SANRIZUKA 2013/11/11(No883 p02) 
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週刊『三里塚』(S883号1面1)(2013/11/11)
改憲・戦争の安倍打倒!
11・3集会闘う労組軸に全人民決起を宣言
反対同盟萩原さん「霞が関へ攻め上る」
労農団結と国際連帯が前進

(写真 5600人を結集して大成功した11・3全国労働者総決起集会。最後に団結ガンバローを日比谷の空にとどろかせた【日比谷野外音楽堂】)
11月3日、動労千葉など国鉄労働者を先頭とした労農学市民5600人が日比谷野外音楽堂に結集して、「闘う労働組合を全職場に」「JR1047名解雇撤回、外注化阻止」などを掲げて日帝・安倍政権と対決する闘いを宣言した。反対同盟からも多数が参加、代表して萩原進事務局次長が「絶対反対の思想を掲げ、安倍政権打倒を目指して霞が関に攻め上る」「市東さん裁判控訴審の絶対勝利をもぎとる」ときっぱり発言し、満場の拍手を浴びた。
11・3全国労働者集会は、全国・全世界から労農学が結集し、国鉄1047名解雇撤回・JRの業務外注化阻止と安倍政権による改憲・TPP・民営化・解雇自由・非正規職化攻撃粉砕の大反乱を呼びかけた。
集会は、呼びかけ3労組の訴えから始まった。港合同・中村吉政委員長は、南労会争議の勝利を報告し橋下大阪市長打倒を決意表明した。動労千葉・田中康宏委員長は、動労千葉鉄建公団訴訟の最高裁闘争と外注化阻止闘争の意義を強調し、「我慢は限界だ。困難をのりこえ労働組合をつくろう」と訴えた。関西生コン支部・武谷新吾書記次長は、組織拡大と組織破壊に立ち向かう思想闘争の重要性を述べた。
続いて連帯のあいさつに入った。壇上に三里塚反対同盟と全国農民会議の仲間がのぼりを立てて十数名並んだ。萩原進事務局次長は、市東孝雄さんの農地裁判控訴審闘争の重要性を訴え、「霞が関に攻め上る」と決意表明。市東さんも「必ず勝利すると信じ、闘い続ける」と発言し、市東さんの会が千葉市内で行う11・24シンポへの参加を要請した。高山俊吉弁護士は、裁判員制度廃止の11・14デモを呼びかけ、星野暁子さんは、新刊本「愛と革命」を紹介し、星野文昭同志奪還を訴えた。国際連帯アピールでは、韓国から来日した約30人が登壇。民主労総ソウル本部のイジェウン本部長は、新自由主義との闘いと反原発の国際連帯闘争を訴えた。解雇者復職闘争特別委員会のイホドン議長は、民営化反対・解雇撤回の原則を貫く動労千葉の闘いに支持を表明した。ドイツ機関士労組のクルト・シュナイダーさんは労働者国際連帯を訴え、最後に滞日・在日外国人労働者が発言した。
続いて、葉山岳夫弁護士(動労千葉顧問弁護団長)、大野義文さん(元安芸労働基準監督署長)が国鉄闘争全国運動呼びかけ人を代表して発言。解雇撤回・最高裁署名呼びかけ人からは、大学教授と元国労闘争団員が新10万筆署名をアピールした。当該動労千葉争議団の中村仁さんは署名のお礼を述べ、高裁判決を「不当労働行為を認めるなら解雇撤回だ」と弾劾した。国労旭川闘争団の成田昭雄さんは、JR北海道の安全崩壊に24年間の闘いの正しさを確認した。
さらに集会では、「JR外注化阻止」を強く打ち出した。動労千葉の山田護幕張支部長は「仲間を取り戻す」と決意表明し、動労水戸・石井真一委員長は常磐線の竜田延伸絶対阻止を宣言した。動労総連合の青年労働者たちもライフサイクル強制配転阻止などを次々と訴え、満場からの拍手を浴びた。
福島を先頭とした反原発の闘いとして佐藤幸子さん(福島診療所建設委員会呼びかけ人)、橋本光一さん(国労郡山工場支部)、斉藤征二さん(元全日本運輸一般労組原発分会)が来春3・11にむけた闘いを呼びかけた。
安倍・橋下打倒を訴えるアピールでは、入れ墨調査を拒否した大阪市交通局の安田匡(ただす)さん、愛媛県職労・宇都宮理委員長に続き、小竹運輸グループ労組の中村信幸委員長が資本の組合つぶし攻撃との闘いを報告し、職場で過労死した労働者遺族の決意に、大拍手が送られた。
憲法改悪阻止のアピールを、とめよう戦争への道!百万人署名運動の西川重則事務局長と沖縄行動団の富田晋さんが行い、また憲法改悪反対労組声明を港合同の木下浩平執行委員が読み上げた。
