革共同はすごいということでしたが、日本共産党は「ルールある資本主義」「資本に応分の負担を」などと、資本と労働者の非和解性を否定し、現場の怒りを圧殺していっています。現場から共産党の反労働者性を暴露して闘うことが絶対必要ですね。
講義内容は、レジュメを再学習して、その内容で闘っていこうと思います。
【b】
われわれが、この間の革命的実践をとおして、ついに綱領草案を手にしたことは、この情勢において本当に決定的です。
綱領草案の核心点として4点提起されていますが、やはり何よりも、労働者階級自己解放の思想を全面的に復権させたことの意義です。体制内勢力−スターリニストであったり、あるいは塩川一派のような連中であったり−は、この労働者階級の自己解放性を低め、歪曲し、解体するのであって、現実に労働者階級がたたかいを開始したときに、ブルジョアジーと一緒に襲いかかってきます。
資本主義社会の下で、賃金奴隷としての生き方を強いられている労働者階級が、この社会を全面的に転覆し、私有財産制の廃止をかちとっていくことで解放をかちとっていく。
反帝・反スタの意義、党と階級、労働組合の意義と関係、等々、多々はっきりした気がします。党と革命が、あらゆる意味で問題になる中で、綱領草案を武器に闘いぬきます。
【T】
◎この社会の変革はいかにしてかちとられるのか? すべての職場・キャンパスの闘いを開始した人々の中で、「自分がはじめた闘いは、部分的転覆や改良で決着が付くのか? もっと全面的・根底的な変革が必要なのではないか?」という問題意識が生まれているのではないか(自分もそうでした)。
スターリン主義の欺まん性は、地域的にも、その内容的な徹底性(暴力性も含む)においても、まったく部分的なものでしかないところにあると思う。綱領草案、とりわけ反帝・反スタの立場が世界的に注目され、求心力を持っているのは、このスタと徹底的に対決し、乗りこえ、マルクス主義の根底性を全面的に復権しているからではないかと思う。
◎プロレタリア革命は現存の社会の全面的な転覆であり、同時に全面的な獲得です。政治権力をめぐっても、労働組合の権力をめぐっても、その事が問題になっていると思います。
「政権交代」「首のすげ替え」ではなく、労働組合を組合員のものにすることと、ブルジョア政治権力を全面的に打倒し、プロレタリア独裁を樹立する事とは、本質的に同一のものであると感じた。現在の民主党・連合政権のもとでは、なおさらそうだ。だから、連合の幹部連中は徹底的に恥をかかせ、たたき出さなくてはならない! 頑張りましょう!
◎各論ですが、レーニンが「もっとも開化した民主主義的ブルジョアジーも、いまではもう、生産手段の私的所有を救うためなら、どんな欺瞞や犯罪にも……しりごみしない」と言っているのは、法大の増田総長を見ても、4者4団体派の○○弁護士を見ても、全くそうだと思う。われわれは全く普通に、しかし全く無慈悲にこいつらを打倒しなければならない! そう思いました。
◎党の革命以来の地平、とくに団結論を階級的団結論として復権したことは本当にでかい! これなくして綱領草案はなかったというぐらいに感じています。講師も強調されていましたが。
【H】
1.本日の「綱領草案」の講義で、あらためて革共同がこれを出した(出すことができた)ことの画歴史的意義をつかむことができました。
@核心的には、レジュメ3nに出されている4点となるのですが、私は何よりもその第一点、「マルクス主義の核心中の核心である労働者自己解放の思想を全面的に甦らせたことである」。ここが、大きいと思っています。
これは綱領草案本文の第一行目「〜事業である」と一体で、労働者(階級)が革命の事業の主体であり、その力をもっている。日々の実践で、それはもう始まっている。このことへの限りない自信の復活と、だからこそ「もっと知りたい」「もっと理論と思想をとりもどしたい」という欲求を解放させたのが、昨年の綱領草案発表だったと思う。
これは、私の地区を含めて、全国の全ての場所で学習会(『前進』フラク含め)がどんどんつくられていることも、綱領草案の力だと思いますし、私自身、「もう一度勉強したい」と強く思い、党学校参加を決意しました。
A討論の中で、反スターリン主義(トロツキー主義の限界も)について、より突っ込んだやりとりができたことも決定的に重要。
後述しますが、このような一つ一つの討論(という実践)をとおして、「自分たちでつくった綱領草案だ」と実感できることが、V同志の言うように、「平易な文章」と、より感じさせているのだと思う。
2.今回の提起で新鮮につかんだのは「実践」ということ。
@提起の中で、「資本との闘いの中で、労働者は階級としての自覚の契機をもつ」と出された。また討論の中でP同志から、「スターリン主義は、マルクスが『資本論』の中で『価値法則の意識的廃絶』を出したのを歪めて、『革命は社会的発展の中でできる』とした」と暴露・弾劾したが、これもまた、本質的には日本共産党の「職場で絶対に資本と闘わない」中でのことである。
A今日の社会=資本主義社会は、労働者(の生産)がつくったものであり、労働者だけが変革することができる。あるがままの労働者が資本主義しか知らないのは当たり前。(ニワトリもタマゴからかえって最初に目にするものを親と認識する。)
B今日の「1047名闘争大運動」を切り羽として、職場実践に踏まえた団結の力で、綱領草案をもって職場空間を制圧していく。
先週、『前進』読者の一人から、「『前進』の全国連のことで教えてもらいたいことがあるんですが」と連絡があり、すぐに会いました。「3・7本社襲撃」のところでのことだったのですが、「綱領草案」を使って話をし、「納得しました。よくわかりました」とカンパをおいていきました。綱領草案で全部を獲得できると思いました。
【L】
