ZENSHIN 2007/09/24(No2312 p06)

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週刊『前進』(2312号1面1)(2007/09/24 )

 安倍後継政権打倒 労働者が権力とろう

 11月集会へ大攻勢を

 9・29ワーカーズアクション大成功へ

 職場で動労千葉労働運動実践し「10・1郵政民営化」をぶっ飛ばせ

 

出陣式を終え、猛暑の中を「さかぐちコール」を響かせて地元荒本を練り歩く、さかぐち候補と支持者たち(9月16日)

 連帯労組関生支部、全金港合同、動労千葉の3労組が11・4労働者集会の大結集を呼びかけている。この闘いに労働者階級の未来がかかっている。なんとしても1万人の大結集を実現することだ。結集した1万人が核となって全国で動労千葉労働運動を実践すれば、体制内労働運動の支配をひっくり返して、日本の労働運動に革命を起こすことができる。そして、それこそ日本プロレタリア革命の勝利の道である。青年労働者の呼びかけで開かれる9・29ワーカーズアクション・イン池袋を、11・4労働者集会に向かっての総決起集会としてかちとろう。

 国境を越えた団結が世界革命の力だ

 日本と世界の情勢は、完全に1930年代、そして第2次世界大戦後の戦後革命期以来の激動に突入した。今度こそ労働者の力で帝国主義を打倒し世界革命をなし遂げるのだ。1917年のロシア革命によって世界革命の突破口は開かれたが、スターリン主義や社会民主主義の裏切りによって帝国主義は今日まで延命してきた。
 だが、もうおしまいだ。戦後世界の盟主の位置にあったアメリカ帝国主義は急速に没落を深めている。イラク侵略戦争の泥沼化や、サブプライム問題の爆発−世界金融恐慌という形で危機を爆発させている。そして、アメリカでも日本でもEUでも、帝国主義の足元から労働者階級の反乱が始まっている。それは、けっして押しつぶされることはなく、世界革命の勝利まで燃え広がるだろう。まさに「帝国主義は社会主義革命の前夜」(レーニン『帝国主義論』)なのだ。
 全世界で労働者階級こそ圧倒的な多数派であり、帝国主義支配階級など、一握りの集団でしかない。支配階級は労働者の団結を恐れているからこそ国家の暴力(警察・軍隊・監獄)を独占し、「国際テロ対策」と称して革命の圧殺のために結束している。また、多くの体制内労働運動の幹部を買収し、労働者支配に使っている。
 だから、世界の労働者階級がこうした帝国主義の危機と支配の構造を見抜き、体制内労働運動をうち破って団結を広げることができれば、必ず勝利できるのだ。
 労働者階級は単に搾取され、支配されるだけの惨めな階級なのではない。実際にこの社会を動かしているのは労働者だ。労働者が働かなければ、この社会は一日も立ちゆかないのだ。
 労働者階級は苦難の中から団結し、資本家階級に死をもたらす武器を鍛え上げ、革命によって資本主義社会を転覆し、階級社会を廃絶する力を持った革命的階級なのだ。
 労働者であることに誇りを持ち、団結して闘うことの威力を確信して闘えば、必ず世界革命に勝利できる。そうした大きな展望を開く闘いこそ、「国境を越えた労働者の団結が世界を変える!」と呼びかける11・4労働者集会だ。

 ガタガタの日帝に労働者は必ず勝つ

 安倍首相を打倒したことで全国の職場・キャンパス、そして街頭の情勢が革命的に一変している。参院選の自民大敗北−安倍辞任で突き出された支配階級の危機は、けっして後継政権によって修復できるものではない。根底には日本帝国主義の絶望的な危機の深まりがある。小泉・安倍−日本経団連の新自由主義政策=「構造改革」なるものが労働者と農民に貧困・失業、生活苦しかもたらさないことが完全に明らかになった。労働者と農民はそれに巨大な怒りをたたきつけたのだ。
 「闘う政治家」「強い政治家」などと自称していた安倍がボロボロになって逃げ出した。ぶざまな退場ぶりだ。だが資本家階級、ブルジョア政治家なんて、しょせんこんなものだ。後継候補の福田にしろ麻生にしろ、階級闘争の鉄火の試練をくぐり抜けていない。こんなやつらに、団結した労働者階級が負けるはずがない。
 それにしても小泉や安倍、福田、麻生などというこんな腐りきった連中が国家権力を握り、戦争・改憲や郵政民営化、社保庁解体、医療・介護・年金の破壊など、われわれ労働者階級を苦しめているのだ。絶対に許せない。
 「戦後レジームからの脱却」を掲げた安倍の改憲プランが大破産し、また「対テロ特措法」延長をめぐって日米安保−日米同盟の根幹が揺らいでいる。日帝は、どん詰まりの危機だ。
 だが日帝には、ほかの道はない。安倍の後継政権も、改憲と戦争、民営化・労組破壊にのめり込んでいく以外にない。労働運動をめぐって、日帝と労働者階級の激突は一層激化していくのだ。
 絶対に勝利しよう。労働者の闘いは密集した反動を生み出し、それをうち破って前進していくのだ。分割・民営化阻止決戦を闘った動労千葉が、いま階級的労働運動の柱となって意気軒高と闘う姿を見よ。大量逮捕、退学処分と対決して全国学生の最先頭で闘う法大生の闘いを見よ。弾圧・処分を恐れず、階級的原則をとことん貫いて闘う中で、団結は固まり、隊列は鍛えられ、革命に向かって不屈に前進している。こうした闘いが全国無数に広がれば、革命の勝利は間違いなしだ。

