ZENSHIN 2010/02/22(No2428 p06)  |









週刊『前進』(2428号1面1)(2010/02/22 )
3月スト決起から3・20イラク反戦へ
国鉄1047名闘争解体許さず解雇撤回の原則貫き団結しよう
三里塚「団結街道」廃道攻撃粉砕を


2・13国鉄闘争 【上】新宿駅南口のJR東日本本社に向かってデモで進撃【下】集会をかちとり「団結がんばろう」(代々木公園)
2・1〜2動労千葉ストと2・13JR東日本本社大デモは、第2次国鉄決戦の爆発の火ぶたを切った。国鉄闘争をさらに爆発させて、民主党・連合政権打倒へ攻めのぼろう! 国鉄・三里塚・沖縄・法大決戦を一つの階級決戦、革命的大衆行動として爆発させよう。今や資本家階級と労働者階級が真っ向から激突する政治的・内乱的な大動乱期が到来している。階級闘争の主導権を握っているのは、動労千葉派、11月集会派であり、労働者階級だ。2・25三里塚現闘本部裁判判決に対し、千葉地裁を揺るがす1000人の大デモに決起しよう! 3月春闘ストから3・20イラク反戦闘争へ進撃しよう!
青年労働者が決起を開始
JR東日本による検修全面外注化、ライフサイクル強制配転の攻撃と、2月末にも到来する国鉄分割・民営化の決着をめぐる重大局面のただ中で、動労千葉は48時間ストを打ち抜いて大反撃し、さらに2・13JR東日本本社闘争が大爆発した。これは決定的な意義ある闘いとなった。今や動労千葉派が国鉄闘争と日本労働運動の主流派になる時が来た。
世界大恐慌が進行し、大失業攻撃が激化している今こそ、国鉄1047名解雇撤回と検修全面外注化阻止の国鉄決戦の爆発をかちとり、プロレタリア革命勝利を切り開く絶好の情勢の到来だ。民主党・連合政権と4者4団体派による国鉄闘争解体策動を断じて許さず、動労千葉を先頭にさらに闘いぬこう。
動労千葉は、労働者と労働運動の未来をかけて48時間ストを打ち抜き、第2次分割・民営化阻止決戦に、全組合員が意気軒高と突入した。その先頭に平成採の青年労働者が立っている。このことは国鉄分割・民営化の破産を突き出し、資本と権力を恐怖のどん底にたたき込み、逆に全労働者に勇気と展望を与え、闘いの活性化と高揚を生み出している。
動労千葉は、仲間の強制配転に対し全員がストライキに立ち上がり、団結を固め、組織拡大をも実現して、資本に大打撃を与えている。世界大恐慌が爆発し、労働者階級の憤激が高まり、革命的情勢が成熟している時代のただ中で、動労千葉は勝利の展望を完全に指し示している。
「この闘いをやりぬけば、今はまだ団結する手立てを見いだせていない無数の労働者の怒りの声が堰(せき)を切ったように流れ出す。今日はまだおとなしい労働者の大反乱が始まる。われわれはそのことを確信して立ち上がる」(動労千葉の闘争宣言)
この動労千葉の確信と高揚感に満ちた闘争宣言を、全労働者のものとして闘おう。
決定的な反合運転保安闘争
動労千葉は、1972年の船橋事故闘争を闘う中で確立してきた反合理化・運転保安闘争路線の実践をもって、組合員の団結を強化し、強制配転と闘い、解雇撤回・外注化阻止を闘っている。動労千葉は事故の責任を労働者に転嫁することを断じて許さず、「事故の原因と責任は、合理化を強行する資本にある」ときっぱり断言して、合理化絶対反対を貫いてきた。そして仲間を全員で守り、組合の階級的団結をうち固めてきた。
資本主義は、労働力を商品化し、剰余労働を極限まで搾取することを資本のあくなき増殖運動として繰り返す。そのために機械やコンピューターの導入、労働時間の延長や賃金カット、人員削減や労働強化など、あらゆる形で合理化攻撃を行う。だから資本との闘いは、最初から合理化との闘いだ。
合理化絶対反対を貫くことは、資本主義にノーをたたきつけ、労働者の団結を強化・拡大する闘いだ。まさに合理化絶対反対闘争は資本主義の否定と打倒にまで突き進む闘いであり、実践でその立場が問われるのだ。
世界大恐慌のもとで、資本による合理化攻撃が安全・事故問題を深刻化させている。日本航空の経営破綻と国策的救済による3人に1人の首切り(1万6千人の大量解雇)は、安全・事故問題に直結している。またトヨタ車のリコール問題、この間の新幹線の連続的な事故が示すように、資本主義の合理化と利潤追求は、安全崩壊・事故激発に行きついている。
国鉄を先頭に、全逓、自治体、教労の4大産別を始め、あらゆる産別・職場で、反合理化・運転保安闘争路線を確立し、実践して、より団結を強化して闘おう。
この中で、資本主義救済の連合・全労連指導部を打倒しよう。そして何よりも1047名闘争を最後的に売り渡す4者4団体派を断じて許さず、団結を固め、配転阻止、解雇撤回・検修外注化阻止へ断固闘いぬこう。
大恐慌と世界的財政破綻
資本主義・帝国主義を打倒し、プロレタリア世界革命に勝利する時代が到来した。世界の資本家どもの「景気回復過程に入った」という願望など吹き飛ばす激しさで、世界大恐慌は深化・発展している。
大恐慌対策のための天文学的規模の財政投入が、逆に未曽有の財政危機を全世界で爆発させている。とりわけギリシャでは、国家財政が破綻し、EU管理下で公務員賃金凍結、社会保障削減、増税を打ち出した。それが労働者の怒りに火をつけ、公務員労働者45万人のゼネストが爆発した。
一方、日本帝国主義の財政破綻はギリシャをはるかに超えている。09年末の国の借金(債務残高)は871兆円で、今年3月末には900兆円を突破する。財務大臣の菅直人は、「3月から消費税率引き上げの議論を始める」と発言、行政刷新大臣の枝野は「国の出先機関の統廃合で3万5千人の国家公務員を削減する」と言い出した。民主党・連合政権こそ、消費大増税と公務員労働者の大量解雇を強行する政権だ。しかしそれは労働者階級の総反乱を必ず爆発させるのだ。
他方で、支配階級は分裂して死闘を演じ、政治危機を深め、労働者を支配する力を完全に失っている。資本家どもは、迫り来る労働者階級の怒りの総反乱に恐怖しきっている。すでに動労千葉ストと2・13闘争の爆発によって、第2次国鉄決戦と内乱的激突の火ぶたは切られた。
国鉄決戦の前進を基軸に
この中で民主党・連合政権は、国鉄、三里塚、沖縄、法政大という労働者人民の闘いの拠点の圧殺に躍起となっている。だがこれは資本家どもの断末魔の叫びであり、攻撃は矛盾と破綻に満ちている。労働者が職場で団結して闘えば、敵の攻撃は逆にすべてが敵の墓穴に転化するのだ。
法大決戦を見てほしい。弾圧に次ぐ弾圧が、逆に闘う学生の団結を強固につくりだし、団結は国境を越え、革命のリーダーを次々と生みだしているではないか。国鉄を基軸に、三里塚、沖縄、法大決戦を一つの階級決戦として闘い、民主党・連合政権打倒の大闘争を爆発させよう! 世界大恐慌下での3月春闘ストから3・20イラク反戦7周年全世界一斉デモの大爆発に向け進撃しよう。
2・25三里塚闘争(現闘本部裁判判決)に全力で決起しよう。さらに団結街道の廃道化攻撃粉砕、農地死守へ連続的に闘おう。2〜3月成田市議会闘争に立とう。
44年間にわたって日帝と闘って勝利してきた三里塚闘争を解体することなど絶対にできない。三里塚闘争解体攻撃は、逆に労働者と農民の怒りに火をつけ、階級闘争の内乱的発展を切り開く。民主党・連合政権は、沖縄・辺野古への基地建設が「第二の成田闘争」になることに心底から恐怖している。階級闘争の主導権を握り、民主党・連合政権を追いつめているのは三里塚闘争だ。その正義性と歴史的勝利性だ。2・25闘争を圧倒的に打ち抜き、さらに団結街道廃道化粉砕・市議会闘争を闘い、3・28三里塚現地集会に全国から大結集しよう!
沖縄闘争は、民主党・連合政権を根本から破綻に追いつめている。「普天間基地即時閉鎖・辺野古新基地絶対阻止」をかちとれ。4・28闘争から5・15沖縄現地闘争へ前進しよう!
自治体労働者は、社会保険庁525人分限免職者との団結をうち立て、2・27社会保険労組解散大会へ怒りの弾劾行動に立とう。教育労働者は、「日の丸・君が代」不起立闘争に団結して決起しよう。「教育の民営化」粉砕の闘いを断固前進させよう。
東京地裁は、2・5法大入試情宣で不当逮捕された法大生ら6学生の勾留延長を決定した。絶対に許すな! すべての労働者の怒りを結集し6学生を絶対に奪還しよう!
闘う青年労働者はマル青労同に、闘う学生はマル学同に結集しよう。ともにプロレタリア世界革命の勝利に向かって闘おう!
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反動判決粉砕! 本部破壊許すな! 市東さんの農地を守りぬこう!
2・25現闘本部裁判闘争
2月25日(木)午前9時
千葉市中央公園結集 千葉地裁包囲デモへ
午前10時半開廷 千葉地裁601号法廷
呼びかけ/三里塚芝山連合空港反対同盟
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週刊『前進』(2428号1面2)(2010/02/22 )
法大入試情宣不当弾圧
6学生を即時奪還しよう
不当捜索・勾留延長に怒りを
16日、東京地裁は2・5法大入試情宣弾圧で逮捕された6人の学生に対して、不当にも10日間の勾留延長を決定した。大学の外の公道でビラをまいただけで、何が「威力業務妨害」か! 公安が自分から転んでおいて、何が「公務執行妨害」か! 徹底的に弾劾し、6学生の即時奪還へ闘おう。
2・5弾圧の核心は何か。学生たちは、違法な「営業権」をもって学生を商品化する法大の実態を暴露・弾劾し、ともに闘うことを呼びかけた。そのことをもって逮捕したのである。日帝権力は法大闘争の一層の発展に恐怖し、「これは戦争だ」(取り調べ検事)と宣言して襲いかかっている。彼らは、「これは政治弾圧だ。法大以外で同じことをやったら問題になる」とデッチあげ弾圧であることを自認している。このことはまた、法大当局が積極的に警察の手先となり、法大門前を憲法停止の戒厳令下に置くということだ。
2・5不当逮捕の後、警視庁は広島、富山、仙台、東北大学、東京の学生アパート、東京の前進社本社など6カ所を不当捜索した(19日現在)。逮捕の違法・不当をごまかすために、学生たちが「法大のキャンパスで情宣をしていた」とうそを言って捜索許可を取ったことも明らかになった。裁判所も警察のうそ、デッチあげを追認した。本当に許せない。
法大入試情宣に対する1・29仮処分決定と2・5不当逮捕は、破防法型=治安維持法型の弾圧だ。1月29日に東京地裁は、入試期間中、キャンパス周辺で全学連と法大文化連盟が情宣活動を行うことを禁止する仮処分決定を行った。「違反すれば100万円を支払え」というのだ。こんなむちゃくちゃな決定があるか! そもそも「営業権」など、法律的にも存在しない。それを法大の言うがままに裁判所が認め、一度の審尋も開かずに仮処分を決定した。
何もかもむちゃくちゃだ。権力は労働者・学生の闘いに追いつめられ、なりふり構わぬ弾圧に出ているのだ。
われわれの回答は鮮明だ。2・13国鉄集会で法大文化連盟の斎藤郁真委員長が発言したように「社会を動かしているのは労働者・農民であり、次の時代を担うのは学生です。われわれの未来を取り戻さなければならない」のだ。
(写真 2・13集会で登壇した法大文化連盟と全学連の学生たち。発言は斎藤君【代々木公園】)
開示公判で6学生と合流
6学生の勾留理由開示公判が15日、東京地裁で行われた。前代未聞の弾圧に加担したのが、刑事第14部の鈴木巧裁判官らである。鈴木は司法改悪の先頭に立つ人物だ。完黙を貫き元気に出廷した6学生と弁護団、法大文化連盟と全学連の仲間、そして動労水戸の闘う労働者らが、気持ちをひとつにして鈴木裁判官を徹底的に追い詰めた。
弁護団がビラまきの様子を写真で示して「どこが威力業務妨害か」と問いただしたのに対して、鈴木は何ひとつ具体的に答えられなかった。
「ビラまきだけで逮捕―23日間の勾留」など断じて許されない。全国声明運動を軸にして政治的・社会的大反撃をたたきつけ、6学生を直ちに奪還しよう。
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週刊『前進』(2428号1面3)(2010/02/22 )
前進速報版から