「世界のプロレタリアートがひとしく直面している問題に対する革命的共産主義者の回答として、(日本だけはなく!)全世界のプロレタリアートの前に提出した」という綱領草案。我々が自信持ってそうできる地平に来たということに、空気入ります。
また、学生から訪米報告とからめた“反スタの党への吸引力・求心力がある”という意見があったが、その時に、綱領(草案)として明確に反スタを打ち出していることは、本当に大きいと思いました。
反スタというのも、綱領草案第一項の「労働者階級(プロレタリアート)の解放は、労働者自身の事業である」という一文に、その本質が詰まっているということがわかりました。労働者、特に労働者階級として団結した労働者には、その人個人の力以上の力が発揮されるという、マルクス主義としての労働者観ですね。意見として出されていましたが、「綱領草案を持つことで、我々自身も武装・強化された」ということだと思います。講義のタイトルに「マルクス主義の再確立」とあるのは、そういうことだと理解しました。
綱領草案を自らのものにすると同時に、綱領草案そのものを深化・発展させ、改めて自らのものとして武装させていく第11期党学校だと思いますが、その第1回として成功だったと思います。
これからの1年間で、さらに理論・思想として確立し、実践を内容濃いものにしていきたいと決意しています。
【g】
講師から、討議をとおして一緒に理論をつくっていくものと党学校を規定していた。討論の時間で、それを実感した。
学生の中では、『前進』が求められ、共産主義=北朝鮮、左翼=日本共産党ではなく、資本主義に変わるものはあるのかという論議が行われ、『資本論』『共産党宣言』が読まれ始めているという。そしてそれに応えて、学生として『資本論』の価値法則の意識的な転覆として労働者自己解放の闘いを3回大会で提起しているのではないか、それを労働運動として実践しているのが動労千葉であり、反スタ、労働者自己解放の最も実践的な課題として、反合・運転保安闘争路線の世界階級闘争における意義が提起された。学生は、その手応えをカリフォルニア教育ストライキでの交流としてつかんできた。
私ははじめ、綱領草案のもつ世界革命運動における意義ということばを聞いて、あらためてそこから考え始めるというところから、今日はスタートしました。そしてずっと、その自己解放ということをとらえることに精一杯なところがあったと思います。そして進むうちに、『共産党宣言』の共産主義者・党とは、というあたりになり、あらためて労働運動、労働組合の実践について、『宣言』の(綱領の)立場からとらえ直すことが必要なんだと思い始めました。
世界大恐慌の時代、学生が言うように労働者・学生の意識は急速に変化している。反スタが本当に巨大な意義をもって、世界の労働者の綱領としてとらえられる。そういうことがリアルな問題なのだと実感できた講義でした。とりあえずは、反スタに関しては、帝国主義とスターリン主義の世界体制の巨大な物質力に対して、変革の主体として労働者の登場というレベルの把握、自分の主体的出発点として、今回はとらえたと思います。実践的には足りませんが。
実践的には地区の職場での闘いがあると思います。その闘いの総括を他人(ひと)まかせにしている現状ではいけないと思っています。スターリン主義と激しく対決しながら階級的団結を必死に形成し、その中から労働者階級の持つ力と、党的な結集として総括していく方向をつくり出したことは決定的に重要だと思います。その闘いに主体的に関わることで、地区での階級闘争の前進をつくっていきたい。
【O】
自分の中に階級意識を確立し、Marxistとして立ち、職場闘争を復権させるためのオルグの場にと勉強しにきました。学校現場では、今資本主義・帝国主義下のブルジョア独裁体制のもと、奴隷労働を強要されているという認識には、労働者は容易に至りません。私自身も“奴隷”であるという感覚は就職したとたんに抜きがたくありましたが、主任制反対闘争、「日の丸・君が代」不起立闘争等という個別の闘争に決起しながらも、学習(労働者階級としての自覚→この社会はどうなっているのか、我々は何者で、何をなすべきなのか)が圧倒的に不足したまま、今日まで来てしまいました。
しかし今日の党綱領草案の学習で、暴力革命とプロレタリア独裁がストンと入りました。目に見る国家と資本の圧倒的暴力に立ち向かうからには当然であると。これは高山俊吉さんの改憲阻止闘争の講演でもわかったことですが、革命政府=革命憲法は、御手洗に基本的人権を与えるのか? 断じて否!であると聞いて、非常に明確になったからです。資本とは非妥協・非和解の闘いであるということも、ここにはっきりしていますね。プロレタリア独裁も、資本家階級の支配を徹底的に根底的に叩き出すためには、1ミリの妥協も許せず、労働者階級の権力の確立のためにはなくてはならない過渡期政権です。今まで、職場の仲間に“暴力革命?! 暴力反対!”とか言われてきましたが、しっかり説得できそうです。
党と労働組合については、“前衛”という言葉の表現もあり、よく理解できていなかったので、党は私たち現場労働者をどう見ているんだろう? もしかしていいように使われてるんじゃなかろうか?! なんて失礼にも考えた時期もありましたが、レジュメ16n第6項の次の説明で、「…献身的な共産主義者からなっている場合に、…自分の階級の全生活とまたこの階級を通じて被搾取者の全大衆と切っても切れないように結びついており、この階級とこの大衆に完全な信頼の念をおこさせる能力を持っている場合に…」の中に、こうであるなら、党に全面的に信頼をおいて闘っていこうと思いました。
P.S.但し、現実の党には未だ問題があって、…?! う〜んというところにいます…。
あと、反帝・反スタの職場での具体的事例をもっと現場から聞きたかったです。次回に期待!!