 古い自分を打倒し退路断って闘おう

 勝利のために、何が問われているのか。それは、労働者の決起を抑えつける連合などの体制内労働運動を下からぶっ飛ばし、動労千葉労働運動を全国に広げることだ。これによって労働者階級が階級的戦闘力を回復して立ち上がったならば、その途端に全情勢はひっくり返る。それぐらい帝国主義の危機は深い。
 マル青労同の青年労働者は、職場で動労千葉労働運動を実践し、処分を恐れぬ闘いに立ち上がっている。体制内労働運動の壁の厚さにたじろがず、そこでぶち抜くことに一切をかけている。その本気さ、必死さで仲間を獲得している。これこそ革命党の本来あるべき姿だ。まずもって、職場・生産点で、資本と権力に対して全力で闘うことに一切がある。
 全学連は法大を先頭に動労千葉労働運動を徹底的に教訓化して闘いぬいている。全学連大会は、11月労働者集会へ全国学生1000人結集をかちとるために白熱的な討議を行い、歴史に残る成功をかちとった。
 このようにして青年労働者・学生の中から続々と革命のリーダーが登場し、、11月総決起への先陣を切る闘いが始まっている。すべての同志はこの闘いに学び、自分の今までのあり方を打倒して、11・4集会の1万人結集のために退路を断って決起しよう。
 何よりも全逓・教労・自治体・国鉄の4大産別で体制内労働運動と対決して職場闘争を爆発させ、動労千葉労働運動の前進をかちとることだ。
 全逓では10・1郵政民営化強行を前にして、断固「超勤拒否」で10・1を迎え撃つ闘いが開始された。超勤拒否宣言のビラは、多くの職場の仲間の反響をつくりだし、職場は動き始めている。
 民営化を前にして、敵の側は矛盾だらけだ。1万5千人の要員不足が全国の職場を直撃している。現場労働者がこぞって超勤を拒否するだけで、たちどころに巨大な物ダメ闘争に発展し、日帝・郵政当局に大打撃を与えられる情勢だ。9・28全逓・郵政労働者総決起集会(要項2面)を全逓・郵政労働者の新たな戦闘宣言の場としよう。
 どこでも動労千葉のような闘いを始めること、動労千葉のような組合につくりかえることはできる。そのことは、『俺たちは鉄路に生きる3』(労働者学習センター発行)を読めば、必ず確信できる。この本を職場の仲間に広め、読書会、学習会を組織しよう。自らの職場で実践を開始しよう。
 青年労働者が呼びかける9・29ワーカーズアクションは、4大産別を先頭とする首都圏の全労働者の総決起の場だ。この日はまた沖縄で、沖縄戦の歴史歪曲を許さない県民大会が開かれる。本土と沖縄を結ぶ一大決起を実現しよう。
 10・5「君が代」解雇をさせない都庁前一日行動を、戦争協力拒否の日米労働者の国際連帯闘争として闘おう。10・7三里塚闘争を全力で闘いぬこう。その一切を11・4労働者集会へとしぼり上げていこう。

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週刊『前進』(2312号1面3)(2007/09/24 )

 「君が代」解雇させない

 10・5都庁前行動へ

 「河原井さん・根津さんらの『君が代』解雇をさせない会」の呼びかけで10月5日に都庁前ワンデー・アクションが闘われる。午前8時から午後5時まで、ビラまき宣伝、座り込み、リレートーク、都教委要請行動などが行われる。来春の根津さん解雇を絶対に許さず、職場での不起立闘争を圧倒的に拡大するため全力で決起しよう。
 「国際教師デー」の同日、アメリカの教育労働者も日本の教育労働者の闘いに連帯して、「戦争に反対する日本の教師を守る国際共同行動」をサンフランシスコ、ロサンゼルスの日本総領事館への抗議行動として闘う。
 「日の丸・君が代」不起立闘争は、教育労働者の戦争協力拒否・改憲阻止の職場闘争であり、日教組破壊をはね返し、職場の団結をつくり出す労働運動そのものである。
 10・5を闘い、11・4集会1万人結集へ教育労働者は先頭で闘おう。