▼ベルギーで鉄道労働者が列車衝突事故に抗議スト▼ギリシャ労働者がEU体制揺るがすゼネスト▼ビルマで繊維労働者ら4000人スト
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週刊『前進』(2428号2面1)(2010/02/22 )
与党3党への「白紙委任」を拒否し解雇撤回・外注化阻止へ総決起を
国鉄闘争の重大局面に際し訴える
国鉄1047名闘争は、その解体を許すのか、あくまで解雇撤回を貫くのかという、かつてない重大な決戦を迎えている。民主党・連合政権は、全体重をかけて1047名闘争の解体に乗り出してきた。自民党を含む支配階級やJR資本、JR総連カクマルはもとより、4者4団体路線のもとで闘いを内部から破壊しようとうごめいてきた日本共産党や社会主義協会派など、一切の体制内勢力がここに群がり、1047名闘争の終結に向けて全力を挙げ始めた。われわれは重大な決意を込めて、この策動を根底から粉砕する総力戦に立つ。
4党合意の二の舞い
4者4団体は2月3日、「和解協議の場を設けようとしない鉄道運輸機構に対し抗議する」とする声明を出した。この背後には、与党が1047名闘争の最後的解体に向けて動き始めたという事態がある。
4者4団体は1月27日、鉄運機構に対し、協議の場を設けるよう要請したが、鉄運機構は「あまりにも要求に隔たりがありすぎて、交渉にはなじまない」とこの要請を一蹴した。こうした形で、支配階級は4者4団体指導部に一層の屈服を迫ってきたのである。
4者4団体一部指導部は、昨年12月25日に民主党、社民党、国民新党の与党3党が鉄運機構に行った申し入れにすがりついている。この申し入れの中で、与党3党は「4者4団体は、最高裁判決で示されたとおりJRに法的責任がないことを確認する」と言い放っている。つまり「JRに法的責任なし」が、「解決」の大前提になっているということだ。これは、00年の4党合意とまったく同じだ。1047名闘争を敗北のうちにたたきつぶすことが、与党3党の目的なのだ。
与党の「解決案」は、2月末にも出されると言われている。その内容が、「雇用・年金・解決金」という4者4団体の要求を真っ向から踏みにじるものとなることは明らかだ。4者4団体一部指導部は、解雇撤回を捨て、「JRに法的責任なし」をあらためて認めた。その屈服につけ込んだ与党が、なにがしかの金をちらつかせることはあっても、「雇用・年金」の要求など認めるはずがない。
解決案の策定作業には、国交省政務官の三日月大造もかかわっている。国鉄分割・民営化の先兵になったJR連合の三日月に、4者4団体一部指導部は1047名の命運をゆだねたのだ。
4者4団体主催の2・16集会は、「政府を刺激しないために」としてデモもやらず、労働者の誇りをことごとく敵に売り渡す惨状を呈した。こうした4者4団体一部指導部の屈服が、屈辱的「解決案」で1047名闘争を終わらせる敵の攻撃を引き出したのだ。
2月3日の4者4団体の声明は、与党から解決案が示されれば、無条件でそれを受諾するということにほかならない。4者4団体一部指導部は、3与党に一切を「白紙委任」し、そうした「解決」へのあらかじめの屈服を闘争団員から取り付けようと必死になってあがいている。
彼らの裏切りはそれにとどまらない。敵階級の攻撃は、国鉄分割・民営化に対する抵抗の一切を根絶し、国鉄分割・民営化に反動的に決着をつけるということだ。そして、検修外注化を軸とするJRの大合理化を強行するとともに、全産別において外注化・非正規職化の攻撃を一層推し進めるということだ。4者4団体一部指導部は、その攻撃の最先兵になったのである。
原点は“解雇撤回”だ
だが、1047名が解雇撤回なき屈辱的「解決」を認めることなど断じてありえない。1047名は、こんな屈辱にまみれるために闘ってきたのではない。労働者の誇りを奪うことは誰にもできない。解雇撤回・JR復帰こそ労働者の魂であり、1047名闘争の原点だ。
1047名闘争の意義は、今日ますます明らかになっている。
大恐慌情勢下、日本帝国主義には〈戦争・改憲、民営化・労組破壊〉の攻撃を貫く以外にいかなる延命策もない。その攻撃は、とりわけ4大産別労組に集中している。北海道教職員組合に対する攻撃は、民主党・連合政権下で4大産別をめぐる攻防が決定的な焦点になっていることをあらためて突き出した。
この間、民主党・連合政権がやってきたことは何か。社会保険庁労働者525人の分限免職と非正規職化、日航労働者1万6千人の首切りと年金大幅削減だ。大恐慌情勢下、ブルジョアジーは徹底的な首切りと外注化・非正規職化の攻撃を、今まで以上に激化させている。だからこそ彼らは、1047名闘争をたたき伏せようとしているのだ。1047名闘争の継続は、日本帝国主義の打倒に直結するからだ。
だが、大首切りと極限的な賃下げ、非正規職化に対する労働者の怒りは、青年を先頭に激しく噴出しつつある。その怒りが1047名闘争と結合し、闘いに転化することを民主党・連合政権は心底恐れているのである。その恐怖は、JR総連カクマルや日本共産党、社会主義協会派など、一切の体制内労組幹部にも共通する。彼らは、1047名闘争の圧殺者となることによって、延命を図ろうと策している。
JR体制打倒と一体
民主党・連合政権が仕掛けてきたこの攻撃を打ち破った時、1047名闘争は勝利の道を突き進むことができる。大恐慌情勢下、ますます激化する資本の攻撃に対する労働者の怒りを束ね、その先頭に立って闘いぬけば、JR資本や国家権力を打倒して、解雇撤回を手にすることができるのだ。
国鉄分割・民営化以来の新自由主義の攻撃への、労働者の怒りの反撃は開始されつつある。動労千葉の2月1〜2日の48時間ストライキと2月13日の全国労働者総決起集会は、JR東日本の検修外注化を阻止し、1047名の解雇撤回を労働者の実力によって実現する圧倒的な展望を押し開いた。
2月13日、動労千葉とともに決起した1850人の労働者は、JR東日本本社を直撃するデモを貫徹し、「1047名解雇撤回」の怒りのシュプレヒコールをとどろかせた。
ここに、1047名解雇撤回をかちとる現実的な勝利の道が指し示された。動労千葉を先頭とする11月集会派は、国鉄闘争を勝利に導く主導勢力に躍り出たのである。
今、JR東日本は検修部門外注化を切っ先に、第2の国鉄分割・民営化と言える激しい合理化攻撃に乗り出している。だが、これに対する断固とした反撃は、JR体制を根底から揺り動かし、国鉄分割・民営化体制打倒の突破口を押し開いている。
とりわけ、動労千葉に結集した平成採の青年労働者の怒りが、この闘いを牽引したことは決定的だ。検修外注化に対する青年労働者の怒りは、「尼崎事故を絶対に許さない」という決意に裏打ちされて、激しく噴き出している。それは、1047名の首切りを強行したJR総連カクマルへの怒りと結びつき、1047名闘争に続いて闘おうという気運が生まれている。JR体制を覆す闘いは、力強く開始された。この闘いと結合し、階級的労働運動を復権させてこそ、1047名闘争に勝利することができるのだ。
JR総連を解体せよ
動労千葉の鉄建公団訴訟は、1047名のJRからの排除が、JR総連カクマルの「不良職員排除」というファシスト的要求と、それを受け入れた現JR東海会長の葛西敬之を始めとする国鉄当局によって強行されたことを暴き出した。
カクマルと国鉄当局によるこの不正義を打ち砕き、1047名に強いられた屈辱を振り払うためには、解雇撤回を実力でもぎりとる以外にない。
国労5・27臨大闘争弾圧被告団の闘いは、1047名解雇撤回闘争の正当性と、4党合意を受け入れ、鉄建公団訴訟原告を統制処分にかけようとした国労本部の不正義性を司法権力に認めさせた。その勝利の上に、暴力行為処罰法と共謀認定を根本から打ち砕いた被告団の闘いは、原則を貫けば勝利できることを実証したのだ。
そこに貫かれているのは1047名解雇撤回をあくまで貫く不動の意志だ。これは本来、1047名の一人ひとりが持っていたものだ。その原点を今こそ貫こうではないか。
4者4団体一部指導部による屈辱的「解決」を打ち砕き、あくまで解雇撤回へ闘おう。国鉄分割・民営化以来の24年の苦難に満ちた闘いが真の勝利を実現する時は来ているのである。
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週刊『前進』(2428号2面2)(2010/02/22 )
社保労組の解散大会を許すな
自治労本部は525人の分限免職者を切り捨てるのか!
2月27〜28日に茨城県つくば市で自治労全国社保労組と社保非常勤労組の解散大会、ねんきん機構労組の第2回大会、そしてねんきん機構労組、協会けんぽ職員労組、厚生労働省行政関係職員労組の3単組を傘下に置く自治労社会保険関係労組連合(社保労連)の「結成大会」が開かれる。
この一連の大会で自治労本部と社保労組本部は、厚労省・社保庁から分限免職処分を受けた525人を切り捨て、社保労組を解散して組合自体をなくすことで解雇撤回闘争をつぶそうとしているのだ。労働組合にあるまじき裏切りだ。社保労組の旗を守り、1人の首切りも許さず、525人の分限免職者とともに解雇撤回闘争に取り組むのが労組のあり方だ。
(写真 1月4日に行われた自治体労働者総決起集会で、国鉄・社保決戦突入を宣言した【東京】)
本部が協力
自治労本部はこの間、社保庁の正規・非正規職員2万人余りをいったん全員解雇する社保庁解体攻撃と闘わないどころかこれに協力し、「分限免職回避」「雇用確保」と称して自主退職を迫ってきた。だがそのもくろみは破産し、自主退職を拒否した525人の分限免職の決起を生み出した。(このほか150人が厚生労働省の非常勤職員に、60人が日本年金機構の准職員に採用された。他方、数千人の非正規職員が雇い止めにあった)
年金機構は、賃金大幅カットで、早朝・深夜の残業と過密・過重労働が強いられる労働監獄と化している。密告と「不正摘発」が奨励され、過去にさかのぼって解雇も含む処分が発動される。しかも2年後に年金機構は廃止、国税庁と統合され歳入庁が発足。再び全員が解雇されるのだ。
社保庁解体・2万人首切り攻撃は、80年代の国鉄分割・民営化・20万人首切り攻撃を上回る道州制・丸ごと民営化=360万公務員首切り攻撃の突破口なのだ。これは自治労・日教組を中心とする公務員労働運動解体攻撃であり、国鉄を軸とする4大産別労働運動壊滅の大攻撃の一環だ。
そのために、歴代自民党政権による年金制度の破綻と不明年金記録問題の爆発の責任を社保庁の労働組合に転嫁し、デマゴギーで労組をバッシングした。国鉄赤字を労働組合のせいにし国賊キャンペーンを張ったのと同じやり口だ。自治労本部・社保労組本部(と全労連・全厚生)はこの労組破壊攻撃に屈し、年金機構設立に協力することで延命を図ったのだ。
つくば現地へ
だが理不尽このうえない不採用通知に憤る大多数のランク&ファイル(現場一般労働者)は、自主退職を強要する本部の指導を拒否し、年金機構の正規職員としての採用を要求した。
自治労本部と民主党・連合政権は「このままでは大量の分限免職者が出て国鉄闘争のような闘いに発展しかねない」と恐れた。長妻昭厚労相は厚労省の非常勤職員と年金機構の准職員を募集し、分限免職の回避を図った。しかし屈辱的な「誓約書」の提出と10万円余りの超低賃金、殺人的奴隷労働は多くの不採用者から拒否された。
こうして525人もの労働者があえて分限免職を選ぶに至った。そのほとんどはランク&ファイルだ。彼らは労働者としての誇りをかけて決然と立ち上がったのだ。525人の怒りの決起は国鉄1047名解雇撤回闘争に続く闘いとして発展している。社保労組福山分会の平口雅明さんを先頭に、人事院に分限免職処分撤回を求める不服申し立てが全国に広がっている。
他方、自治労本部・社保労組本部は、組合員を敵に売り渡し、自分たちは新たに御用労組をつくって安住の地を確保しようとしている。この社保労連の組織拡大・強化、組合員への生活支援貸付などのために年間1億円の補正予算を組んだのが1月末の自治労中央委員会だ。不当解雇と一切闘わず、はした金(それも貸付金)でなぐさめ、怒りの矛を収めさせるのが労働組合の役割か!?