1分間アピールで、教育労働者、郵政非正規ユニオン、医療・福祉労働者、全学連斎藤斎藤委員長が次々と決意を表明した後、「解雇撤回、安倍打倒」を掲げて、都心を席巻するデモに打って出た。デモは右翼をはねのけ東京電力本店前で再稼動策動と被曝労働強制を弾劾したのち、東京駅まで解雇撤回・外注化阻止・非正規職撤廃を訴え貫徹した。破綻する新自由主義を覆し、労働組合を甦らせ、労働者の力で安倍を打倒し社会を変えよう。
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週刊『三里塚』(S883号1面2)(2013/11/11)
反対同盟の発言
権力打倒の執念を 萩原進事務局次長
私たちは、政府による国際空港建設という国策に抵抗し47年闘いぬいて来た。私たちは闘いをやめない。なぜか。三里塚闘争に思いを寄せてくれる全国の何万・何十万という人々を思う時やめることはできない。彼らを裏切ることはできない。これは、まさに故戸村一作委員長がよく言っていた人間性の問題です。
そして国家が権力をかさに、やりたい放題の暴力行為を行ってきた時に、民衆はどういう態度をとるべきなのか、という問題です。言葉で「絶対反対」と言うだけでは貫けない。中身が伴って初めて「絶対反対」も貫ける。それは国家による犯罪行為に権力を打倒するまで告発しつづけるという執念です。そうした闘いの真価を発揮する時が、今来ている。この47年の闘いが成田空港に対して空港間競争の敗北を強いている。
市東さんの農地を奪い取る判決があった。許すことができない。今、農地とりあげを許さない東京高裁での控訴審闘争の準備を進めている。「霞が関へ攻め上ろう」を合言葉に、そこで展開されている反原発闘争、基地反対の沖縄闘争、反TPPの巨大な闘い、そして動労千葉が取り組んでいる鉄建公団訴訟をはじめとした6千万労働者との大合流が必要だ。それを霞が関で作ろう。
自民党は、ついに減反政策の廃止を打ち出した。これは、TPPの先取りです。300万農家を死滅させ、14万の政府の意のままの農民を作り出そうとしている。われわれが霞が関に登場し、あらゆる団体諸士と団結を固め闘いぬくならば、TPPなどの安倍の超反動攻撃を打ち破る闘いはできる。三里塚はその旗振り役を務める。控訴審闘争勝利のために新たな署名・カンパ運動を展開します。空港周辺・騒音下の5千軒の住民の中に分け入り、今日集まった労農学人民との連帯も強く求めて、成田空港を包囲し、空港の廃港をかちとるまで闘いぬくことを決意します。
必ず勝つと信じる 敷地内・市東孝雄さん
私は、今までどおり、必ず勝利することを信じている。11月24日、私の農地取り上げに反対するシンポにお越し下さい。
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週刊『三里塚』(S883号1面3)(2013/11/11)
市東裁判 大法廷での審理もぎとれ
控訴審へ新たな署名運動を
市東孝雄さんの農地裁判において、7月29日に強行された千葉地方裁判所・多見谷判決(「農地明け渡し命令)を打ち砕く控訴審闘争が事実上始まった。
市東さん農地裁判が係属する担当部は第19民事部と決まり、裁判長は貝阿彌(かいあみ)誠裁判長となった。すでに3回の事前折衝を行った。ここで、弁護団と貝阿彌裁判長とが対立した。控訴理由書の提出期限をめぐって、来年の3月末日を主張する弁護団と10月末日を要求する貝阿彌裁判長とのせめぎあいだ。さらに裁判長が予定していると思われるいわゆる特別警備法廷(高裁429号法廷)ではなく、大法廷(104号法廷)を使用せよとの要請に対しても、裁判長は言を左右にしている。
弁護団は2度にわたって上申書を提出して、まず、市東さん側が要求する理由書提出期限の正当性を明らかにした。
その趣旨は、市東さんの農地裁判が市東さん本人にとって生活のかかった重大な案件であること、小作権と小作農を保護する農地法の運用事例について、新たな調査が必要であること、さらに学者の意見を求めるなどの慎重を期した作業が必要であることなど、具体的事例をあげつつ、控訴理由書の作成には相当の長期間を必要とする理由があることを強調するものだ。
さらに別件、耕作権裁判(千葉地裁民事第2部白石史子裁判長から岸日出夫裁判長に交代)が、昨年10月に審理停止したままで、その判決までは数年を要することを考えれば、耕作権裁判での対象畑と一体となって耕作されている畑をめぐる本件行政訴訟・農地法裁判についてだけ、審理を急ぐ理由は存在しないことなどを説明して、来年3月末日とする控訴理由書提出期限の正当性を主張している。
