週刊『前進』(1978号2面4)
東京 闘争団激励で集会 四党合意反対の熱気
十月十日、全労協主催の「国鉄闘争勝利! 闘争団激励集会」が東京・九段会館で開催され、国労組合員や支援の労働者ら約八百人が参加した。
全労協の藤崎良三議長は主催者あいさつで、国労の「一票投票」の結果について「解雇争議等の解決に当たっては、被解雇当事者の意見が尊重されるべきであるという争議解決の原則を踏まえて、しかも四割を超える反対があることを受け止めて……『闘争団の納得のゆく解決』に向けて今後の方針が決められることを期待する」と述べた。
支援労組からは、「JRに法的責任がある、とした都労連の立場は変わらない」(都労連)、「四党合意は国労の方針を百八十度ねじ曲げる全面屈服だ」(オリジン電気労組)、「支援の立場で言うべきことは言う。四党合意を進める国労本部は無責任だ。闘争団切り捨て以外の何ものでもない」(東京清掃労組)など、ほとんどが「四党合意反対」を明確にして闘争団を支援する発言だった。
また、冒頭に講演した日本労働弁護団の徳住堅治弁護士は、今日の企業分割法制について述べ、「国鉄分割民営化に反対し、選別採用に反対して闘っていることに意義がある」と闘争団を激励した。
集会には二十闘争団、三十人余りの闘争団員が自前で上京し、熊本闘争団、旭川闘争団、音威子府闘争団家族が発言した。
「一票投票のこの数字で『四党合意』をのもうというのは暴挙だ」「『四党合意』は絶対に認めない決意だ」「一票投票で私たちの人生は決められたくない。十三年間闘ってきたことに自信をもって頑張る」と力強い決意が表明され、満場の割れんばかりの拍手を浴びた。
|