自治労本部・社保労組本部と民主党・連合政権は追い詰められている。JR検修全面外注化阻止・1047名解雇撤回の国鉄決戦と一体となった社保庁決戦は民主党・連合政権を打倒する最大の闘いだ。国鉄・社保決戦の爆発で道州制・公務員360万人首切り攻撃を粉砕しよう。連合・自治労本部を打倒し、労働組合の団結をよみがえらせよう。闘う自治体労働者は2月27日午前、つくばに総結集して闘おう。
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週刊『前進』(2428号2面3)(2010/02/22 )
“JP労組本部打倒” 中央委で情宣
春闘放棄・民営化推進を弾劾
18日、全国労組交流センター全逓部会はJP労組第5回中央委員会に対する弾劾・情宣活動に立ち上がった。
午前8時過ぎ、部会の仲間は会場の千葉県浦安市のジェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル正面入り口前で行動を開始した。「中央本部は総退陣せよ」「10春闘をストライキで闘おう」と訴えるビラを、到着する参加者に手渡す。前夜から宿泊していた参加者が2人3人と出てきてビラを求める。車両出入り口にも参加者が次々に姿を現し、こちらをうかがう。動労千葉派の力強い登場に圧倒されているのが明白だ。
今回の中央委員会は、JP労組中央本部の百パーセント転向した姿を示すものとなった。議案書で許せないことは、参議院選挙での「なんば奨二(前書記長)の当選に組織の総力を傾注する」としていることだ。世界恐慌情勢の中で日帝は、民主党・連合政権をもって労働者階級を取り込むことに唯一延命を託している。JP労組中央本部は「連合最大の単産」を売り物にその先頭を担おうとしているのだ。
次に許せないことは、「民営化」「分社化」を積極的に要求していることだ。民営化によって郵政職場は激変した。職場は6割が非正規職となり、正規職の3分の1という低賃金を強要されている。さらに連日の長時間労働によって職場内事故や交通事故が続出している。昨年12月、東京だけで3人の郵便労働者が交通事故で死亡し、銀座局では構内事故で労働者が殺された。中央本部はこの民営化の道を突き進めと言っているのだ。
JP労組中央が「戦略的事業」として推進してきたJPEXの破算の責任についても一言も語らず黙殺している。
さらに許せないのは、ベア要求を放棄し、賃上げ要求放棄も宣言していることだ。基本給3割カット・成果主義賃金の「新人事・給与制度」も粉砕あるのみだ。
JP労組中央を打倒し、動労千葉派こそが民営化絶対反対で闘おう。
(写真 交流センター全逓部会の力強いビラが次々と手渡されていく【2月18日 千葉県浦安市】)
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週刊『前進』(2428号2面4)(2010/02/22 )
反戦共同全国活動者会議
職場・地域で主流派に
今春の闘いを活発に討議
2月14日、東京都内で反戦共同行動委員会全国活動者会議が開かれた。動労千葉の2・1〜2ストから2・13全国労働者総決起集会、JR本社デモの高揚を受けた活発な討議が行われた。
冒頭、入江史郎代表が1992年結成以来18年の反戦共同の歴史を振り返り、「闘いながらけりをつけていく流儀で全国労組交流センターを基盤に闘ってきた。安保改定50年の今年、労働者が時代の主人公としてどう闘うか。帝国主義国家を全否定する闘いとして登場することが求められている。動労千葉を運動のど真ん中にすえ、すべての勢力を集中して闘うことが核心だ」と提起した。さらに入江代表から、滝口誠事務局長が副代表、新事務局長に都政を革新する会の北島邦彦杉並区議が就任するなどの新人事も提案された。
基調報告を行った滝口事務局長は、「2・13闘争は意気天を突く闘いになった。若い労働者のエネルギーがすごかった」と語り、09年の闘いの前進について「核心は時代認識と路線だ。大恐慌と8・30情勢をどうとらえ闘うかで決定的な分岐が生まれた。私たちの路線は労働者階級の自己解放的決起を土台に据えて闘うことだ」と総括した。
その上で「今年は大決戦だ。労組交流センターの第17回総会で、階級的労働運動=動労千葉労働運動の本格的な実践を進め、戦争と改憲、道州制・民営化と労組破壊の攻撃に立ち向かう組織体制を確立した。そのもとに戦争と改憲攻撃に切り込む反戦共同行動の本格的な実践と組織化を進めよう。天下大乱、大乱を好機として挑みかかる年としよう」「動労千葉は2・1〜2ストで検修外注化阻止決戦勝利の展望をつかんだ。反合・運転保安確立、組織拡大こそ勝利の如意棒。革命まで続く闘いだ」「今春3・20イラク反戦7周年、3・28三里塚、4・28沖縄闘争へ」と闘いの方針を鮮明にした。
全学連、婦人民主クラブ全国協議会、三里塚、広島、長崎、青森など全国から闘争報告が行われ、活発な討議となった。北島新事務局長が最後に「職場で地域で主流派になっていこう。労組交流センターを基盤とする反戦闘争機関として闘い、民主党・連合政権を打倒しよう」と討論をまとめた。
(東京・K)
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週刊『前進』(2428号3面1)(2010/02/22 )
第2次国鉄決戦の火ぶた切る 2・13発言集
解雇撤回・外注化阻止―JR体制打倒へ

壇上に並んだ1047名被解雇者、5・27被告団を始めとする国鉄労働者。発言者は国労小倉地区闘争団の羽廣憲さん(代々木公園B地区)
2・13全国労働者総決起集会には、寒気をはね飛ばして全国から1850人の労働者・学生が結集した。動労連帯高崎の和田山繁委員長の司会のもとで進められ、第2次国鉄決戦の鮮烈な戦闘宣言を発した(前号速報)。決起した国鉄労働者の発言はどれも怒りと決意、勝利への確信にあふれていた。郵政、自治体、教労、医療福祉、合同労組などの闘う労働者、三里塚、弁護士、学生、百万人署名運動も自らの闘いとしてこの決戦を担い決起した。大恐慌に立ち向かう階級的労働運動の結集軸が力強く打ち立てられたのだ。
なによりも2・13闘争は、超重大な攻防局面に入った1047名闘争の勝利の道を鮮明に示した。1047名闘争は、大恐慌下で危機を深めるJR資本と徹底的に闘い、外注化阻止闘争と一体となってJR体制を打ち倒す闘いだ。JRの圧制下で苦闘する青年労働者の怒りと1047名の怒りはひとつだ。「解雇撤回、外注化阻止、JR体制打倒」の旗を真っ向から掲げ闘おう。(編集局)
(写真 全国から労働者が総結集。5・27被告団を先頭とする関西のデモ隊【新宿駅南口】)
開会あいさつ
JR東本社へ怒りのデモを 動労水戸 石井真一委員長
1047名闘争はいま大変な危機にあります。4者4団体は「与党3党が解決に動いた」と小躍りしていますが、われわれはなんでもいい解決なんか求めていない。この集会を皮切りに、断固として国鉄1047名の解雇撤回をかちとろうではありませんか。
1047名解雇撤回と検修外注化反対を訴えるタブロイド判のカラービラが飛ぶように労働者や乗客に読まれています。「尼崎事故を繰り返すな!」――この訴えは本当に的を射てるし、「車両メンテナンス外注化は許さない」「がんばってくれ」という声があちこちで起こっています。
同じような外注化攻撃の中で、多くの青年労働者が非正規雇用にされ、塗炭の苦しみにあっている。非正規雇用化・外注化、そして解雇・賃下げの嵐をなんとしても吹き飛ばし、労働運動を階級的に再生したい。このような思いで今日の集会を呼びかけました。
JR東日本本社への怒りのデモを断固としてやっていきたい。今日は寒いですが、最後までよろしくお願いします。
基調報告
究極の合理化攻撃打ち破る 動労千葉 田中康宏委員長
動労千葉は2月1〜2日、「第2次分割・民営化反対決戦」の宣言を発してストライキに立ち上がりました。当局は、職場に渦巻く怒りの声と、動労千葉を必死で切り離そうとしています。職場は、本社・支社・現場の管理者が蹂躙(じゅうりん)し戒厳体制です。こういう情勢を2・1〜2ストはつくりました。もう一歩で壁は破れます。
4者4団体が2月3日、共同声明を出しました。与党3党が鉄道運輸機構に交渉のテーブルをつくれと言ったのに鉄道運輸機構が拒否したことに対する弾劾声明です。だけど、彼らはグルじゃないですか。もてあそばれているだけなんです。
にもかかわらず、2月16日の4者4団体の集会ではデモもやらない。政府と対立することは一切やらない。国鉄分割・民営化の時と同じ屈服を繰り返そうとしている。国鉄・分割民営化以降、新自由主義が労働者を襲いました。この現実を乗り越えたら時代は動くんです。だから僕らはもう一回「1047名解雇撤回」「国鉄分割・民営化絶対反対」の声を高く上げます。
業務の全面的な外注化という形で、新しい分割・民営化攻撃が始まっています。鉄道の安全に関わる業務を下請け・孫請け・ひ孫請けなど数百の会社に分割し、莫大な利益をあげる。労働者は最底辺へ突き落とされていく。全資本・全企業が二十数年間、こんなことをやってきた。これに労働組合はなすすべもなく屈服していった。その結果が今です。
こんな悔しい現状を絶対に突き破りたい。動労千葉は”この攻撃ははね返せるんだ”ということを石にかじりついてでも示します。ここに労働者の怒りの声を結集し、労働者の総反乱をつくりだす。必ずできると確信しています。
この闘争は、日本の労働運動の現状を問う闘いです。資本の攻撃のたびに、労働組合の幹部たちは立ち向かおうとせず、敗北主義をふりまき、労働者に言い訳をし、労働者と労働組合を低めてきた。この現状を突き破りたい。動労千葉はずっとこのことを考えてきました。資本の攻撃と真正面から立ち向かって団結を拡大し発展させていく。これが必ずできるんだということを示すということです。
外注化阻止決戦は、究極の合理化攻撃との闘いですから、この攻撃を突き破った時、これまでの日本の労働運動を全部総括し、大恐慌時代の新しい闘いの路線が打ち立てられる。国鉄労働運動が高揚した時、必ず労働運動全体が高揚しています。そういうものに1047名解雇撤回、外注化阻止の闘争を押し上げたい。私たちは徹底抗戦、非妥協で闘い抜きます。
1047名解雇撤回!
●動労千葉鉄建公団訴訟弁護団長 葉山岳夫さん
労働組合と労働者が、解雇処分に対して解雇撤回を闘うのはあたり前の大原則です。1047名解雇撤回闘争は、国鉄分割・民営化反対闘争の核心中の核心です。4者4団体はこの大原則を裏切り、1047名の闘いを否定しているのです。
動労千葉争議団9人の組合員は、解雇撤回に向けて5年以上にわたって東京地裁で裁判を続けています。弁護団は、現場での解雇撤回闘争と連帯し、1047名解雇撤回の裁判闘争を展開して、勝利する決意です。
(写真 JR東日本本社に次々と押し寄せるデモ隊 組合旗や横断幕を林立させた幾波ものデモ隊がJR東日本本社【=正面奥の高いビル】に迫り、怒りのシュプレヒコールを浴びせた【2月13日 新宿駅南口】)
●国労小倉地区闘争団 羽廣憲さん
国鉄分割・民営化攻撃をくぐり抜けてから23年。私たちは解雇撤回を高々と掲げてJR資本、国家権力と闘い抜いています。しかし、4者4団体は何をやっているのか。「政治解決」と称して民主党に頭を下げ、身も心も捧げながら金銭解決を求めている。私たちは金が欲しくて闘ってきたんじゃないんです!
分割・民営化以降、本当に苦しい思いをしてきました。しかし、国鉄分割・民営化は全労働者にかけられた攻撃だという思いで先頭に立って闘ってきました。ここに来てお金をもらって解決なんてことが許されるんでしょうか。私は絶対に許しません! 解雇撤回を貫く以外に私たちの解決はない。この決意で、すべての闘いの最先頭でこれからも闘い抜きます。
●動労千葉争議団 中村仁さん
寒い中、結集ありがとうございます。国鉄分割・民営化は、資本と闘う労働者を排除する攻撃でした。あの分割・民営化の結果、労働者がいまのような状況に突き落とされた。こんな攻撃を労働者は絶対に許してはいけないという思いで23年間闘ってきました。
資本にこびて、頭を下げて、”年取ったから許してくれ”なんてことは絶対に許さない。労働者は、資本に頭なんか下げちゃいけないんです。こんなことをやってたら資本に勝てないんですよ。労働者は団結して、闘って勝利する以外にない。労働者の力をひとつにして資本を倒す以外にないんです。われわれは解雇撤回を絶対に投げ捨てない。みなさんと団結して闘っていきます。
●国労5・27臨大闘争弾圧裁判被告団長 富田益行さん
被告団は、JR資本と闘って1047名解雇撤回をかちとる存在です。同時に、私たちを警察権力に売り渡した国労本部を打倒する存在です。JR資本と真っ向から闘い、同時に国労本部を打倒して国労本部の権力を取るまでとことん闘いたいと思っています。
動労千葉ストに呼応して2月1日、国労幕張電車区の仲間が2人、動労千葉に結集しました。これは自らのストライキで検修外注化を絶対に阻止するんだという決起です。国労の仲間は、JR資本によるスト破り強制の業務命令を断固として拒否して闘うことを表明したいと思います。
5・27被告団は、団結権の行使としてのビラまき・説得活動を有罪とした一審判決を絶対に許さず、断固として控訴審を闘います。そして、尼崎事故調査報告書改ざんに手を染めたJR西日本を打倒するために4・25尼崎闘争に決起します。
検修外注化阻止!