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週刊『前進』(2312号1面4)(2007/09/24 )

 日程 9・29沖縄県民大会

 教科書検定意見撤回を求める
 9・29沖縄県民大会
 9月29日(土)午後3時
 宜野湾市・宜野湾海浜公園多目的広場
 主催 「教科書検定意見撤回を求める県民大会」実行委員会

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週刊『前進』(2312号1面5)(2007/09/24 )

 日程 10・7全国総決起集会

 暫定滑走路北延伸阻止 市東さんの農地を守ろう
 憲法改悪絶対反対 成田を軍事基地にするな
 10・7全国総決起集会
 10月7日(日)正午
 成田市東峰 反対同盟員所有地
 行き方 成田駅からタクシーで「東峰十字路」まで2000円
 車は成田インターからR295→小見川県道→東峰十字路
 主催 三里塚芝山連合空港反対同盟

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週刊『前進』(2312号2面1)(2007/09/24 )

 郵政民営化絶対反対

 「10・1」を職場の闘いで迎え撃とう

 超勤拒否で闘うぞ 全逓労働者の戦闘宣言

 10月1日の郵政民営化を前にして、9月24日から1週間で超勤拒否の闘いに立ち上がる全逓労働者からの投稿を紹介します。(編集部)

 ふざけるな!怒りを行動に

 10月1日をもって郵政民営化が本格的に始まります。われわれ労働者を奴隷のようにこき使い、ものも言えない職場にする攻撃です。
 今ですら要員不足でサービス超勤は当たり前のようにやらされ、超勤手当をつけてもらおうとすれば、「今日の物なら終わるだろう」と、さもわれわれがサボっているかのような言い草。交通事故は多発し、その責任はわれわれに押し付け、即処分。全国的に見ても過労死は多発し、ノイローゼになって職場を休んだり、退職を余儀なくされているのが今の郵政職場です。
 さらに、この間進められてきた「民営化」施策はことごとく失敗し、そのしりぬぐいを現場労働者に押し付け、雇い止めや労働強化で帳じりを合わせている。利益を上げるために、この状況を全面化させ、徹底するものとして「10・1郵政民営化」が進められていることは明らかです。
 われわれがかちとった労働協約は無視され、資本・当局の就業規則が労働条件になろうとしています。こんな職場には絶対させないぞ。
 そもそもわれわれ労働者がいなければ仕事は一歩たりとも進まないのだ。労働者が団結して闘えばすべての生産活動はストップするのだ。資本・当局は一番このことを知っているのです。だからこそ労働者の間に差別と分断を持ち込んで団結を破壊し、「闘っても勝てない」「黙って言うことを聞いていれば安心だ」という奴隷の思想を振りまくのです。
 しかし、今日、黙っていたら資本・当局にいいようにやられてしまう時代に入ったのです。闘いを開始しなければ職場からたたき出され、「生きる」ことさえできない社会になろうとしているのです。
 資本家どもは6月に出した「骨太方針Z」の中で、「生産性を5年間で1・5倍にする」「そのために生産性阻害要因を排除する」と言っています。全逓本部の運動方針も生産性向上です。労資一体で闘う労働者を排除するということです。
 ふざけるな! 今こそ立ち上がって闘いを開始しよう。奴隷の道を拒否しよう!

 直ちに反撃を開始する時だ

 われわれは10・1民営化当日を何もしないで迎えるわけにはいかない。民営化が労働者の利益と全面的に対立するものだからだ。こんなものは現場の闘いでぶっ飛ばしてしまおう。
 10・1以降も創意工夫あふれる闘いを展開して、現場労働者の要求を実現しよう。
 そのために、9月24日から30日までの1週間、われわれは「ささやかな」闘いとして、超勤を拒否して「民営化絶対反対」の立場を表明します。
 屈服して頭を垂れる中には、未来も展望も見い出せません。頭を上げて闘う労働者として誇りを持って生きていこう。
 流れは完全に変わりました。安倍自民党政権は先の参院選大敗以降、さらに激化する労働者階級の怒りの前に打倒されました。
 労働者が団結し闘えば必ず勝てます。いたるところで闘いは始まっています。反撃の時代が到来しています。
 現場の要求を声に出そう。おかしいことは「おかしい」と声に出そう。
 (神奈川 松井拓也)

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週刊『前進』(2312号2面2)(2007/09/24 )

