ZENSHIN 2004/03/01(No2139 p06)

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週刊『前進』(2139号1面3)(2004/03/01)

3・20空前の国際反戦行動へ
動労千葉スト連帯・春闘勝利 3・6集会に総結集しよう

 第1章 3・20へ世界で闘いのうねり

 3・20国際反戦統一行動に向かって闘いが激しく進んでいる。国際的にもアメリカ、イギリス、韓国で闘いが進んでいる。日本でも、2月13日の明治公園の1万2000人の集会・デモが大成功し、15日には東京・渋谷で900人の反戦ウオークが闘われた。さらに自衛隊のイラク派兵阻止の現地行動が2月14日から21日まで、呉、横須賀、室蘭、旭川、札幌、千歳で闘いぬかれた。まさに日本列島を縦断する連続的な反戦闘争が行われたのだ。
 同時に、こうした中で動労千葉は、2月10日から指名ストに突入し、小泉=奥田路線と対決する04春闘の最先頭で決起している。動労千葉のストライキと連帯し、ともに闘うために3・6首都圏春闘討論集会に総結集し、その力で3・20日比谷野音大結集へ突き進もう。イラク反戦、有事関連法粉砕、04春闘の力のすべてを3・20の10万人集会に結実させよう。
 3・20国際反戦闘争に向かって、アメリカでは闘いの再統一が行われ、ボストンとワシントンの集会がニューヨーク集会に一本化された。ロサンゼルス、サンフランシスコでも大集会が行われる。
 イギリスではロンドンで100万人規模の大集会が計画されている。
 韓国では、2月13日、国会本会議で韓国軍のイラク追加派兵同意案が可決された直後、民主労総など361団体が参加するイラク派兵反対非常国民行動がこれを弾劾する声明を発表し、3・20国際反戦行動を呼びかけた。1月19日のムンバイでの世界反戦運動総会は、3月20日を国際行動の日とすることを確認した。
 国際階級闘争は、米英日帝国主義のイラク侵略戦争と軍事占領に対するイラク人民・ムスリム人民の民族解放闘争の爆発が米帝を追い詰め、他方で全世界のイラク反戦闘争の高揚という新たな局面を生み出しているのだ。
 日帝・小泉はついにイラク派兵=侵略戦争参戦に踏み切り、新たな「15年戦争」に突入した。「復興支援であり戦争に行くのではない」「武力行使と武器使用は違う」「テロへの反撃は戦闘行為ではない」といった、とんでもないウソと詭弁(きべん)を弄(ろう)しながら。
 自衛隊の出兵に「日の丸」が振られ、軍艦マーチが演奏され、サマワでの自衛隊の「活躍」なるものが大々的に宣伝されている。かつての中国侵略戦争と同様の事態が現出している。戦争と軍事の論理が急速に動き始めている。
 このことに日本の労働者人民は、ものすごい怒りと危機感を爆発させ、イラク派兵阻止、「侵略戦争を内乱へ」の闘いに決起し、国際連帯を発展させることが死活的に求められている。
 日帝はイラク参戦と連動して北朝鮮侵略戦争策動を強めている。何よりも、日帝は、今国会に「国民保護法案」「米軍支援法案」など有事関連7法案、3条約・協定を一括提出しようとしている。すでに2月9日、北朝鮮への経済制裁、送金停止・貿易停止を可能にする「外国為替及び外国貿易法」(外為法)が改悪された。また日帝は、有事関連7法案の一つとして、海上自衛隊が外国船舶に警告射撃を行い、積み荷を検査し、物資を押収できるとする「外国軍用品等海上輸送規制法案」を、さらには北朝鮮船舶の日本への入港を禁止する「特定船舶入港禁止法案」を提出しようとしている。これらは北朝鮮侵略戦争の攻撃そのものであり、絶対に粉砕しなければならない。
 この恐るべき情勢に対決して、小牧で呉で北海道でイラク派兵阻止闘争が爆発し、3・20に向けた労働者階級の反戦のうねりが全国で巻き起こっている。

 第2章 動労千葉、不退転のスト突入

 こうした中で2月10日、動労千葉がストライキに突入した。動労千葉は不退転の決意で動労千葉つぶしを許さず、不当配転粉砕、運転保安確立の指名ストと非協力闘争に突入したのだ。これはイラク反戦闘争でもあり、同時に04春闘を牽引(けんいん)する闘いである。
 田中康宏委員長は「新たに配転の事前通知があれば、さらに指名ストに入れる。全面ストも辞さない。この闘争の渦中で戦争と大失業の時代に通用する団結をつくりたい」とストライキ闘争の決意を述べた。
 動労千葉は04春闘の課題として、@反合・運転保安春闘、A団結権・年金・生活防衛春闘、B1047名闘争勝利、国鉄労働運動再生春闘、C反戦・国際連帯春闘、D組織拡大春闘の五つを掲げている。
 具体的な要求としては、@大幅賃上げ獲得−貨物における人事・賃金制度改悪阻止、A運転保安確立、3月ダイ改合理化粉砕−総武緩行線の運転時分短縮阻止、検修・構内業務外注化阻止−車両メンテナンス第V期合理化阻止、B12月闘争で確認した懸案要求の実現などを求めている。
 動労千葉は、3月13日に予定されているJR東日本のダイヤ改定に04春闘の焦点を合わせていたが、不当配転攻撃を受け、1カ月前倒しで「総力戦」に突入した。続く3月ダイ改との闘争では、JR東日本が提案する総武緩行線の千葉−御茶ノ水間で6分40秒もの運転時間の短縮が対決点になる。これは現行の運転保安上のギリギリの限界をさらに超えるすさまじいものだ。乗客と乗務員の命を危険にさらす。動労千葉は労働者の命のかかったものとして運転保安確立闘争を闘おうとしている。
 3・6春闘集会は、ストライキに突入して闘う動労千葉と連帯し、ともに闘う集会である。04春闘の勝利へここから展望を開く集会である。
 動労千葉のストライキを支持し、連帯する闘いは日本の労働運動の未来を決する最重要の闘いだ。3・6首都圏春闘討論集会を大結集で成功させよう。すべての職場で動労千葉のように闘い勝利の展望を開こう。
 さらに3月、東京の小・中・高校の卒業式は「日の丸・君が代」決戦になる。都教委が出した「日の丸・君が代」強制の10・23通達との全面対決だ。「日の丸・君が代」は、学校を天皇賛美と愛国心で塗り固め、子どもたちを侵略戦争に総動員するために、教育労働者に戦争協力を強いるものだ。「日の丸・君が代」との闘いを戦争協力拒否の闘いとして、組合的反撃をつくりだし闘おう。
 教育基本法改悪の動きも切迫している。これは教育の根本を戦争への精神的総動員に転換する攻撃である。3・20への教育労働者の総決起が決定的である。
 平和フォーラムや新たに自治労東京都本部、平和運動センターも3・20動員を決定した。
 3・20になんとしても10万人を結集しよう。自治労、日教組−教労、全逓、国労を始め、全産別・職場で総決起を組織しよう。全労連傘下からの決起をつくりだそう。キャンパス、街頭、地域で署名を呼びかけ、大結集を訴えよう。
 10万人結集の力が階級的力関係を確実に変える。日帝・小泉と奥田が震え上がるような打撃を与えよう。労働者人民が自らの闘いに自信と確信を持ち、職場でも地域でも街頭でも、権力や資本と闘うエネルギーを生み出すような大集会として実現しよう。10万人が集まれば、それが新たな歴史的出発点になるのだ。