また、必ず大法廷を使用するようにとの要請も強く行った。10月22日には、三里塚闘争支援連絡会議が第1回目の高裁前早朝ビラまきを行って、裁判長に、弁護団の主張するとおりの控訴理由書提出期限の設定と大法廷使用を求めた。
こうした闘いの結果、控訴理由書提出期限について貝阿彌裁判長は来年2月末日とすることを通告してきた。しかし、大法廷使用については依然として認めておらず、特別警備法廷使用を強行する構えだ。ちなみに警備法廷とは、傍聴席が30程度しかない小さな法廷で、警備しやすくなっている。
以上のように、控訴理由書提出期限および大法廷使用問題でのつばぜり合いという形で控訴審闘争は完全に始まっている。
(写真 貝阿彌裁判長に大法廷での審理を要求する三里塚闘争支援連絡会議の宣伝活動【10月22日 東京高等裁判所前】)
「国策」うち砕け
反対同盟は、控訴理由書提出期限の決定などを受けて、全力で控訴審闘争体制の構築にとりかかっている。11月3日の全国労働者総決起集会で発言した萩原事務局次長は、「動労千葉をはじめとした6000万労働者との結合で必ずや農地裁判の控訴審闘争に勝利する」「そのための新たな署名・カンパ運動に取り組む」と宣言した。
三里塚現地ではそのための準備作業に全面的に入っている。反動の牙城と言われる東京高等裁判所で、千葉地裁・多見谷裁判長の農地取り上げ判決を覆すことは簡単ではない。しかし、何が何でもその勝利を実現しよう。共通の敵・「国策」を打ち砕くため福島・沖縄・反TPPがひとつになって霞が関を席巻しよう。
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週刊『三里塚』(S883号1面4)(2013/11/11)
民主労総と8回目の交流
11・1反対同盟員が熱く歓迎
全国労働者総決起集会に参加する韓国の訪日団が11月1日、三里塚を訪れ、現地調査と交流会に臨んだ。
午後に天神峰に到着した一行は市東孝雄さん宅の作業場前に集合し、現闘員の説明を受けながら現地調査を開始した。封鎖された団結街道前のやぐらに交代で上り、滑走路と誘導路によって囲まれた市東さん宅の周囲の状況を確認。さらに市東さんの南台の畑、東峰開拓組合道路、東峰神社、横堀などを訪れ、未完成の欠陥空港の現実とそれを強制している反対同盟の闘いをつぶさに見て回った。特に東峰神社では記念撮影の瞬間、頭上約20bをジェット機が着陸し、成田空港が強制する騒音を実感していた。
夕方に三里塚現地の宿泊施設に移動した。闘争の歴史を記録したビデオ「三里塚・大地の乱」が上映され、激しい実力闘争の連続に全員の目が釘付けになった。そして現闘が用意した心づくしの料理が出され、一行の旅の疲れを癒した。
午後7時から三里塚反対同盟との交流会。伊藤信晴さんの音頭で乾杯し、北原鉱治事務局長が感激の面もちであいさつに立った。「皆さんとの交流もすでに8年。私は91歳になるが、今から70年前の時代に、皆さんの国に対して日本が過ちを犯したことをお詫びしたい。この8年間の交流は大きな希望です。労働者と農民が固く手を握り合えば、世界の平和が築ける」と歓迎の意を表した。次に、動労千葉を代表して田中康宏委員長があいさつ。70〜80年代のジェット燃料貨車輸送阻止闘争を振り返り、「三里塚との連帯を通して動労千葉は闘う組合に生まれ変わった。日本は今、改憲・戦争を進め、国家主義を振りかざし危険な道を歩もうとしている。労働組合が弱くなったことがそれを許している。民主労総に学んで、日本の労働者は団結を取り戻す」と述べた。
続いて市東孝雄さんがあいさつを行った。韓国語で自己紹介し、「農民の私にとって農地は命。それを奪うことは絶対に許せない。多くの労働組合、市民運動、全国の農民に支えられています。みなさんとともに団結して闘います」と不動の決意を表した。
これらに応え、民主労総ソウル本部のイジェウン本部長があいさつした。「今日も三里塚の現場を見た。動労千葉のジェット闘争のような政治闘争は執行部が組合員と深い討論を行うことでできる。パククネ政権で、40年前の暗黒政治に逆戻りすることが懸念される。動労千葉と長く交流し、ソウル本部にはその影響が深く及んでいる。日本で学んだことを持ち帰って闘いたい」
さらに萩原富夫さん、宮本麻子さん、ソウル本部のパクヨンチャン副本部長が連帯のあいさつを行った。そして、この日の催しの成功のために会場準備や料理づくりで奮闘した現闘と全学連現地行動隊の同志全員が紹介された。最後に全員でインターナショナルを斉唱。日韓労農連帯の熱い息吹を感じ合った。