【y】
「共産主義社会の実現」ということを、綱領草案が出される前は、私自身よくアジやオルグで言っていたのですが、討論になると必ず行きづまってしまっていました。それは、まさに「労働者階級の解放は労働者自身の事業である」という点が欠落していたからでした。革共同が当面目指しているのは「反帝・反スタ プロレタリア世界革命である」ということを自身の活動にも発言にも貫いていく必要があると思いました。そのための国際連帯、暴力革命、プロ独なわけですから。
2・13や3・20に向けての街宣では、「民主党−連合政権を私たちがぶっ倒して、私たちが社会の主人公になろう!」と提起したところ、集会への結集とまでは行かなかったのですが、「中核派の人と話せてよかった。(悪い)イメージが変わりました」とか「おもしろい話をきかせてもらったよ。ありがとう」といった、以前とは明らかに違う反応を引き出すことができました。これは、綱領草案のおかげです。
団結の究極の強化・拡大を目指して、日々の闘いや任務に取り組むことが、最近のスタンスとして個人的には定着してきています。あとは、だからこそ資本や体制内派による団結破壊・分断を許さず、団結していくということが重要なのだと思いました。
文献をあまり読めていない私にも、革命へのプロセス(と言うんでしょうか?)や党のはたす役目がよくわかる講義の内容でした。
【P】
討論では質問に応える形で意見を出したので、レポートでは、自分の問題意識を出したいと思います。今回の提起に関してですが、核心的には、党建設、組織建設を、いかなる内容で貫徹していくか?ということを綱領草案に踏まえ、深める形で出されていたと思います。
提起では、「生産手段の奪取による社会的生産の再組織」と「労働者の階級的団結の形成」で、革命をやりぬくとありました。自分としては、このことによって「価値法則の意識的廃絶」を成し遂げていくのだという提起であったと受けとめています。つまり、「奴隷所有者になるか、奴隷になるかの原則」により打ち立てられた階級社会を廃絶する力は、ここにある、ということではないか、と。そして、それこそがスターリン主義が歪曲し、トロツキズムが復権させられなかったマルクス主義の核心だと思います。革共同は、動労千葉を先頭にした階級的労働運動路線(具体的には反合・運転保安闘争路線)の確立をもって新自由主義と対決し、綱領草案を勝ちとったことで、このマルクス主義の核心を現代的に復権させた。
求められているのは、この地平(打ち立てた革命の原則)に、巨万のプロレタリアートを獲得する党建設の勝利ですが、今回の提起、とりわけ(5)「プロレタリア独裁について」、(6)「党と労働組合。その本来の姿」は、そのことに力点が置かれていたと思います。とりわけそれは、スタの歪曲を対象化=批判して、「前衛」の意義を復権したことにあると思います。その核心は、前衛とはプロレタリアート全体に「代位」して闘うのではなく、プロレタリア自己解放を自らの実践によって豊富に脈動させ、実現する階級の一部であるということ、階級闘争の歴史の進路全体を見通して闘う「未来の代表者」である、と位置づけた事だと思います。そして、それを「プロレタリアートは誰でもなれる」普遍的存在として位置づけたことが決定的です。
この提起は、具体的・実践的には、「連続的に階級の指導部を形成する」闘いとして貫徹されることが求められるものです。それ以外革命党は成立しない、ということをハッキリ確認できる提起だったと思います。新歓決戦の中で巨万の学生を党に獲得し、圧倒的な指導部への飛躍を勝ちとっていきましょう。
なお、5・15沖縄に向けて、(7)「その他の重要問題について」の所をもっと突っこんで論議したかったです。現在の社会的矛盾と、それを抑えこむ“秩序”は全て、沖縄に凝縮している。『共産党宣言』、そして綱領草案の最後の一文、「一切の社会秩序の暴力的転覆」の実践は沖縄においてこそなされる。『共産党宣言』と綱領草案を、沖縄へのオルグの武器として闘おう!と思います。
【C】
綱領草案が今この時代に勝ち取られたことの重要性を、改めて確認させられた思いである。とりわけ、私たち革共同が何を目指しているのかを、明解な文章で表されたことについて、周りの労働者に伝える、オルグする最大の武器となるものである。
特に「反スタ」については、世界革命のために唯一の道であることを、スターリン主義の打倒を綱領草案の中ではっきりうち出したことの重要性は大きい。8・30情勢下では、体制内労働組合は、本物の体制内として、労働者を資本に売りつける。また、資本と非妥協で闘おうとする労働者を弾圧し、資本と一体となって攻撃してくる。
労働者が階級として、本当に団結して闘おうとすることをことごとく否定するのがスタである。中間的あり方がない今日の情勢の中で、労働者が当たり前の労働運動を職場で闘うこと、イコール革命を提起することになってきている。労働組合運動を続けていくことは、私にとっては日々スタとの闘いとなってきている。綱領草案=現代の『共産党宣言』を自己のものとし、スタとの党派闘争に打ち勝たない限り、職場に本物の労働組合はできないし、たたかう労働運動の再生はないことを確信し、職場闘争を実践していきたい。
【f】
今回綱領草案を学び直し、また全学連と米カリフォルニアの学生活動家との討論から、あらためて革共同がスゴイ存在であると思いました。全世界のプロレタリアートは明確に、革共同を求めています。
討論のなかで「反スタの重要性」について質問したことへの答えとして、『資本論』で「価値法則の意識的廃絶」と書かれているのをスターリン主義は否定をしたと答えてもらったのが、よかったです。
自分にとってマルクス主義は、労働者・学生の当たり前の要求に、革命の可能性が宿っている、という感じで、目的意識的に運動を進めるにあたって、奪われてきた労働者(人間)としての自己をとり戻していくことができるので、労働組合は、あらためて共産主義の学校であると思いました。