 第3章 経労委報告と全面的対決を

 3・20国際反戦統一行動に向かって労組の闘いが高揚している根底には、04春闘の決戦的情勢がある。95年日経連報告以来、日帝・資本の悪辣(あくらつ)な資本攻勢によって我慢できないところまで追い込まれてきた日本の労働者階級が、いよいよ反転攻勢に打って出る局面に入った。昨年8月の自治労大会、11・9労働者集会、そして12・23教育基本法改悪反対集会はその合図であった。
 昨年12・22最高裁判決は、国鉄1047名闘争に終止符を打つことを狙う大反革命である。労組法改悪は戦後階級闘争を根底で支えた労働者の団結権を破壊する大攻撃である。さらに、小泉=奥田は年金改悪を柱に、社会保障制度の解体攻撃を強めている。
 小泉構造改革と奥田ビジョンは何を目指しているのか。それは一方でイラク−北朝鮮侵略戦争であり、東アジア自由経済圏構想だ。これは、日帝がアジア・中東に向かって帝国主義間争闘戦を激化させ、侵略戦争に訴えてでも勢力圏を拡大していこうという宣言だ。日帝のイラク参戦と北朝鮮(中国)侵略戦争への突進を、レーニンの「帝国主義戦争を内乱へ」の今日的な闘いで粉砕しなければならない。
 そして他方で、日本の労働者に、定期昇給廃止とベースダウンの大攻撃をかけている。奥田は、労働者に向かって大幅な賃下げをするからそれ相応の生活に切り替えろ、「家計をリストラしろ。教育費やローン返済、生命保険を見直せ」と言っている。これもすべては、独占的な大企業が生き残るためなのだ。
 これは、日帝がもはや労働者階級を食わせることができなくなったことの告白だ。年金も維持できないと言っている。労働者の将来にあるのは生活破壊と戦争動員だ。労働者は、もうこれ以上我慢できなくなっている。これがイラク反戦闘争へのうねりを根底で支えている。労働者人民は、日帝の「外への侵略戦争」と「内への階級戦争」に対する闘いをひとつのものとして闘わなければならない。だからこそ労働者は階級的に国際的に団結して、国家と資本の支配を打倒するために徹底的に闘わなければならない。
 死すべきは労働者ではなく、帝国主義である。そうした思想・路線をもって初めて資本との対決もできる。動労千葉が04春闘をストライキで闘っているのは、この闘う立場があるからだ。ストに連帯し、ともに闘おう。

 第4章 今こそ死活かけた党建設へ

 革命的大衆行動が始まっている。労働者人民がわき出すように決起し始めている。労働者人民が革命党を求めている。
 そうした情勢にあって、新指導路線のもと、労働者人民に積極的に党への結集を提起し、党勢倍増をかちとることが死活的である。それと一体のものとして機関紙の倍増をかちとることである。そのためにも3・20に向けて、職場丸ごとの決起を計画し、組織化を進め、実現することだ。それを機関紙拡大と党勢倍増に結びつけて闘おう。職場細胞を建設しよう。闘う青年労働者はこぞってマルクス主義青年労働者同盟に結集し、ともに闘おう。

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週刊『前進』(2139号2面1)(2004/03/01)

3・6春闘集会に結集し3・20国際反戦大統一行動に攻め上ろう 革共同国鉄委員会から訴える
 動労千葉ストと国労弾圧粉砕闘争軸に国鉄労働運動再生へ 1047名闘争を堅持しよう

 われわれは今、歴史の分水嶺(ぶんすいれい)に立っている。階級闘争は、昨年3・20の米英帝国主義によるイラク侵略戦争への突入をもって、戦時下のそれに突入した。帝国主義は労働者を食わせていくこともできなくなり、残虐な侵略戦争にのめり込む以外に延命の道を失った。帝国主義による「外への侵略戦争」と「内への階級戦争」の攻撃はますます激しいものになっている。だが、これと対決しぬく中にこそ、労働運動の階級的再生を実現し、プロレタリア革命をたぐり寄せる決定的なチャンスがある。今や帝国主義への労働者階級の怒りは噴出し、全世界的な規模で闘いが巻き起こっている。イラク開戦1年を迎える3・20は、全世界の労働者が帝国主義と立ち向かう壮大な闘いの日となろうとしている。この中で、国鉄決戦は階級攻防の帰趨(きすう)を決する基軸的闘いへと一段とせり上がった。渾身(こんしん)のストに立った動労千葉の闘いと、8被告を奪還した国労5・27臨大闘争弾圧との闘いは、勝利の大道を押し開く決定的なテコである。革共同国鉄委員会は、開始された労働者階級の決起の先頭に立つ。