●動労千葉幕張支部 関道利本部執行委員
動労千葉は2月1〜2日、ストに決起しました。このストライキは、滝君のライフサイクル強制配転、幕張の小沢君への強制配転を粉砕するために闘い取られました。早朝7時半から門前闘争に決起し、支援の仲間とともに闘いを展開しました。動労千葉は、検修・構内業務の全面外注化を絶対阻止するために数波のスト、組織拡大をもって闘います。
(写真 JR東日本本社に次々と押し寄せるデモ隊 組合旗や横断幕を林立させた幾波ものデモ隊がJR東日本本社【=正面奥の高いビル】に迫り、怒りのシュプレヒコールを浴びせた【2月13日 新宿駅南口】)
●幕張支部の青年労働者
私が動労千葉に加入した理由も、外注化反対の一点でした。2月1〜2日のストで、職場の前でマイクを取り、会社と、そこで働く若い人たちに訴えました。「みんなが動労千葉に入れば絶対に外注化は止められるんだ。みんなで闘おう」と。後日、みんな「よく聞こえた」と言ってくれましたが、まだ動労千葉に結集してくれてません。次は心に響くように訴えたいと思います。
●津田沼支部 相馬正利支部長
JR千葉支社は2月1日付で、ライフサイクルで滝君を不当配転しました。滝君への配転が通告された日から眠れぬ日々が続きました。なんとか撤回させないといけないと思い、2週間余り身を削る思いで闘いました。習志野運輸区への弾劾行動の呼びかけに、支援する会、学生、動労千葉各支部のみなさんが280人も集まってくれた。涙が出るほどうれしかったです。
闘いはまだ始まったばかりです。滝君を奪還し、ライフサイクル制度を粉砕する闘いに立ち上がります。最大の闘いは組織拡大しかない。平成採を動労千葉にたくさん入れてライフサイクル制度を粉砕します。
●津田沼支部 滝厚弘さん
駅に配転になりましたが、ここからが私の闘いです。ライフサイクル制度は何がおかしいのか。制度にかこつけて、賃金を下げ、本人が希望しない職種に配転する。1047名解雇と同じで、一方的に経営陣がかけてくる攻撃です。
こういうやり方はJRに限ったことではありません。こういう時は、なんでこんなことをやる必要があるのかと当局に質問して闘って下さい。そうすれば敵の本体が見えてきます。
闘いは始まったばかりです。ライフサイクル制度の矛盾を暴き出していきたい。また習志野運輸区門前闘争をやりますから、その時はご協力をお願いします。
●動労水戸 木村郁夫書記長
動労水戸は昨年、全国の仲間と団結して闘い抜き、運転士登用差別を粉砕して3人がハンドルを奪い返しました。全国の仲間の勝利です。
この闘いはまだ決着がついていません。国鉄分割・民営化で10万人の首を切り、200人を超える労働者の命を奪って成立したのがJR東日本です。JR体制を私たちは絶対に許しません。
検修全面外注化とライフサイクル攻撃は、労働者の怒りを解き放つ大きなチャンスです。新自由主義の最先頭を走ってきたJRを打倒し、資本主義を打倒して、戦闘的労働運動を職場で展開して社会を変えましょう。
●郡山工場で働く国労組合員 橋本光一さん
下請け会社の労働者も、JR本体の労働者と同じように真剣に安全に取り組んでいます。しかし、JRであれば3年で覚える仕事を下請けでは3カ月で覚えろと言われ、JRでは10人でやる仕事を8人でやれと言われ、賃金はJRでは25万円なのに下請け会社ではたった15万円。「汚い、きつい、危険」な仕事を押しつけられ、車両故障や工程の遅れなどJRの都合で振り回される。こんな劣悪な状況で、安全な車両を造れというほうが無理な話なんです。
郡山工場ではすでに業務の半分が外注化され、下請け労働者のケガの発生率はJRの2倍、電車遅延の4割は車両故障が原因と言われています。国鉄時代、高い技術力を誇った工場の信頼は地に落ちています。私は、車両の安全を縁の下から支える車両検修労働者の誇りにかけ、検修全面外注化を絶対に阻止します。
●動労西日本 山田和広副委員長(カンパアピール)
10春闘を「契約社員制度廃止」を掲げて闘っています。JR西日本では駅改札や窓口で働く半数が契約社員です。1年契約、5年で雇い止めという許しがたいものです。この間、JR職場や社宅にビラまきしてきましたが、これに会社は「やめてくれ」と組合本部に泣きついてきました。御用組合も戦々恐々としています。だから、職場でビラをまいただけで処分してきたのです。ビラまき処分に対して労働委員会闘争に決起しています。職場の団結を固めて闘っていきましょう。
連帯あいさつ
若者の未来を開く闘いやる 三里塚芝山連合空港反対同盟事務局長 北原鉱治さん
今日は雨模様でちょっと寒いけど中は燃えています。法政大における学生弾圧は許すことができない。青年が未来を担う。それなのに全国の大学で若い者の芽を摘む。これでいいのか。
反対同盟はみなさんとともに44年間、闘い続けてきました。1966年12月に天神峰現闘本部をつくりました。全国の人民で共有する闘いの財産です。この現闘本部をめぐる裁判の判決が2月25日に出る。おそらく偏った判決が出るだろうが、われわれはびくともしない。44年間の闘いがすべてを物語っています。
労働者が機械を操縦し、農民が生命の根源である食料を生産する。三里塚反対同盟は、若い労働者・学生たちの未来が大きく開けるような時代に変えていかなければならないと決意を固めています。
どんなことがあろうとも、日本の未来のために、私たちの政治をつくるために闘い抜いてまいりたいと思います。
改憲・戦争を止める闘いへ とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局長 西川重則さん
私たちの役割・使命はきわめて重大です。
枝野幸男が行政刷新担当大臣になりました。彼は民主党の憲法調査会代表で、明文改憲の立場です。鳩山首相自身も『新憲法試案』という本を出しております。5月18日は国民投票法が施行する日です。彼らはこの日を待っているのだと私は痛感しています。
沖縄の米軍基地移転問題は、沖縄の心を忘れてはいけない。あの戦場、惨禍を体験された沖縄の方々は、沖縄の心、戦争絶対反対で戦後一貫して平和のために全力投球してきました。沖縄の心とともに頑張る中で、われわれの願っている方向へと解決したい。
究極的には民衆によってこそ戦争を止めることができる。それを具体的な形で表現し、運動を展開したい。百万人署名運動はそのために大きな課題を担っていると思います。
今年は韓国併合100年です。韓国の歴史の中で日本がいかに圧政を敷いたのか。私たちはそのことを忘れることなく、世界の平和のために、日本の民衆として、われわれの責任と課題をまっとうしたい。戦後65年の今日、ともに思いをひとつにして闘い、どんな圧政にもくじけることなく、よく憲法の学びをしながらアジアの視点、世界の平和のために貢献、寄与したい。
裁判員制度に弔いの鐘を 憲法と人権の日弁連をめざす会代表 高山俊吉さん
悔しかったね、日弁連の会長選挙。だが、闘う弁護士はみんな闘い切って今日、ここに来ています。日弁連の会長選でも会長が決まらない。決まらない状況を私たちはつくっています。
世界を見れば、ギリシャからスペイン、ポルトガル、アイルランドの財政危機、そしてアメリカの株大暴落に入っている。世界恐慌の時代が来ている。この国も屋台骨が崩れようとしている。痛快じゃないですか。
裁判員制度は破綻です。みんなが出頭しなくなってきた。20%を割るところも出てきた。みんなが行かなければ裁判員制度は終わりです。裁判所の職員まで反論・異論の旗をあげ始めた。
裁判員裁判は年間、2千件を処理しなければだめなのです。それが去年は5カ月間かけて、たった138件しかできなかった。もうおしまいです。とうとう天皇が登場した。天皇を引っ張りだしてやろうとするところに裁判員制度の理念、なんのための制度かが明確に現れている。
私たちは5月18日、東京・日比谷公会堂に集まります。裁判員制度に弔いの鐘を打ち鳴らす日です。みんなで集まろう。そして、この世の中を根本から変えていこう。
決意表明
●神奈川の教育労働者
今年の日教組全国教研集会は、58年ぶりに民主党の文部科学省政務官を呼びました。私は「教員免許更新制撤廃」などの抗議ボードを掲げ闘いました。これに対して組合執行部は「あの場は意見を聞く場であって意思表示の場ではない」と言いました。こんな執行部を許しておいたら、教育はますます民営化され、教え子を戦争に送ることになります。あきらめを展望に変えるため組合執行部選挙を闘います。
●社会保険庁分限免職者 平口雅明さん
敵は国鉄1047名闘争と一緒になって社会保険庁の分限解雇者が決起することを恐れている。私たちの闘いは、歴史を画する大きな闘いになっています。全国社保労組は2月末、解雇者を切り捨てる解散大会をやろうとしています。許せません。絶対に解雇撤回をかちとる決意です。
●全逓の青年労働者
昨年末に東京・銀座局内でおきた死亡事故は、郵政民営化と極限的合理化の中で起きた事故です。絶対に許せません。郵政職場での反合理化闘争の構築は待ったなしです。3月20日にはイラク反戦7周年の集会が開催されます。合理化推進の体制内指導部は反戦闘争も闘いません。日本階級闘争を牽引(けんいん)する者として職場、街頭に11月集会派が登場しましょう。
●八尾北医療センター労組 藤木好枝委員長
この間の闘いで、団結が崩されなければ絶対に勝てると確信してきました。そして、国鉄決戦に全労働者の未来がかかっていることをつかみ最先頭で決起してきました。
民営化の手先=日本共産党を打倒し、3月31日の契約期限切れによる八尾北医療センターの売却、私たちのたたき出しを許さず闘います。
●東京西部ユニオン 吉本伸幸委員長
警察・資本が一体となった分会破壊攻撃を粉砕し、闘いは第2ステージに入りました。俺が働いている鈴木コンクリート工業は、国鉄分割・民営化の頃に全員が非正規雇用にされました。仲間の解雇撤回、非正規職撤廃・派遣法撤廃、安全運転・順法闘争などを掲げ10春闘を闘いたい。
●法政大学文化連盟 斎藤郁真委員長
1カ月前に皆さんの力で奪還されました! ありがとうございました。法大では5日、またも6学生が逮捕されました。これが思想弾圧でなくてなんなのか。社会を動かしているのは労働者です。食べ物をつくっているのは農民です。そして、次の時代にそれを担うのは学生です。その学生の未来が奪われている。闘って未来を取り戻さなければならない。ともに闘いましょう!
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週刊『前進』(2428号4面1)(2010/02/22 )
広島の青年教育労働者の訴え
「日の丸・君が代」不起立闘争で職場にあふれる怒り解き放とう
2月11日に広島で行われた「『8・6処分』撤回! 不起立で『是正指導』ぶっとばせ! 職場の団結をとり戻そう! 2・11広島教育労働者集会」で広教組の青年労働者・倉澤憲司さんが提起した基調を一部割愛して紹介します。(編集局)
(写真 2月11日、広島の教育労働者集会で倉澤憲司さんの基調提起に大きな共感が寄せられた)
「8・6研修」と処分に反撃し研修断念に追い込んだぞ!
私は、昨年8月6日に設定された官制研修への参加を拒否して8・6ヒロシマ大行動に決起した。さらにそれを理由に下された戒告処分に対して処分撤回の闘いに立ち上がった。この闘いは広島と全国、さらにアメリカの教育労働者に大きな支持と共感を広げ、処分撤回要求の署名が続々と寄せられている。
追い詰められた広島県教委は、ついに「今後は8月6日に研修を行わない」と表明せざるをえなくなった。「原爆の日は親族の命日に当たる人もいる。配慮に欠けていた面はあり、この日の指定研修は避けるよう調整したい」とコメントして、「8・6」に官制研修を入れてきたのは不当だったことを認めたのだ。
そうであれば処分自体が撤回されるべきだ。処分撤回をかちとり、文部省「是正指導」以来の県教委の教育支配に風穴を開けよう。教育労働者の誇りにかけて闘い、職場の団結を取り戻そう。
1人からの闘いだったが、広島と全国の教育労働者が「絶対に許せない」と一緒に声を上げてくれて、その団結の力で「闘えば勝てる」ことを示すことができた。この力に確信を持って闘う。
大恐慌下に絶対反対貫く闘いを
世界は百年に一度の大恐慌だ。政府は膨大な財政をつぎ込んで巨大な金融機関や大企業を救済してきたが、その結果、アメリカは2年連続で100兆円を超える財政赤字だ。ドルの大暴落と世界大恐慌のさらなる爆発は避けられない。GMがつぶれて世界一の座についたトヨタは、拡大戦略のつけで安全問題で破綻している。これをアメリカ側は「トヨタをつぶすチャンス」とたたいている。大企業同士、国同士のつぶし合いの犠牲にされるのは労働者だ。
失業者はアメリカでもヨーロッパでも1500万人、日本は350万人(実質はその倍)。派遣労働者は首を切られ、正社員は非正規に突き落とされ、人生の先が見えない。家族も持てず、子どもがいても食べさせられない、進学もさせられない。医療や福祉、教育が崩壊し、あちこちで事故は激発し、社会全体が崩れようとしている。
しかし労働者はなすすべなくこの大恐慌の嵐に身を委ねているわけではない。「このままでは生きていけない」という労働者の怒りがついに自民党支配を崩壊させた。だが、さしあたりできたのは民主党政権だ。電機連合や自動車総連、自治労、日教組出身者が政権中枢に座り、自民党では抑えられなくなった労働者の怒りを連合を使って抑え込もうというのだ。
日教組出身の輿石東参議院議員会長は、「最後までぶれずに小沢さんを守ったのはおれだ」と言った。日教組本部は、この輿石らの選挙運動に組合員を駆り立てようとしている。小沢の手先となった日教組本部! こんな本部と現場組合員は絶対に相いれない。
日教組だけでなく、連合の組合幹部はみな資本と権力の手先だ。彼らは今までいろんな手段で組合員を取り込み、闘いを抑え込んできた。しかしもうだませない。ここまで彼らの正体がはっきりした以上、現場組合員の本部からの離反、本部打倒の決起は不可避だ。いやそれはもう始まっている。要は本当に「最後までぶれずに」闘う組合の指導部を現場からつくっていくことだ。資本・権力に対する「絶対反対」を「最後までぶれずに」貫く指導部こそ必要だ。
「日の丸・君が代」攻撃の狙いは日教組つぶしと団結破壊
「日の丸・君が代」強制とは、何よりも日教組を解体し、教育労働者の団結と職場支配権を奪う攻撃だ。「日の丸・君が代」強制が本格的に始まったのは、日本における新自由主義攻撃の突破口だった国鉄分割・民営化の渦中の1980年代の半ば。中曽根政権は、労働運動の中軸を担う国鉄労働運動をつぶすことで総評と社会党をつぶし、憲法改悪を目指した。
中曽根が国鉄の次に攻撃対象にしたのは日教組だ。「教え子を再び戦場に送るな」というスローガンのもとに50万人の組合員が団結し、「戦争をしてはいけない」という教育をしている。国鉄や自治労と並んで全国の労働運動と反戦運動の中心を担っている。こんな状況を許していては改憲も戦争もできないからだ。
だから中曽根は「教育改革」を掲げ、日教組つぶしに出てきた。「教育荒廃」を大宣伝し、日教組が原因だと描いて、85年の文部省指導徹底通知から本格的に「日の丸・君が代」攻撃を始めた。
なぜ「日の丸・君が代」から始めたのか。それが日教組の団結を破壊し、国家が教育現場を支配するための最大の武器だからだ。権力の命令で教育労働者を起立させ、「天皇をたたえる歌」を歌わせ、教育労働者の階級性(労働者魂、精神、骨)をたたき折り、挫折感と敗北感をまん延させ、職場支配権を奪い取ろうとしたのだ。
教育労働者は、「日の丸・君が代」を学校に入れさせない力関係を、勤評闘争、学力テスト反対闘争を始めとする実力抵抗闘争でつくってきた。勤評闘争では起訴された者が108人、免職70人など6万人以上が処分された。85年までの統一ストでの処分は83万5198人だ。こういう弾圧をうち破って闘ったから権利が守られてきたのだ。
しかし資本主義が危機を深める中で、権力はもはや労働者のストや団結、職場支配を許せなくなった。自由に首を切り、戦争ができる社会にしなければ延命できないからだ。それでまず国鉄を見せしめ的に攻撃し、組合幹部を屈服させ、資本の手先にし、国鉄労働運動をガタガタにした。
そして日教組や全逓や自治労を「抵抗したら徹底的につぶす」と脅し、日教組には「日の丸・君が代」を認めるのか否かを迫った。日教組本部はこの時、「抵抗したら国労の二の舞いになる」と屈服の道を進んだ。学習指導要領で「国旗・国歌」が義務化された89年に日教組は連合に加盟。当時は「連合に入って連合を変える」などと言ったが、すっかり変わったのは日教組本部の側だった。そして95年にはとうとう「文部省とのパートナー路線」を敷いた。
しかしそれでも現場では闘いが続いた。その先頭に広教組・広高教組の組合員が立っていた。
広島是正指導で不起立根絶狙う
広島の闘いをつぶさなければ日教組をつぶせないと見た文部省は、98年「是正指導」で県教委に文部省の役人を送り込み、不起立闘争つぶしを始めた。しかし広教組・広高教組はすぐ屈したわけではない。処分を受けても不起立を続け、全国に署名や意見広告運動を呼びかけた。8・6ヒロシマ大行動も組合として呼びかけ、両教組の委員長が発言していた。
しかし広教組・広高教組の本部は結局、現場組合員の力を信じることができず、「これ以上闘っても勝てない」という敗北主義に陥った。99年に有事立法と「国旗・国歌法」が制定され、03年のイラク侵略戦争に向かっていく過程で、不起立方針を下ろしたのだ。