大学では、新歓が始まります。新入生との討論で、色々な斬り合いをすることになると思いますが、綱領草案を自分のイデオロギーの土台にして、頑張ってみようと思います。
【i】
綱領草案が出た時は、革命の現実性が目の前に迫ってきたようでうれしくてたまらなかった。学習会や何度も読み直して、その度得るものが出てくる。
今、仲間の中で、団結が勝ち取れていない現実にぶつかって綱領草案を読み直している。ここから解答を得たいと思っている。
今日の党学校で、階級的団結の形成は資本と闘う武器であるだけではない。この団結の内部に生み出されてくる「一人は万人のために、万人は一人のために」「一人の仲間も見捨てない」という思想こそ、資本主義社会−階級社会のもとで奪われてきた人間社会の本来の共同性を全面的に奪還していく始まりである。この共同性の奪還こそが階級社会を転覆し、差別も抑圧もない社会を本当につくり出していくことの出来る原動力なのだ。自分自身が革命の担い手として、古い社会の汚物をはぎ取り、自己変革を勝ち取って団結を勝ち取っていきたい。実践することを通してやること、これが重要。闘いを通して団結をつくり出していきたい。講師の話を聞き、討論を通して答えが見えてきたような気がする。
自分を共産主義者としてはっきりさせ、『前進』の読み合わせをようやく出来るようになってきた。その中で、まだまだ勉強不足だということを感じ、党学校に入ったので1年後が楽しみです。その上で、反スタについて、まだよくわからない。
【I】
綱領を学習し、実践し、綱領を深め組織を拡大することができるし、綱領ができて本当によかったと思う。参加してた同志が言っていたように、労働運動の現場でも地区党の団結強化のためにも必要なものだ。
今年3月の闘争方針を決めていくときに、「家族」についての考え方が一人ひとりバラバラだったことに気づいた。ここで徹底討論して、国鉄1047名闘争を軸に“労働者階級に力がある”というのを共通のスローガンにかかげ、成功した。今日、綱領の中で、私有財産制の廃止=生産手段の社会的所有の転化を必ず綱領にしっかり位置づけようと思ってつくったという話を聞いて、大事な討論が始まっているのだと確信しました。
労働者の革命性に徹底的に依拠した誇らしい綱領だということがわかりました。
団結を強化していく上で、今直面しているのは「私は路線と一致している」といって、討論の中で一致し、路線をつくりあげることを避ける同志とどう一致していくのかということ。やはりこういう傾向も、労働者の存在をどう見るかというのと同じ問題なのかなと思った。
地区で草案は草案のままでいいのか、という意見がでた。これからもっとよくしていく発展中の綱領だから草案なのでしょうか?【→綱領は党大会で決定するのが基本ですから、現在のところ草案になっています。】
【m】
綱領草案の作成と発表は、まさに現実の情勢と切り結んでこれに応える(ギリギリ間に合った)ものとしてあるし、また全く現場(特に職場生産点と、労働組合運動をめぐる党派闘争の大流動情勢)の闘いとかみ合った、超実践的なものだと、今日の講義を聞いても確信しました。
「大恐慌を世界革命へ」という時代に、党としての世界史的登場をかけて発せられた綱領草案について、今日も強調された、「労働者は闘っても勝てない」という奴隷の思想、労働者階級への不信と絶望を打ち破ることこそ、今日プロレタリア世界革命を本当に実現する思想的な要だと思いました。
「労働者階級の解放は、労働者自身の事業である」−これは、資本主義をどうとらえ、その矛盾、階級社会の全面的根絶と止揚の道をどうとらえ、つかむのかという問題そのものである。単に「労働者はすごい」とかの類のヒューマニズム的思考でなく、資本主義の根本的な否定から出てくるマルクス主義の核心であり、塩川一派など全ての体制内派が、現実の前に屈服し、マルクス主義の核心をうち捨てた。それらに対する回答は、1つは動労千葉労働運動の全面的拡大であり、もう1つがマルクス主義そのものの復権だ。
「労働組合は革命の学校」として、我々が青年労働者を組織し、労働組合を建設することこそ、革命党の建設と一体の目的意識的事業だ。私自身、マル青労同と地区党の実践の中で、共産主義への確信をつかんだ。とりわけマル青労同の同志と共に、マルクス主義復権の闘いに立ちたい。
【R】
今回の冒頭のところで、「世界のプロレタリアートがひとしく直面している問題に対する革命的共産主義者の回答」としている点が、スゴク印象に残りました。
世界大恐慌下で新自由主義の攻撃が吹き荒れる中、スターリン主義の影響下で苦闘する一方、トロツキズムの限界から闘いを組織できない状況に対して、反帝・反スタ綱領を確立し、現にそれを動労千葉労働運動として実践している革共同の闘いの意義は、決定的なものとしてある。この点は、内側から見ているとそれ程感じない面があるが、今回の討議で出された全学連の訪米闘争の話を聞くことで、リアルにとらえることができました。
【e】
発言でも言いましたが、綱領草案は、世界革命の綱領でありながら、労働組合の綱領でもあると思った。
やっぱり問題になっている事は、「労働者は闘っても勝てるのか?」という事だと思います。そこでぶつかるのは、スターリン主義の問題です。反スターリン主義をかかげて、職場でもやっぱり日本共産党は、労働者を裏切りつづけていて、本当に許せない存在なのですが、その原因はどこにあるのかという事が非常にハッキリしました。
彼らが「労働者には力がない」と言う事の出発点が、人間が生み出したものではなく、生産力の発展によって自然とそうなるという事にあるのだと思ったら、彼らの労働者に対する裏切りの全てに納得ができました。だから、合理化にも闘えない。こことの対決なしには、職場も変えられないし、世界も変えられない。プロレタリア独裁についても、暴力革命についても、差別についても、党と労働組合、あらゆる事においても、労働者の力を信じていないという事だという事がハッキリしました。そういう意味でも、綱領草案は、全てをのりこえた綱領草案だし、これでプロレタリア世界革命はできると思いました。
