新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 侵略戦争繰り返すな 中国の反発は当然 三里塚現地闘争本部員 二川 光
週刊『三里塚』02頁(1172号02面03)(2025/11/24)
新版・現闘員奮闘中!日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
侵略戦争繰り返すな
中国の反発は当然 三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 第3滑走路準備工事を弾劾【11月12日 芝山町菱田】)
三里塚現地は徐々に冬になっています。小松菜やほうれん草などの葉物野菜や冬人参なども出荷し、これからレタスやブロッコリーなども産直コンテナに入ると思います。年末に向けて産直コンテナがにぎやかになってきます。
自民と維新が連立を組み、急速に中国への侵略戦争へと踏み出そうとしています。高市は「中国によって台湾海峡が封鎖されれば存立危機事態に該当する」と、事実上中国に対する戦争宣言を口にしました。中国は猛烈に反発し、一触即発の状況になっています。
中国外交部報道官は13日に「われわれは日本に告げる 台湾問題で火遊びをするな 火遊びをすれば必ず身を滅ぼす」「日本が台湾海峡情勢に武力介入すれば中国は必ず正面から痛撃を加える」との声明をネットに出し、14日には「日本は再び軍国主義の過ちを繰り返すつもりなのか 戦後の国際秩序を覆そうとしているのか」と猛批判しています。反発するのは当たり前です。
なぜならば「満蒙は日本の生命線」とのスローガンを叫んで中国への侵略戦争を正当化した、かつてと同じような論理を高市がもう一度出してきたからです。1931年9月23日に帝国在郷軍人会日置村分会長の小林歌之輔が発起者として出した建議書は、日本の満蒙権益が中国によって蹂躙(じゅうりん)されているとし、「帝国の存立を危うくする」から「堅確なる軍備を完結」しなくてはならないと侵略戦争のための軍拡を正当化しました。
日本やアメリカの側こそが中国を挑発しているにもかかわらず、国内では「中国が攻めてくる」というデマを徹底的に宣伝して労働者階級を戦争に動員しようとしています。戦争は労働者だけではなくすべての階層を動員する攻撃です。中途半端な立場では絶対に戦争反対は貫けません。中立的立場もありません。だからこそ、戦争に対して労働者による革命を実現していかなくてはいけません。帝国主義を打倒する闘いを日本から巻き起こしましょう。
激動の時代の中で11月全国集会が闘われ、労働者・農民・学生が団結して社会を変える展望を示しました。この1年、大変なことが重なっていきましたが、動労千葉と反対同盟の労農連帯はますます強固になっています。自分は市東さんの「勝つまで闘う」という決意に応えるために、南台農地決戦を中国侵略戦争阻止の大反戦闘争として闘いぬいていきます。
共に三里塚闘争の勝利をかちとろう!