東京の教育労働者は03年「10・23都教委通達」以降、大量の処分を出しながら不起立闘争に決起した。広島の闘いが東京の闘いと結びつき、全国の教育労働者が不起立闘争を軸にして闘ったら、ものすごい勝利の展望が開けたはずだ。しかし東京の闘いも、広島でなお続けられた闘いも、「内心の自由」を守る「個人の闘い」に切り縮められ、孤立させられていった。広教組本部は「不起立は組合方針ではない。職務命令が出たら従え」と弾圧し、ついに昨年の全国教研集会では警察と協力して不起立を続ける組合員を排除した。
しかし現場組合員は、国鉄の1047名解雇撤回闘争のように不屈に不起立を続けてきた。ここに希望がある。
組合本部の屈服が組合員を分断
団結が破壊され、組合内でも孤立させられる中で不起立するのは、並大抵ではない。特にギリギリの生活を強いられ、正規・非正規で分断されている青年にとって、処分覚悟で不起立するのは大変な重圧だ。そういう中で不起立が“ものすごい勇気を持った特別な人の闘い”のように見られてしまう。そして「闘う決意のある人」と「ない人」、「闘っている人」と「闘わない人」みたいに分断される。不起立を絶対にそういう闘いにしてはいけない。「今は不起立できない」仲間に「自分はできなくて申し訳ない」というような思いにさせてはならない。
分断をつくっているのは誰か。それは日教組本部であり、広教組・広高教組の本部だ。組合幹部が「お前が不起立すると周りが苦しむ」と闘いをつぶして回ることこそ団結破壊であり分断だ。
組合幹部が組合員を心から信頼し、「全員で不起立しよう。処分を組合全体の力ではね返そう」「不起立の正義性を全労働者に訴え、闘う団結を拡大すれば、是正指導も処分も吹き飛ばせる。職場の団結を取り戻し、職場支配権を奪い返せる」と訴えて闘えば、誰も苦しむことなどない。仲間と一つになって解放感を持って闘える。青年労働者も自信と未来への展望を持って、職場の現状への怒りを解き放って不起立することができる。
反撃しなければ生きられない
そう言うと本部は「今時、そんな闘いをしたらバッシングされる」と言う。しかし是正指導から12年の現実は何か。県教委への「忠誠度」を計るための膨大な報告書の提出強制、官制研修や研究授業などによる多忙化。管理・統制の強まり、職員会議の解体、主幹教諭・指導教諭導入、評価制度で職場の仲間はバラバラにされ、お互いに声もかけられない。非正規化・賃下げもどんどん進んだ。これで病気にならない方が不思議だ。まだ「病気」ではなくてもみんなクタクタだ。
広島だけではない。全国の公立学校の病休者8578人、うち精神疾患5400人。こんな異常な職場がどこにあるか。広島では「不祥事」や病休が多発し、懲戒処分発生率が全国平均の2・5〜2・6倍だ。職場の団結を破壊し、労働者を分断し孤立させ、徹底的に管理し、誇りを奪った結果、病休や早期退職、死亡、さまざまな事件・事故が起こされてきた。
ここまで現場がめちゃくちゃにされたのは、是正指導と「日の丸・君が代」強制からだ。組合本部が屈服して職務命令に従わさせ、一切の抵抗をやめたからだ。
組合本部の屈服によって奪われた職場の団結を取り戻し、反撃に立ち上がる以外に、地獄のような職場の現状は変わらない。本部は「嵐が過ぎ去るまでおとなしくすれば……」と言ったが、嵐は収まらない。資本主義の危機がさらに深まる中、権力は労働者の闘いを根絶するしかないのだ。
おとなしくしていたら生きられるのか。私たち青年教育労働者はこれから10年、20年、30年と働き続けられるのか。病休、早期退職、自殺、病死――ここで反撃を始めなければ働くことも生きていくこともできない。
今こそ「教え子を再び戦場に送るな!」を高く掲げる時だ
職場の団結が解体し尽くされ、労働者が資本の言いなりの奴隷にされた後に、戦争も始まる。アメリカの学校では民営化・組合破壊と一体で軍事化が進んでいる。日本もこのままでは自衛隊の勧誘員が堂々と学校に入ってくるようになる。
広教組も広高教組も「教え子を再び戦場に送るな」を掲げて不起立をしていたではないか。平和な時代に「戦争反対」を言うのは簡単だ。高度経済成長期に「賃上げ」を言うのも簡単だ。しかし恐慌の時代に首切り・賃下げに反対し、戦争が始まる時代に反戦を言うのは大変だ。だからこそ組合がしっかり団結して闘う必要があるのだ。
世界大恐慌が始まった今、排外主義や民族差別、侵略戦争の正当性が扇動されている。鳩山政権は「東アジア共同体」という現代版の大東亜共栄圏のようなスローガンを掲げ、改憲も準備している。アメリカも日本も、貧しい家庭の子どもは軍隊・自衛隊に入るしかない「貧困徴兵制」というべき現実がある。今こそ「教え子を再び戦場に送るな」のスローガンを高く掲げる時だ。
アメリカでは教育労働者が学校の民営化と軍事化に反対して闘っている。11月労働者集会でセシリー・マイアトクルスさんらロサンゼルス統一教組の闘いと日本の不起立闘争がつながり、不起立は国鉄1047名闘争と同じく、大失業と戦争に立ち向かう全世界の共同の闘いになった。日本の教育労働者が「教え子を戦場に送るな」と職場で闘っていることに、アメリカや韓国、ブラジルやドイツの労働者がものすごく共感している。ここに展望がある。
処分は敵の弱点 闘えば勝てる!
本部は「闘っても勝てない」と言うが、私たちは確信を持って「闘えば勝てる」と言える。新自由主義の攻撃は完全に破綻している。「規制緩和・民営化で世の中はよくなる」と言ってきた連中は全部大破産した。労働者の怒りは、小泉・安倍・福田・麻生とやりたい放題やってきた自民党をたたきつぶした。教育基本法を改悪した安倍は改憲を実現する自民党のエースだったが、もう何の政治的影響力もない。
自民党が新自由主義攻撃の突破口にしたJRと教育で最も激しく矛盾が爆発している。JRでは合理化で安全が崩壊し、事故が激発。JR資本はさらに外注化・非正規化を進めようとしているが、動労千葉は反合理化・運転保安の闘いで大反撃している。2月1日から48時間ストライキをやり、13日にはJR東日本本社にデモで押しかける。街頭では10万枚ものビラを配って全労働者に「ともに闘おう」と訴えている。こういう闘いをやるのが労働組合だ。
私たちの教育現場もJRと同じくすさまじい矛盾が爆発している。これが今や敵の弱点になっている。榎田県教委は警察官・検察官主導の委員会をつくり「教職員の不祥事根絶に向けての提言」を出させた。今でさえ我慢ならない管理強化と強権的支配をますます強めるというのだ。もっと徹底的に研修をやれ、服装をただせ、整理整頓をしろ――まるで教育労働者を「問題児」のように扱い、教育労働者の階級性、誇り、団結をさらに蹂躙(じゅうりん)し、奴隷化して「聖職者」にする攻撃だ。これが教育の民営化の実態だ。労働者の怒りはもう爆発寸前だ。積もりに積もった教育労働者の怒りを解き放つ不起立闘争をやろう。
敵は強そうに見えて実は弱い。榎田教育長らは「もうこれ以上処分者が増えたら大変だ」と悲鳴を上げている。広島では毎年2けたの不起立処分を出しているため、「不祥事」=懲戒処分の3分の1が不起立だ。「不祥事根絶」を必死で訴えているにもかかわらず、今年度の卒業式でさらに3人の処分者が出たら、不祥事処分件数はまた昨年度を上回る。「日の丸・君が代」強制と処分は、県教委の最大の武器から最大の弱点になった。ここを徹底的に突こう。
是正指導以来12年、絶対に屈せずに闘い続けてきたことがいよいよ大きな力を発揮する時がきた。「8月6日に研修をやらない」という決定も県教委が音を上げ始めたということだ。教育労働者の闘いであの傲慢(ごうまん)な榎田県教委と是正指導体制を打倒する時がきた。不起立で現場から力関係を変えよう。
迷い悩んでいる仲間を絶対に信頼して団結つくろう
セシリー・マイアトクルスさんは昨年11月、広島で訴えた。「私たちにとっての選択肢は、なるがままに任せるか、自分たちが行動して変えるか、二つしかありません。私たちは働く人間のために立ち上がる必要があります。仮にそのことによって自分自身の立場が少し危うくなるとしても、やる必要がある」
闘えば必ず弾圧や処分もある。しかし私たちの先輩は、勤評闘争でも学テ闘争でも「目先のほんの小さな利益よりも、将来の大きな根本的な利益のために闘うことこそ必要なんだ」と自覚して闘ってきた。多少の弾圧があっても、闘いは必ず団結をつくり、闘いの輪はどんどん広がるし、弾圧は絶対に跳ね返せる。
今の組合幹部は、目先のわずかな利益のために労働者の根本的な利益を売り渡している。いや、今や目先の利益すらない。本部は政権交代の幻想をあおったが、民主党政権ができて職場は少しでもよくなったか。まったく変わらない。「日の丸・君が代」の職務命令も処分もなくならない。
変わったのは、日教組本部が政権与党や小沢らと一心同体になって、ますます現場組合員を弾圧するようになっただけだ。県教研では広教組本部役員が公安警察を敷地内に引き入れて談笑し、私たちがビラや署名用紙を配ることを禁じた。昨年の広島の全国教研では機動隊を使って私たち不起立被処分者を排除したが、ますます権力と一体化している。こんな本部は打倒あるのみだ。
最後に。私たちは今迷い、悩んでいる多くの仲間たちを絶対に信頼する。この多くの迷い、悩んでいる仲間こそ、今の職場を変え、世の中を変える主体だ。この大多数の普通の現場労働者の団結した力だけが、本当に世の中を変えるのだ。
「私はみんなで一緒になって闘う。これは一つの闘いです。私自身の闘いです。私たちはみな一つです。一方には私の友だちがいて、他方には実際はあまり知らない人がいるとしても、その間を埋めて、みんな一つのものとなって闘うことが必要です」(セシリーさん)
国鉄1047名闘争、JR外注化阻止決戦を闘おう。3月卒業式、4月入学式の「日の丸・君が代」闘争を闘い、現場から闘う団結をつくろう。この団結こそ、青年の未来を取り戻すものだ。ともに闘おう。
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週刊『前進』(2428号4面2)(2010/02/22 )
今春不起立闘争へ団結
広島で教育労働者集会 “是正指導ぶっとばせ”
2月11日、「『8・6処分』撤回! 不起立で『是正指導』ぶっとばせ! 職場の団結をとり戻そう! 2・11広島教育労働者集会」が広島市西区民文化センターで開かれ、教育労働者を先頭に70人が集まった。日教組本部と対決して今春不起立を闘う教育労働者と地域の労働者が団結を固める集会となった。
司会の広教組組合員が、ギリシャで教育労働者を始め公務員50万人がストで闘っていることを報告し「私たちもこういう闘いをやろう」。開会あいさつで、98年是正指導に屈した広教組本部が不起立を放棄した後も不起立を続けている被処分者が「動労千葉のような闘う組合をよみがえらせよう」と訴えた。
検修外注化阻止決戦を呼びかける動労西日本の大江照己委員長、解雇撤回を闘う社保労組組合員の平口雅明さん、反戦被爆者の会の下田礼子さん、法大弾圧を粉砕して教育民営化と闘う広大生らが連帯アピール。
四国で初めての不起立処分を受けた香川の教育労働者は、免許更新制反対の闘いや職場の怒りと結びつけて不起立で闘ったことを報告した。
集会のメインは「8・6処分」と対決し、県教委に「今後8月6日に研修は入れない」と言わせた広教組の倉澤憲司さんのアピールだ。倉澤さんは「本部は『闘っても勝てない』と言うが、私たちは今こそ『闘えば勝てる』と確信を持って言える。不起立で青年労働者の怒りを解き放とう」「是正指導以来12年、屈せずに闘い続けてきたことが、いよいよ大きな力を発揮する時がきた。不起立で是正指導体制を打倒しよう」と呼びかけた。さらに不起立を闘う自分と周りの労働者の間につくられている分断に触れ、「これをつくり出しているのは本部の裏切りだ」と弾劾。「今悩んでいる多くの仲間こそ職場を変え、世の中を変える主体。現場労働者の団結した力だけが世の中を変える」と訴えた。倉澤さんの訴えに、不起立方針を投げ捨てた本部に失望して組合を辞めた初参加の教育労働者、同じく初参加の青年教育労働者も大いに共感。闘う団結は確実に広がっている。
「8・6処分」を撤回させる会が人事委員会闘争が始まったことを報告。広教組青年部の労働者は「戦争や差別に反対して闘う倉澤君を組合や県教委が差別しているのは許せない。倉澤君とともに闘う」と述べた。同じく広教組青年部の労働者は、県教委が各学校に強制している教職員の相互監視組織「不祥事防止委員会」への加入をきっぱり拒否した職場闘争を報告し、「誇りを持って不起立を闘い、是正指導体制をぶっ飛ばす」と元気に決意を述べた。最後に倉澤さんの音頭で団結ガンバローを行った。
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週刊『前進』(2428号4面3)(2010/02/22 )
2010年 2月10日〜16日
防衛相、普天間海外移設「難しい」/米軍がアフガン南部で大規模作戦
●韓国併合「民族の誇り傷つけた」
岡田外相は、ソウルの韓国外交通商省で柳明桓(ユミョンファン)外交通商相と、日韓併合条約締結から100年を迎えた今年の日韓関係や北朝鮮問題などをめぐり会談した。会談後の共同記者会見で、岡田は韓国併合について「韓国の人びとが国を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられた出来事だった」と見解を述べた。(11日)
●イラン大統領「核爆弾製造も可能」
イラン革命記念日にアフマディネジャド大統領がテヘラン中心部で行われた式典で演説し、濃縮度を20%に高めたウランの第1弾の製造に成功したと明らかにした上で、「もしわれわれが核爆弾を造りたいと望めば、造ることができる」「必要がないので造らない」と述べた。(11日)
●嘉手納統合も「選択肢」 長島防衛政務官はテレビ番組で、米軍普天間飛行場の嘉手納基地への統合案について「(騒音など)全体を減らしていくことができるという見通しが立つなら選択肢の一つだ」との認識を示した。嘉手納統合案をめぐっては、岡田外相も検討したが、事実上断念する意向を表明した経緯がある。(11日)
●F22通告なく4機飛来 米空軍嘉手納基地に米空軍最新鋭のF22戦闘機4機が飛来した。周辺自治体に事前連絡はなかった。同機は米アラスカ州エレメンドルフ空軍基地所属。嘉手納基地には昨年5月にも米バージニア州ラングレー空軍基地所属のF22Aが一時配備されていた。12日には神奈川県の米海軍厚木基地から戦闘攻撃機FA18Eスーパーホーネット3機が事前通告なしで嘉手納基地に飛来した。(11日)
●防衛相、サイパン、テニアンへの普天間移設を困難視 米軍普天間飛行場の移設先として社民、国民新の2党が北マリアナ諸島のサイパン、テニアン島を提案する意向を示していることについて、北沢防衛相は閣議後会見で「(沖縄からより)後方に展開して本当に抑止力が維持できるか。抑止力の議論が長引くと5月に結論を出すことがなかなか難しくなる」と述べ、両島への移設案に難色を示した。(12日)
●道州制ビジョン懇廃止へ 平野官房長官は衆院予算委員会で、07年1月から道州制導入に向けた課題を検討してきた政府の道州制ビジョン懇談会について「近々、廃止手続きに入る」と述べた。ビジョン懇が今年3月に提出を予定していた最終報告も「求めるつもりはない」。ビジョン懇は安倍政権下で道州制担当相の懇談会として発足。PHP総合研究所の江口克彦前社長を座長に、08年3月には「18年までに道州制に完全移行すべきである」とした中間報告をまとめている。(12日)
●アフガニスタンで米軍が最大規模の攻勢 アフガニスタン駐留米軍とアフガニスタン軍などが、反政府武装勢力タリバーンの支配地域である南部ヘルマンド州マルジャ地区で、約1万5千人規模の軍事作戦を開始した。2001年の開戦以来、最大規模。アフガニスタン軍が本格的に参加した共同作戦は今回が初めて。14日、米軍の誤射により民間人12人が死亡した。(13日)
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週刊『前進』(2428号5面1)(2010/02/22 )
2・25 地裁包囲し反動判決粉砕へ
天神峰現闘本部守りぬけ
団結街道の廃道化許さぬぞ
三里塚芝山連合空港反対同盟は、2月25日の現闘本部裁判の闘いに全力で結集することを呼びかけている。これにこたえて全国から千葉地裁包囲デモに決起しよう。現闘本部建物の破壊・撤去を狙う反動判決を絶対に粉砕するのだ。
2月3日午前、天神峰の市東孝雄さん宅に空港会社(NAA)と成田市の職員が同じ車に乗って連れ立って現れ、まるで決定済みのことのように、団結街道を破壊して第3誘導路を建設することを通告した。市東さんはただちに「こんなものは認められるか!」と追い返した。
やつらが作ってきた計画が現実化したらどうなるのか。これまで市東さんの家と天神峰現闘本部横の南台の畑とは団結街道(市道)によって直線で結ばれていた。それを傍若無人にも全面的に破壊して、軒先に迫る形で第3誘導路が造られる。市が示した畑へたどり着くための「迂回ルート」は、県道をいったん逆方向に延々と進んだ上で20度に近い鋭角を右折し、交通量の多い道を北上し、およそ3倍もの途方もない道のりをたどるというものだ。市東さんの家は空港に囲われ、騒音と排気ガスを恒常的に浴びることになる。
一農家に対してこの仕打ちは「農業を放棄してさっさと出て行け」という以外の何ものをも意味しない。これが仮にも市の行政がやることか!
