「動労千葉労働運動と革命的共産主義運動の地平」講義概要 講師 城戸 通隆 【はじめに】 国鉄1047名闘争の最後的解体を狙う超反動的な3・25判決を徹底的に弾劾し、今こそ動労千葉とともに1047名の解雇撤回へ闘うことが求められている。第2次国鉄決戦を基軸とした4大産別(6大産別)決戦、道州制・民営化粉砕決戦を戦略的な柱に09年決戦を闘い、11月1万人結集の実現を射程に入れて総決起しよう。 【T】まず新版『甦る労働組合』の提起から学ぶ 階級的労働運動の発展に向けて、今こそ全国の全産別・全職場で動労千葉労働運動を実践し、マル青労同を先頭に党組織(細胞)を建設し、第2・第3の動労千葉型拠点をつくり出すことが決定的に必要な時だ。 ●国鉄闘争を水路に連合路線と対決 その上で重要なことは、この国鉄闘争を水路に、日帝の労働者支配の基盤であると同時に決定的な「弱点」である連合支配を覆そうということが、大きな目標として提起されていることだ。「国鉄闘争を水路に連合路線と対決していく」「国鉄闘争を水路にして連合路線を打破しよう」。これが本書の実践的な最大の結論でもある。 ●党と労働組合は「限りなく一体」 さらにまた「労働運動と反戦闘争は完全に一体のものである」という立場から、労働運動が先頭に立って反戦闘争や政治闘争を闘おうという提起、そして党と労働組合の関係について、両者は「限りなく一体」であり、「社・共に代わる労働者の党」「労働者階級のための党」「労働者に徹底的に依拠した党」をつくろうという革命的な訴え。 【U】70年決戦の地平の継承(歴史・その1) わが革共同(革命的左翼、革命的共産主義運動)が先頭で切り開いた70年安保・沖縄闘争の爆発は、戦後階級闘争の中でも戦後革命期に続く革命的な闘いだった。この地平を、その後の現実の労働運動の実践において貫き発展させたのが動労千葉だ。 ●フェーズT・フェーズU(P1・P2)の闘いに勝利 70年決戦の爆発の中で、革共同も大量逮捕や投獄で大いに傷ついた。しかし同時に歴史的決戦を全力で闘い、60年闘争をはるかに超える闘いの大爆発を作り出したことによって、社・共と総評をのりこえた革命的政党と戦闘的階級的な労働運動の登場・創成の現実性と展望が、圧倒的に生まれていた。権力自身がその恐怖と危機感にさいなまれていた。それゆえ、70年決戦の大爆発に恐怖した国家権力は、革共同と共産同に破防法を発動し、カクマルがそれに「呼応」して12・4反革命(白色襲撃)をかけてきた。 【V】国鉄分割・民営化との闘い(歴史・その2)動労千葉は革共同とともに、70年闘争の継承・発展をかけて、国鉄闘争の戦場で動労カクマル松崎との激烈な「党派闘争」を展開してきた。しかも同時に動労千葉は、一方での動労カクマルの大裏切りと日帝・中曽根の先兵化、他方での総評と国労の総屈服−崩壊を粉砕しのりこえて、国鉄分割・民営化攻撃との決戦に断固決起し、2波のストを打ち抜き、組織と団結を守り、階級的労働運動の発展へ闘い続けてきた。 ●「戦後最大の反動攻撃」とカクマル 国鉄分割・民営化攻撃の最大の狙いは、「戦後労働運動の中核部隊」である国鉄労働運動(とりわけその中心組合である国労)をつぶし、総評を組織的にも解体することにあった。それはすでに60年代から始まり80年ごろに本格化するいわゆる右翼労戦統一=総評解体=連合化に向けた歴史的大反動だった。またその階級的実態は国鉄労働者20万人の大量首切り・大合理化だった(81年の40万人余から87年の20万人余へ)。 ●動労千葉の2波のストライキ これに対し動労千葉は2波のストを打ち抜き、唯一、分割・民営化粉砕へ原則的に闘った。第1波は85年11月28日正午からの総武線の快速と緩行を対象にした24時間スト。243本の列車が運休し、これと連帯し11・29にはすさまじい「浅草橋戦闘」が爆発した。