7月6日は農楽まつりへ 成田軍事空港を粉砕し労農学の力で農地死守を
7月6日は農楽まつりへ
成田軍事空港を粉砕し労農学の力で農地死守を


ヘグセス米国防長官は5月31日、アジア安全保障会議で「中国の台湾侵攻の脅威が差し迫っている。抑止に失敗した場合、断固戦い勝利する用意がある」と中国代表団を前に発言した。中谷防衛相はこの間、豪比はじめ8カ国を歴訪し、戦争協力を求めている。米日帝国主義が中国への敵意をむき出しに侵略戦争を公然と宣言する戦争前夜の情勢だ。イスラエルはパレスチナへの軍事作戦を拡大し、占領地・入植地を広げ、配給所に並ぶ人を虐殺している。それを全力で支える米帝・トランプとその最大の同盟国=日帝・石破こそが最大の戦争放火者だ。トランプ・石破打倒の6・14首都反戦デモを打ちぬいた地平をさらに拡大しよう。7月6日、三里塚現地で開かれる「農楽まつり」に集まり、「勝利の畑」で三里塚芝山連合空港反対同盟と交流しよう! 以下は参加を呼びかける反対同盟ビラのアピールです。
戦争のための成田拡張許さない
成田空港会社(NAA)は現在、「第2の開港」と称して機能強化(C滑走路新設・B滑走路延伸、飛行時間延長)・「新たな成田空港」構想(ターミナル・交通アクセス・貨物地区の再編・強化)を見切り発車で進めています。敷地面積を2倍にするというこの大拡張計画は、日米両政府による中国への侵略戦争準備の一環に他なりません。
2022年12月、浜田靖一防衛相(当時)は「滑走路が長い空港は部隊(自衛隊・米軍)の運用上、有用性が高い」として沖縄の下地島空港と成田空港を名指ししました。その後、政府は全国36の空港や港湾を「特定利用空港・港湾」に指定し、軍事利用のための拡張・整備を急ピッチで進めています。
成田を兵站(へいたん)・出撃基地にするわけにはいきません。
第2の開港粉砕し社会変えよう
NAAは「本格着工」を5月25日に宣言したものの、必要な面積(民有地)のうち約4分の1が未買収のままです。NAAは買収に応じない住民の軒先まで工事を進め、威圧するというかつてとまったく同じ暴挙を繰り返そうとしています。断じて許すことはできません。
2期工事(B滑走路建設)で、私たち反対同盟は全国の支援の仲間と共に「軍事空港絶対反対、農地死守・実力闘争」を貫いて闘い、事業認定を期限切れに追い込み、土地収用法の適用を粉砕しました。収用対象とされた成田市天神峰・東峰の家や畑を守り抜き、今も意気軒高と農業を続けながら生活しています。
他方で、B滑走路は当初計画より短く、北側に追いやられ、誘導路は「へ」の字に曲がるという無様な姿をさらしています。第一級の国策であっても、団結に依拠して闘えば勝てるということを私たち反対同盟の闘いは示してきました。
金・暴力・法律といった国家・資本の力に抗し、半世紀以上にわたって勝ちぬいてきた地平を全国へと広げ、社会を根本から変革しましょう。
市東さんの南台農地を守ろう!
農楽まつり会場である清水の畑は空港敷地内にある空港反対闘争の「勝利の証」とも言うべき畑です。
この勝利の畑で、「戦争反対・農地死守」を貫く、私たち反対同盟と大いに交流しましょう。そして何よりも市東さんの南台農地強奪実力阻止・耕作権裁判控訴審勝利に向けて団結をうち固めましょう。