北総の空の下で 極右の実体あらわ 高市政権

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週刊『三里塚』02頁(1172号02面07)(2025/11/24)


北総の空の下で
 極右の実体あらわ
 高市政権


 夏の暑さが長引いて秋を感じる間もなく冬へ突入しようとしています。10、11月とぐずついた天気が多く農作業は遅れ気味です。
 高市政権が発足して一カ月、早くも台湾海峡をめぐって中国との緊張悪化、改憲発言、防衛費増額の前倒し、非核三原則見直しなど極右戦争内閣の実体があらわです。
 一方、米帝トランプ訪日時のはしゃぎぶりと全面支持は見ていて恥ずかしいほどあからさまでした。トランプに肩を抱き寄せられる場面がありましたが、アメリカのビジネスシーンでは握手以外のボディタッチは基本NGとのこと。高市は、トランプが相手に優位を見せつける常とう手段に喜々として応じたのです。首相としても女性としても、己の手の内と言われたに等しいのに! この高市をトップに据えた日本が、これから向かおうとする先は明白です。
 市民権を得たとばかりに排外主義が拡大しています。外国人への不安をあおる言辞を吐けば一挙に拡散する情勢です。真実よりも扇情的なフェイクの方が何倍も早く拡散する現実に乗じて、外国人や少数者を攻撃してお金を稼ぐユーチューバーの存在は醜悪です。
 日本人ファーストは、「日本を守る」ための戦争へ、排外主義へと舵(かじ)を切る合言葉です。
 世界中でナチス張りの極右が台頭する中、私たちの合言葉は、プロレタリア国際主義です。闘う相手は、世界中に武器と戦争をまき散らす死の商人と権力者です。
北里一枝
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