これに対し、解雇20人、停職28人を始め、120人が不当処分を受けた。 ●闘えなかった総評と国労 しかし総評と国労は、分割・民営化攻撃に原則的に闘えず、政府・権力、当局、およびカクマルの組織破壊を許し、ついには総評解体=連合結成に道を開いた。総評は「三池闘争以来の大闘争にする」(自治労出身の真柄事務局長)と言っていたが、結局5000万人署名(現実に3500万筆くらい集まった)以外には、何もやらなかった。 ●連合への「対抗基軸」の形成 こうした中で87年4月1日に、国鉄が解体されJRが発足した。7千数百人がJR不採用になり、さらに90年4月、1047名が国鉄清算事業団から整理解雇され、ここに「解雇撤回・地元JR復帰」を掲げて闘う1047名闘争が新たに始まった。 【W】総評・民同労働運動の破産(歴史・その3) 動労千葉は、戦後の総評労働運動(民同左派が主導した労働運動)の歴史的な破産と崩壊をのりこえ、階級的労働運動の再生と労働運動の力でプロレタリア革命を実現することをめざして、今後に唯一展望をもって闘っている階級的労働組合だ。 ●総評の結成と「左旋回」 1950年7月に総評が結成される。この過程は朝鮮戦争勃発情勢の中でGHQの肝いりで進行した。事実、総評の結成大会の方針は「朝鮮戦争における国連軍支持、北朝鮮軍の侵略弾劾」というものだった。これと同時に、日共の非合法化とレッドパージの嵐が吹き荒れた。民同の出発点とは結局、反産別会議−反日共的な勢力がGHQなどの力を借りて、闘う労働者の首を切り、自分たちの組合的主導権を握っていったということだ。 ●総評・民同労働運動の歴史的限界 だが総評・民同労働運動には歴史的な限界があった。まず第1に、総評は「平和4原則」のもとで良くも悪くも「反戦闘争基軸」であったが、「中立」や「平和」が示しているように、基本的に今ある帝国主義体制下の「平和」を守れという運動で、帝国主義の排外主義や侵略戦争と労働者の階級的団結をもって闘い、帝国主義を打倒して戦争を止める、侵略と戦争を「内乱」に転化する(革命をやる)というレーニン主義的な反戦闘争ではまったくなかった。だから帝国主義の基本矛盾が全面的に爆発する時代、再び世界戦争が問題となる時代には、無力となり、通用しなくなったということである。 【X】動労千葉労働運動とは何か 第1に、動労千葉労働運動は、総評・民同労働運動の歴史的破産と崩壊をのりこえて前進し、「資本家階級の権力を打ち倒して、労働者の社会をつくろう」「労働運動の力で革命を起こそう」と闘ってきている真の階級的労働運動であるということだ。まさに動労千葉労働運動こそ、マルクスが『賃金・価格・利潤』や『共産党宣言』で提起している「労働者階級の究極的解放」「賃金制度の究極的廃止」に向けた革命的実践なのである。 ●三里塚ジェット闘争と労農同盟 第3に、千葉地本でのそれまでの典型的な民同右派との闘いと同時に、動労カクマル松崎という希代のファシスト反革命との熾烈な「党派闘争」ぬきに、動労千葉はなかった。カクマルとの激しい闘いを通して、動労千葉は労働運動の階級的原則をみがき、団結をいっそう固め、79年3月には革命的な分離・独立をかちとった。そして今日の動労千葉がある。この闘いの過程は、現在の体制内勢力との党派闘争の貴重な教訓でもある。 ●反合理化・運転保安闘争の地平 第5に、動労千葉の路線的な重要な柱は反合・運転保安闘争である。72年の船橋闘争に始まる動労千葉の反合・運転保安闘争は、「事故」「安全」という労働者にとって切実な問題を、国鉄労働運動の中で初めて労働者の正面課題に位置づけた。その核心にあるのは、「安全の確立」は労働組合が闘う以外にないということと、「運転士への責任転嫁を許すな。一切の責任は合理化を推進する当局にある」という思想だ。