市東さんへの攻撃は現闘本部建物破壊策動と完全に一体だ。団結街道が通れなくなれば、現闘本部にたどり着くことができなくなる。そもそもやつらの図面では本部の建物の存在が完全に抹消されている。
今や日帝・民主党政権、国交省、NAA、千葉地裁、成田市ら自治体が結託して、農地強奪、現闘本部破壊に乗り出してきたことがはっきりした。だが同時に、成田空港と日帝の航空政策が没落と破綻の一途をたどっている。三里塚闘争44年の不屈の闘いが今日の大恐慌情勢とあいまって、敵を抜き差しならない危機に追い込んだ。仲戸川裁判長のあらゆる違法・非法・脱法の手口を繰り出す訴訟指揮にも、敵のあせりは明らかだ。
労農連帯のきずなをより強固に打ち固め、現闘本部裁判決戦に駆けつけよう。2・25で千葉市中心部を「現闘本部破壊許すな!」の声で埋め尽くし、千葉地裁に攻め上ろう。団結街道廃道化を徹底的に粉砕し、その力で3・28三里塚全国集会の大爆発をかちとろう。
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週刊『前進』(2428号5面2)(2010/02/22 )
農地裁判 「不在地主」を追及
市東さん“畑を守り闘う”
2月16日、千葉地裁で三里塚芝山連合空港反対同盟・市東孝雄さんの二つの農地裁判(@行政訴訟、A農地法裁判)が連続して開かれた。2・25現闘本部裁判決戦を目前に控え、反対同盟と労働者・農民・学生・市民が農地死守の決意を固めて駆けつけ、傍聴席を埋め尽くした。
「不在地主」問題は空港会社(NAA)と千葉県にとって致命的であることがいよいよはっきりした。空港公団(後のNAA)が市東さんの農地を旧地主から買収した1988年には、公団の本社は東京にあり、成田市に移転したのは96年。明々白々、公団は農地法第6条が禁止する「不在地主」だった。現在NAAは、千葉県から賃貸借契約解除の許可を取り付け、市東さんに「土地を明け渡して出て行け」と迫っているわけだが、そのすべてが違法であり正当な根拠を欠いているのだ。
10時半から、市東さんが千葉県を訴えた行政訴訟が開廷。「農地法6条に違反しているか否かは、考慮される事柄ではない。釈明の必要はない」という暴論で居直る県を、反対同盟顧問弁護団は鋭く批判した。
11時10分から、NAAが市東さんに土地の明け渡しを求めた農地法裁判が開廷。NAAの弁明は「空港に転用する目的で農地を取得した結果、一時的に不在地主と同様の状態になっても6条違反の適用にあたらない」――つまり、空港のためなら違法も合法になるというのだ。ふざけるな! しかも売買の事実を15年間隠し続けた違法にも口をつぐんでいる。
NAA代理人弁護士の頭目は、かつて成田治安法裁判で反動判決を出した元千葉地裁裁判長・上野至だ。恥を知れ!
千葉県・NAAがまともな釈明ひとつできないことを見るに見かねて、堀内明裁判長はたびたび助け舟を出そうとした。弁護団は卑劣な沈黙による逃げ切りを一切許さず今後も不在地主問題でとことん追いつめる姿勢を突きつけた。次回期日は5月25日。
終了後、千葉市ビジネス支援センターで記者会見と報告集会が開かれ、伊藤信晴さんが司会を務めた。
冒頭、市東孝雄さんは「第3誘導路と団結街道廃道化の攻撃がかけられてきたが、私はあの地でこれまでどおり畑と宅地を守って闘いぬく。2月25日、大勢の人で裁判所を取り囲んで向こうに大打撃を与える日にしよう」と確固不動の決意を表した。葉山岳夫弁護士ら弁護団が裁判の解説を行うと、県とNAAの態度への疑問が記者から次々と出された。北原鉱治事務局長は、「都合の悪いことには“黙秘権”をつかってやり過ごし、裁判早期終結を狙うとはもってのほかだ」と強い怒りで弾劾し、2・25への全力決起を訴えた。
動労千葉の中村仁さんが検修外注化阻止スト決起と一体で三里塚を闘う決意を表したのを始め、市東さんの農地取り上げに反対する会、群馬・市東さんの農地を守る会の青柳晃玄さんらが連帯のあいさつを行った。
最後に萩原進事務局次長がまとめの発言で、「実際の地主が誰なのかもあやしいような実態では裁判の体をなさない。だから県・NAAは多くを語れない。こんな理不尽で農地取り上げ、建物破壊をやらせてなるものか。2・25は全国集会をこの千葉市でやる意気込みで総力結集に取り組んでほしい」と熱烈なアピールで締めくくった。
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週刊『前進』(2428号5面3)(2010/02/22 )
階級的労働運動に敵対し部落解放裏切る旧与田派
3・7反「革共同」集会許すな
国鉄決戦で大恐慌をプロレタリア革命に転化する闘いが始まった。このとき旧与田一派は、糾弾主義で労働者と部落民の自己解放闘争を圧殺する反マルクス主義集団に転落した。「広島差別事件真相報告集会」と銘打った3・7反「革共同」集会を粉砕しよう!
プロレタリア革命と国鉄決戦に全面的な敵対
大恐慌が進行し、大失業と戦争の時代に突入した。リーマン・ブラザーズやゼネラル・モーターズ、日本航空など基幹産業の破綻が全世界的に進行している。そしてついにトヨタも歴史的破綻の過程に入った。資本主義は命脈が尽き、階級支配は揺らぎに揺らいでいる。労働者階級が怒りを爆発させ、階級的労働運動路線のもと資本主義・帝国主義を打倒する革命情勢が到来したのだ。
大恐慌をプロレタリア世界革命に転化するのか、資本主義の救済に走るのか。階級闘争内部で党派闘争が激しく進行し、帝国主義に屈服した勢力は容赦なく淘汰(とうた)されるか資本の救済者に転落した。階級的労働運動路線で闘う11月集会派こそ、資本主義を打倒しプロレタリア独裁へと闘う唯一の勢力だ。
この対極で旧与田一派ら反「革共同」分子たちは、プロレタリア革命に敵対する反マルクス主義集団に転落した。彼らは1991年「5月テーゼ」に反対し、2006年からの「党の革命」で革共同から脱落・逃亡、革命的共産主義運動から放逐された。そして転向スパイ集団・塩川一派ともども民主党・連合政権にすり寄り、動労千葉労働運動を破壊するためにのみうごめいている。
とりわけ許し難いのは、旧与田一派が部落解放同盟全国連合会を制圧し策動している3・7反「革共同」集会だ。大恐慌のもと「国鉄決戦の勝利でプロレタリア世界革命へ」を掲げて1047名解雇撤回と検修全面外注化阻止の第2次国鉄分割・民営化阻止決戦が激烈に開始された。まさにこのときに、反「革共同」を掲げて国鉄決戦に全面的に敵対するものとして「3・7集会」が設定されているのだ。
これは民主党・連合政権、資本と一体となり、ねつ造された「広島差別事件」をもって「革共同とともに動労千葉・動労水戸をつぶせ」という反革命集会だ。労働者階級の怒りで粉砕しよう。
分割・民営化決戦から身をそらし糾弾主義に転落
そもそも旧与田一派が主導した92年の部落解放同盟全国連合会結成の動機は、革共同の91年「5月テーゼ」に反対し対抗することだった。それを恥知らずにも西郡・杉並・品川3支部への「統制処分」理由で「『革命』がまずありきなどとは考えないし……このような陳腐な考え方が存在した事実もない」と自己暴露した。腐敗きわまるとはこのことだ。
「5月テーゼ」は、国鉄分割・民営化阻止決戦の発展をかけて打ち出された。総評を解体し連合を結成し労働運動を変質させる大反動の嵐と、ソ連スターリン主義の崩壊という歴史的大激動に立ち向かうものだった。日帝ブルジョアジーは、分割・民営化で国鉄労働運動をたたきつぶし階級闘争を根絶しようとした。分割・民営化から二十数年間に非正規雇用化が激しく進行し、労働者は生きることすらままならない状態にたたきこまれた。「5月テーゼ」の実践の中に労働者階級はもちろん諸階級・諸階層人民が生きかつ闘う道もあったのだ。
分割・民営化と2波のストライキで闘い団結を守り拡大してきた動労千葉、そして1047名闘争が日帝の階級支配の根幹を揺るがしている。階級的労働運動路線として発展してきた「5月テーゼ」の力だ。今日の部落解放闘争の前進は、国鉄闘争を基軸とする階級闘争の爆発の中でこそかちとることができるのだ。
旧与田一派は国鉄分割・民営化との決戦の際、資本・国家権力との関係をあいまいにし、労働者階級とは別のところに自己の路線と存在を置いた。以来、屈折と歪曲を重ね、敗北と変質をとげながら血債主義と糾弾主義に転落していった。「5月テーゼ」への対抗性が糾弾主義を増幅させていったのだ。
その帰結が07年の政治弾圧への屈服だった。不当逮捕された中田潔全国連書記長は獄中で完全黙秘を解き、権力との交渉を選んで略式起訴に応じた。住宅闘争では供託から分納に路線転換し「家賃値上げ絶対反対」を下ろした。そして、供託を堅持し住宅民営化絶対反対で闘う西郡支部への敵対を繰り返してきた。こうした変質を居直るためにデッチあげたのが「広島差別事件」だ。なんという連中か! 粉砕・打倒あるのみだ。
階級性を否定し部落民自己解放の道を閉ざす
いまや旧与田一派が反マルクス主義集団に転落したことを徹底的に断罪しなくてはならない。
旧与田一派は、全国連中央本部を制圧し部落解放闘争を「体制内右翼部落民主義」に変質させ、部落民を腐敗と転落の道に引きずりこむことを自己目的化している。糾弾主義をもって「差別事件」をデッチあげ、部落差別に対する怒りを政治的に利用している。部落民の自己解放の道、すなわち部落解放闘争がプロレタリア解放闘争に合流する道を閉ざすことに躍起になっているのだ。
マルクス主義の労働者階級自己解放の思想と実践は、対象変革と同時に自己変革として実現していく、プロレタリアートの変革性と飛躍性に徹底的に依拠する。しかし旧与田一派の糾弾主義は、「労働者は差別者」と規定し部落民の主敵を労働者階級におく。自己の特殊的解放をとおして全人民を解放する労働者階級の歴史的使命と階級性を否定する。彼らには労働者階級への限りない信頼もなければ部落民の自己変革・自己解放の契機もない。資本主義のもとでの差別・分断を打ち破り、主体と客体が双方に変革をかちとり階級として団結し自己を形成していくという、変革の契機がまったくない。ただただ資本主義の現実にひれ伏すばかりだ。しかしそれだけではない。部落民がプロレタリア革命に決起することを憎み、敵対し、妨害する。これは革命への絶望を組織しマルクス主義を解体する反革命そのものではないか。
旧与田一派は「部落解放・労働者解放」と言いながら労働者階級の自己変革性・自己解放性を否定し圧殺する。また部落民の自己変革を拒否し抑圧する。この転倒と居直りが「部落民が差別だと言ったら差別だ」という自己絶対化―糾弾主義に行き着くのだ。まさに資本主義・帝国主義のもとでの差別・分断の現実の固定化だ。労働者階級を分断し団結を破壊する部落差別攻撃への果てしない屈服だ。なにより許せないのは労働者階級の一員として自己を形成する契機を部落民から奪うことだ。
70年代引き継ぎ部落青年獲得を
ついに資本主義の終焉(しゅうえん)の時代を迎えた。プロレタリア独裁をかちとり、階級対立を止揚し階級そのものを廃絶し、部落解放を完遂する胸躍る時代への突入だ。闘いの先頭に立つのは青年労働者と学生だ。74年狭山11万人決起を頂点に、70年代の闘いは部落青年をプロレタリア革命運動へ引き入れていった。この闘いを継承・発展させるのが階級的労働運動路線だ。国鉄闘争を基軸に4大産別の労働者が先頭に立って、動労千葉労働運動を職場で日常的に実践しよう。
3・7反「革共同」集会を許すな。プロレタリア革命に敵対する反マルクス主義集団・旧与田一派を粉砕・打倒しよう。
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週刊『前進』(2428号5面4)(2010/02/22 )
イラク撤退・米帝打倒へ
3・20全世界一斉デモを
米帝を先頭とする国際帝国主義のイラク・アフガニスタン侵略戦争がますます長期化・泥沼化し、危機を深めている。両国に駐留する米軍は撤退したくてもできない状況に立たされている。戦費がかさみ米国家財政赤字は3年度連続で1兆jを超えようとしている。