(写真 民主労総ソウル本部との第8回目の交流会。「トゥジェン【闘争】!」の記念撮影でしめくくった【11月1日 三里塚現地】)
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週刊『三里塚』(S883号1面5)(2013/11/11)
団結街道
東京電力は10月31日、今年9月までの半年間の中間決算を発表した。そこでは、電気料金を値上げしたことや、この夏の猛暑で電力の販売量が増加したこと、リストラの強行で、売り上げが去年の同じ時期に比べて12%余り増えて、経常損益が1416億円の黒字となったとし、福島第一原発の事故以降、9月中間連結決算で、はじめて経常利益が黒字になることを発表した▼だがちょっと待て、と言いたい。除染や廃炉や損害賠償などの費用で、国家予算から莫大な金額を補助してもらっていながらどうしてそんなことが可能なのか▼おまけに電気料金を一方的に値上げして労働者人民に多大の負担をかけながら、赤字補填を受けてきたのが東電だ。その東電がどうして黒字を確保できるというのか。しかもその原発事故の対応、廃炉作業自体がまったく進んでいない。逆に汚染水流出などの「新たな3・11」と言われるほどの被害を新たに出している。その当事者が「ボロもうけ」?▼これとは別だが、「放射性物質汚染対処特別措置法」で義務付けられている除染費用の支払いを東電は拒否していることが分かった。政府が立て替えている除染費用403億円のうち67億円しか払っておらず、環境省が督促しても拒否しているという▼今後さらに発生する数兆円の除染費負担も拒否することを明言したという。「不動産価格の目減りを賠償した金額の中にこの除染費も含まれているから」というへ理屈を言い張っているが、一体、何様のふるまいか。経産省まで東電の主張に理解を示しているというのだから何をか言わんやだ▼依然として存在する「原子力ムラ」を今こそうち砕かなければならない。来春3・11闘争のうねりを。
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週刊『三里塚』(S883号1面6)(2013/11/11)
闘いの言葉
東電は、核物質を取り除く装置=アルプスが稼働すれば遮水壁は無駄になると考え手抜き工事をした。その結果、汚染水漏れ事故を起こしたのだ。
8月4日 福島第一原発の労働者
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週刊『三里塚』(S883号1面7)(2013/11/11)
《三里塚闘争裁判》
●11月14日(木)鈴木さん一坪裁判
午前10時30分
●11月19日(火)天神峰やぐら裁判
午前10時30分
●12月10日(火)団結街道裁判
午前10時30分
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週刊『三里塚』(S883号2面1)(2013/11/11)
全学連三里塚現地行動隊日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
三里塚 世界に誇る闘い
現地行動隊も韓国へ
全学連現地行動隊長 広島大学・N

(写真 熱い団結を固めた萩原進さんと全学連の交流会【10月19日 成田市東峰】)
毎年、11月の全国労働者総決起集会に参加する韓国・民主労総ソウル本部の仲間が、最初に訪れる場所が三里塚です。30人から40人のお客を受け入れるため、現地調査の案内や寝床の確保、そして交流会の会場となる駐車場にブルーシートを張る作業や、食事の用意をしたりと大忙しです。
今年は、通常10月上旬に行われる反対同盟の全国集会が下旬(10月20日)だったのでなおさらでした。
現地だけではなく、他から様々な協力を得て今年もやり抜きました。今年初のラディッシュのサラダや今年最後の人参の葉っぱの天ぷらなどの三里塚野菜をはじめ、腕を振るった料理が食べられていく様は、爽快で気持ちのいいものです。闘う者が一瞬で同志になれるという感覚は言葉の壁を越えた食べっぷり、飲みっぷりからも伝わってきます。