反合・運転保安闘争は資本主義を否定できない体制内労働運動では闘えない。プロレタリア革命の立場に立った階級的労働運動だからこそ、動労千葉は反合・運転保安闘争を闘えるのだ。 【おわりに】 かつて総評の「御三家」と言われた全逓、国労(国鉄)、日教組(教労)に、自治労(自治体)を加えた4大産別は、プロレタリア革命の戦略的拠点となる位置をもつ。4大産別、特に日教組と自治労は、戦前は「天皇の官吏」の機構として労働組合もなく、国家の支配と侵略の先兵を担わされた。「教室と役所」から戦争が始まったと言われた。今日的にここが革命の拠点となるのか、戦争の先兵となるのかは、決定的なことなのだ。4大産別は、革命においてプロ独の実体をもろに担える存在である。つまり4大産別に闘う指導部が確立され、階級的労働運動をやるなら、革命が展望できるのだ。 (講義了) |
討論から●N 私たちの職場で、どう動労千葉のような労働運動をつくっていこうか、ということを考えていたときに、今年の『前進』新年号の1・1アピールで、今の世界金融大恐慌情勢をプロレタリア革命にどう転化していくのかとか、時代情勢のこととか、いろいろ学んで、やっぱり『前進』の拡大じゃないかということになって、『前進』の読み合わせを始めました。 ●D
今日のレジュメは、動労千葉を歴史的に位置づけることが中心になっていたと思う。今、動労千葉をそういうふうに位置づける意義について、確認した方がいいと思ってます。 ●g 今日のレジュメや動労千葉の機関誌29号の田中委員長の提起を読んでて思ったのは、労働運動として戦後から今日の大恐慌情勢までを語る、どう動労千葉が総評労働運動・民同労働運動を打破し、今の大恐慌情勢で階級的労働運動として世界を、労働者を獲得しようとしているか、そういう見方として歴史を見る、総括するということが、動労千葉の闘いを見てできる。動労千葉の闘いを歴史的に位置づけるというのは、そういうことだと思う。 ●Z 今回の学習会のレジュメの核心点は、労働者権力の樹立に向かって、つまり労働者が自分自身を解放すると同時に、すべての階級の解放へと向かう可能性を、分割・民営化との闘いの中で動労千葉がまさに実践している、そこをはっきりさせた。動労千葉の反合理化・運転保安闘争が突破したことは、一つの歴史的な意味を持つ。 ●a いわゆるストライキという闘いを、75年まで日教組もやってきた。ストライキはやってみないと自己解放性ってわからないというところがあって、そういう点では改めて60年代の、革共同的に言えば日韓条約から安保以降、日韓条約から始まった反戦闘争と、それから組合運動の中のストライキ闘争というのが、反戦+組合運動という形で結びついてきた意義を、今日の提起の中でもう一回確認することができるなと実感として思いました。 ●U 75年のスト権ストは、国鉄の電車区が結構身近にあって見てたのでよく知っている。75年の闘いはすごく大きかったんだけども、それがなんで崩壊したのかと思ってたんだけど、レジュメで書いてあってわかったのが、55年体制の崩壊、それからソ連スターリン主義の崩壊によって、民同が自らのよって立つバックボーンを失ったことにある、というのが今日鮮明になったかなというところです。 ●I まだ何も言えないです。第10期党学校の最後の時には、何とかまとまったことが言えるようになりたいと思っています。そして最終的には、1人でも多くの仲間を組織できるようなものに自分を変えていきたい。若い人をどんどん組織できるようになっていきたい。今日の提起とレジュメもそのための武器にしていきたい。 ●e この間、大学で新歓闘争とかやってきて、世の中的には北朝鮮情勢ということで戦争態勢の構築ということがある。