有事立法反対アピール(英語ビラ和訳) |
小泉内閣は、「武力攻撃への対応」を口実に、有事立法を策動している。しかし、現在戦争をやろうとしているのはだれか。中東やアフガニスタンを始め、全世界で戦争遂行の先頭に立っているのはアメリカ帝国主義と日本帝国主義そのものではないか。とりわけ日本帝国主義は、アメリカ帝国主義と協力し、競合しながらアジアの国々、すなわち北朝鮮と中国への侵略戦争を開始しようとしている。有事立法はそのための法案だ。
有事立法(戦争法案)は、憲法第九条で禁止された「武力の行使」を公然と宣言し、首相に戦時国民総動員の非常大権を与え、「武力攻撃が予想される」などと言って、憲法で保証された基本的人権の制限を可能にするものである。有事立法は、日本を「大日本帝国」やヒトラーの「第三帝国」のような専制的国家にしてしまう。
有事立法は、戦争放棄を規定した憲法のもとでの戦後的諸関係を破壊し、日本を再び侵略戦争のできる国家に変えようとするものだ。長期大不況にあえぎ、アメリカ帝国主義の対日争闘戦に直面している日本帝国主義は、アジアにおける勢力圏を確保するために、軍事大国への道に突進している。しかも、海上自衛隊の艦船はすでにインド洋に展開している。われわれは、歴史の岐路に立っているのだ。
この有事立法攻撃は、再び朝鮮と中国への帝国主義的侵略戦争を開始しようとするものだ。われわれ日本の労働者階級人民は、アジアに対する戦争と侵略の許しがたい歴史をくりかえしてはならない。アジア人民と連帯して、帝国主義戦争の策動を粉砕しなければならない。
すでに、陸・海・空・港湾の労働組合は、「加害者にも被害者にもならない」というアピールを発している。この闘いに、動労千葉、国労闘争団をはじめとする闘う国鉄労働者、成田空港に反対する三里塚農民、沖縄県民を始めとする多くの人民が立ち上がっている。われわれは、9・11反米ゲリラ戦争を受け止め、米帝およびシオニストと闘うパレスチナ人民にこたえるためにも、有事立法を粉砕する決意である。
ジェニン虐殺弾劾!
パレスチナ人民の闘い断固支持!
アメリカ帝国主義のアフガニスタン侵略戦争阻止を!
闘うイスラム諸国人民との国際的連帯をかちとろう
日米帝の北朝鮮・中国侵略戦争策動粉砕!
ブッシュ政権の世界戦争策動粉砕!
資本攻勢に対する労働者階級の国際的連帯を!
帝国主義の排外主義・民族抑圧反対!
入管法の戦時型改悪反対!
被抑圧民族の民族的権利、生活と文化を守るためにともに闘おう!
マルクス主義とレーニン主義で武装した闘う労働者の党をつくろう!
万国の労働者と被抑圧民族団結せよ!