新自由主義攻撃は国境を越え、世界のあらゆる場所で革命を生み出しています。航空会社・空港会社の破たん的危機、安全崩壊、農業破壊が全世界的に進展する中で、三里塚闘争の持つ位置は高まっています。
民主労総と反対同盟の交流は、今年で8回を数えます。日韓・労農連帯の拠点から世界の労農連帯の拠点への飛躍が求められています。交流会の終わり近く、現闘の同志が紹介され、全学連行動隊も紹介されました。そこで東北大学のI君が若々しい決意を表明すると民主労総の仲間の表情が変わりました。学生が果たす役割の大きさにも国境はない、と実感した瞬間です。
10月19日に行われた反対同盟事務局次長・萩原進さんと全学連の交流会で萩原さんは、「10・20集会の闘争宣言で資本主義の終焉を意味するような文言をあえて入れた」と、反対同盟も一段飛躍するんだという趣旨の決意を語ってくれました。 国家権力打倒の思想、闘いの根底性を今なお50年近くにわたり保持しつつ闘い続けている世界に誇るべき闘いです。
9月29日に行われた群馬・市東さんの農地を守る会などが主催した集会前日の交流会で次のような話が紹介されました。
参議院議員の山本太郎氏がドイツの反原発闘争と交流するために訪独した時のこと。ゴアレーベンの初代委員長で「反原発の母」と呼ばれているのマリアンネ・フリッツェン(89歳)さんに会った時、「ゴアレーベンの闘いは36年になるけれど、日本の三里塚闘争は50年近くになる。私たちは三里塚のねばり強い闘いに国家権力・資本との闘い方を学んだ」と語っていたそうです。
ゴアレーベンは今年最終処分場の白紙撤回をかちとっています。三里塚のように闘って勝利したのです。今度は、このゴアレーベンの闘いの勝利を三里塚へと持ち込み、国際連帯の力で三里塚闘争を勝利へと前進させましょう。
今こそ三里塚があらゆる場所に打って出る時です。萩原進さんが訴えるように、固い絆で団結した同志・仲間がいるから闘えるのです。それは今や国境の壁を越えています。労農連帯、国際連帯の力で三里塚闘争の勝利をかちとろう!
反対同盟とともに、現地行動隊も韓国へ、全世界へと羽ばたく決意です。
(写真 民主労総との交流会で発言する全学連行動隊【11月1日 三里塚現地】)
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週刊『三里塚』(S883号2面2)(2013/11/11)
秘密保護法は戦争立法だ
戦前型弾圧に道開く暴挙
安倍内閣は10月25日、特定秘密保護法案を閣議決定し、国会に提出した。これは国家による情報統制と戦争国家体制の構築を目的とし、そのために特に公務員労働者を徹底的に監視・分断するとともに、三里塚闘争をはじめとするあらゆる労農学人民の闘いを弾圧する、断じて許せない治安立法だ。
「安保」「外交」等に関わる秘密を「保護」するというが、それらはすべて帝国主義の利益を守るためのものであって、労働者階級の目から隠す事自体が許されない。
提出された秘密保護法案は、@防衛、A外交、Bスパイなどの「特定有害活動」の防止、Cテロ活動の防止の4分野のうち、「漏洩(ろうえい)が国の安全保障に著しく支障を与えるおそれがある」と政府(行政機関の長)が判断したものを「特定秘密」に指定し、漏洩した場合、未遂も含め最高で懲役10年の厳罰を科す、とする。
それにとどまらす、政府の不正や腐敗を暴く内部告発などを徹底的に取り締まる。さらにBの「特定有害活動」は「安全保障に支障を与えるおそれのあるもの」と規定され、対象を無限に拡大できる。「特定秘密」は現時点でおよそ41万件にのぼるとされ、何が特定秘密なのかは明らかにされず、裁判所も確認できない。第3者のチェックも働かないとんでもない代物だ。
(写真 特定秘密保護法制定の攻撃に対して、2800人の労働者・人民が集まって安倍政権に対する怒りを突きつけた【10月29日 日比谷野外音楽堂=平和フォーラム主催】)
教唆でも懲役5年
また情報を取得した側も(未遂も含めて)懲役10年、さらに情報を得るために「共謀」「教唆」「扇動」した者も懲役5年とされ、公務員だけでなく全人民が弾圧の対象だ。例えば自衛隊の活動内容や原発関連の情報などを手に入れるために、市民団体などが公務員に働きかけるだけで「情報漏洩の教唆」に当たる。 さらに特定秘密を扱う公務員らには、政府が「適性評価」と称して、親族まで含めた徹底的な身辺調査を行う。
