大地の響き 投稿コーナー
大地の響き 投稿コーナー
現地を目の当たりに
首都圏学生 小倉千秋

(写真 初の援農【12月6日】)
先日、予てより訪れたかった三里塚に行ってきた。
今回は援農に参加するという形で予定を組んでいただいた。都心から2時間ほどかけ北総センターに到着した、そこでは三里塚闘争の支援者が共同生活を営んでおり、各々の三里塚にかける思いを教えてもらった。支援者の「三里塚の闘いは本質的に非和解である」という言葉が印象に残っている。
翌日、萩原さんの畑で作物を採取し、選定するなどの作業を行った、単純作業に近かったが、それぞれ形の異なる作物と向き合うことは飽きることはなかった。萩原さんも学生時代に三里塚を初めて訪れ、そこでの闘いに共感し、闘争を引き継ぐために農家となったそうだ。
援農が終わった後、市東さん宅を案内していただいた。そこは滑走路に周囲を囲まれており、時折着陸してくる旅客機は酷い轟音を立てとても威圧的だった。空港を稼働し続けることが攻撃の一種であるということは間違いなかった。
三里塚闘争が始まって50年以上が経過している。大学生である私にとって三里塚は「歴史上」の出来事という印象があった。だが、農地を訪れ現地で活動する人の話や、拡張を続ける空港を目の当たりにすると考えは変わった。それは強制収用で土地を奪い取り、拡張を続け周辺住民の生活を破壊する、辺野古基地建設や原発再稼働と同じく現在に続く国策攻撃であった。住民を無いものとして扱い踏みにじってきたこの攻撃に非常に強い怒りを覚えた。私も三里塚と連帯して闘っていきたい。
熊野寮祭で「野菜市」
京都大学 安田淳敏

(写真 熊野寮祭で三里塚野菜を販売【11月29日】)
京都大学熊野寮祭で恒例の「三里塚野菜市」、今年も開催しました。
葉物の保存には毎回、苦労していますが、有機栽培の安価な野菜はいつも好評で、今年は4485円を売り上げました。野菜市自体は無人販売ですが、私が通りかかったところで足を止めてくださっていた方に「この野菜は、成田空港反対で闘う農家の方からの直送なんです」と説明すると、「立派ですね」などと支持していただけました。
今年は野菜市に加えて、三里塚闘争の映像をまとめたDVDの上映会も行いました。への字に曲がった誘導路を進む飛行機の、コクピットからの映像が印象的でした。デモに参加する私の姿に、寮生が盛り上がる瞬間もありました。
現在、京大学生運動は恣意(しい)的な懲戒処分による分断・見せしめ攻撃を撤回させる/阻止する闘いに注力しています。11月には、8人の学生が2020年の熊野寮祭企画「時計台占拠」に参加したとして最大で2カ月停学の処分を受けました。しかし、学生は「処分は当局の敗北宣言」と言い切り、不屈の闘いを続けています。
「経済安全保障」「科学技術立国」を掲げた岸田政権の意を受け、京大当局は警察権力と完全に一体となって弾圧を徹底しています。処分撤回・阻止闘争は、京大を戦争の拠点とするか、反戦の砦とするかの決戦です。キャンパスから三里塚の闘いに連帯するため、12・10処分撤回・阻止集会を成功させる決意です。
原点に立ち返る場所
三多摩 新井佳世子

待ちに待った援農へ行ってきました。
「援農」というと〝助ける側〟〝助けられる側〟みたいなイメージがありますが、実際には「共農」だと思います。三里塚に行くとこちらの側にもいろいろな発見や学びがあり、それがその後の労働運動に生かされていく、まさに自分自身の助け・支えとなる場所です。
今回の訪問ではまず小松菜に霜よけのシートをかぶせました。小松菜の新芽って耳かきほどの大きさしかないんですね。「こんなにちっさな芽があんなに大きな小松菜へと成長するんだ! それは労働運動も同じだな。ひとりの存在は微力でもいつか仲間を増やして大きな力に変わっていく。そのためには日々こうやって手をかけ心をかける事が大事なんだな」と思いました。
それからブロッコリーの収穫と玉ねぎの雑草抜きと種まきをしました。顔の大きさと同じくらいに成長したブロッコリー!! いかにいい土壌でしょうか。三里塚は露地栽培のため時期をずらして提供できるようこの時期でも種まきをするのだそうです。これから寒くなるのでどこまで成長するのかはわからないそうですが、それでも挑戦する姿に感銘しました。
今週号の闘いの言葉をご覧ください。これは過去の週刊三里塚(591号)に掲載されたレーニンの言葉です。私は何かあるとこの言葉を思い出します。私にとっては三里塚こそが原点に立ち返れる場所です。この想いを胸にまた職場・地域で頑張っていきます。