 9・28集会に結集を

  10・1郵政民営化を前に開催される「9・28全逓・郵政労働者総決起集会」に、全逓労働者を先頭に集まろう。
 ついに戦争と改憲、民営化と労組破壊の安倍政権を打倒した。労働者の怒りの深さを思い知ったか! 資本家や自民党政治家どもは完全に労働者の闘いの前に恐れおののいている。情勢の主導権を握っているのは労働者だ。今こそ「労働者に権力をよこせ」とはっきり言い切って民営化攻撃と対決しよう。
 郵政民営化は、今や日本帝国主義の危機と矛盾の集中点となっている。この敵の弱点にトコトン食らいつき、攻め立て、4大産別を先頭とした労働者階級の総反乱を組織しよう。それこそ最大の改憲阻止闘争だ。その先頭で全逓・郵政労働者が決起しよう。
 全逓労働者は10・1を前に、超勤拒否の闘いに一斉に決起しようとしている。これは郵政民営化絶対反対を貫き、現場から団結をつくり出し、組合をつくり変える闘いだ。処分を恐れず、巨大な物ダメ闘争に発展する闘いだ。あの78〜79年反マル生越年闘争も超勤拒否の闘いから始まった。
 超勤拒否の闘いを自分の職場から圧倒的に組織しよう。現場に渦巻く怒りと結合し、すべての職場に超勤拒否の闘いを広げよう。それが11・4労働者集会1万人結集への、全逓労働者の総決起の号砲となる。9・28全逓・郵政労働者総決起集会に総結集し、10月攻防から11・4労働者集会に攻め上ろう。

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 郵政民営化絶対反対! 安倍政権倒したぞ! 11・4日比谷で1万人の集会とデモを!

 9・28全逓・郵政労働者総決起集会

  9月28日(金)午後6時開場 6時30分開会
  文京区民センター・2A会議室
(地下鉄 三田線・大江戸線 春日駅前 丸の内線・南北線 後楽園駅 徒歩3分 JR水道橋駅 徒歩10分)

  主催 9・28集会実行委員会

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週刊『前進』(2312号3面1)(2007/09/24 )

 日本軍による「集団自決」強制の記述削除

 沖縄要請団が署名追加 文科省追及

 怒りの9・29県民大会へ

 沖縄戦での日本軍の「集団自決」強制の記述を削除した高校歴史教科書の検定意見の撤回を求めて、沖縄県からの要請団が14日、文部科学省に追加の約42万人分の署名を提出した。署名数は合計52万7217人分に上った。
 沖縄高教組の松田寛委員長、琉球大学の高嶋伸欣教授らは、同省の布村幸彦大臣官房審議官に対して撤回を鋭く迫った。衆議院議員の照屋寛徳氏(社民党)、川内博史氏(民主党)、参議院議員の山内徳信氏(社民党)らが同席し、ともに文科省を追及した。
 「伊吹文科相は『検定審議会に政治は容喙(ようかい)できない』と言うが、文科省職員の教科書調査官が作成した意見書が審議会でそのまま承認されたではないか」「審議会では何の議論もしていない。素通りしただけだ。これで中立・公正が担保できるのか。沖縄県民は事実を争っている。皆さんは歴史にしたいのだろうが、沖縄県民にとっては目の前で起こった事実なんですよ」
 これに対して、布村審議官はまともに対応できず、「沖縄県民の感情については理解している」などと言いながら、「すべての集団自決に軍の強制があったと高校生が誤解するおそれがある」などと言い放つに及んで、「そんな誤解は誰もしない!」「”日本軍の強制”を削除して、沖縄県民が自主的に死んだと教えたいのか!」「9・29県民大会に来なさいよ」と、怒りが沸騰した。
 最後に要請団は、布村審議官の説明ではまったく納得できないこと、なぜ伊吹大臣が出て来ないのか、次は大臣が直接応対すべきだと要求し、撤回するまで何度も抗議に来ること、9・29大会の決議をもって大勢で来ることを宣言した。
(写真 山積みされた署名の前で文部科学省に日本軍強制の記述復活を迫る沖縄要請団【9月14日 文部科学省】)

 歴史歪曲許すな都内で全国集会

 同日夕、「沖縄戦の歴史歪曲を許さない!全国集会」(主催/平和フォーラム)が東京・社会文化会館で行われ、800人が集まった(写真)。社民党、民主党の国会議員のあいさつのほか、沖縄からのメッセージとして、高教組の松田委員長が発言した。
 松田委員長は、「沖縄は戦前・戦中・戦後も、軍事植民地の状態が続いている」として、米軍再編をめぐる今日の動向と教科書歪曲が一体のものであることを指摘した。そして、日本政府が軍事大国化を進めるために「集団自決の軍命」はあってはならないものとし、「日本軍によって」を削ることで「住民同士が勝手に殺し合った」かのようにしようとしていることを怒りを込めて弾劾した。「体験者にとって沖縄戦は歴史ではなく、まだ終わっていない。あらためて『教え子を再び戦場に送らない』決意をもって29日の県民大会を5万人以上を目標に成功させたい」と力強く語った。
 集会はこのほか、高嶋琉大教授が「沖縄戦の歴史歪曲と教科書検定」と題する講演を行い、沖縄戦の歴史的事実を行政権力がゆがめることは許されないと訴えた。
 (投稿/越野直哉)