 国鉄分割・民営化以来の連合支配を覆そう

 イラク開戦という歴史を画する事態の中で、革共同は昨年、〈新指導路線〉を打ち立て、4大産別における産別委員会の建設をテコとして、本格的な労働者細胞建設へと踏み出した。イラク開戦直後に闘われた動労千葉のスト決起は、11・9労働者集会における日韓米労働者の歴史的な国際連帯闘争の地平を切り開いた。それはまた、マルクス主義青年労働者同盟の結成へと結実した。
 国鉄委員会は、この1年の激闘を経て新しく生まれ変わった。とりわけ、国労5・27臨大闘争弾圧との全力の闘いをとおして8被告の保釈奪還をかちとった勝利は、国鉄戦線に大きな力を与えている。こうしてわれわれは、かつてない激動の年となった04年に勇躍、躍り出たのである。
 イラク人民は今、米英占領軍に対する決死の抵抗を貫いている。超軍事大国アメリカの万能神話は崩壊しつつある。その中で日帝は武装した自衛隊部隊をイラクに送り、米英占領軍とともにイラク人民虐殺に手を染めようとしている。
 日帝の侵略戦争への公然たる踏み込みによって、歴史は一変した。小泉は今国会で国民保護法案を始めとする有事関連法案を強行し、05年の改憲さえ公言してはばからない。
 これと軌を一にして、奥田・日本経団連は『04年版経営労働政策委員会報告』を発表した。それは、労働者に激しい賃下げ、首切りと徹底した不安定雇用化を迫り、労働者を分断して抑えつけ、労働組合を産業報国会に完全に変質させようとするものだ。資本はこうして、世界恐慌下で他帝国主義との争闘戦を貫徹しつつ、「東アジア自由経済圏」の形成へとのめり込もうとしているのだ。だが、こうした小泉=奥田路線に基づく諸攻撃は、体制的破産に陥った帝国主義が、延命のために絶望的に繰り出してきたものなのだ。ぎりぎりのところまで追い込まれつつある労働者は、必ず反撃に立ち上がる。
 事実、こうした情勢下で、労働者階級の大流動は始まりつつある。3・20への10万人大結集が実現されれば、それは確実に日本の労働運動を塗り替えるものになるだろう。
 02年「5・16見解」で傘下労働者の反戦決起を抑え込もうとした連合指導部の制動は、もはや無力化しつつある。平和フォーラムや平和運動センターなど、旧総評系労組は、3・20への組織動員を決定した。有事法反対の先頭に立つ陸・海・空・港湾労組20団体も、3・20への結集を呼びかけている。全労連傘下の労働組合も、ここへの合流に向けて動き始めた。
 こうした事態は、87年国鉄分割・民営化−総評解体・連合結成以来の日本労働運動をめぐる反動期が、今まさに覆されようとしていることを意味している。国鉄分割・民営化の強行によって成立した連合は、労働者階級への統制力を急速に失い、分裂・崩壊の瀬戸際に立たされている。
 国鉄闘争は、分割・民営化以来17年にわたる苦難の闘いを経て、下からわき上がる労働者階級の抑えがたい決起と、ついに大合流する時を迎えたのだ。国鉄闘争勝利の展望は、まさにこの中にある。

 JR体制を揺さぶり3・20総決起へ号砲

 3・20を前にして、動労千葉は2月10日から、渾身の指名ストライキに立ち上がった。定年を間近に控えた組合員への強制配転攻撃に対し、動労千葉は長期闘争も辞さず、一大反撃をたたきつけたのだ。3・13ダイヤ改定に先立ちストに突入した動労千葉の闘いは、JR体制を揺さぶっている。
 JR資本は、55歳以上の運転士を配転の対象にしないという慣行を踏みにじって配転攻撃をかけてきた。これは、日帝のイラク参戦という情勢下で、JRが動労千葉の解体へと乗り出してきたきわめて重大な事態である。これに対し、動労千葉は組織の存亡をかけた闘いを貫いている。
 今春闘で日本経団連は、「ベースダウン」を公然と叫び、定昇解体に踏み込んできた。連合指導部はこれに軒並み屈服し、ベア要求さえしないありさまだ。だが、この間の横暴きわまる資本攻勢への労働者の怒りは、積もりに積もって噴出口を求めている。まさにその時、動労千葉は春闘ストライキの号砲を上げた。それは、3・20に向けての労働者の決起を一層促進させる闘いだ。
 動労千葉はさらに、3月13日のダイ改を山場に闘いを構えている。このダイ改は、運転保安を根本的に解体するものだ。とりわけ、総武緩行線の千葉〜御茶ノ水間で6分40秒も運転時間を短縮するという方策は、恐るべき安全無視だ。
 この間、JRでは大事故が立て続けに起きている。分割・民営化以来17年を経て、JRの安全は大崩壊状況に入っている。
 JR資本は、設備部門を中心に進めてきた外注化・合理化攻撃を車両部門へと広げようとしている。JR東日本の「車両メンテナンス近代化構想第V期計画」は、工場機能を廃止し、工場と運転区・所間の「人事交流」によりその統廃合を極限まで推し進めようとするものだ。同時にJRは、この大合理化を動労千葉や国労の組織破壊に使い切り、さらにはJR総連カクマルを先兵に仕立てることで成り立ってきた分割・民営化の遺産のすべてを清算しようとしているのだ。
 昨年、新日鉄やエクソン−モービル、ブリヂストン、出光興産など名だたる大企業で大規模な労災事故が相次いだ。それはまぎれもなく、資本が強行したリストラ・首切り・外注化の結果だ。労働者が資本によって命を奪われる事態が頻発する中で、動労千葉は命と安全をかけて、闘いに立ち上がった。団結と闘いなしに、労働者の生命を守ることはできないのだ。
 労働者階級全体の利害をかけて闘いを貫いてきた動労千葉は、今春闘においてもその使命感に燃えて闘いに立っている。こうした動労千葉の闘いこそ、今日の激動情勢を押し開く根源的な原動力だった。今こそ動労千葉に続き、春闘に立とう。動労千葉が主催し、全日建運輸連帯関西生コン支部、全国金属機械港合同が協賛する3・6春闘討論集会に結集しよう。

 国労弾圧被告先頭に酒田執行部打倒へ!

