COMMUNE 2000/09/01(No298 p48)

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(表1)

 

平成12年4月21日 
総務局災害対策部 

 平成12年度東京都総合防災訓練

 

 『ビッグレスキュー東京2000〜首都を救え〜』について

  1. 実施日時
    平成12年9月3日(日)午前7時〜午後4時

  2. 訓練想定
    東京区部直下での大規模地震(マグニチュード7.2、震度6強)が、訓練当日午前7時に発生し、東京区部を中心に広域的な被害が発生しているとの想定に基づく。

  3. 訓練の内容

    (1)都災害対策本部における訓練
    都庁第1本庁舎9階の防災センターにおいて、災害対策本部の設置運営・審議に係る訓練を実施する。審議に際しては、首相官邸危機管理センターの総理とのテレビ会議を予定している。

    (2)各会場(10ヶ所)における訓練
    実際に災害が起こった時の応急対策活動に係る訓練を、以下の3つのテーマに区分して各会場で実施するとともに、中央会場での合同訓練を実施する。

    1)テーマ別訓練
    初動対応訓練(3会場で実施)
    救出・救護、応急医療、市街地消火、道路障害物除去等の発災直後の活動に係る訓練を市街地でより実戦的に実施するもので、今回の訓練の中心となるものである。
     銀座会場…銀座中央通りの銀座1〜8丁目
     白鬚西会場…白鬚西の再開発地区
     葛西会場…放射第16号の東葛西4・9丁目区間

    生活支援・体験訓練(5会場で実施)
    給水・給食・入浴等の発災後2〜3日目以降に高まる生活支援活動に係る訓練や初期消火等の体験訓練等を実施する。なお、立川会場では、救援物資の輸送中継等の後方支援活動訓練を実施する。
     木場会場…都立木場公園
     舎人公園…都立舎人公園
     駒沢会場…都立駒沢公園
     都庁会場…都庁都民広場・都庁通り
     立川会場…都立立川地域防災センター

    活動拠点設営訓練(1会場で実施)
    救出・救護等の初動対応や住民への生活支援を迅速かつ効果的に行うために必要となる応援部隊の集結等の訓練を実施する。
     篠崎会場…江戸川河川敷篠崎緑地

    2)合同訓練
    中央会場としてライフライン機関・ボランティア団体等の全参加機関の訓練を集約して実施する。
     晴海会場…晴海ふ頭及び晴海5丁目都有地

    *各会場の主な訓練項目・内容については、別紙のとおり。

  4. 訓練の特徴
    1)救出・救護、応急医療活動等の初動対応における警察・消防・海上保安庁等と陸海空3自衛隊との効果的な連携を訓練の主眼としつつ、ライフライン復旧訓練、生活支援訓練等を実施する
    2)区部の市街地を中心に多数の訓練会場を設け、より実践的で、かつ都民が安心感を抱くことのできる訓練を目指す。
    3)実施に際しては、できるかぎり地元自治体及び地域の自主防災組織等との連携・協力を図る。

  5. 訓練参加機関
    警視庁、東京消防庁、海上保安庁、自衛隊、東京医師会、日本赤十字東京都支部との医療機関、東京電力、東京ガス、NTT等のライフライン関係機関、ボランティア団体など、およそ100機関

  6. 国の支援体制
    1)総理が緊急災害対策本部長として訓練に参加する。
    2)内閣安全保障・危機管理室を中心に、警視庁、消防庁、海上保安庁、防衛庁、国土庁等が都の訓練を支援する。
    3)警察庁、消防庁、海上保安庁に加え、陸・海・空の統合運用の自衛隊を含めた総合的な広域支援訓練を実施する。

  7. その他
    訓練の呼称を『ビッグレスキュー東京2000〜首都を救え〜』とし、積極的にPRしていく。