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週刊『前進』(2312号4面1)(2007/09/24 )

 市東さんの耕作地守れ!10・7三里塚へ

 “農地法で農地取り上げ”は農業破壊・農民殺しの暴挙

 労農連帯の力で大反撃しよう

 目前に迫った10・7三里塚全国総決起集会は、9・29ワーカーズアクション、11・4労働者総決起集会と一体で、全国の労働者、農民・人民の日帝・国家権力に対する一大反撃の場である。農業・農民切り捨て攻撃への怒りをたたきつけよう。労農連帯のきずなを固めて10・7に全力で結集し、その力で市東孝雄さんの農地を奪おうとするもくろみを粉々に打ち砕こう。

 祖父の代からの耕作地を「不法」と提訴したNAA

 成田空港会社(NAA)による市東孝雄さんの耕作権解約許可申請を、堂本千葉県知事が許可した昨年の9・21決定から1年。この攻撃は今や、法や道理を無視してでも市東さんの農地を取り上げようというむきだしの強制収用攻撃として立ち現れている。
 成田市農業委員会による申請受理から知事の解約許可までわずか3カ月でほとんど審議もなし。NAAはさらに、勝手に不法耕作地と決めつけた市東さんの耕作地について明け渡し請求を起こした。祖父の代から受け継いできた耕作地を、大事に精魂込めて耕してきたら「不法耕作だ、出ていけ」と訴えられ被告席に立たされる。こんなでたらめな話があるか!
 4月23日、千葉地裁で開かれたこの耕作権裁判第2回口頭弁論で菅原崇裁判長は、弁護団の求釈明を禁圧するという許しがたい訴訟指揮を行った。NAAは市東さんに畑の明け渡しを要求しているにもかかわらず、畑の位置特定すらおぼつかない。「被告」にされた市東さんには、「畑の現況と公図がはなはだしく食い違っている理由は何か」など、審理以前に原告に問いただす権利がある。釈明の内容いかんでは、提訴の棄却もあってしかるべき問題だ。
 ところが菅原裁判長は原告NAA側に回答を促すのではなく、「求釈明―釈明」のやり取りを禁圧し、いきなり本案(審理の中身)に入ろうとしたのだ。
 反戦・反権力・人権の砦=三里塚闘争へのむき出しの破壊者として千葉地裁が立ち現れ、法を自ら破壊して農地取り上げの手先となっているのだ。これは国家犯罪そのものである。
 市東さんの農地取り上げで反対同盟を叩きつぶす意図をむき出しにしたことは、三里塚闘争がいまなお日帝・国家権力にとって支配体制を揺るがす革命的反乱の拠点であることを敵の側から告白するものだ。国鉄分割・民営化攻撃を打ち破ってきた動労千葉とともに、三里塚は全国の労働者・農民・人民の怒りの結集軸であり、日帝の存立を脅かす存在なのである。

 戦後農地解放の地平転覆狙う「農地法廃止」許すな

 「農地法による農地取り上げ」という無法の極みを絶対に許すことはできない。
 これは憲法改悪と戦後民主主義的諸権利の破壊を先取りするものだ。とりわけ、戦後農地解放の地平を転覆する決定的な攻撃である。それは昨年春、市東さんへの攻撃が表面化した時、同時に日帝支配階級が「農地法廃止」を打ち出したことに端的に示されている。
 焦点となっている市東さんの農地は、1969年の事業認定以来、土地収用法で40年の歳月をかけても収用できなかった。1989年12月、認可から20年で事業認定は失効した。政府も失効の事実を認め、93年段階で収用裁決申請をすべて取り下げた。しかも91年5月、村岡兼造運輸大臣(当時)の名で「2期工事の土地問題を解決するために、いかなる状況においても強制的手段はとらないことを確約する」と誓約している。市東さんの農地は強制的に取り上げることのできないものとして決着しているのだ。
 ところが空港公団(現NAA)は卑劣にも旧地主から底地権を買収し(88年)、その事実を耕作者であった孝雄さんの父・東市さんに、そして孝雄さんが継いでからもひた隠しにして、旧地主は何食わぬ顔で市東さんから地代を受け取り続けていたのである。そして今になって、NAAは「オレが地主だ。耕作権を解除するから出ていけ」と言い出したのだ。
 これこそ農地法違反そのものではないか! 〈耕作者の同意なき土地の権利売買は無効>であることが農地法に明記されている(第5条)。だが耕作権を解除することは「農地法にもとづいている」などと主張するのがNAAだ。そして、本来農民の利益を守り農業を保障する機関であるはずの成田市農業委員会や千葉県農業会議が、それを追認したのだ。

