新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 中国侵略戦争阻止を トランプ・石破倒せ 三里塚現地闘争本部員 二川 光

週刊『三里塚』02頁(1156号02面03)(2025/03/24)


新版・現闘員奮闘中!日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 中国侵略戦争阻止を
 トランプ・石破倒せ
 三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 日米共同演習「キーンソード」を前に米軍のロケット砲「ハイマース」が石垣島に初めて搬入された【昨年10月13日】)

(写真 さようなら原発集会で【3月8日】)


 春らしい暖かい日が続く三里塚現地では作付け作業含め、畑の準備が順調に進んでいます。市東さんの畑では人参や大根などの生育が順調で、植えていたじゃが芋が早くも芽を出しています。3月の初旬からの雨が功を奏し、作付け時期と重なりながら野菜も生育しています。今はコンテナは寂しいかもしれませんが、にぎやかに増えていく野菜に期待してください。
 防衛省は陸上、海上、航空の3部門を一元的に指揮する新組織「統合作戦司令部」を3月24日に240人態勢で発足し、司令部を東京・市ケ谷の防衛省本省に置くと発表しています。この「統合作戦司令部」は指揮統制の一体化、米軍と自衛隊の事実上の統合を意味します。自衛隊が米軍の一部となって戦争の最前線で闘おうという転換です。琉球弧で、実際に人が住んでいる民家や畑を含めた場所で行われている「生地訓練」や、全国で行われている日米の共同軍事演習を更に一体化することに他なりません。それは「祖国を守るためには反戦などいうな」という治安弾圧攻撃の激化、外国人を排除する攻撃と一体です。
 話は変わりますが、アメリカのトランプ政権が発足し、対中国の関税戦争と一体で治安弾圧を強化しています。トランプはパレスチナ連帯を闘う留学生を強制送還する大統領令に署名し、「扇動者」を投獄すると言い放って、パレスチナ人の大学院生を「ハマスと連帯し、抗議デモを主導した」として不当逮捕し、永住権の無効化を一方的に通告しています。更に不法移民の強制送還を加速させるため、「敵性外国人法」を活用すると発表しました。「敵性外国人法」は、戦時中などに大統領に相手国の市民を拘束、送還する権限を与え、第2次世界大戦中に日系人を強制収容するなど猛威をふるいました。これから、中国の留学生や移民労働者などをも「アメリカにとって脅威だ」として対象になるかもしれません。労働者にとってトランプは本当に反革命です。ただちに打倒しましょう。
 この中で、反戦の砦として、実力闘争で59年闘いぬいている三里塚闘争こそ、トランプや日本の石破を打倒していくための労働者の実力決起を生み出す根源的な力を示しています。
 天神峰農地強制執行攻撃から2年、再びの決戦が迫っています。市東さんの南台農地を死守する闘いの勝利は全人民的な階級闘争によってかちとれます。2年前の悔しい思いを絶対に晴らすべく、反対同盟とともに全力で闘いぬきましょう。この農地死守の闘いこそがパレスチナとの連帯であり、中国への侵略戦争を阻止する闘いそのものです。国家による暴力を打ち破る労働者階級の闘いを共に闘いぬくことを訴えます。
 3月30日の天神峰現地闘争をその号砲として闘いましょう。

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