【t】
今朝、綱領草案をあらためて読みなおして、自分の革命運動40年の総括がすっきりできている気がして晴々とした気持ちで参加しました。
70年闘争の過程で革命運動(学生運動)にふれ、いずれ自分は工場に入って“労働運動を組織するんだ”と決意した。そして、対カクマル戦への突入の中で、“内乱・内戦−武装蜂起で革命をやるんだ”と20年間闘い、91年5月テーゼで、労働運動路線への転換、マルクス主義にもとづいてオーソドックスに闘うと、その時その時、いっしょうけんめいに頑張ってきた。党の革命と塩川派の脱落、青年・学生の決起に必死で追いつこうと闘ってきました。その全てが綱領草案の中で、ひとつにつながっていることに感動しました。(今まで何回か読んだ時には感じなかったけど。)綱領を綱領(草案)として確立するということは革命運動に一本の筋をまっすぐに通すことだと思います。
その上で、今日参加して、私が空気入った点は、青年達が「団結の究極の勝利が革命」ということの深い意味がわかったこと。団結論をイメージ的にしかとらえていませんでした。
党と労働組合の関係について。以前、「革共同は前衛党という概念を投げ捨てるのか」と指導部に迫ったことがありましたが、その点も氷解。スタの「社会の発展法則」論に対して、労働者階級の苦しみ、怒り、闘いが共産主義のとびらを開くということ。現場に徹底的に依拠することでプロレタリアートの党を建設するということ等が自分にとってはっきりしました。(項目だけですが。)
革共同で闘い、生きぬくことに、ますます確信がもてました。ガンバルゾーッ!
ところで、綱領草案の「草案」がとれるのはいつごろですか?【→20n右段の下から2行目を参照して下さい。】
【E】
地区でも学習会をやり、ある程度わかったつもりになっていた「綱領草案」の学習会でしたが、改めて今回の提起で考えさせられた−今後とも考えていく契機をつかむことができたのが、とてもよかった。
それは、「(労働者階級に根ざし)階級的労働運動の発展の先に革命をなしとげる」ことにかかわることです。頭の中では、“大恐慌の時代”に“資本と全面対決する労働運動”の形成がきわめて重要だし、動労千葉は、この間の“検修外注化阻止闘争”の中でも、4波のストライキで闘いぬいている……しかし、今回の学習を通して、プロ独まで見通した時、資本との非妥協の闘いを通して形成される“労働者階級の団結が本来的団結をよみがえらせ、プロ独に至る「原動力」になる”…というくだりが、私にはとても新鮮であり、今回、はっと気がついたことでもあります。
言葉としては、“1人の首切りも許さない闘い”“団結こそ命”ということは知っていましたが、革命の最も重要なプロ独をなしとげる“原動力”になる…ということは、今回、この学習会を通してはじめて気がつかされた…と思います。
なぜ、職場生産点での資本との非妥協な闘いが、そしてそれを通じてつくられる労働者の“団結”が決定的なのか−革命の原動力になるから−このことに気がついただけでも、“綱領”への確信をもち、労働者をオルグしていく私自身の大きな“力”になったと思います。自分で読んだだけでは、気がつかないことでした。
【d】
心機一転し、「動労千葉労働運動の実践」と「マルクス主義の思想と理論」を学ぶ機会として、党学校への入校を決めました。
「綱領草案」は、自分で読み、地区の学習会でも学びましたが、本日の学習は、これまでとは異なった視点で「綱領草案」を学ぶことができました。特に「プロ独」「暴力革命」「反スタ」について、自分の言葉でもう一度考え直す機会となり、核心がどこにあるのかについても再認識できたことは大きいです。
しかし、今日の学習で最大の獲得物は、レーニンが言ったように(共産主義は)、この場合は「綱領」ですが、それは、天から降ってくるものではない。苦しんで生み出し、つくり出すものだという認識を改めてした点にあります。自分の闘いの現場で実践し、苦闘し、その中で自分の「綱領」として党の「綱領」を血肉化することが、本当に「綱領」を持つ行為であると認識させられました。
【h】
党学校にはじめて参加しましたが、綱領草案の学習会で非常に勉強になりました。特に、世界恐慌−世界革命情勢の中で、全世界のプロレタリアートに党の目的や行動を堂々と明らかにできることは、改めて素晴らしいことだと感じました。21世紀の世界革命を前に、現代の『共産党宣言』としてのわが党の綱領を完成したこと、させたことは非常によかったと思います。
私が学生時代は、綱領といえば、マルクスの『共産党宣言』がそのようなものと教えられ、更にもっと勉強するために『本多著作選』や『勝利に向かっての試練』を必死になって読んで、反帝・反スタ世界革命論を勉強したものです。今日の綱領草案は、上記の本のすべてのエッセンスを簡単な言葉で提起しており、全ての職場・地域で闘う実践的な武器になるものと思います。
さらに今日印象に残ったことは、党と労働組合の関係です。この点を明確にしたことはよかった。と同時に、本多著作選5巻で、レーニン・コミンテルン2回大会を引用して、本多さんが党の役割、労働組合との関係を提起していたということを聞いて、本多さんのすごさ、革共同の素晴らしさを改めて感じた。
3全総−第3回大会をもう一度復権させて、世界革命・日本革命に向かって、全力で闘おうと決意を固めました。
【V】
以前、別の機会にあった講師の綱領草案学習会より、内容−展開が豊富に述べられたと思います。
『共産党宣言』と綱領草案の関係。
自分も綱領草案は、読んで理解することではなく、その内容を労働者階級を組織する実践的問題である事が強調されたと思います。
スタ問題が時間をかけて話しされた。反帝・反スタの関係で、その重要性=スタを打倒しなければ世界革命はできないのだと!