その中で、例えば今の法大闘争だとか、もっと大きく言えば階級的労働運動路線という中で、どう反戦闘争を路線的に貫きつつ大衆的なものにしていくのかということが問われている、問われたなという問題意識がある。そういう観点から今日の提起を受けたときに、動労千葉が反戦・政治闘争を党派闘争と一体で闘いぬいてきたということのすごさ、何で闘いぬいて来れたんだろうというのがある。今の体制内労働運動は、労働者の生活を守れというところから、今の国家体制を守れというところまで行き着いた。そういう中で動労千葉が、階級的な帝国主義打倒の反戦闘争として闘いぬいてきているということについて学んでいかないとなと改めて思っています。 ●d 体制内労働運動と階級的労働運動・動労千葉労働運動というのは、最初から違うものだったんだと。つい最近まで含めて、民同も反戦闘争を闘ってみたりする。だけど、労働者階級の解放をかけた、労働者階級に権力をよこせ、という労働運動なのか、それとも体制の中で許されている労働運動なのか、というので全然違う。 ●J 今日の提起は非常に実践的だと受け止めている。4大産別を先頭に動労千葉派の旗をうち立てるということが現実的な課題になっている。その現場で何が問題になっているのか。 ●W 戦後の労働運動の歴史をずっと振り返って、今日の到達地平ということで提起されたんですけど、敵の攻撃は、とにかく革命をやらせない、労働者をバラバラにして分断していくということに一切の核心がある。われわれの勝利の核心は、それをどうぶち破っていくか。労働者が団結して革命をやっていく、そういう地平をどれだけ切り開いたのかというところに一切集約されていくと思いました。何よりも、どんどん新しい世代が決起していることが、われわれの勝利の姿だと思う。 ●t 動労千葉が階級に根差して、階級の怒りに依拠してきたからこそ、戦争攻撃、排外主義と闘えるというのは、本当にその通りだなと思う。「日刊動労千葉」でスゴイのは、組合員は、じゃないんですよね、労働者はこうあるべきだ、という形で絶えず宣伝・扇動をくり返してきたというのが今の地平をつくっていると思うし、それがマルクス主義とか革命的共産主義運動というものだとすごい思います。 ●R 僕は、もともと勉強は嫌いで、学校だから黙って聞いていればいいと思って参加したんですけど、みんなと団結するために積極的に発言したい。 ●P 今回の提起がスゴイのは、総評労働運動・民同労働運動の歴史的破産と崩壊ということが非常にハッキリと出されていて、それをのりこえて階級的労働運動を貫徹してきた、再生してきた動労千葉労働運動の歴史的位置ということが、歴史的に整理された形で出ているし、民同労働運動の歴史的限界ということでも、3点にわたって整理されているということだと。 ●G 今日提起された「動労千葉労働運動と革命的共産主義運動の地平」ということから何を学ぶのか、これはずっと考えてきてたことなんですけど、レジュメの冒頭にあるように、闘う労働組合とマルクス主義を甦らせるということを、『新版 甦る労働組合』の提起から学ぶことが決定的だと。世界大恐慌をプロレタリア革命に転化する、そのために、この本を徹底して活用して学ぼうということだと思う。 |
受講レポートから ★第10期第1回のレポートです。【K】 『新版 甦る労働組合』を読んで、労働者が「元気になる本だ」「元気が出る本だ」という感想を、何人もの同志から聞いている。また、この本を読んで、実際に「元気になった」同志を何人か見ています。 【Z】 @革共同史の最新バージョンとして、よく理解できました。 【J】 “動労千葉労働運動”を革命的共産主義運動(革共運動)の基軸的骨格にすえたことの革共運動の歴史的な意味の大きさを、改めて痛感しました。 【R】 提起を受けて、改めて「動労千葉労働運動と革命的共産主義運動の地平」の大きさを確認することができた。