 第1条は農民の権利宣言だ

 もとより農地法には「農民を農地から追い出す」権限など書かれてはいない。農地法とは農民の権利、農地を守るための法律として戦後革命期の農民闘争と農地改革の中でかちとられた法律である。
 戦前、寄生地主制と呼ばれる収奪と無権利状態の中で苦しめられていた農民は、45年の敗戦で全国の労働組合とともに一斉に立ち上がった。膨大な数の小作争議が各地で闘われ、48年末で農民組合結成数は1万を超え、農地の実力占拠も始まった。
 この革命的情勢に追いつめられ、45年と46年の2度の農地改革は実施された。そして52年に農地法が制定されたのだ。農地法第1条(注)は、「農地はその耕作者みずからが所有することを最も適当であると認める」とうたっている。まさに農民が闘い取った権利宣言である。小作農の権利も戦後農地法の下で自作農と同等に保護されてきた。それ故に市東さんの農地も土地収用法でなければ取れず、40年間のし烈な闘いの焦点となってきたのだ。
 県と農林水産省(政府)は明々白々の農地法違反にふたをして市東さんから耕作権のはく奪に許可決定を下した。これはすでに農地法の実質上の転覆だ。ここに市東さん農地問題の本質がある。
 日帝支配階級が昨年春から改憲攻撃の一環として農地法を廃止しようとしていることと、市東さんの農地取り上げは、まさに一体の攻撃なのである。法体系を破壊する反革命クーデターが、まさに行われようとしているのだ。

 耕作権裁判傍聴に集まり改憲阻止と一体で闘おう

  農水省は8月24日、農地制度の見直し案を「農地政策に関する有識者会議」(今年1月30日に農水省が発足させたもの)に提出した。そして同会議の検討を踏まえて、今秋にも新しい農地政策をまとめ、来年の通常国会に農地法の改悪案を提出しようとしている。農地法は元号を平成に変えてから実に26回も改悪されているが、これまで第1条については手をつけることができなかった。今回出されようとしている改悪案は農地法第1条の耕作者主義を真っ向から否定しようとしているのだ。
 農地法(とりわけ第1条)は、教育基本法、労働法制、地方自治と並んで戦後民主主義の骨格をなしてきた。その農地法の廃止がついに日程に上ろうとしている。戦後民主主義の根幹をひっくり返す攻撃が、農業の分野でも始まったのだ。
 市東さんの農地取り上げは労働者への攻撃と表裏一体であり、全人民の問題なのである。
 市東さんは7月27日、堂本知事が昨年9月21日に行った「耕作権解約処分」の取り消しを求める行政訴訟を千葉地裁に起こした。千葉県を被告とするこの行政訴訟の提起は、怒りをこめた反撃の開始だ。財産権の侵害が一切の防御の機会も与えられず、わずか3カ月の紙の上の“審理”で一方的に「許可」されるとはどういう意味か。
 戦後憲法体系の重要な柱のひとつは「適正手続きの保障」である。安定的に保障されていた財産権をはく奪する場合、権利者の防御権の行使が一切奪われるようなことはありえないのだ。同じ事案で法的に2度の不利益処分を受けることを禁じている「一事不再理」の原則も、現行憲法の重要な権利規定のひとつだ。
 市東さん問題はこれら憲法に保障された人民の権利をなきものにするという意味で、あまりに重大な問題をはらんでいる。一連の市東裁判は、憲法問題を問う全人民的な裁判闘争として闘うことが求められている。
 市東さんの農地を守る運動を全国に広げよう。この問題は安倍を打倒した労働者、農民の怒りと必ず結びつく。それは労農同盟を築き上げる大きな前進に転化するだろう。そのためにも10月1日の耕作権裁判第4回口頭弁論、10月30日の行政訴訟=市東さんの農地取り上げ違憲訴訟の第1回口頭弁論の傍聴闘争に、万難を排して集まろう。
 そして何より、10・7三里塚全国総決起集会を市東さんの農地を守る総決起集会としてかちとり、11・4全国労働者総決起集会を労農同盟樹立・全国農民総決起の大会として日比谷野音1万人結集を実現しよう。
 (白川賢治)
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(注)農地法第1条