本法案は何より、集団的自衛権の解禁と一体の戦争立法であり、戦前の軍機保護法(1899年制定、1937年に改悪)や国防保安法(41年制定)に相当する弾圧立法だ。そしてこの悪法を1カ月にも満たない短期間で、数を頼みに強行しようというのが安倍政権だ。断じて許してはならない。
その背景には、米帝の新軍事戦略と一体で日米の戦争体制構築を図る狙いがある。07年に締結されたGSOMIA(軍事情報包括保護協定)では、日米が同等の秘密軍事情報の保護措置をとることが明記されていたが、昨年8月にCSIS(戦略国際研究センター)が発表した「アーミテージ・ナイ報告」は、「日本の現在の機密保全の法的枠組みは米国の水準に達していない」と指摘し、今回の秘密保護法の制定を露骨に要求していた。
そして、安倍自身が強調している「積極的平和主義」という名の戦争のめり込み政策と一体の攻撃だ。「積極的平和主義」の中には「日本も大国の一員として行動することを目指す」という趣旨の、明らかに対米対抗的な安倍政権の思惑が含まれている。
この極悪の治安弾圧立法に対し、すでに多数の労働者人民が反対している。政府が9月に実施したパブリックコメントには、わずか15日間で9万件以上の意見が寄せられ、その77%が法案に反対だった。閣議決定の直後には、官邸前金曜行動で秘密保護法反対の声が上がり、日本ペンクラブ、日本雑誌協会、日本書籍出版協会、新聞労連なども反対声明を発表、28日には憲法・刑事法の研究者ら265人が反対の共同声明を発表した。三里塚反対同盟も10・20全国集会のスローガンの中の一項として秘密保護法反対を盛り込んだ。労農学人民の怒りで秘密保護法阻止せよ。
(写真 「戦前の軍機保護法の再来だ」と秘密保護法に反対する弁護士【10月14日 東京新聞】)
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週刊『三里塚』(S883号2面3)(2013/11/11)
またもや国交省が24時間化攻撃
有識者会議を立ち上げ
国土交通省は11月1日、羽田や成田など首都圏空港の中長期的な発着枠の拡大に向けた有識者委員会なるものを立ち上げ検討を始めた。委員会は「タブーなし」(委員長の家田仁東大教授)を掲げ、羽田の滑走路増設や成田の発着時間制限の緩和などを議論するという。
羽田と成田の両空港の年間発着枠は2014年度に約75万回に増やす予定。だが、国交省は「航空需要の拡大で20年代には発着枠が不足する」とのデタラメな予測を口実に、20年開催の東京五輪も使って、あらためて成田・羽田の容量拡大攻撃を本格化させてきた。
記者会見した家田委員長は「短期的には東京五輪がターゲット」としつつ、より中長期的な対応も含め発着枠の拡充策を検討するとした。委員会は月1回のペースで議論を重ね、今年度中に技術的に実現可能な発着枠の拡大策を洗い出すという。そして、国交省は来年度から航空会社や自治体などと合意形成に入る、というのだ。
10月24日には、関東地方知事会議が、「東京五輪開催にむけて成田、羽田領空の機能強化の支援を国に求める」なる決議を行い、露骨に成田空港の24時間化を求めている。空港利権屋たちによる騒音地獄拡大への大合唱を許してはならない。
すでに9月26日には、国土交通省の交通政策審議会・航空部会で「23時から朝6時までの運用制限についてタブーを打ち破るべきだ」との論議が行われたばかりだ。今年の3月31日に、成田深夜飛行を1時間延長した時にNAAは「住民のみなさまの生活と健康については十分配慮します」と約束していた。まさにその舌の根も乾かぬうちに再び飛行時間制限の緩和をゴリ押ししてきた。
成田空港がいかに人の生活を生命をかえりみない金もうけと利権の道具であるかを示している。「空港との共存共栄」の化けの皮ははがれた。内陸空港・成田の矛盾は極点に達している。反対同盟は11月中旬に、第7回目の周辺一斉行動で、国交省・空港会社による24時間空港化攻撃と対決する方針だ。空港利権という私利私欲のために、周辺住民の生活と健康を犠牲にして構わないとする欠陥空港・成田を廃港に追いこもう。
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週刊『三里塚』(S883号2面4)(2013/11/11)
第3誘導路裁判 NAAを追及
睡眠被害の実態暴露
10月28日、千葉地裁民事第3部(多見谷寿郎裁判長)で、第3誘導路認可取り消し裁判の口頭弁論が開かれた。三里塚芝山連合空港反対同盟、現地支援、動労千葉など多数がかけつけ、顧問弁護団とともに弁論闘争を闘いぬいた。