 日帝は、労働者階級の団結と闘いにおびえ、その軸をなす国鉄闘争を解体しようと、再び攻撃を激化させている。
 昨年12月22日、最高裁はJR採用差別事件に関し、「JRに使用者責任はない」とする許しがたい判決を下した。それは、国鉄闘争解体のために支配階級が切った「最後の切り札」だ。
 日帝は、この判決をもって不当労働行為救済制度をなきものにしようとたくらんでいる。日帝の狙いは、1047名のJR復帰を傲然(ごうぜん)と拒否することをもって、労組解体を目的とした悪らつきわまる不当解雇をあらゆる場面で合法化し、すべての労働者から団結権を奪い去ることにある。
 国労本部・酒田−吉田執行部は、これに完全に屈服し「最高裁判決でJRの責任追及の道は断たれた」と権力に頭を垂れた。そして、1月31日の国労中央委員会で、「組織整備」の名をもって闘争団組織の解体に突き進む方針を打ち出した。他方で酒田執行部は、「新たな訴訟」を口にして国労組合員をペテンにかけ、卑劣な延命を追い求めている。
 こうした酒田執行部の屈服を見透かしたJR連合は、「国労崩壊」「国労組合員のJR連合への結集を図る」と叫んでいる。権力と資本の意を受けて、国労の切り崩しに打って出るというのである。反動革同やチャレンジは、これと呼応して、国労を連合に売り渡そうと策している。
 こんなことは許されない。酒田執行部を打ち倒し、国労の再生をかちとることは急務である。
 こうした決戦情勢下で、国労5・27臨大闘争弾圧の8被告が奪還された。関西の被告は直ちに職場復帰をかちとり、国労再生への新たなうねりを職場からつくり出しつつある。
 彼らを警察権力に売り渡したのは、酒田委員長その人だ。酒田執行部は、8被告の保釈奪還という事態に恐れおののいている。酒田委員長らによって行われた反階級的大罪を大衆的に暴き出し、「許さない会」運動をさらに発展させて、8被告の無罪をかちとろう。それは、国労を警察労働運動へと限りなく転落させた酒田執行部に断を下し、彼らの延命の道を最後的に断ち切るものになる。ここに、国労再生の最短コースがある。

 政治解決路線の徹底総括を

 国労の再生は日本労働運動の階級的再生に直結する闘いだ。
 国労は、86年の修善寺大会で労使共同宣言を拒否したが、その後の執行部はJR資本と真正面から闘う路線を打ち立てることができなかった。国労は89年の臨時大会で「全面一括解決要求」を掲げるが、国労本部はそれを、採用差別問題をスト権ストへの202億円損害賠償訴訟と絡めて和解解決に持ち込むものとしてのみ位置づけてきた。その後、労働者階級を裏切って政権の座にありついた社会党・村山政権が登場する中で、国労本部はそれに解決をゆだねる政治解決路線にのめり込む。そして、98年5・28反動判決以降は、自民党の懐に一直線に飛び込んで、国鉄改革法の承認や4党合意の受け入れという露骨な裏切りに突進した。
 その4党合意も、闘争団を先頭とする国労組合員の怒りの決起で打ち砕かれるや、国労本部は闘争団員への生活援助金の停止と鉄建公団訴訟原告22人への統制処分という暴挙に手を染めた。そして、ついに5・27臨大闘争弾圧で組合員を警察権力に売り渡すところにまで行き着いたのだ。
 国労本部をここにまで至らしめた政治解決・和解路線を徹底的に総括しなければならない。自らの団結と力に依拠し、JR資本と徹底対決する路線を打ち立てられなかったことにこそ、最大の問題があったのだ。
 国鉄分割・民営化は、国労・動労千葉を解体するために国家が総力を挙げて展開した不当労働行為だった。JR体制は、この国家的不当労働行為を貫徹する体制として形成された。1047名の解雇撤回は、JR資本と徹底的に闘うことで初めて実現しえるのだ。
 そのためには、JR本体の組合員と闘争団が団結を固め、共通の敵であるJRと闘うことが必要だ。現に、動労千葉はそうした闘いを貫いている。これに続き、裏切り者たちを打ち倒して、闘う国労を再生しよう。1047名闘争を堅持し、国労、全動労、動労千葉の1047名陣形を打ち固めることこそ、勝利を間近に引き寄せるのだ。
 先の国労中央委員会が示したものは、酒田執行部を打倒し、これに取って代わる執念を闘う国労組合員が持たない限り、国労を危急存亡の危機から救うことはできないということだ。1047名闘争陣形を真に構築することに勝利のかぎがあることを確信し、その意志統一をかちとらなければならないということだ。1047名の解雇撤回を求める4・13国鉄闘争支援大集会への大結集を実現し、闘う主体と陣形を固めよう。
 たとえそれが一見、困難な闘いに見えようとも、国労の再生をあきらめてはならない。闘う国労組合員は、今や決定的な武器を手にしている。1年3カ月の長期勾留を完全黙秘・非転向で闘いぬいた5・27臨大闘争弾圧の被告たちは、酒田執行部の最大の弱点に食らいついている。この誇るべき仲間たちの闘いをすべての闘う国労組合員の共通の闘いとした時に、酒田執行部の虚勢ははげ落ちる。闘う国労組合員が国労執行部を握るべく、決戦を挑む時が来ているのだ。
 国労が再生されるならば、勝利の条件は満ちている。国鉄分割・民営化によって成立した連合支配は崩れ落ち、国鉄闘争17年の闘いがついに実を結ぶ時を迎えているのだ。開始された労働者階級の壮大な決起の先頭に国労が立つならば、それは国鉄闘争の勝利だけでなく、日本労働運動の階級的再生を押し開く。国労はそうした位置を歴史的にも今日的にも持っている。

