大地の響き 投稿コーナー
週刊『三里塚』02頁(1157号02面06)(2025/04/14)
大地の響き 投稿コーナー
初めて現地を訪れて
青年 青木三智
3月の上旬、三里塚の現地調査に伺いました。今まで主にネットで闘争の様子を見てはいたものの、三里塚の現地に伺うのは初めてでした。
当日はあいにくの雨でしたが、快く車で現地を案内していただきました。
まずは市東さんの天神峰の畑に始まり、萩原さんの畑、南台農地、東峰神社、岩山記念館、そして第3滑走路の建設予定地などを見学し、お話を伺いました。
特に印象に残ったのは天神峰の様子でした。2023年の強制執行当時はツイッターなどで実況を見ていたものの、改めて当日に当時の映像を見せていただき、その上で現地に赴きました。封鎖された壁に梯子をかけて向こう側の様子を見ると、手付かずのままただ囲われた農地があり、久しぶりの春の雨を受けて生き生きとした土が見えました。私は23年の強制執行後の5月に沖縄の辺野古での闘争に参加する機会があったのですが、奇しくも三里塚では沖縄出身の開拓者がいたというお話を聞いたのもあり、当時辺野古のゲートの前で感じたものと同じような怒りの気持ちが込み上がってくるのを感じました。
見学後には三里塚で育てた野菜をたくさん分けていただきました。料理が好きなので、どれもたくましく生き生きとした野菜たちで料理をするのがとても楽しかったです。特に聖護院大根の葉がとても立派で、塩漬けにして毎日ご飯のお供にいただいています。
日々スマホでニュースを見ては落ち込むことが常ですが、百聞は一見にしかず、やはり外に赴き実際に自分の目で今起こっていることを見るということの必要性を改めて実感した1日でした。当日はお世話になりました、また伺います!