70年決戦の地平を継承・発展させてきたということであり、この過程は、資本とカクマルとの死闘の連続だったということである。そしてこの核心は、マルクス主義の再確立と、それに基づく労働運動の実践だったということである。 【j】 動労千葉の闘いの歴史と路線について、理解しているつもりだったが、認識の浅さをつきつけられた。 【P】 ○「総評労働運動の中から出てきた動労千葉が、総評(民同)運動の崩壊をのりこえ階級的労働運動を再生する」ことの中味が大事だと学べた。 【U】 当時小学生だった自分にとって、1975年スト権ストは結構インパクトがあった。ヤな先生の授業開始前、黒板に「スト中」と大書し、全員後ろ向きに座ったこともある。 【N】 革命情勢の今、党学校に参加することにワクワクしています。自分の職場での動労千葉労働運動の実践を、『新版 甦る労働組合』と『前進』の読み合わせ、また、今日の提起を参考にしながらやっていきたい。 【B】 動労千葉労働運動について、どうとらえるべきなのかはっきりしない点があったのですが、レジュメおよび討論の中で発言者から生の声が聞け、自分の思いと重なる部分や参考となる点が多くありました。 【H】 『新版 甦る労働組合』は何回か読んでいるのですが、今回の提起にあって、自分としては、労働組合とは何か? 革命運動と労働運動との関係は、ということが中心だと。 【e】 党の歴史を、動労千葉労働運動の今日切り開いている地平から総括するものとして、同時に大恐慌と戦争という情勢下で、4者4団体派を粉砕して日本階級闘争の主流に名実ともに躍り出るためにも、決定的な提起だったと思います。 【E】 ・なぜ、革共同が唯一の革命党になりえたのか。一言で言えば、動労千葉と一蓮托生で闘ってきたから、「革共同・革共運動なしに動労千葉は生まれなかった。同時に革共同・革共運動は動労千葉によって労働者階級に根差した党、革共運動となることができたのだ」(レジュメp4)。 【I】 前提として、私は今までの障解委での在り方を、そこでの経験は活かしつつも、一変し、真の革共同の一員へと大きく飛躍していきたい。 【t】 動労千葉労働運動を、戦後労働運動の歴史を全面的にとらえ返す中でその意義をはっきりさせるということが、現在の時代情勢との関係で、とてつもない意義を持ってきている。そのことを、「はじめに」でもっともっとはっきり突き出した方が良いと思った。D同志が討論で言っていたことと同じです。 【g】 動労千葉の階級的労働運動が、民同労働運動・総評型労働運動や連合、全労連と決着をつけ、この大恐慌情勢に全労働者階級を獲得するものとして登場していることがはっきりした。動労千葉の労働運動と革共同の闘いの地平が、戦後世界体制の時代から真っ向から資本主義・帝国主義と対決してきた歴史であり、そのものだということだと思う。 【d】 大恐慌への突入という情勢下での第10期党学校の第1テーマが、「動労千葉労働運動と革命的共産主義運動の地平」というのは最適だった。みんなの話を聞いていても、「大恐慌をプロレタリア革命へ」をどう実践していくか、マルクス主義と階級的労働運動、労働組合の再生、という問題意識に貫かれ、きわめて実践的に突入したと思います。 【Y】 今回の学習、動労千葉の労働運動を歴史的に位置づけるということで、動労千葉労働運動の大きさ、戦後労働運動の中で動労千葉という存在が、本当に戦略的展望を現在に切り開いているということがよく理解できました。やはり動労千葉労働運動が、今の大恐慌情勢の中で、労働者階級の階級的団結と、プロレタリア革命を実現できる唯一の路線だということだと思います。 【n】 学習は苦手で逃げ回っていたのですが、“不良党員”の私にも、党学校へ行けという話が来て、参加させてもらいました。 