後は、綱領草案の中味で、労働者階級という存在の意味を、マルクス主義の内容と実践の貫徹で述べられました。
労農同盟論の重要性・革命性が明確になった様な気がする。まだまだ確立するまでは時間がかかると思いますけど…
【Q】
提起と発言を聞いて、改めて「反スタ」を掲げた党の存在−綱領をもつ党の存在の大きさと重要性を感じた。スターリン主義は敵であるという規定と、それを乗り越える革共同の存在は世界的に見ても衝撃であり、吸引力となっていることを改めて感じた。
私的には、学生にたいしてプロ独やプロレタリア党の必要性をもっと豊かに語っていくことが課題でもあるので、綱領草案を使って語っていけるようにしたい。
【a】
スターリン主義の問題について、綱領草案が、スターリン主義を労働者階級の敵、反革命と規定した(知りうる限り)唯一の綱領であることが語られた。これは、非常に大きな問題だと思う。
かつてトロツキーは、スターリン主義の発生・成立の過程を目の当たりにして、彼自身苦闘し、(様々な限界はあるにせよ)スターリン主義との戦いに挑んでいった。スペイン革命へのスターリン主義の襲撃の中で、彼自身「スターリン主義者は反革命に転落した」と言明するまでになったが、スターリン主義そのものを反革命と規定することにはついに成功しなかったと思う。
全世界に影響力をもつトロツキズムの問題も語られたが、彼らの最大の問題点は、トロツキーその人の苦闘と到達地平を固定化してしまい、そこから一歩も前進しようとしなかったところにあるのではないだろうか。
われわれの綱領草案は、トロツキーの苦闘をひきつぎ、それをも乗り越えるものとして提出された。ここにスターリン主義を打倒する道がある。
綱領草案で私が一番感動したことは、これが『共産党宣言』の記述に何度も立ち返って書かれていることである。「党は労働者階級の一部であり、〜最も鍛えぬかれた階級の前衛である」という規定、そして労働組合の役割について、そして党と労働組合の関係についての理解が深まった。綱領草案をさらに勉強して、今後の実践に生かしていきたい。
【N】
今日の綱領草案の学習会で、改めて綱領草案のもつ内容の大きさについて知る事ができました。一言でいって、資本主義社会の中での労働者の置かれている状態、これをくつがえして世界革命をかちとっていく道筋について鮮明になったと思います。
とりわけ労働現場において資本、体制内派との党派闘争に勝って、労働組合の権力をとってゆく事が、革命の実践的核心問題であることが強力に確認できました。
今日とりわけ強い印象に残った箇所は、レジュメ6nのところで、資本の労働者支配は、労働者の団結を許さず、労働者の徹底的分断の上に成立する。これに対して、労働者の側の階級的団結の形成は資本と闘う武器であるだけでなく、将来の革命を成し遂げてゆく上での人間社会の未来の共同性を獲得してゆく原動力になるという事であり、職場で労働者の資本に対する団結をつくる事が、核心的に闘いとってゆくという事です。この事を、今後の地区と職場の中で実践していきます。
【Y】
(1)本日の党学校出席を一歩に、一年間の党学校活動を貫徹し、自分の再確立をしていきたいと思っております。
(2)講師も述べられたとおり、「この綱領は、文章量は多くはないが、その一文一文、何十ページも展開できる(しなければならない)マルクス主義の根本思想が凝縮されたものである」ことをまず自覚することだと思う。
従って、自分としては(毎回、それぞれのテーマ《本》があるのだが)、この綱領を“年間党学校活動”の軸にすえて取り組みたい。
(3)よく分かったこと、新しく自覚したこと、鮮明になったこと、それぞれ多々ありますが、今日この紙でまとめるのは無理なので、後日、自分なりのレポートをまとめてみたい。しばらくほとんど文章を書いてないので。
(4)一番引きつけられることは、“世界革命の綱領”として、これがどのように世界に通用するのか、ということ。学生の報告、その他いくつか話されましたが。全世界のプロレタリアートに最も受け入れられるものが最良の日本革命の綱領であるのかもしれない。
【r】
革共同の半世紀以上に渡る戦いを経て、ついに獲得した綱領草案の持つ意義は非常に大きい。資本主義の危機、そして新自由主義の攻撃とその結果、もはや社会が人民(労働者や農民など)を食わせていけない、未来に希望が持てない時代になっている。そんな中で、この綱領草案は「現代の『共産党宣言』」として登場した。革命的共産主義者がこの時代に、人が人として生きてゆくための一つの明確な回答を出すことができた。それはつまり、我々革共同が何を目指して戦っているのかを明らかにしたということだと思う。
一つは、〈反帝・反スタ プロレタリア世界革命〉を目指す党であること。
二つは、労働者階級による革命であることをはっきりさせたこと。プロレタリア独裁を真っ向から訴え、部分的にではなく、根本的に社会を変革することをかかげていること。プロ独をはっきりさせる事は、職場生産点での闘いにおいても、テーマになると思う。ストライキで闘う動労千葉の「すごさ」は、本質的にプロ独が貫かれているということからきている。そこが明確になった。
三つは、革命を目指す我々自身が、大きく自己変革してゆく契機になっているということ。我々が目指すものは、反帝・反スタのプロレタリア世界革命であることを改めてはっきりさせたことで、これまでのあり方から飛躍する契機になったと思う。