 JR総連打倒へ好機の到来

 こうした時にあって、JR総連は分裂と瓦解(がかい)の道を転げ落ち始めた。カクマル中央派と分裂したJR総連カクマルは、資本に見捨てられる危機におびえつつ松崎支配の大崩壊という事態に突入している。JR労働運動と日本労働運動を反革命的に抑圧してきた資本=カクマル結託体制を崩壊に追い込む好機である。国鉄・JR労働運動は、分割・民営化以来の大流動情勢に入っている。
 この情勢に切り込み、青年労働者を始め、JR総連傘下にあってカクマル支配に憎悪を募らせるすべての労働者の怒りを解き放ち、ともに闘う時が来た。
 国鉄闘争は、いよいよその真価を発揮すべき時を迎えた。われわれは、この情勢をわがものとするために、全力で闘う。『俺たちは鉄路に生きる2』を徹底的に学習し、国鉄職場の至るところに、労働者細胞を建設する。
 すべての闘う国鉄労働者は、革共同国鉄委員会に結集しよう。国鉄闘争に勝利し、日本労働運動再生の巨大な突破口を開こう。

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週刊『前進』(2139号2面2)(2004/03/01)

動労千葉 休日労働など業務命令に抗し 指名ストを継続・拡大  強制配転撤回へ不退転の決起

 動労千葉が2月10日から開始した指名ストライキは、大きな反響を呼んでいる。イギリスの「レーバーネット」のホームページでも紹介された。
 前号既報のとおり、千葉運転区支部のH運転士は幕張電車区木更津支区への強制配転の発令撤回に向けて指名ストを続行中だ。
 この配転は、定年間近の電車運転士に木更津支区(久留里線)の気動車を運転させようというもので、千葉支社自らが言い続けてきた「高齢者を配転の対象にしない」ということを踏み破るものだ。気動車の運転免許を持つ運転士は、JR総連など他労組にも多数いる。木更津への配転希望者もいるのだ。にもかかわらず、あえて定年間近の動労千葉組合員に配転を発令したのだ。
 また、木更津には運転士資格を持っていながら20年間も運転士に発令されていない動労千葉組合員がいる。動労千葉は、運転士資格保有者を士職に登用すること、分割・民営化攻撃以来の強制配転者を原職に戻すことなど、懸案要求の解決を要求している。
 これは、動労千葉に対する差別的な労務政策により、今後の大量退職に伴う要員不足が発生する事態を前にして、その労務政策の矛盾を突く闘いである。
 同時に、全本線運転士などを対象に、休日労働、時間外労働、勤務変更を拒否し、所定以外の作業について一切行わないという「非協力闘争」も続行中だ。これに対して千葉支社は、休日労働の業務命令を乱発しており、また時間外で実施することを労資で確認している総武快速線のATS―P(自動列車停止装置)の訓練を予備勤務者(非常時のために待機している)にやらせる業務命令を発している。
 動労千葉は、争議行為の通知に基づき、直ちに業務命令を受けた組合員を指名ストに突入させた。
 これらの指名ストは、10日に千葉運転区で2人、11日に館山運転区で3人、12日は千葉転で1人、館山で3人、習志野運輸区(津田沼支部)で1人、15日に館山で1人、16日に館山で2人となっている。指名スト突入者は、H運転士を含めて計14人に上っている。
 動労千葉は、千葉支社に対して休日労働の業務命令の中止、予備勤務者に対するATS―P訓練の業務命令の中止を申し入れている。また、ATS―Pの訓練を争議行為として拒否した組合員に対して管理者が「業務指示違反になる」と主張していることに対して、「紛争を拡大することを意図した行為であり、かつ争議行為への不当な支配介入である」と申し入れている。
 千葉支社が、これらの申し入れにこたえなければ、指名ストはさらに京葉運輸区、鴨川運輸区などにも拡大する見込みだ。
 動労千葉は、不当な労務政策が続く限り、長期闘争も辞さず指名ストと「非協力闘争」を継続する構えである。そして、3月13日のダイ改を04春闘の山場に設定し、反合・運転保安の確立を求めて総決起しようとしている。
 今こそ、動労千葉とともに04春闘に立ち上がろう。「04春闘勝利!3・6首都圏討論集会」に総結集し、3・13ダイ改阻止闘争から3・20へ総決起しよう。

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週刊『前進』(2139号1面1)(2004/03/01)

