全国から11・1労働者集会へ総決起を 動労千葉定期大会 関道利委員長の訴え 労働運動の変革かちとり反戦の先頭に労組が立つ
週刊『前進』04頁(3466号02面01)(2026/10/05)
全国から11・1労働者集会へ総決起を
動労千葉定期大会 関道利委員長の訴え
労働運動の変革かちとり反戦の先頭に労組が立つ

(写真 動労千葉定期大会であいさつに立った関道利委員長)
動労千葉定期大会で関道利委員長があいさつと総括答弁で述べた内容の要旨を紹介します。(編集局)
国鉄闘争の歴史的勝利を切り開こう
国鉄1047名解雇撤回闘争は決定的な局面に入っています。7月16日、東京高裁での第3回控訴審で起きたことは前代未聞の事態です。1月23日の第2回控訴審での東亜由美裁判長の決定に従えば、井手と深澤の証人尋問を行うしかない。しかし国家権力は東裁判長を高松高裁に飛ばし、新たにやってきた阪本勝裁判長が何の理由の説明もなく証人採用を却下した。これは私たちの闘いがJRと国家権力を徹底的に追い詰めているということです。そもそも東京高裁は、昨年9月の第1回控訴審の前には警備法廷を指定し、即結審で打ち切るという構えでした。これを私たちの闘いではねのけ、証人を呼んで事実調べを行うしかないところまで追い詰めたんです。国鉄分割・民営化との闘いは敵の核心を突く闘いです。国鉄闘争が勝利すれば社会がひっくり返るという構えで、敵もきています。これに負けず全力で反撃に立ち、国鉄闘争の歴史的な勝利をかちとりたい。
本格的組織拡大でJR大再編粉砕へ
JR東日本は4月に人事・賃金制度を改悪し、7月には組織再編を強行しました。基本給を廃止して職務能力給にし、定期昇給も廃止して能力昇給にし、株式報酬制の導入も狙っています。労働基本権を解体し、労働組合の存在そのものを否定するという意味では、国鉄分割・民営化とも次元の違う攻撃です。攻撃の直接の焦点は乗務員です。来年3月のダイ改で総武緩行線をワンマン化し、28年3月で千葉以東のほぼすべてをワンマン化するという提案が9月10日にされました。千葉にいる600人弱の車掌のほとんどは職を奪われます。4月には京葉車両センターで機能保全業務が外注化され、検修業務の最後的な外注化攻撃が行われています。
職場に渦巻いている怒りを闘いにしなければならない。団結さえ崩さなければ展望は必ず生まれる。これは私たちが闘いの中でつかんだ教訓です。実際、JRの攻撃は矛盾だらけです。ジョブローテーションだの統括センターだのと大騒ぎしてつくったものが数年で解消されています。職場をひっかき回して団結を破壊し、声を上げさせないことだけが目的だった。だから闘えば展望がある。「今こそ闘う労働組合が必要だ」と自信をもって訴え、組合員の総力で組織拡大を実現したいと思います。
飛躍かけ11月集会の新たな出発点を
11・1労働者集会はアメリカの中間選挙と、高市が安保3文書の改定や来春の改憲発議に向けて突き進む臨時国会の中での闘いです。高市政権は「台湾有事は存立危機事態」「安全保障環境は変化した」「中国が力による現状変更をしようとしている」と言い、すべてを中国への侵略戦争に流し込もうとしています。高市政権が7月に策定した骨太方針2026は、防衛産業を始め国力を集中すべき戦略17分野を打ち出しました。そこに半ば強制的にでも労働力を移動させなければいけないから「労働市場改革」をやると言っています。
日産の追浜工場をドローン工場にする、川崎重工業と欧州航空企業のエアバスが軍事ドローンを共同開発する、東芝もドローンを開発し、楽天がドイツ企業と連携してドローンを導入する、日本の新興企業がウクライナのドローン生産企業を買収する、三菱UFJ銀行は軍事関連企業への融資に歯止めをかけない方針を打ち出した。呉では日本製鉄の跡地に大きな軍事工場を造る。経済と軍事が一体化し、すべてが戦争に直結しようとしています。
自治体は徴兵のために住民の情報を渡し、郵便局は召集令状を配り、病院は兵士を再び戦争に行かせるための治療をし、鉄道は兵士や兵器を運ぶことになる。政治的な反戦闘争を大きくつくり上げることと、職場から闘いに立ち上がることが結びつかなければ、戦争を本当に阻止することはできない。反戦の先頭に労働組合こそが立たなければならないと思います。
しかし、連合の現状はどうか。自治労が今年8月の大会で、改憲阻止を降ろしました。連合は組織の中から改憲反対を最後的に一掃し、完全な改憲勢力へとかじを切りました。
JRでも同じことが起きています。JR貨物は今年度の事業計画で初めて鉄道の軍事利用、防衛省との連携を掲げました。JR連合も「自分たちは防衛関連予算を鉄道のメンテナンスに活用するべきと言ってきたが、政府の有識者会議でもこの方針が採用された」と言っています。労働組合が高市と一緒になって侵略戦争をやることなど許せるか、ということです。
11月労働者集会運動は日本の労働運動の変革という大テーマを掲げて四半世紀を超える組織化を続けてきました。この闘いが可能だったのは、動労千葉が国鉄分割・民営化と真っ向から対決し、2波のストライキを闘いぬいたからです。国家を挙げた攻撃と対決し、団結を守って闘いを継続したからです。11月労働者集会の闘いを一歩も後退させるわけにはいきません。私たちも新しい飛躍が求められています。
今年の11月集会は「国境を越えた労働者の団結で戦争を止めよう」がメインスローガンです。私たちは韓国・民主労総とのかけがえのない連帯を始め画期的な国際連帯を切り開いてきました。本当に戦争を止めるために、さらに国際連帯を発展させたい。そのためにも問われているのは日本の労働運動の変革です。これを実現する第2期11月労働者集会運動の新しい出発点を、今年の11・1集会でつくりたいと思います。
共同の呼びかけ団体である改憲・戦争阻止!大行進が11月22日に全国反戦集会を呼びかけています。これも一体のものとして成功させたいと思います。