イラクには03年3月以来、アフガンには01年10月以来、侵略戦争のためにそれぞれ10万人の米軍やNATO軍を投入している。
2月1日発表のQDR(4年ごとの国防戦略見直し)やゲーツ米国防長官が指摘するように、米帝は今や伝統的な「2正面戦略」をそのまま続けることができない危機状態に陥っている(本紙前号「焦点」参照)。大恐慌下で米帝自身と米帝による世界支配が崩壊し始めているのだ。それでも米帝オバマはイラクとアフガンでの「二つの戦争」の意義を強調し、ますます戦争にのめりこもうとしている。
オバマは1月27日の一般教書演説で二つの侵略戦争を「テロリストによるアメリカ国家・アメリカ人への脅威との戦い」として正当化した。アルカイダやタリバーンなどイスラム武装勢力を「テロリスト」と規定し、先制的に侵略戦争をしかけて彼らをせん滅し、「脅威」を取り除き「安全」を確保しなければならないというわけだ。まことに身勝手な論理だ。排外主義と愛国主義をあおって圧倒的な軍事力・物質力を動員・行使する侵略戦争を発動し、イラク・アフガン人民を大量虐殺したのは米帝だ。それをまだまだ続けようとしているのがオバマである。
イラクでは3月7日に連邦議会選挙が行われる予定だ。選挙戦が激しく闘われる中、敗勢を深める駐留米軍はひとまず「撤退」過程に入っている。今年8月には全戦闘部隊が撤退、それ以外の5万人を残し、イラク人に権限を「移譲」する計画だ。
この中でシーア派とスンニ派の宗派間戦争が再燃、大規模な爆弾ゲリラ、自爆ゲリラが相次いでいる。死者は12月8日127人、1月25日36人、2月1日36人、2月5日32人にのぼる。今や米軍が撤退過程に入り治安維持体制が薄くなるとたちまち宗派間の戦争が激化する。米軍のイラク完全撤退・権限移譲が計画どおり実施できる可能性はほとんどない。
米帝占領下でイラクの連邦国家の政治権力を握るのはシーア派のマリキ首相であり、石油利権もマリキ主導の政府が握っている。クルド人も大統領ポストを得たうえ、自治区で独自に石油を生産し、石油輸出で外貨を稼いでいる。ところがスンニ派は旧フセイン・バース党政権の一角を占めていたことから、今は差別的に「冷遇」されている。この不満が爆発して宗派間戦争となっている。
イラクの全政治勢力の参加で連邦議会選が成立したとしても、また米軍・外国軍が撤退したとしても、資本主義的基盤の上のイラクにおいては連邦的バランス政治以外に国家統治は成り立たない。民族間、宗派間の利害対立をのりこえ矛盾を解決できるのはプロレタリアートだけである。プロレタリアートの政治的登場の大前提が米軍のイラク撤退である。イラク撤退・米帝打倒へ、3・20イラク反戦世界一斉デモを爆発させよう。
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週刊『前進』(2428号5面5)(2010/02/22 )
労働者派遣法は撤廃せよ
「改正案」要綱の大ペテン
長妻厚生労働大臣は17日に厚生労働相の諮問機関である「労働政策審議会」(労政審)に労働者派遣法「改正案」の要綱を諮問した。労政審は了承する見通しで、厚労省は同法「改正案」を3月にも国会に提出する方針だ。
今回の法案要綱の本質は、あたかも派遣労働の現実を抜本的に改善するように見せかけながら、その実「違法派遣」や「派遣切り」を合法化するものだ。
要綱には民主党および社民党・国民新党の与党3党が選挙マニフェストに掲げた「派遣法の抜本改正」の内容が、@登録型派遣の原則禁止、A「常用雇用」を除く製造業務派遣の禁止など、項目だけは並んでいる。だがその中身たるや、例外だらけであり、しかも法案が成立しても施行を最大5年間も猶予するという代物である。
@の登録型派遣は、仕事のある時だけ呼び出されて短期で細切れの働き方を余儀なくされ、仕事のないときには雇用関係がないとして、賃金も社会保険も保証されない使い捨ての働かせ方だ。今回の「改正案」はこれについて原則禁止といいながら、「専門26業務」については例外としている。だが専門26業務にはパソコンの操作やファイリングとよばれる書類整理などまで含まれており、女性に多い事務労働はまったく禁止されず、逆に合法化されてしまう。
Aの製造業派遣の禁止にいたってはもっとひどい。原則禁止といいながら「常用雇用」は例外とした。だが、厚労省のいう「常用雇用」は正規雇用を意味しない。2カ月や6カ月の短期雇用を繰り返したり、たとえ日雇い労働者であっても1年を超えて働けば、「常用雇用」だというのだ。これだと派遣元は労働者を1年を超えて働かせればいつでも「雇い止め」解雇できるということだ。まさに「雇い止め」解雇の合法化そのものである。
このように今回の政府要綱は、派遣労働の現実を追認し、合法化するものだが、昨年の通常国会に提出されて廃案となった自民党政権時代の「改正案」が日雇い派遣の原則禁止しか問題にしなかったのと比較すれば若干の違いがあるのも事実である。実際、派遣業界は「(派遣労働者が)かわいそうだなどの感情的議論に流されるのではなく、日本の国益を考えなければならない」などと主張して猛烈な反対運動を展開している。
派遣法「改正」問題は、非正規労働者が3分の1を超える現実への労働者階級の怒りの中で、日帝・支配階級が今までどおりでは支配できなくなっている事実を示している。だがブルジョア政権である民主党・連合政権はむしろ労働組合の名をもって新自由主義攻撃を推し進める以外にないのだ。
昨年の8・30総選挙以降の情勢は、巨大な階級的大流動と、その中での革命と反革命の激しい内乱的なぶつかり合いとして進んでいる。派遣法は撤廃以外にない。そのためには民主党・連合政権を打倒することが必要だ。85年の派遣法成立とその後の一連の改悪攻撃はまさに国鉄分割・民営化がその元凶であった。「派遣切り」に怒る青年労働者を組織し、階級的力関係の転覆をかけて第2次国鉄分割・民営化阻止決戦と10春闘の勝利を切り開こう。
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週刊『前進』(2428号6面1)(2010/02/22 )
団結ひろば 投稿コーナー
タブロイド判に反響「外注化反対」で参加 東京・東部ユニオン 柴崎博子
2月13日の集会当日まで、駅や職場、友人・知人にタブロイド判をまきました。大反響です。
2月2日、動労千葉スト当日、亀戸駅前では、出勤途上にもかかわらず3時間で50人の署名が取れました。中には「JRで働いている。がんばってください」とガッツポーズで笑顔の青年。
分限免職反対署名で訪れた社会保険庁でも、尼崎の写真を指差し「うちもそうなんです。いつこういうことになるかと思いながら働いているんです」と声をかけられました。JR宿舎でも検修外注化反対署名が次々と集まりました。区役所前でもタブロイド判から次々と話になり、「賃金が下がってどんどん生活が苦しくなっている」「解雇って撤回できるの?」と聞かれたりもしました。
ストで闘う勢力が代々公園に集まっている。この勢力と一緒に闘おうと、みんな解放感に包まれて雨の中でも結集したんだと確信しました。
北原さんや法大生のアピールに次々と応援のエール。田中委員長の発言は特に力強く、「動労千葉がんばってください!」と声援。街宣からも75歳の東交の車掌だった人が「外注化反対」で新たに参加しました。
この日のメイン、痛撃の「JR東日本本社攻め」のデモでは、原宿から100b近く追いかけてきた青年が自分のノートに「事故を許すな!」と殴り書きした自家製プラカードを持って飛び入り参加する一幕もありました。集会発言では国労労働者の「金をもらうために闘ってきたんじゃない」が印象的でした。
4月外注化阻止でさらに闘いましょう。
「不当配転粉砕する」平成採の決意に感動 東京 国木田 亨
2月13日、代々木公園で行われた全国労働者総決起集会に参加しました。雨と雪が混じったあいにくの天気でしたが、大変元気の出る集会でした。
なにより私が感動したことは、動労千葉の平成採の青年労働者が登壇して自らの不当配転に対して絶対許さないという怒りと必ず粉砕する決意を、そして自分の職場の青年労働者を動労千葉に獲得するためにさらにがんばるという決意を表明したことでした。
JRという新自由主義攻撃の最先端で、これと真っ向から激突して階級的団結を拡大する若い主体が登場し始めていることの意義は計り知れないものがあると思います。これこそ動労千葉労働運動の到達地平であり、政府・JRに屈服する4者4団体路線ではけっしてできないことだと思いました。
私はこの集会に向けて、ささやかながら街頭署名をやり、延べ11日で234筆の賛同署名を集めることができました。集めてわかったことは、圧倒的に4大産別の労働者・OBが「1047名の解雇撤回!」という呼びかけに反応して立ち止まり、動労千葉が反合・運転保安闘争を闘っていることを知って感激し、共感し、勇気をもらっていくことでした。国鉄分割・民営化に賛成した連合が鳩山政権を支えているという批判も驚くほど支持されました。国鉄闘争を基軸とした4大産別決戦が大恐慌に立ち向かい、資本主義を革命する唯一の路線なのだと実感できました。
次は3・20です。階級の怒りを結集し、オバマと鳩山をぶっ飛ばすために全力でがんばろうと思います。
デモなし集会が示す4者4団体派の屈服 東京 繁野定之
4者4団体幹部は、民主党・連合政権の攻撃に呼応して、国鉄1047名闘争を終わらせようと策している。
2・13闘争の高揚感もさめやらぬ2月16日、全国労組交流センターと国労共闘は、1047名闘争の幕引きを図る4者4団体主催の日比谷野音集会の会場前に登場し、ビラまき行動を意気高く貫徹した。
「解雇撤回をあくまで貫こう」という私たちの訴えは、労働者の圧倒的な共感を呼んだ。「今日の集会はデモもないのか」と、一切の闘いを投げ捨てた4者4団体派に驚き、あきれ、怒りを表明する青年労働者も。
これまでなら血相を変えてやってきて、ビラまきの妨害にかかる4者4団体派幹部たちも、姿を見せない。私たちの正義の訴えに、敵対する気力もなくなったのだ。彼らは、口では「解決に向けた最終局面」などと言いながら、自分自身、それになんの確信も持っていないということだ。
4者4団体の集会では、「JRと闘う」という言葉が誰からも語られない。JR東日本の検修外注化をめぐって、現場の攻防がこれほど激しく火を噴いているのに、その闘いと結びつこうとしないばかりか、1047名闘争もやめてしまおうとしているのだ。
しかし、闘争団の一人ひとりの心底に渦巻いているのは、国鉄分割・民営化に対する怒りであり、JRに解雇撤回を認めさせなければ、自分たちが受けた屈辱は晴れないという思いのはずだ。
私たち動労千葉派は、2月13日、1850人でJR東日本本社に大デモをかけた。私たちにこそ国鉄闘争を勝利させる力があり、その責任もあると痛感した。
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週刊『前進』(2428号6面2)(2010/02/22 )
「司法改革」を葬り去ろう
日弁連の権力翼賛を打ち破れ
会長選挙の危機と破産 「めざす会」が声明発表
弁護士を激増させ裁判員制度を導入した「司法改革」に対する絶対反対の闘いが、若手弁護士を始め圧倒的な労働者人民の支持と共感を集めて前進している。これに恐怖した日弁連執行部は、闘いの先頭に立ってきた高山俊吉弁護士から卑劣な手段で日弁連会長選立候補資格を奪った。断じて許さない。しかしそうまでして強行した選挙では、会長を選出することができず、「再投票」というかつてない危機的事態に陥った。2月17日に日弁連の全会員に送られた「憲法と人権の日弁連をめざす会(代表・高山俊吉弁護士)」の声明を紹介します。(編集局)
裁判員制度・弁護士激増・改憲に対決する日弁連を!