 この法律は、農地はその耕作者みずからが所有することを最も適当であると認めて、耕作者の農地の取得を促進し、及びその権利を保護し、並びに土地の農業上の効率的な利用を図るためその利用関係を調整し、もつて耕作者の地位の安定と農業生産力の増進とを図ることを目的とする。

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週刊『前進』(2312号4面2)(2007/09/24 )

 反対同盟大結集を訴え

 反戦の原点を貫く事務局長 北原鉱治さん

 日本を戦争をする国にしようとする安倍政権が、全人民の怒りの的になって倒れた。われわれの運動が「安倍打倒」と言ってきた正しさが証明された。
 私はかつて海軍で海防艦に乗っていたが、戦争のなかで次々と死んでいく兵士を見て、「自分は何のために3年余も軍隊にいたのか。この戦争は間違っている」と確信した。戦争を二度と繰り返してはならないとの思いで、われわれは三里塚闘争を闘い、成田空港の軍事使用に反対してきた。今日、有事の際には米軍50万人が成田に降り立つことが狙われているが、反戦というわれわれの闘いの原点を再確認し貫かなくてはならない。
 今日本は、農業を切り捨てる方向にカジを切っている。耕地のない村の風景、農業のない国のあり方など考えられるだろうか。権力はまたしても、人民を消耗品のように扱い切り捨てようとしている。このことに多くの人が気づき、危機感を抱き始めている。9月8日の農業問題を考える講演集会に多くの人が集まったのはそのことのあらわれだろう。「市東さんの農地を守れ、農業切り捨て反対」という主張が共感を呼び、運動が大きく軌道に乗ったことを感じている。三里塚現地での闘いとともに、国際的視野まで含めて労働者との連帯を広げ、運動の幅を広げていかなくてはならない。
 今農民も労働者も、生きることが闘いになっている。私にも20歳代の3人の内孫がいて、彼らとよく話をする。それぞれ正社員で地道に働いているが、そういう彼らにしても仕事の不安を訴えている。まして、パートやフリーター、派遣社員や契約社員の不安感は推して知るべしだ。
 40年を超える闘いの歴史の上に、いま三里塚はそうした人びとの怒りと結びつき、飛躍をとげようとしている。
 この力で土地取り上げの攻撃を粉砕しよう。きたる10・7現地闘争に全力で結集するよう訴えます。

 生き方かけた闘い 敷地内 市東孝雄さん 

 私の農地を取り上げようと、権力の側がさまざまな卑劣で違法な手口をつかって攻撃をしかけてきている。私はもちろん何があろうと闘いぬく。「大変でしょう」なんてよく言われるが、自分はあくまで自然体。これは生き方の問題だからね。
 参院選で安倍政権が大敗したのは、地方の農民の反乱だ。労働者をとことん追いつめただけでなく、農民を切り捨てようとしたことに怒りが突きつけられた。そうしたら政権を放り出してやめてしまったが、われわれにはどこにも逃げ場はないのに、本当にああいう人たちは無責任だ。次々交代した農水相にしても、あれで最終決定権を握っているなんて納得できない。
 金をもらって出ていけばいいだろう、ということを千葉県の農業会議で言われたが、あれは思い出すたびに腹が立つ。たしかに昔の農家はまずしかったし、空港側からお金を積まれて出ていった人も多くいる。だけど今農民がこうまで苦しめられているときに、農業を守るべき立場の人がNAAの手先になって「出ていけばいい」と言う。そんなことに「はいそうですか」と従えるか。私にとって農地はすでに身体の一部のようなものだ。完全無農薬でおいしい野菜を届けていることに、誇りをもっている。
 これまで労働者と農民が、そして農民同士が分断されていたが、今は一つに結束して闘える時だと思う。話をすることはそんなに得意ではないけれど、「日本農民の名において」なんて大きなことを言えるのも、今農家が置かれている状況を考えたら、本当にそうだと感じるからだ。そして若い人たちがそれにこたえて、立ちあがっている。この連帯の輪をもっともっと広げていきたい。
 自分が千葉県を提訴した行政訴訟も始まるし、畑の収穫が終わったと見なされればこの秋、NAAがへの字誘導路の畑の明け渡し訴訟をやってくるだろう。「不法耕作」と訴えられた今の裁判も含めてすべて負けるわけにいかない。多くの人の協力が必要だ。まずは10・7三里塚に集まってもらってこれを大成功させたい。大結集をよろしくお願いします。

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週刊『前進』(2312号5面1)(2007/09/24 )

 全学連大会 11月全国学生1000人決起へ

 若き革命家の大隊列が登場

 “新井君、友部君に続き闘おう”

