5・24全国集会への大坂正明さんメッセージ 須賀さんの勝利に続く闘いを
週刊『前進』04頁(3449号04面01)(2026/06/01)
5・24全国集会への大坂正明さんメッセージ
須賀さんの勝利に続く闘いを
(1)5月23日に須賀武敏さんが出獄されたことと思います。この場から一言送らせてください。
須賀さんおめでとうございます。病身に鞭(むち)打って不屈に貫徹した獄中闘争の勝利は見事です。これからは病気の治療をしつつ闘争現場へ復帰されることを期待しています。
(2)1カ月後に星野さんの控訴審判決が出るということです。これまでの経緯を見れば、基本的には一審判決を踏襲するのではないかと思います。そうであれば肝臓の徳島刑務所での責任には触れないものと思われます。
一審踏襲とはいっても反動の牙城(がじょう)・東京高裁のことですから、医療的な主旨は一審どおりではあっても賠償額を大幅に下げるということは考えられます。つまり名を捨て、実を取るというように、たとえ政治的には国側の敗北を認めても、敵に塩を送らないということです。
しかしたとえそうであっても、この勝利の歴史的・画期的な意義を否定することはできません。この勝利は、あらゆる収容施設の一定の医療改善を強制することは間違いないところです。
全国救援会はこの勝利に自信をもって、これからの反戦闘争の勝利に活(い)かしてほしいと思います。
(3)私は今、東京拘置所の施設や処遇が、他の施設などに比べると極めて劣悪なんだということを、入所9年目にして思い知らされています。水戸刑務所で闘いぬいた十亀弘史さんが、「無罪!」4月号で述べているように、刑務所のほうがはるかに開放的だというのです。東京拘置所は監視・管理に特化した構造のため、極めて閉鎖的であり、景色と言えるものは奪われています。プランター以外の花や木は見ることができません。そのプランターでさえ、コロナ以降は更新されず、その多くが撤去されています。つまりこの東京拘置所は、建物や処遇が被収容者の人間性・人権といったものを全く考慮していないところなのだということです。
司法制度の根幹にかかわる、未決勾留者の「推定無罪」論が否定されていることが重要な問題です。そして「人質司法」の問題もありますが、ここでは触れません。
東京拘置所の当面の改善として建物については無理ですが処遇については変えられます。
処遇の方針を決めているのは、被収容者の実情を知らない幹部職員(キャリア組)です。こうした人たちに処遇改善を要求していきたいと思っていますが、外からの支援もお願いしたいと思います。