11・2全国労働者総決起集会芝公園へ 石田反革命の敵対を許さず農地死守、三里塚勝利へ闘う

週刊『三里塚』02頁(1170号01面01)(2025/10/27)


11・2全国労働者総決起集会芝公園へ
 石田反革命の敵対を許さず農地死守、三里塚勝利へ闘う

(写真 昨年11・3労働者総決起集会後のデモ行進【東京・日比谷】)


 わが革共同の内部から石田反革命を生み出し、三里塚芝山連合空港反対同盟に「10・12三里塚全国集会の中止」という「苦渋の決断」を強いたことについて、反対同盟ならびに三里塚闘争を闘うすべての人々にあらためて謝罪します。今号では、石田反革命とは何であり、なぜ階級闘争の現場から一掃されるべきかについて明らかにしたい。これは単に「一党派」の問題ではなく、国家権力と闘う組織・運動の内部からの変質を許さない闘いだ。10月21日に発足した極右・排外主義の高市自維連立政権は、日米軍事同盟をさらに強化しつつ、中国侵略戦争の積極的担い手としての飛躍をかけ、国内階級闘争の暴力的な鎮圧、翼賛体制確立へと突進しようとしている。20日からは陸海空自衛隊5万2300人を動員し、過去最大規模での自衛隊統合軍事演習が行われ、「特定利用空港・港湾」に指定された全国40の民間の空港・港湾の軍事使用が予定されている。米日帝国主義の中国侵略戦争阻止へ、闘おう。動労千葉が呼びかける11・2全国労働者集会―改憲・戦争阻止!大行進への6千人の大結集を実現し、高市政権を打倒しよう。

私兵組織し35全総を襲撃

 石田の反革命「蜂起」とは何だったのか。事実経過は以下の通りである。
 革共同の政治局員であり学生戦線の責任者であった石田真弓が、パートナーから数年にわたる性加害・女性差別を告発された。2度も彼女を自殺未遂に追い詰めるなど、石田自身も「私の階級犯罪性は深刻」「『一度死んで一からやり直す』重さを持っている」と加害の事実を認めた。政治局は8月末、石田に対し「一切の役職を解任し、自己批判に専念させる」ことを決定し、石田も一度は受け入れた。
 ところが、パートナーは、告発を貫くことの大変さに加え、石田の「失脚」に恐怖し、告発を取り下げると言い出した。ここにかろうじて自らの延命の道を見出した石田は「告発の撤回を認めない政治局こそが女性差別者集団であり打倒対象だ」と倒錯した論理で論点をずらし、デマと印象操作で学生戦線のメンバーを自らを守る私兵へと組織した。さらに政治局決定の公表が予定される35回全国委員会総会の破壊・襲撃のための「蜂起」の素案を作り、「作戦MEMO」をしたため、「政治局(石田自身は除く)打倒」の反革命蜂起を準備した。(詳しくはマルクス主義学生同盟nоteで検索)
 単なる脱落ではなく、自らの保身のために学生戦線の同志を可能な限り引き入れ、党大会に準じる全国委員会総会の破壊を策謀し、「党中央は丸ごと差別者集団だ」とでっち上げ、政治局打倒=革命党破壊を準備するという革共同史上類例のない反革命暴挙に手を染めたのだ。
 だが、この間の革命的女性解放闘争の前進、身を切る自己変革と党変革を進めてきた全国委員の労働者同志たちによって石田の「蜂起」は一瞬でその反革命性を見抜かれ、粉砕された。中でも、関西で女性差別糾弾の闘いの先頭に立ってきた女性同志(男性指導部の性暴力を擁護し隠ぺいした旧関西指導部を告発・糾弾・打倒)、当該を鼓舞激励し共に闘おうと呼びかけてきた東京の女性同志が先頭に立って、石田一派の反革命要求に徹底弾劾の声をたたきつけた。会場に引きずり出された「首謀者」石田をはじめ当該、私兵として動員された学生たちの傍若無人な主張と要求に対し、参加していた全労働者は誰一人として獲得されることはなかった。逆に、彼らは革命的女性解放闘争を投げ捨て、性加害者擁護集団と化し、組織破壊に手を染めた反革命としてその階級犯罪を追及され、前進社から追放された。
 石田反革命の本質は、「全学連大会」の議案から動労千葉が呼びかける11月集会の方針を目的意識的に削除したことに凝縮されている。すなわち労働者蔑視の思想である。