【r】 今日は、「動労千葉労働運動と革命的共産主義運動の地平」というタイトル通り、革共同の歴史の中に、あるいは戦後労働運動の歴史の中に動労千葉労働運動を位置づけるものとして受けとめました。 【D】 今は、労働者が変革を求める恐慌の時代。そこで我々は「動労千葉労働運動」を提起する。その根拠と核心が明らかになる提起であったと思う。 【a】 大言壮語−この党学校に入ることで、私の人生をかけた1年間をかちとることである。あえて1年間というのは、3月を最後に職場から離れた。職場の労働者、そして私と関わりのある(シンパ)を獲得できるか否か。この1年で決着の鍵を実践的につかみたい。 【G】 現在の労組破壊の攻撃の中で、今、『新版 甦る労働組合』を学ぶことの意義を明確にしていると思います。 【h】 第1回目に動労千葉労働運動をとりあげたのは、すごく正しいと思う。動労千葉労働運動の中に、生きたマルクス主義が息づいているとつくづく感じているので、古典を学ぶ上でも実践的でわかりやすいと思います。 【i】 「党学校通信GAKKOU」は、ずっと関心を持って読み続けていたとはいえ、きちんとした形で受講して学びたいと考えていた。 【f】 闘いを点ではなく線、すなわち歴史として見ることによって、現在の大恐慌、そして画歴史的な攻撃としての道州制とどう闘うのかという路線が深化させられた点で、かなり決定的な講義だった。核心は、4大産別決戦であり、学生の場合は法大決戦だ。とりわけ4・24法大集会は、時代の趨勢がかかっているのであり、そのことは今回の講義を受けたからこそ自信を持って言える。つまり、「戦争と民営化」という問題に、敵の側(法大当局)が全体重をかけて突っ込んできているということが、歴史的な観点から見て完全に鮮明になったということだ。 【q】 「動労千葉労働運動と革命的共産主義運動の地平」の報告を聞いて、動労千葉の実践してきたことが本来の労働組合のあり方、ということが改めて理解できたと思います。 【F】 総評・民同労働運動の歴史的限界(その3)の項は、世界大恐慌を革命に転化するためにどう闘うべきかを、鋭く提起していると感じました。 【b】 第2次国鉄決戦を先頭とした4大産別(6大産別)決戦、道州制・民営化粉砕決戦を戦略的路線として確立したことが決定的であること、このことを唯物論的に、つまり歴史的にはっきりさせることが重要だと感じています。ここをはっきりさせた時、僕たちの路線的求心力は爆発的に拡大する。 【p】 『前進』09年新年号アピールの「闘う労働組合とマルクス主義を甦らせ、世界大恐慌をプロレタリア革命に転化せよ」のテーマと、その実践として動労千葉労働運動を実践し、第2、第3の動労千葉を職場につくり上げることが言われている。『新版 甦る労働組合』そのものが、生きたマルクス主義の実践そのものであることを実感します。 【M】 党学校に入学した目的は、生きたマルクス主義を改めて自分のものにしたい、それをぬきに路線的に産別決戦を闘い抜けないという切実な思いからです。 【W】 今回の学習会、及び討論を通して、階級闘争の核心と、革共運動の切り開いている地平、そして動労千葉労働運動のつくり出しているものを把え返すことができた。 【y】 動労千葉労働運動を、4大産別を基軸に全面的に貫徹するためにも、今回の提起は実践的だと思いました。今日の大恐慌の中で資本が生き残りをかけて、戦争と民営化・労組破壊の攻撃をしかけてきている中で、プロレタリア革命をめざす労働組合をつくり、資本主義を打倒し、労働者が社会の主人公として権力をとらない限り、労働者階級の勝利はない。これが、労働者一人ひとりの人生の問題になっている。 【X】 動労千葉が分割・民営化攻撃という世界的に困難な闘いに勝利した、膨大で長い闘いがその前史も含めて、分かりやすく、かつ、簡潔にまとめられた講師の提起に非常によい学習になりました。 |