米軍・自衛隊をイラクから叩き出せ イラク人民の民族解放に連帯を
 呉・室蘭・旭川で連続決起

 2・14 「おおすみ」出港を撃つ

 2月14日、海上自衛隊呉基地からイラクへ向け海自輸送艦「おおすみ」が出港した。これに対し労働者・学生・市民ら約400人による海上デモや基地申し入れ行動など激しい抗議闘争が闘われた。16日に海自横須賀基地から「おおすみ」に随行する護衛艦「むらさめ」が出港、両艦は18日、軍事物資積み込みのため室蘭港に入港した。呉に続き横須賀、室蘭でも抗議闘争が高揚した(4面に記事)。さらに20日、反戦共同行動委140人は旭川駐屯地前で陸自本隊のイラク派兵阻止の闘いに決起。権力と激突し、全学連の学生1人の不当逮捕をはねのけ、出兵自衛官に「イラクに行くな!」と呼びかけた(詳報次号)。
 約150人が乗艦するおおすみは、18日に室蘭に入港、軽装甲機動車、水タンク車などの車両や装備品などを積み込み、20日に護衛艦むらさめとともにクウェートへ向かった。陸海空3自衛隊がすべてイラクに派兵されることになるのだ。
 午後1時すぎ、石破防衛庁長官らが出席して激励行事が始まった。海自呉音楽隊が「君が代」を演奏し、石破が訓示を行った。
 反戦共同行動委の海上デモ船が海保の妨害をかわし、おおすみの船首の前に登場。海上から式典正面に向かって大音量のシュプレヒコールが響き渡った。「侵略の銃をとるな」「復興支援は大うそだ」「命令を拒否しよう」。石破の訓示をじゅうりんした。
 午後2時すぎ、軍艦マーチは弾劾のシュプレヒコールにかき消された。おおすみは騒然たる状況の中を出港した。激励ムードの中でおおすみを出港させたいという小泉・石破の願望は、被爆地広島・呉での労働者人民の決起で粉砕された。
 この日、7時前から呉基地の潜水艦桟橋前「アレイからすこじま公園」に労働者や学生が集まった。地元の広島大学や岡山大学、九州大学の学生ら全学連、中国・四国地方各県の反戦共同行動委員会、地元の市民団体や百万人署名運動などが抗議行動を始めた。
 8時、広大の学生らが呉基地に派兵中止を申し入れた。9時には広島県、福岡県の両労組交流センターや広島連帯ユニオン、部落解放同盟全国連広島支部などが申し入れ。呉基地側の不遜(ふそん)な対応に「海自による米軍への給油でどれほどのアフガニスタン・イラク人民が殺されたと思っているのか!」と鋭い声が飛んだ。自衛官や見送りの家族には「侵略の銃を握るな」「命令を拒否しよう」と懸命に訴え続けた。
 申し入れ後、公園に戻り報告。「戦前と違うのは反戦運動の存在」「イラク人民を殺してはならない」「労働者の仲間が殺し殺される」など、派兵への危機感と闘いの決意を語った。
 10時すぎ、百万人署名運動の呉連絡会を始め広島県内、中国・四国・九州地方などから参加した12の連絡会が呉基地前に移動した。次々と1時間以上にわたって派兵中止を求める申し入れをした。「イラクの子どもたちが米兵に殺されていることをどう思うか」との問いに「職務中だから自分の気持ちは言えない」と答える自衛官。「人間としてどう思うのか」と鋭い追及の声が上がった。
 10時ごろ、チャーターされた海上デモ船2隻が到着し、学生らが乗り込んだ。海上にはすでに海上保安庁の警備艇が構えている。十数隻のゴムボートも抗議行動を始めた。
 公園の左側には右翼が集まり、「日の丸」や黄色い旗を振り「頑張れ」などと絶叫。呉基地内外で自衛隊員500人と警察官500人が厳戒態勢をとった。一帯の市道約1・9`が4時間も通行止めにされ、抗議闘争に参加できない人も多数出た。

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週刊『前進』(2139号1面2)(2004/03/01)

 2・15渋谷反戦ウォーク 900人熱気のデモ
 元自衛官・中学生も訴え

 2月15日、東京・渋谷で「自衛隊のイラク派兵をとめよう!渋谷反戦ウオーク」が開催された。多くの飛び入りもあり、900人が参加した。大衆活動家やアーティストが次々と渋谷デビューした。3・20の10万人デモの実現へ、大衆決起のうねりが始まった。
 日曜の午後、宮下公園でイラクでの米軍占領の現実を伝える写真展や反戦歌の演奏が行われる中、集会がスタートした。
 まず、2月20日の陸自本隊の大規模派兵を阻止する旭川決戦を呼びかける、北海道現地行動隊からの携帯メールを、女子学生が読み上げた。「命ある限りともに闘い抜く」という不戦兵士・市民の会の坂井弘事務局長の連帯メッセージが紹介された。
 2・15渋谷反戦ウオークの発起団体であるワールドアクションの若い女性労働者が、「労働法制の改悪は許せない。小泉は私たち労働者を犠牲にし、戦争の道具にしようとしている。小泉政権を打倒し戦争を止めよう」とアピールした。
 元自衛官の男性が、「私は(9・11反米ゲリラ戦直後の)2001年9月12日の午前2時に呼び出された。12日から休暇だったが、駐屯地の衛門の警備を命じられ、その後も一日中待機を命じられた。人生を全うするためには平和が必要だと痛感した。イラクからの自衛隊の即時撤退を求めて参加した」と語った。
 創価学会の青年が「私たちは公明党のイラク派兵容認に反対する署名を集めて党本部に提出した。公明党は今や“9条をタブー視しない”とまで公言するようになった。党3役を是正したい」と決意を述べた。
 動労千葉の労働者は「退職前の労働者への不当配転攻撃に対する指名ストに突入した。1カ月でも2カ月でも闘う」と報告した。医療労働者の女性は「3月20日、世界中の人びとが手を結んで私たちの力で戦争を止めよう」とアジった。
 勢いよく反戦ウオークに出発した。「戦争政権倒そう! 自衛隊をイラクに出すな! 今すぐ戻せ!」。集会で歌を披露した7人の女子中学生が横断幕を持った。
 外国人の参加も目立つ。沿道でビラをまく女性スタッフに勧誘され、どんどん若者がデモに加わる。渋谷区勤労福祉会館から不戦兵士・市民の会の約20人が合流した。ものすごい高揚感が渋谷の街を包んだ。
 デモは参加者を増やして公園に帰ってきた。イギリスの戦争阻止連合の男性が「3月20日、東京の10万人デモにみんな参加してください」と呼びかけた。戦争体験者杉並100人の声の会が「イラク派兵は地獄道」というメッセージボードを掲げて登壇し、前日の巣鴨街宣を報告し「みんなの力で小泉を引きずり下ろそう」と訴えた。

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週刊『前進』(2139号3面3)(2004/03/01)

