団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1150号01面06)(2024/12/23)


団結街道


 十数年ぶりに母校の広島大学を訪れた。JR西条駅周辺は面影は残しているものの小ぎれいになり、美術館ができるなど、オシャレな雰囲気で何だか落ち着かない。ただ、街の風景は変われど、変わらぬ秋の景色は格別だった。学生時代に見慣れたはずの景観が新鮮に思えた▼紅葉・銀杏…なくしてしまった秋を再発見したうれしさから、バスに乗らず小一時間の道を歩いた。途中、道を聞かれたり、横を走る無人運転試験中のバスに驚きつつも、束の間の秋を満喫した▼ごみ焼却炉の煙突を学長の独断で看板にした広島大学の文字がやっと見える。汗だくで着いたキャンパスにオシャレ化していないところがいいフレッシュな広大生。講義棟の壁にはビラがびっしりと貼られた掲示板。後輩と一緒に昼展開(情宣)▼久方ぶりに友人、先輩、恩師と会った。平和記念式典に十数年ぶりに行ったという被爆2世は「ほんと気持ち悪かった。松井市長はなぜああなのか。県教委が徹底的に文章を添削するこども代表もないほうがいい」と▼ところで、入学直後に子供の「供」は従属的なイメージを与えるので好ましくないと教わった。下村博文文科相(当時)が2013年に「子供」に表記を統一せよと通達を出した。下村(旧統一教会、裏金問題等で落選)が大嫌いと言っていた恩師も著書では「供」の表記に従っていた。「子どもを救え」(魯迅)。帝国主義打倒の反戦・反核闘争の爆発で!
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