電子戦部隊配備やめろ 宮古島で車両搬入阻止行動
週刊『三里塚』02頁(1155号02面02)(2025/03/10)
電子戦部隊配備やめろ
宮古島で車両搬入阻止行動

(写真 電子戦装置を積んだ自衛隊車両の前に座り込んで搬出を阻止【2月26日 沖縄県宮古島市】)
「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の電子戦部隊搬入阻止行動が2月26日、宮古島市の平良港で闘われた。
電子戦装置を積んだ車両など15台が、自衛隊が借り上げた民間フェリーに乗せられ到着。
改憲・戦争阻止!大行進沖縄、婦人民主クラブ全国協の仲間が配備に反対する約30人とスクラムを組んで座り込み、自衛隊車両を4度にわたって止めた。
ウクライナ戦争では、ドローン攻撃を防ぐための電子戦が激しく戦われている。防衛省は22年に策定した防衛力整備計画で、通信やレーダーの情報収集・妨害を行う「電子戦部隊」を強化するとしている。
すでに那覇駐屯地と知念分屯地、与那国駐屯地の3カ所に配備され、陸上自衛隊宮古島駐屯地には3月末までの配備が狙われている。長崎県の相浦駐屯地と熊本県の健軍駐屯地の部隊の中から約40人が移駐するという。そのための敷地は確保されているが、庁舎などの建設はまだだ。
電子戦部隊が行おうとしていることは通信の妨害にとどまらない。レーザーウェポンは安価で弾切れのない破壊兵器、侵略兵器そのものだ。
27年度の配備が狙われる石垣島では同日、米海軍輸送艦と海上自衛隊の訓練支援艦の初の同時寄港に抗議し、全日本港湾労働組合沖縄地方本部が組合員の自宅待機を構えた。
沖縄・南西諸島の軍事要塞化との闘いと連帯し、本土で「中国侵略戦争阻止、安保粉砕・日帝打倒」の闘いを!
