新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 軍事空港粉砕を トランプを牢屋へ 三里塚現地闘争本部員 二川 光

週刊『三里塚』02頁(1152号02面03)(2025/01/27)


新版・現闘員奮闘中!日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 軍事空港粉砕を
 トランプを牢屋へ
 三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 「熊谷俊人千葉県知事は幕張メッセを死の商人に使わせるな!」とデモ【1月13日 千葉市】)

 激動的に世の中が動いています。1月20日には「米国第一」を掲げて軍事・外交・経済での領域で戦争に突き進んでいるトランプ政権が誕生します。トランプは移民の強制送還や関税引き上げなど含め100以上の大統領令に署名すると言って、アメリカという帝国主義国のためには何でもやるという勢いです。デンマーク領であるグリーンランドの購入やパナマ運河の管理権のアメリカへの「返還」のため、軍事力や経済的圧力の行使も辞さないと表明しています。なによりもトランプ政権は中国に対する敵意を持った閣僚で固め、アメリカのためなら中国への侵略戦争も辞さない構えです。絶対に許すことはできません。トランプ政権が登場したことで絶望してしまうかもしれませんが、就任式に反対して首都ワシントンでは数千人のデモが闘われ、「トランプを牢屋へ」というコールが叫ばれています。アメリカの労働者民衆は直ちにトランプ打倒の闘いに繰り出しています。日本でもトランプ政権を打倒する反戦の実力闘争をやり抜きましょう。
 三里塚現地では1月12日の反対同盟の旗開きから闘いが始まりました。13日には武器見本市に反対する幕張メッセ包囲デモも闘いぬきました。
 反対同盟の旗開きの前に120人が南台の畑に集合して成田空港本社に対するデモ行進を行い、「成田軍事空港粉砕、市東さんの農地死守」を掲げてデモをやり抜きました。その後、やすらぎの里に集まり新たに始まった2025年を闘いぬく決意を固めました。この旗開きの中で反対同盟の萩原富夫さんが「闘争宣言2025」を読み上げ、それに全体が応えて発言が続き、闘う気概に満ち満ちていたと感じています。
 市東さんの耕作権裁判では千葉地裁は依然として判決期日の指定が出来ずにいます。たとえどんな反動判決が出されようとも23年の強制執行阻止決戦を超える実力阻止態勢を作り上げ、迎え撃つ決意です。そのためには自分自身として千葉地裁前や街頭で「成田軍事空港粉砕・市東さんの農地死守」の声を更に拡大させ、多くの人々が三里塚現地に駆けつけられるような決戦にしていきたいと思っています。そのためには現地が戦争反対の声と更に結びつくために去年以上に多くの現場に足を運ぶことと、それと一体で青年や学生が更に三里塚現地に駆けつけてもらうような関係性を去年以上に密に作っていくことが必要だと思います。
 初めて三里塚を知ったという人を連れて現地に駆けつけ、反対同盟と団結を深めていきましょう。自分の25年の闘いの決意はトランプ・石破政権を打倒し、中国への侵略戦争を阻止する大反戦闘争を内乱的に巻き起こすため、「成田軍事空港粉砕・市東さんの農地死守」の闘いの先頭に立つ決意です。共に闘いましょう。
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