この綱領草案を武器にして、職場生産点で資本と闘い、職場に階級的団結をつくり、国鉄決戦に勝利しなければならない。綱領草案は強力な武器である。討論をさらに行い、綱領草案の深化と発展を勝ち取っていきたい。
【F】
@大きな問題として、綱領草案という、職場実践をはじめとした実践と一体で立ち戻り、検証する拠点を得たことが非常に大きいと思いました。改めて、提起をうけて、根本思想・原理から、今の自分や運動を捉え直す契機と本当になるというのが、第一の感想です。読んだのは、久しぶりですが、非常に重大なものを手に入れたなと思いました。
A提起も世界革命の問題、暴力革命の問題、団結論など、核心的部分で深まっているのをすごく感じました。
とりわけ、暴力革命の問題を、資本家的所有の侵害の問題としてはっきりさせ、また討論で、現場から全く当然の感覚があると出されたのは、綱領と実践がかみ合っていっていると感じました。また、反スタの問題も、労働者の国際的=階級的団結の問題としてまず明らかにされたことも重要と思います。
結局、全てが、階級としての労働者の存在と、その団結(プロ独が何によって支えられるかも含め)の問題として、とことんこだわりきることだと思います。
B年間の課程の意味が非常にわかり、今後の受講に意欲がわいてきました。
【X】
@党学校自身の決定的意義について、あらためて自覚させられた。
提起が重厚で、かつ実践と固く結びついていたこともあって、討論時間が短かったのが残念ですが、それでも学生、各地区で具体的にぶつかっている課題・討論と向き合って、地区や産別を超えて議論していくことの重要さを感じた。そのような論議ができるものとして綱領草案がある、ということも感じた。
A上記の点と一体だが、国鉄決戦の全国運動に立ち向かう意欲を何よりもかき立てられた。この運動で、“本物の労働者革命党”に飛躍していく自信も得た。
B「綱領草案」については、もう1回くらい「枠」が設けられても良いように思う。
【M】
@この間、『前進』フラクで綱領草案の学習会を継続している。この中で、『前進』読者の方が綱領を欲求しているということを強く感じる。そこで議論になることは、スターリン主義の問題とプロ独の問題である。この問題のオーソドックスな議論が、いま大切なのであると痛感します。また、時代の問題・課題なのであると思います。
A質疑でもあったように綱領草案は、党の革命、塩川派とのたたかいで積年の課題を整理できたと痛感します。またこのことは、革共同の50年、戦後階級闘争を総括することができることでもあると思う。その作業が必要なのでもあると思います。
B革命のストレートな提起、『前進』による組織化、党派性の鮮明化・党派闘争が決定的な時代になっている。これは事実の問題としてそうだ。マルクス主義による組織化が必要なのだし、それだけが大衆を獲得する。綱領草案を労働者へ、職場へ、持ち込もう。
【U】
初めての党学校であるが、非常に深いものを感じました。まず、講師の報告の見出しが「革共同の綱領草案とマルクス主義の再確立」であったことです。「よし、これで学習しよう」と思いました。
これまで党の綱領は、党中央をはじめとした「一部の」人たちが考えてくれるものと思っていた点が、自分自身の中に正直ありました。党の出した提起を受け入れて実践するというフシがあったのですが、今日の報告と参加者の意見を聞いたり、綱領そのものも何回となく書き換え・討論をしていること。そして、革共同半世紀の闘いがついに到達した地平であるという時に、40年活動している自分自身が、やはり改めて主体的に係わっていこうと決意しました。
そのためには、マルクス主義を自分自身の中にも再確立させ、世代を継続して獲得(オルグ)していけるものとして学習し、ありとあらゆる場所で共産主義者としての正体を隠さず、深化と発展の実践を行っていきたい。
【j】
今日わかったこと。
「共産主義の妖怪」というのは、「資本家から見たら共産主義は妖怪みたいに恐ろしいものだ」という風に思っていたのですが、今日やっと本当の意味がわかりました。これによって、綱領草案は内容はともかくとして、その発表の全社会的な意義をf同志の質問からなる一連の論議の中で、新たに確認することができました。
「革命」とか「共産主義」を唱えることは、今の社会の中では何らの特殊性ももたず、提起された4つの核心点が革共同の特殊性であり、さらに重要なのは歴史の中で鍛え上げられたこれらによって、今これから労働者・学生を獲得していけるし・しつつあるのだということがわかりました。
私有財産制の廃止ということを常に念頭におかないといけない。だいたい「法政大は私立だからルールは守らなければいけない」という意見はどこでも出てくる。「法律にどう書いてあろうが、学館も学生寮も実力闘争で奪ってきたのだよ」と答えるのだが、これだけでは革命にはならないということ。「我々がどういう存在か」ということを時代の中でアジっていかないといけないということだろうと思いました。
団結してないといけない。つまり、「数」は労働者階級の力だけど、集まっているだけではなく、共同性をとり戻すことが必要だということは、なかなか難しいと思いました。
今日一番面白くてタメになったのは、勤評闘争のストの話です。やっぱりプラクティカルな話はいいですね。目が覚めますし、僕らは結局は学生にどう伝えるかというところで自分が問われるわけですから。
なお、本多さんの言っていることは、面白いんですが難しいです。レジュメ15nの「プロレタリア階級意識の〜」と「革命のための最高の〜」は、「党を階級意識のかたまりにしていくこと」と「革命のタメの目的意識的な党にしていくこと」が両要素あって、互いに他を高め合うということでいいですか。【→ひとまず、それでいいいでしょう。】