この日弁護団は証拠の甲47〜甲52および準備書面11を提出して、趣旨を陳述した。その内容は、暫定滑走路と第3誘導路によって騒音をはじめとした周辺住民の暮らしと生命を脅かす事態が起きていることを弾劾し、暫定滑走路の供用差し止めと第3誘導路の認可処分取り消しを求めるものだ。
この間、7月16日、9月10日と連続して東峰部落で航空機の部品が落下する事故が起きた。成田市も見過ごすことができず、成田空港会社(NAA)に対して再発防止の申し入れを行った。こうした事実を指摘し、暫定滑走路が周辺住民に生命の危険、恐怖を与えていることを示した。
また今年の3月31日に、NAAと国交省が深夜の運用制限を緩和した結果、深夜の飛行便が増え、周辺住民の睡眠妨害が起きている事実をデータを持って示すとともに、航空機騒音による睡眠妨害の具体的調査の結果や、アメリカやWHOによる具体的知見などを示して、被害の重大性を指摘した。他方、この間の増便、暫定滑走路の使用頻度の上昇で、成田空港周辺住民の間でも、1日に平均15度もの睡眠妨害があったことなどを指摘し、結論として、暫定滑走路の供用、とりわけ第3誘導路の供用が市東さんの暮らしと健康に重大な影響を及ぼしていることを明らかにし、暫定滑走路の供用差し止めと第3誘導路の認可の取り消しを強く求めた。
閉廷後、千葉県弁護士会館で記者会見と報告会を行って闘いの成果と今後の方針を確認し合った。
(写真 弁論の後、報告会を行って成果を確認した【10月28日 千葉県弁護士会館】)
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週刊『三里塚』(S883号2面5)(2013/11/11)
ス労自主が初めての現地調査に
11月2日、スタンダードバキューム石油自主労組の入江史郎委員長はじめ10人が、初めて三里塚の現地調査を行った。市東孝雄さん宅のヤグラに上り、市東宅と畑を滑走路と第3誘導路で囲む追い出し攻撃の現状を実体験。さらに、天神峰南台の市東さんの畑、東峰神社と回り、三里塚現闘の拠点も訪れて交流を深めた。「農地法による農地の取り上げは戦後憲法体制破壊攻撃の一環だ」「われわれみんなの課題」と感想を語ってくれた。
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週刊『三里塚』(S883号2面6)(2013/11/11)
11・4国際連帯集会で韓国、独との団結拡大
“世界に闘う労組を”
11月4日、労働者国際連帯集会が千葉市内で開催された。オープニングでは、反原発、民営化反対、非正規職撤廃を共通のスローガンに全世界で立ち上がる労働者の映像が流され、新自由主義攻撃と対決する闘いの前進が共有された。反対同盟からも宮本麻子さんが参加した。
主催者の動労千葉・田中康宏委員長は、「労働者の持つ無限の力を確信し、国際的団結をつくろう。安倍政権の戦争政策と対決し、憲法改悪反対労組声明をもって労組を組織しよう」と力強く呼びかけた。
韓国民主労総からは、労組解体攻撃と対決し、民営化阻止・非正規職撤廃を闘う5名が発言にたった。イジェウン・民主労総ソウル地域本部長は「公共部門の民営化を阻止し、労働者階級の闘いを大衆運動の流れと一つにしよう」と訴え、解雇者復職特別委員会のイホドン議長は「路線、義理、人情、指導部と一般組合員との間の信頼関係など、日本の運動から学び感銘をうけた。民営化を阻止し必ず勝利する」と訴えた。投機資本監視センターのイデスン共同代表は労働者の生活を防衛する重要性を強調し、政府が労組を認めない中で結成された公務員労組が闘いの前進を報告、200日を超える籠城を闘い職場に復帰した才能教育の労働者から闘いが報告された。休憩後、国境を越えた様々な国の労働歌が演奏され、会場を一つにした。
ドイツ機関士労組のクルト・シュナイダーさんは1047名闘争への連帯を表明し、鉄道・工場占拠の闘いを「われわれの工場に手を出すな」と書かれた布を広げて紹介し、「皆さんの闘いは我々の闘い、われわれの闘いは皆さんの闘い」と訴えた。在日・滞日の労働組合・団体からも、労働者の力で闘おうと呼びかけられた。