労働者蔑視の正体あらわ

 石田一派は、「学生戦線の女性解放闘争における高い理論水準を政治局が簒奪(さんだつ)した」などと、「水準」「簒奪」という言葉をよく使う。そして、自分たちを「簒奪された被害者」として描く。だが、闘いの前進や総括、理論、これらは階級の闘いと切り離された誰か個人の所有物や才能・業績ではない。そもそもより多くの人に共有されることに喜びを感じこそすれ、「簒奪」などという言葉が出てくるはずもないものだ。
 また、石田一派は「政治局とその追随者を許さない」などとSNS上で騒ぎ立てているが、その「追随者」とは、全国の地区、産別で誇り高く闘っているわが革共同の労働者同志たちのことだ。
 そして、労働者階級(階級移行した他の階級も含む)は政治と暴力を奪還し、革命に立ち上がり、プロレタリア独裁権力を樹立する中で、自らにまとわりついた汚物(差別・偏見、自己保身などあらゆるブルジョアイデオロギー)を払いのけられる存在であり、自己解放の主体と見るのが共産主義の神髄だ。
 労働者を「水準が低い」と見下し、労働者自己解放の思想と実践を投げ捨てた石田一派は労働者階級本体の獲得など絶対にできない。そのことを半ば自覚しているからこそ、11月集会の方針を削ったのだ。

労農連帯こそが勝利の源

 何より許しがたいのは、石田一派が革命的女性解放闘争を投げ捨て労働者階級の闘いに敵対する小ブル性、反革命性をごまかすために三里塚闘争にしがみつこうとしていることだ。
 三里塚闘争勝利の源は動労千葉と反対同盟農民の労農連帯にある。労働者の闘いに敵対する石田一派の三里塚闘争へのしがみつきの目的は、この労農連帯を破壊し、自分たちの労働者蔑視の小ブル思想を持ち込むことだ。日本階級闘争の金字塔とも言うべき反対同盟農民の革命的闘いを単なる小ブル急進主義的なサークル運動へと変質させるわけにはいかない。革共同の責任において必ず粉砕することをあらためて決意したい。
 中国侵略戦争突入情勢下で「反戦の砦(とりで)=三里塚」の旗を高く掲げ、「軍事空港粉砕、農地死守・実力闘争」を貫く反対同盟と共に、市東さんの農地強奪実力阻止、「第2の開港」粉砕、三里塚闘争勝利=日帝打倒まで闘いぬく決意を固めよう。
 昨年、三里塚現地を訪問した韓国民主労総・金属労組旭硝子支会のチャホノ支会長は「私たちはサード配備反対の闘いと連帯していますが、三里塚の農民も国家暴力と闘い負けていない。そのことを知り胸が躍りました」と語った。その旭硝子支会も参加する11・2労働者集会に集まり、極右・排外主義の高市自維政権を打倒しよう!
 戦争を止め社会を変える力がここにある 闘う労働組合の全国ネットワークを! 中国侵略戦争阻止! ガザ虐殺を止めろ!

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11・2全国労働者総決起集会
 11月2日(日)正午 東京・芝公園23号地
 基調報告 
 動労千葉・関道利委員長
 東京都港区芝公園3丁目4
 都営地下鉄三田線「御成門」駅 東京メトロ日比谷線「神谷町」駅
 JR「浜松町」駅下車
 改憲・戦争阻止!1万人大行進 集会後デモ
 呼びかけ
  国鉄千葉動力車労働組合
  国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動
  改憲・戦争阻止!大行進

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