 “イラク派兵・有事法反対” 明治公園 20労組など1万2千

 2月13日夕、東京・明治公園で「自衛隊のイラク派遣NO! STOP!有事法制 守ろう!平和といのち2・13大集会」(主催・同実行委)が開かれ、労働者・市民・宗教者など1万2000人が自衛隊のイラク派兵反対、有事関連法案を許すなと怒りの声を上げた。集会後、国会、新宿、渋谷の3方向にデモ行進を行い、都心に「イラク戦争反対」の声がこだました。(前号1面に写真報道)
 夕やみが迫る中、会場には色とりどりの労働組合旗や横断幕、のぼりなどが林立した。「陸・海・空・港湾20」ののぼりは黄色、航空連は緑、国労の赤旗も目立つ。有事法制反対の闘いの先頭に立ってきた陸・海・空・港湾労組20団体の労働者たちだ。
 集会は、キリスト者平和ネットの門間幸枝さんの司会で始まった。日本共産党、社民党、民主党有志などがあいさつ、集会のメインは、「平和に向けたアピール」だった。
 CHANCE!pono2の星野ゆかさんは「3月20日に日本中の人びとがそれぞれの場所で声をあげましょう。勝利の秘訣(ひけつ)はただ一つ、闘い続けることです」と訴えた。
 全国港湾労働組合協議会の星野徹教宣委員は、「港は市民、国民のための物流基地であって、戦場に向かう輸送艦の基地ではありません。防衛庁は2月17日から20日に室蘭港で軍事物資を積み込み、自衛隊の輸送艦でイラクに運ぼうとしています。私たち港湾の仲間は全国から北海道に駆けつけ抗議行動を行います。港湾労働者の先輩たちは、弾薬の積み込みにストで対抗したりして平和の闘いを積み重ねてきました。このすばらしい平和の伝統を守り続けます。皆さん、小泉内閣の暴走を一緒になって止めようではありませんか!」と力強くアピール。
 閉会のあいさつに立った航空安全会議の大野則行議長は、「イラクへの無法な占領をやめさせるために世界中の人びとが3月20日、一斉に行動をします。私たちも、この呼びかけにこたえて立ち上がりましょう。日本全国津々浦々で一斉に行動を起こしましょう。首都東京に集まることのできる人は、日比谷野外音楽堂に集まりましょう」と集会宣言を提案、満場の拍手を受けた。
 “3月20日、世界中の人びととともに行動しよう”との鮮明な行動方針が全体のものとなった。いざ3・20へ!

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週刊『前進』(2139号4面1)(2004/03/01)

 自衛隊イラクに行かすな おおすみ入港(武器輸送)を弾劾 室蘭 港湾労働者を先頭に

 2月18日午前8時半すぎ、14日に呉を出港した海自輸送艦「おおすみ」が室蘭港に姿を現した(横須賀の護衛艦「むらさめ」は9時40分入港)。激しい吹雪の中、怒りのシュプレヒコールがこれを迎え撃った。
 祝津(しゅくづ)ふ頭に隣接した岸壁には、全国港湾労働組合協議会(全国港湾)と北海道平和運動フォーラムなどが主催する「自衛隊を戦場に送るな!室蘭行動実行委員会」の労働者200人が結集している。前夜に行われた600人の集会・デモに続く闘いだ。全国港湾傘下の全港湾など全国から集まった港湾労働者の真っ赤な組合旗が横殴りの風に翻る。「港の軍事利用反対! イラクに軍事物資を送るな!」
 その後方、高台にある白鳥大橋展望広場では「とめよう戦争への道!百万人署名運動・北海道」や「STOP WAR!自衛隊のイラク派兵を止めよう実行委員会」も参加する「自衛隊をイラクへ送るな!室蘭市民集会実行委」150人がが陣取り、大漁旗やのぼり、「自衛隊はイラクに行くな!」の横断幕が広げられている。海上では同実行委が出した2隻の漁船に乗った20人が「おおすみ」の巨体に200bまで迫り、抗議の声を直接ぶつけた。
 「私は1歳に満たない子どもがいます。未来の子どもたちに平和な毎日を」。この全港湾の労働者の思いは全参加者の思いだ。
 その場からただちに次の闘いが始まった。全国港湾は、自衛隊の寄港を許可した新宮正志室蘭市長への抗議行動に立った。代表団が申し入れを行っている間、市庁舎の周りで全国港湾の「イラク派兵反対、並びに有事体制準備の諸法案に反対する決議」を刷り込んだビラが市民に手渡された。
 市民集会実行委は、車約20台を連ねて自動車パレード。市民に「イラク占領に加担する室蘭港の軍事使用に反対しよう」と訴えた。
 百万人署名運動・北海道の賛同人有志と「STOP WAR!実行委」の学生は、室蘭市の繁華街・中島町で街頭署名運動を行った。雪の中で多くの人たちが署名に応じ、「戦争には反対」「どうしてこんな日本になったのか。責任を感じる」などとそれぞれの思いを署名に託した。
 (M)

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週刊『前進』(2139号4面2)(2004/03/01)

 むらさめ出港を許すな 横須賀 右翼と対決しデモ

 2月16日、「おおすみ」とともにイラクに派兵される護衛艦「むらさめ」の横須賀基地からの出港に対し抗議のデモと申し入れが行われた。早朝から右翼が市内に入り騒然とする中、百万人署名運動の神奈川県連絡会の呼びかけに約50人が集まった。横須賀では百万人署名運動が継続的に自衛隊官舎へのビラ入れなどを続け、この日も隊員と家族の署名運動への切実な思いが報告された。
 海自総監部へのデモと「自衛隊はイラクへ行くな」の声は、昼休み中の労働者の注目を集めた。基地横の公園には右翼の街宣車が並び、街中に機動隊が配備されていた。デモ参加者の中から代表が海自総監部に要請文と1万1629筆の署名を提出した。さらにJR横須賀駅前で市民と自衛隊員・家族への訴えを行い署名を集めた。自衛隊員の家族だから署名できないという人や、家族だからなんとかしたいと署名する人など、反応はさまざまだった。
 (投稿/N・N)