【A】
◎綱領草案の簡明さは非常に良かった。その中身の展開が今回の講義であったが、その背景にある思想的位置づけ、内容のとらえ方が、今回ハッキリした。
労働者としての存在の意義を全面にし、共産主義への道筋をハッキリさせる事に満たされている。綱領草案として評価出来ると思う。
今後、現場でいかに生かせて行くか。あるいは実践を通じ、綱領を更に発展させていくかが党員として問われていくと思う。
◎組合論→党を党→組合への方向転化が良かったと思う。
講師の、スタへのはじめの批判的立場が良かった。
◎(四)「反帝・反スタ」の思想と立場の展開で、〈第4項〉〈第13項〉へと続いたが、〈第12項〉を入れるべきでは? 沖縄奪還の綱領的立場が今後ますます重要になると思うが、いかがか……。
【Z】
綱領草案についての学習だったが、参加して学んだことが多い。4つの核心点の提起は、非常によかった。
@講義で一番印象に残ったのは、第4の党と労働組合の関係を、党と階級との関係として完全に明確にしたという点だ。「労働組合は、資本と労働のあいだのゲリラ戦のために必要なのであるが、賃労働制度そのものと資本の支配を廃止するための組織された力としてよりいっそう重要である」との視点が、階級的団結論を総括軸に闘うという階級的労働運動路線の戦略的位置が見えたという点でよかった。マルクス主義は実践の思想であり、労働組合を媒介にした労働者階級の階級的力(団結した力)の形成を通して、資本の支配を廃止していく革命のプロセスが見えてきた。
他の3点も、それぞれ深い内容でわかりやすく、綱領草案の核心点が見え、世界革命にむけた革命党の綱領として確信がもてた。
A討論もおもしろかった。いろんな部署の同志が参加しているので、各々のところの闘いが交流できていい。とくに学生戦線の理論的深化は、反帝・反スタ綱領、マルクス主義を動労千葉の反合・運転保安闘争路線を水路に物質化していく中味をつかんでいる点ですばらしいと思った。学生戦線の理論的深化と実践にも学びながら自らの部署での理論闘争と実践、労働者の組織化に全力をあげていきたい。問題意識を非常にかきたてられた。
【S】
革共同の綱領草案の平易な解説として核心を突いた大変感動的な講義でした。
やはり決定的な労働者自己解放の思想を文句なく第一によみがえらせた事の歴史的な勝利を圧倒的に確認している事が、すべてのテーマにおけるぶち抜きの基礎になっていると感じました。労働者が解放の主体であり、革命の主体は労働者である事。この事を革命党として高らかに宣言した事は、労働者階級にとってどれほど決定的な意味を持っているか計り知れないものがあると思います。
あと、労働者階級の団結の革命的力を綱領の中に位置づけた事も決定的だと思います。提起の中で、団結によって労働者の中に個々の能力を超えた新しい巨大な力が呼び起こされると言われている事はまったくその通りで、それは革命党の団結においても当然ですが、真理だと思います。
反スタについても、労働者自己解放の立場から問題を再整理した事が非常に成功で、革共同の反スタ論が、理論的にもマルクス主義的に深められたと思います。
「大恐慌を革命へ」が、“戦争を内乱へ”の今日的意味であるというのも気付いていませんでした。
プロ独、暴力革命、党と労働組合の流れも、きわめて無理のない合理的な展開になっていたと思います。スタの強い影響の下で、戦後階級闘争を支配してきた。
党と労働組合の生き生きとした有機的関係の再確立も、革命運動史におけるエポックメーキングである事は間違いないと思います。
党の革命以来、青年、学生、動労千葉が先頭で切り開いてきた一つひとつの路線的地平のエッセンスで、このような綱領がつくられた事を本当に喜びたい。この内容を世界の階級に提供・実践するために自分も闘いたい。
自分も、自分一人でこれを読んだ時と青年労働者と一緒に読み合わせした時では、全く感動のレベルが違いました。綱領草案とはそういうものなのかなとも思いました。
【G】
☆綱領草案はすごい武器
革共同が綱領草案を出したこと−この勝利性を今日の学習で広がりをもって実感できた。「何をめざすのか」。日々の街宣やオルグで、個別テーマや目先の闘争の話に終わってしまい、肝心のプロレタリア世界革命にたどり着かない。ストレートに綱領草案を提起しよう。労働者の党を建設する目的意識が必要だ。結論のみえない話では、革命とは別の所へ組織してしまい、スターリン主義や塩川派のような絶望を生み出す。中途半端で小さな改良主義ではなく、具体的に労働組合をよみがえらせ、資本家を倒してプロレタリア世界革命を! ソ連の人の“私達は幸せです”の声に疑問を持った話はわかりやすかった。
☆印象に残った、“共同性の奪還”こそが革命の原動力
この事も、自分の問題意識とピッタリと合っていた。団結によって、力が数倍に拡大する。−実践の中でも感じてはいたが、このようにハッキリと位置づけられ、うれしい。競争社会の中で、バラバラにされている労働者階級は、意識的にブルジョア思想をのりこえ、階級性をとり戻さないと、本当の力が発揮されない。会議や学習会も、知識や情報伝達の場では、個人の成果や能力を発表するものとなり、団結にならない。
自分もこの学校で、マルクス主義の知識をつめこむのではなくて、討論を通じて共同性を奪還し、革命運動への力をともにつくり出そうと思った。 |