 全学連第68回定期全国大会が9月15〜17日、東京都内で開催された。中央執行委員会の渾身(こんしん)の議案提起と3日間の激論を経て史上最高の団結を打ち固めた全学連は、9月20日の法大開講日決戦から11・4労働者集会への学生1000人決起に向けて驀進(ばくしん)を開始した。
 織田陽介委員長は大会冒頭、すべての参加者に「自らの人生をかけ、新井君・友部君のように闘おう」と迫った。そして訴えた。「革命情勢を客観的に確認するだけでは革命家じゃない。その革命を自分がやるんだという主体的確認こそ重要だ。自分こそが革命のリーダーになって歴史を動かそうという気概だ。それが11・4への学生1000人決起方針だ。全員が革命に人生をかける決断をしてほしい。今までの組織化のイメージをぶち壊し、挑戦的な方針形成に踏み切ろう」
 中央執行委員会の議案提起は、安倍打倒情勢をこじ開けた前半期の闘いをふまえ、全参加者に激しい飛躍を迫った。中島敦史副委員長は「議案で言っていることは簡単なことじゃない。みんなが真剣に格闘してほしい。本当に11月1万人結集、学生1000人結集の実現のためにどうするのかを正面から議論しよう」と発言した。
 初日から激しいテンションの討論となった。「まだ腹が固まらない」という逡巡(しゅんじゅん)も率直に語られた。
 しかし、主体的飛躍をなしとげる根拠がある。それは昨年3・14法大弾圧以来の闘い、安倍打倒の闘いの先頭に全学連自身が立ってきたことだ。「自分たちはそれだけの闘いをやってきた。ここに確信を持とう」「こんな腐りきった世の中、革命やって当然じゃないか」と発言が続いた。
 原田幸一郎書記長は「みんなが革命をめぐって真剣に格闘していることに感動している。執行部が革命の展望をはっきり突き出していくことが重要だ」と提起した。
(写真 全参加者が革命家として全人格をかけて闘う決意を固め、11月労働者集会への学生1000人決起の組織化へ驀進を開始した全学連大会【9月16日 東京】)

 扇動の核心は怒りの爆発!

 さらに「クラスやサークル団体、寮でどのように革命を正面から訴え、11・4への丸ごと決起を訴えていくのか」という実践的な討論に入った。直接クラスで訴えるような“模擬クラス討論”も次々と飛び出した。
 東北大の学生は「最初から満場一致するような方針だったら出さないほうがいい。最初は『1対100』でいい。100%の方針を出して分岐を作る。そこからしか本当の団結はできない。自分の主張を一切値引きすることなく提起して勝負しよう」と述べた。
 織田委員長は「自分自身が本当に怒りに燃えたって訴えきれた時、相手を怒りで燃え上がらせ、団結を組織できる」と訴えた。扇動の核心は怒りの爆発だ。それが同時に自らの怒りを解放し、1000人、1万人の学生を獲得する力を解き放つのだ。
 3日間100本に及ぶ発言の積み重ねをとおして、参加者自身の帝国主義への怒り、団結を求めてやまない思い、革命へのあふれるような情熱が解き放たれていった。
 内海佑一副委員長が「3日目の全発言の中に革命の現実性がある。参加者が全力でぶつかり合って最高の団結をつくった。この地平を一歩もゆずらず、さらに日々歴史を塗り替える実践に次ぐ実践で、11・4学生1000人決起へ進撃しよう」とまとめた。
 役員改選では、富山大学の仲井祐二君を新副委員長に選出、織田陽介委員長を先頭とする新執行体制を確立した。仲井君は「今大会は本当に歴史的な大会だった。1年生を始めとする学友が次々と革命に人生をかける決意を固めた。ここにいる仲間とともに、その先頭に立って、一緒に権力を取っていく闘いをやりたい」と決意表明した。

 三里塚、動労千葉が連帯

  大会の来賓として、三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長、動労千葉新小岩支部の佐藤正和支部長、全国労組交流センターの辻川慎一代表、マルクス主義青年労働者同盟の代表、4・27法大弾圧裁判弁護団の河村建夫弁護士が連帯アピールを行った。いずれも、法大決戦を始めとするこの間の学生の闘いへの熱い連帯をこめた素晴らしいものだった。
 また、32年の獄中闘争・再審闘争を闘う星野文昭同志、4・27法大弾圧裁判被告の新井拓君、友部博文君から連帯メッセージが寄せられた。新井君は「獄中闘争は誰でも必ず勝利できると実感している。11月集会を目標に保釈・合流をかちとる」と決意を寄せた。
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全学連新執行部

委員長   織田陽介(東北大・理)
副委員長 内海佑一(法政大・U文)
同     中島敦史(広島大・総合科学)
同     仲井祐二(富山大・理)
書記長  原田幸一郎(京都大・法)

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