国鉄闘争全国運動呼びかけ人・大野義文さんは施政方針演説を批判、動労水戸書記長・木村郁夫さんは、「青年の決起で力関係が逆転した。竜田延伸阻止闘う」、福島診療所建設委員会呼びかけ人佐藤幸子さんは「未来の労働者を守らない政府にNOを」、ふくしま共同診療所医師杉井吉彦さんは、長期強靭な医療活動のための世界的連帯を呼びかけた。椎名千恵子さんから来年3・11福島行動への呼びかけ文の一部が紹介された。最後に、動労千葉国際連帯委員会が「労働者・民衆が生きることができない現実を生み出す支配は長続きしない。仲間を信頼し、階級解放のために全世界に労組をつくろう。来年に再会しよう」と締めくくった。
(写真 集会の最後に国際連帯の強化を誓い合いインター斉唱を行った【11月4日 千葉市】)
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週刊『三里塚』(S883号2面7)(2013/11/11)
北総の空の下で
11月1〜3日
3日連続被写体に
11月1日、2日、3日、立て続けに現闘の仲間とカメラに納まる次第となりました。1日は民主労総歓迎会にて。労働者集会参加のために来日した闘争団の初日は、三里塚の現地調査と歓迎会が恒例化しました。民主労総30名と動労千葉、反対同盟他総勢70名が集う会場作りは、駐車場にシートを張って屋根とライトを付けることから始まります。料理・宿泊等、現闘総力で準備した歓迎会の最後は、全員が入り乱れてカメラに向かって「トゥジェン!」。
翌2日、民主労総を送り出して跡片付けを済ませた昼食時、思いがけない訪問者がありました。スタンダードバキューム石油自主労動組合(ス労自主)の面々10名です。各地のメンバーが、労働者集会の前日に三里塚の現地調査に訪れて、差し入れを持って現闘に寄ってくれたのです。集会で顔なじみの人たちが主でしたが、短い交歓の後皆で記念撮影をして、より身近な存在になりました。いただいた焼酎も美味でした! 11月3日は、労働者集会当日です。萩原進事務局次長と市東孝雄さんが発言する間、反対同盟と農民会議に混じって、現闘も登壇しました。初めてのことで慣れないポジションでしたが……。
日々の活動、国、性別、年齢、闘いの現場は様々ですが“1人は皆のために、皆は1人のために”つながることができます。肩を組んでインターを歌い、1枚の写真に納まることで、明日からまた闘うエネルギーが生まれます。 北里一枝
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週刊『三里塚』(S883号2面8)(2013/11/11)
三芝百景 三里塚現地日誌 2013
10月23日(水)〜11月5日(火)
●三里塚闘争支援連絡会議は、京成成田駅前で、「東京高裁・貝阿彌裁判長は大法廷を使え」と訴える情宣活動を行った。(23日)
●関東地方知事会議が都内で開かれ、東京五輪開催にむけて成田、羽田両空港の機能強化の支援を国に求めることを決めた。(24日)
●千葉地裁(民事第3部・多見谷寿郎裁判長)で、第3誘導路許可処分取り消し訴訟の弁論を闘った。(28日)
●三里塚現闘と全学連三里塚現地行動隊は、京成成田駅前で、11・3集会への呼びかけ、情宣活動を行った。(29日=写真)
●格安航空ジェットスター社が業績不振から110億円の増資を受けることを決めた。(29日)
●三里塚闘争支援連絡会議は京成成田駅前で「秘密保護法絶対反対」と題したビラをまき、マイクを使ったアピールで情宣を行った。通りかかった男性は「今の反対運動についてもっと知りたい」と話しかけてきた。(30日)
●三里塚現闘はこの日朝、成田市役所前において11・3全国労働者集会への結集を訴えるビラまきを行った。(31日)
●11・3全国労働者集会に参加する韓国の代表団が三里塚を訪れ、現地調査および動労千葉・反対同盟との交流会を行った。(1日=1面に記事)
●国土交通省は、羽田や成田など首都圏空港の中長期的な発着枠の拡大に向けた有識者委員会を立ち上げ、検討を始めた。(1日=2面に記事)
●スタンダードバキューム自主労働組合の労働者が三里塚の現地調査を初めて行った。(2日=2面に記事)
●11・3労働者集会に反対同盟、三里塚現闘、全学連三里塚行動隊が参加した。反対同盟を代表して萩原進事務局次長、市東孝雄さんが発言、農地裁判の控訴審闘争勝利を訴えた。(3日=1面に記事)
●11・4国際連帯集会に反対同盟、三里塚現闘、行動隊が参加した。(4日)
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