憲法と人権の日弁連をめざす会
高山俊吉弁護士は、前回08年の日弁連会長選挙で7043票、43%を獲得した。卑劣な懲戒攻撃をもって、その高山弁護士の立候補資格を剥奪(はくだつ)したうえで、いずれも「司法改革」賛成・裁判員制度推進の2候補で「争った」今回選挙は、会長を決定できずに「再投票」という事態に陥っている。
私たちは、「司法改革」絶対反対の旗を一層高く掲げ、裁判員制度・弁護士激増・改憲とたたかう日弁連の再生に向け前進する。
動乱の時代
世界を見れば、ドル暴落と中国バブル崩壊の影いよいよ濃く、戦後最大の失業と賃下げの嵐が吹き荒れている。沖縄普天間基地やトヨタ車リコールで「日米同盟」も根本的に揺らぎ、この危機乗り切りをめぐる支配内部の分裂抗争劇「検察・『小沢』戦争」がつづく。「第2の尼崎事故」を不可避とするJR合理化に対する労働者の総反撃も開始された。
全国2万8000人弁護士は、この歴史的激動のまっ只中にある。
「司法改革」の無惨な破綻
政府・財界は日弁連執行部を手先に使いつつ、新自由主義攻撃の一環として、弁護士激増と裁判員制度導入の「司法改革」を強行してきた。結果、弁護士総体の急激な経済的没落と若手弁護士の深刻な就職難が進み、ロースクールの廃校が現実化している。「司法への市民参加」が被告人の防御権と弁護人の弁護権を抹殺する刑事裁判の「超迅速・厳罰・ショー化」以外の何ものでもないことを誰もが知った。
私たちは立ってたたかう
私たちも、「司法改革」の当事者として、否応(いやおう)なくこの現実に向き合っている。
1930年代、弁護士失業が社会問題化するなか、当時の弁護士は「満州国の法務官は弁護士にやらせろ」と政府に要求し、ついに関東軍への戦闘機献納や前線慰問に雪崩をうった。この恥ずべき歴史を踏み越え、いまこそ、「生きさせろ!」と叫ぶ労働者民衆とともに生活と未来をたたかい取り、歴史の主体に飛躍する秋(とき)だ。
弁護士が「貧困を救済する」とか「救済されるべき」存在という観念は、現下の大恐慌の進行で必ず吹っ飛ぶ。問題はそのようなところにあるのではない。また、そのようなことで問題が解決されるものでもない!
若手の反発、支配の危機と高山資格剥奪
日弁連執行部の「司法改革」推進に対する全国の弁護士、とくに若手の危機感と反発は野に満ちている。その圧倒的な声と「司法改革」反対運動との分断にこそ「高山懲戒=資格剥奪」攻撃の本質がある。『法律新聞』第1839号「論壇」で中本源太郎会員(東京弁護士会)が喝破するように、本来懲戒にまったく相当しない案件を東弁の綱紀委・懲戒委は強引に「戒告」に持ち込み、全国800名にのぼる弁護士が直ちに弾劾抗議に立ち上がると、日弁連は結論を先延ばししたうえ立候補届締切時刻の3時間前に不服申立てを棄却し、立候補資格回復の法的手段すら奪った。
この卑劣さは、裁判員裁判の「出頭率」がついに30%前後に落ちるほど民衆の反発が拡(ひろ)がり「過料」の制裁すら発動できない状況に追い込まれた権力と日弁連執行部の底なしの危機感と恐怖を示す。
私たちは、この1ケ月間、全会員向けに週2回の「司法改革に断を!」通信を発し、また高山弁護士とともに全国を歴訪し、若手を先頭とする多くの強固な団結を作り上げた。
在野に徹して
「民主党政権に逆らうな」の執行部の言説が横行している。また、「これまで弁護士は在野精神が強く、野党的な立場に立っていた。日本のガバナンスの一翼を担うというのであれば、もっと政府の中に入っていく必要がある」などという弁護士出身民主党閣僚のインタビュー記事が日弁連新聞のトップに登場した。二人の候補は、公聴会で、政府に入ることと在野性は矛盾しないとそろって言い切った。
私たちは、その姿勢を峻拒する。日弁連再生の力は、野にあって権力と金力に日々対決するひとり一人の弁護士の心意気と団結の中にこそある。
5月18日、裁判員制度廃止全国集会へ!
崩壊の姿を全国民にさらす裁判員制度。この日は改憲手続法の施行予定日でもある。それらに弔鐘を鳴らすことは、弁護士が決起し、労働者・市民と団結すればできる。その力が私たちにはある!
日弁連の権力翼賛を打ち破り、今やボロボロの「司法改革」を葬り去ろう!
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裁判員制度廃止!全国集会
5月18日(火)午後6時
東京・日比谷公会堂
主催 裁判員制度はいらない!大運動
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週刊『前進』(2428号6面3)(2010/02/22 )
東正策同志を追悼する
遺志継ぎプロレタリア革命勝利へ突き進もう
革共同宮城県委員会
革共同宮城県委員会のかけがえのない同志、革命家・東正策(ひがし・しょうさく)同志は、2010年1月5日午前11時29分、家族に見守られながら永眠した。享年46。10年、「国鉄決戦でプロレタリア革命に勝利しよう」と労働者階級の総反撃が始まったそのとき、革命の道半ばにして帰らぬ人となった。彼の無念、悔しさは言葉に表すことができない。われわれは、東同志の遺志を引き継ぎ、プロレタリア革命の勝利に向けて進撃することを誓う。
東同志は昨年6月、体の痛みを訴え、検査の結果、すい臓がんであることがわかった。7月の革共同東北政治集会に際して自らの病を仲間に知らせ、以来、革命に勝利するまで生きて生きて生き抜くと決意し、壮絶な闘病生活に入った。入退院を繰り返し、病と闘いながら、一時も闘う仲間のことを忘れず、お見舞いに訪れた仲間を、どんなに苦しいときも笑顔で迎え、話をていねいに聞き、そして核心をついたアドバイスをし、同志を励ました。自分の体のことではなく、いつも仲間のことを心配し、革命勝利のために闘いぬいた。
東同志は1963年12月、京都府木津町(現木津川市)で教育労働者の両親のもとに生まれた。83年、東北大学理学部に入学。同年にマル学同東北大支部に加盟し、革命勝利に人生をかけることを決意し、サークル協議会議長を担い、東北大自治会運動の前進のために奮闘した。東北大学日就寮に入寮し、寮自治運動の先頭に立った。また三里塚、沖縄など全国を駆け巡り、宮城の地では、全金本山闘争、女川原発阻止の闘いを闘いぬいた。85年、成田用水決戦で国家権力・機動隊に実力で立ち向かい不当逮捕され、完黙・非転向を貫き、三里塚・国鉄決戦の最先頭で闘った。
92年、5月テーゼを貫徹するために労働運動に身を投じ、地域の仲間とともにみやぎ労働組合交流センターを結成し、動労千葉に続く階級的労働運動の不抜の拠点を築く闘いに突入した。東北春闘集会の事務局を担い、動労千葉物販を宮城県内のすみずみに広げるために駆け回った。物販でともに行動した全金本山の労働者は「初めて訪問して話を聞いてもらえなくても、何度も足を運び、労働者の信頼をていねいにつくっていった」と、東同志の誠実でひたむきな姿勢を語っている。
2003年、マル青労同再建の闘いの先頭に立ち、青年労働者の話を聞き、学習会を積み重ね、青年労働者とともに革命に全人格を賭けた。党の革命のただなかで全国単一党の建設のために仁王立ちし、08年、革共同宮城県委員長に就任した。階級的労働運動路線を貫徹し、宮城県党を革命的労働者党として屹立(きつりつ)させる闘いの先頭に立った。「生きさせろ!ゼネスト」を切り開き、国鉄闘争を軸とする4大産別決戦の路線を貫いた。
労働者を心の底から信頼し、愛し、不正義を憎み、正義を貫く革命家だった。また、早朝のビラまきから深夜に及ぶ討論を連日担いながら、党の革命を貫徹し、労働者自己解放の思想、マルクス主義を生きた闘いの武器として労働者階級の手に取り戻すために、日夜学習を欠かすことはなかった。闘う仲間に勇気を与え、信頼され、愛される革命のリーダーだった。
09年11月集会には、酸素ボンベを抱えて参加し、「命ある限り可能性を信じて頑張ろう。また来年来てやるぞと思いました」と、全国の仲間と会えたことを心から喜んでいた。(写真)
東同志、あなたの革命貫徹の思いは、ともに闘いぬいた私たちが貫徹し、実現する。10年、動労千葉のストライキ決起を号砲に、帝国主義を打倒する激しい闘いが始まっている。第2次国鉄決戦は巨万の労働者の決起で労働者階級の勝利を切り開く。労働者をとことん信頼し、青年労働者と全身全霊をかけて向き合って、厳しくほがらかに団結を固め突き進んだあなたの姿を、私たちが日々職場で体現し、プロレタリア革命の勝利を切り開く。世界革命の勝利をつかむ日まで、東同志、あなたはいつもともに闘い進撃する誇り高き同志だ。
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週刊『前進』(2428号6面4)(2010/02/22 )
米・教育民営化の実態
『ルポ 貧困大国アメリカU』を読んで
高額学費と学資ローンが未来奪う
カリフォルニア労学スト連帯! 全学連が訪米へ
広島大学 道島ゆかり
3月4日、米カリフォルニア州の学生・労働者は「公教育を守る全州ストライキ」に立ち上がる。11月日比谷に結集した仲間が先頭に立ち、米帝オバマを揺さぶる大闘争が始まる。そしてこの集会には法大闘争を闘う全学連が合流する。
2月5日、法大当局と国家権力は入試ビラまきの6学生を「営業権」を振りかざして不当逮捕し、今に至るも勾留し続けている。これに対し即座にアメリカやドイツの仲間から抗議のメールが寄せられた。新自由主義と「教育の民営化」に対する怒りは国境をこえて共通であり、資本主義を打ち倒す国際的団結は、弾圧をのりこえてますます発展しようとしている。6人の仲間の即時釈放をかちとろう。
反乱が始まった
08年9月のリーマン・ショックによる大恐慌への本格的突入と09年1月のオバマ政権の登場。それから1年のアメリカ社会の激変を追ったのが『ルポ貧困大国アメリカU』(堤未果著 岩波新書)だ。本書では教育だけでなく、GM崩壊による年金と社会保障の解体、民営化・外注化で急成長した医産複合体が暴利をむさぼり、労働者家族の生命を奪う姿が克明に描かれている。「第1章 公教育が借金地獄に変わる」に暴かれている現実を主に紹介したい。
第1章は、昨年11月のカリフォルニア州立大バークレー校の大学占拠闘争から始まる。数千人の学生が理事の車を取り囲み「大学民営化反対」「総長の報酬をカットせよ」というプラカードを掲げ、直接行動に立ち上がった。大学理事会は来年度から32%(年間100万円)もの学費値上げを強行した。この2年間で実に79%もの値上げだ。大衆的な怒りの行動が全米を揺るがした。「これ以上我慢できない。学費を払うために、すでに三つも仕事を掛け持ちしているのに、これ以上の学費値上げは絶対に無理だ」。行動に立ち上がった学生の声だ(12n)。学生らは教職員とも連帯し、100人近くの逮捕者を出しながら闘争を続けた。
若者を食い物に
「住宅ローンと学資ローン。今アメリカで多くの人びとを苦しめているこの二つは、崩れゆくアメリカン・ドリームを表すコインの表と裏だ」(16n)。
若者の未来を食い物にした「教育ビジネス」、とりわけ「学資ローン」の実態は本当に許しがたい。発端は80年レーガン政権の登場だ。公教育予算は12%から6%に半減され、代わりに学資ローンの限度額が引き上げられた。ここで成長したのが大学や銀行に学資ローンの提供を奨励し、それらの債権を買い取る学生マーケティング機構、通称〈サリーメイ〉だ。これが政府と癒着し、ドンドン肥大化していく。今や学資ローンは住宅ローンと並ぶ巨大市場になり、4分の3の学生が学資ローンを借りている。
しかし、学資ローンは低所得者向け住宅ローン=サブプライムローン以上にタチが悪い。複雑な法改正の過程で、低利子ローンへの借り換えや経済的困窮に陥った際の支払い猶予申請ができなくされた。きわめつけは、消費者保護法の対象から外され、自己破産しても債権を放棄できないことだ。卒業後、ローンの返済が一度延滞しただけでブラックリストにファイリングされ、不良債権化したローンは他の金融機関に売却されサリーメイの手から離れる。そして債権回収機構から途方もない額の請求書が毎月送られてくる。アランという青年は、卒業時3万8千j(380万円)だった請求額が8万j(800万円)に膨れ上がり、自己破産しても救済されなかった(42n〜)。
サリーメイは、このように青年の未来を奪うことで法外な利益を上げてきた。経常収益は00年から05年にかけて2億8千万j(280億円)から9億2千万j(920億円)と328%も上昇。その中身は、不良債権化して2倍3倍の値がついたローンの回収が広くを占めている。膨大な青年の生き血を吸って。日本の奨学金制度も労働者としての未来賃金を先取り的に搾取している。
資本主義打倒へ
本書は、これだけ没落帝国主義と新自由主義のもとでの惨禍をリアルに告発しているにもかかわらず、階級対立の非和解性という階級的視点があいまいであるがゆえに、実践方針がきわめて不鮮明だ。
今求められていることは、労働や教育、医療すら保障できず、青年労働者・学生の未来を犠牲にしてしか成り立たない資本主義を怒りを込めて打ち倒すことだ。自らの力と行動によって資本の支配を終わらせることだ。
「われわれは何も要請しません。何も要求しません。奪取します。占拠します」(ストライキに立ち上がったカリフォルニア大の学生)。3月全学連訪米の成功から3・20闘争の爆発へ!
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週刊『前進』(2428号6面5)(2010/02/22 )
日程 2010年国際婦人デー闘争
労働者民衆に力あり!国鉄1047名解雇撤回
戦争と大失業の民主党・連合政権打倒
【東京集会】
3月7日(日)12時半開会
コア・いけぶくろ(旧豊島区民センター)
主催 3・8国際婦人デー実行委員会
【関西集会】
3月7日(日)午後2時〜4時
阿倍野区民センター
主催 婦民全国協関西ブロック
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日程 法大裁判に集まろう!
★暴処法裁判
恩田君、増井君、織田君、内海君、新井君
第9回公判 2月22日(月)午後1時30分
第10回公判 3月8日(月)午後1時30分
★4・24集会弾圧裁判
斎藤君、恩田君、増井君、倉岡さん、冨山君、内海君
第10回公判 2月23日(火)午後1時30分
第11回公判 3月5日(金)午後1時30分
※東京地裁429法廷 12時半に傍聴券配布所へ
日程 2・ 28総決起集会
国鉄1047名解雇撤回! 検修・構内業務外注化阻止!
民主党・連合政権打倒! 八尾北医療センター民営化絶対反対、道州制粉砕!
2・ 28総決起集会
日時:2月28日(日)午後2時開始
場所:桂人権コミュニティーセンター(大阪府八尾市桂町2-37)
主催: 八尾北医療センター労働組合/ 部落解放同盟全国連合会西郡支部/ 八尾北命と健康を守る会/ 道州制・民営化と闘う共闘会議/ 関西労組交流センター
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