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週刊『前進』(2139号4面3)(2004/03/01)

 派兵中止を 福岡・百万人署名 基地に申し入れ

 2月15日、九大学生自治会と百万人署名運動・福岡県連絡会は、福岡県春日市にある航空自衛隊春日基地と陸上自衛隊第4師団に対し、約150人の市民・労働者とともに、派兵反対の申し入れとピースウォークを行った。(写真左上)
 申し入れの前に春日市役所前で、主催団体である平和をつくる筑紫住民の会代表の郡島恒昭さんらが自らの戦争経験から「今の時代は当時と似ている。イラク戦争は石油利権の侵略戦争だ」と批判した。
 右翼が街宣車で執拗に妨害を繰り返したが、参加者はより大きな声で「イラク派兵反対」と元気に訴え、右翼の妨害を吹き飛ばして申し入れとピースウオークをやり遂げた。
 まず空自春日基地に申し入れを行い、そこからピースウオークで陸自第4師団春日基地に移動して再び申し入れを行った。基地の入り口には右翼が妨害を狙っていたが、妨害を許さず申し入れをやり遂げた。
 最後にアメリカのイラク攻撃を許さない実行委の青柳行信さんが、今後も闘いを広げようと訴え、次回2月29日の天神デモの参加を呼びかけた。
 (投稿/H)

 派兵反対で5千人が集会

 同日、「平和・人権・環境福岡県フォーラム」の主催で「自衛隊のイラク派兵反対!九州ブロック総決起集会」が福岡市博多区の冷泉公園で開催された。自治労・教組・全逓・国労など労組や百万人署名運動など市民団体約5千人が参加(写真左下)。主催者が3・20行動への決起を呼びかけた。集会後、天神までの約1・5`をデモ行進した。

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週刊『前進』(2139号4面4)(2004/03/01)

 紀元節粉砕で現地集会 岡山・日本原

 岡山・日本原で2月11日、「紀元節粉砕・基地撤去・イラク派兵阻止」を掲げ、統一集会実行委主催の闘争が約80人で闘われた。
 宮内地区の防衛庁用地で統一集会が行われ、日本原農民の奥鉄男さんが「私はかつてノモンハン事件の現場に一兵卒として居合わせ、戦争の残酷さ、無意味さを嫌というほど思い知らされました。戦争は絶対に繰り返してはならない」とメッセージを寄せた。
 三里塚反対同盟の伊藤信晴さんが「公団は暫定滑走路の北側延伸をたくらんでいるが、これは追い詰められた結果。三里塚は必ず勝利する」と決意を示した。被爆者青年同盟、労組交流センター、全学連などが発言、最後に日本原現地闘争本部が「3・20日比谷の大結集へ全力を」と訴えた。
 集会後、日本原駐屯地まで約6`のデモに出発。駐屯地正門前で、「イラクに行くな。派兵命令を拒否しよう」とアピールした。
 戦場に自衛隊が派兵された今、演習場全面使用=りゅう弾砲全面射撃との対決が迫っている。日本原闘争の発展をかちとろう。

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週刊『前進』(2139号4面5)(2004/03/01)

 隊員・家族に訴え 伊丹 420人がウオーク

 2月11日、陸上自衛隊伊丹基地(兵庫県)近くで行われた「許すな侵略・とめよう派兵! 2・11みんなで行動 伊丹」行動に参加しました。会場は420人で満員になりました。
 自衛隊員の家族と一緒に参加した百万人署名運動・奈良県連絡会代表の藤原好雄さんのあいさつなどに続き、反戦自衛官の小多基実夫さんが特別報告。小多さんは、北部方面隊元総監・志方の「傷ついた子どもを見ても見捨てよ」という言葉を紹介し、「人道支援」のウソを弾劾しました。
 続いて、航空労組連絡会副議長の村中哲也さんが講演。村中さんは「平和のために闘う組合こそが労働者の権利を守ることができる。労働者の権利を守れない組合は平和も守れない」「労組が正しい路線を自覚して歩むことが、日本の進路を決める」と強調、「連合や全労連、市民運動の枠をこえて、大きな行動を実現したい」と訴えました。
 「日の丸・君が代」処分と闘う教育労働者の訴えや京都・若者の会の元自衛官のメッセージに続き、反戦・福祉議員ネットの守口市議の三浦たけおさんがまとめを提起し、A&Uの若者の元気な太鼓のリズムにのって、申し入れと自衛隊基地・官舎までのピースウオークに出ました。
 休日の公園の自衛隊員や家族が手を振ってこたえたり、官舎前で「日の丸で送り出した家族が棺になって戻ってくるようなことを拒否しよう」の訴えに、「日の丸」を片づける人もいました。
 (投稿/関西T)

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週刊『前進』(2139号4面6)(2004/03/01)

 実弾演習に英語で抗議 大分・日出生台

 大分県の日出生台演習場で2月11日、九州と山口の労働者や学生らが在沖米海兵隊の実弾砲撃演習に対する抗議行動を行った。
 ゲート前集会では自衛隊派兵への怒りが述べられ、「何か自分にできることはないかと、新聞で今日のことを知って来た」という人もいた。百万人署名運動の福岡県連絡会、九州大学自治会などが「自衛隊派兵は侵略戦争そのもの」「これは世界戦争への道だ。自衛隊員や米兵が命令拒否できる大きな反戦運動を」と訴えた。その後、英語で米兵に「ブッシュはうそつき」「ブッシュのために殺すな死ぬな」と呼び掛けた。
 地元の農民は「日出生台は私の誇りです。ここで人殺しのための演習が行われることは許せない。子どものためにも、がんばり続ける」と決意を述べた。
 この日は日教組も闘争に取り組み、エール交換した。
 (投稿/九州大K)

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新刊 Solidarity 創刊号

新刊 スターリン主義と農業の強制集団化