1・12新年デモ&団結旗開きに集まろう 耕作権裁判勝利、農地強奪判決出すな 千葉地裁前情宣に立つ
1・12新年デモ&団結旗開きに集まろう
耕作権裁判勝利、農地強奪判決出すな
千葉地裁前情宣に立つ
8・6広島暴処法弾圧と闘う5人の仲間の保釈・奪還を12月12日、ついにかちとった。米日帝国主義による中国侵略戦争に向けた反戦・反核闘争つぶしとの最先端の攻防点での決定的勝利だ。「非常戒厳」を打ち破り、われとわが手で革命を手繰り寄せる韓国・民主労総をはじめとした労働者階級人民の闘いは米日韓軍事同盟をグラグラに揺さぶっている。今こそ連帯し、新たな安保・沖縄闘争の爆発、自国政府打倒の反戦闘争に立ち上がる時だ。その最先頭に立つ気概に燃える三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連の仲間は12月11日、耕作権裁判の勝利に向けた千葉地裁前情宣に立ち上がった。
成田市天神峰の市東孝雄さんの南台農地をめぐる耕作権裁判は、地裁民事第2部・齊藤顕裁判長のもとで9月30日に結審した。成田空港会社(NAA)は自ら最終弁論を放棄しておきながら、1カ月以上も後になっておずおずと準備書面を裁判所に提出し、何とか農地取り上げ判決を出してくれと泣きついている。齊藤裁判長は、判決期日については「追って指定する」と言ったきりで、12月を迎えても未指定という異例の事態になっているが、年度内には出されるだろう。
反対同盟と支援連は、千葉地裁が農地取り上げの反動判決を下すことを絶対に許さないという意気込みで、この日の行動に立ち上がった。
事務局員の伊藤信晴さんが真っ先にマイクをにぎり、耕作権裁判の全過程で市東さんに南台農地を耕す権利が確固としてあることが証明され、署名や印鑑を偽造するなど違法脱法を重ねたNAAが地主然として土地の明け渡しを迫るのはまったく不当であることを強調した。そして反対同盟が半世紀を超えて「軍事空港粉砕」の立場から実力闘争で農地を守り闘ってきたことを振り返り、石破政権が中国侵略戦争へと突進し、全国の空港・港湾の「平時」からの軍事使用が行われている状況の中で、成田の軍事空港化を許さず、農地強奪攻撃を打ち砕く姿勢を明らかにした。
東京から駆けつけた西村凌風全学連書記次長は、「戦争のための農民殺し、農地強奪を絶対に許さない! 昨年2月の天神峰農地への強制執行に怒りを燃やして全学連の隊列に加わった仲間が多くいる。裁判所がまたしても市東さんの農地取り上げにお墨付きを与えるならば、われわれは一層隊列を強化し、体を張って機動隊の暴力を打ち破り、農地を守り抜く。軍事空港建設を粉砕する」と怒りをたたきつけた。
支援連、現闘、全学連の同志たち、さらに千葉県庁で熊谷俊人千葉県知事宛に幕張メッセでの「武器見本市」に反対する申し入れと署名提出行動を行った「改憲・戦争阻止!大行進千葉」の仲間も加わり、マイクを回して耕作権裁判反動判決を絶対に許さない決意を表した。
反対同盟婦人行動隊の木内敦子さんは、千葉県庁への申し入れ行動から駆けつけ、地裁前ビラまき情宣に合流した。
多くの人が発言の中で、戒厳令を打ち破った韓国人民の闘いに触れ、連帯して勝利する気概を示した。最後に全員で正門前に並び、伊藤さんのリードで「農地を守り抜くぞ!」「市東さんとともに闘い抜くぞ!」「不当判決を出すな!」とシュプレヒコールを上げた。
その後、場所を京成千葉駅前に移して情宣活動を続けた。反対同盟の宣伝カーに全学連の仲間も乗り込み駅周辺を農地強奪阻止の訴えで席巻した。約400枚のビラが手渡され、多くの署名が寄せられた。
判決日まで千葉地裁を攻め続けることを全体で確認した。