新宿で女性反戦デモ 沖縄米兵の少女暴行事件弾劾!
新宿で女性反戦デモ
沖縄米兵の少女暴行事件弾劾!
反戦女性集会・デモが12月1日、東京・新宿で行われ、240人が集まった。三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の木内敦子さん、現闘が参加し、木内さんが発言に立った。
司会は洞口朋子杉並区議、基調報告は全学連の矢嶋尋委員長。沖縄・米兵による女性暴行事件とその隠ぺいを徹底弾劾し、中国侵略戦争遂行の要である沖縄の軍事要塞化を許さず、全基地撤去、戦争協力拒否の安保・沖縄闘争の先頭に女性が立とうと訴えた。集会後のデモに沿道から飛び入り参加が相次いだ。
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女性は最前線に立ってきた
反対同盟婦人行動隊 木内敦子さん
58年三里塚を闘ってきました。確かに飛行機は飛んでいます。しかし、空港はいまだ完成していないんです。58年間、政府・国は土地を取り上げるために自分たちに都合のいい法律を作り、機動隊の暴力を前面に出して、命を生み出す畑や田んぼ、土地を取り上げていきました。それは遠い昔の話ではなく、つい最近もありました。2年前、やはり土地取り上げに対して夜を徹して闘いました。そして、来年にもまた野菜が植わっている畑を取り上げようとしています。何度も何度も何度も悔しい思いをしてきました。がっくりくることもあります。しかし、反対同盟はすぐに闘争宣言を出し、全国に檄を飛ばして闘い続けております。闘い続ける限り負けることはありません。近々の予定として、12月11日正午より千葉地裁前で街宣とビラまきをします。1月12日には旗開きをします。
先ほど基調報告でも出ていたように、闘争前の農村は三里塚も芝山町も50年代、60年代ですが、全国の多くの農村がそうであったように、非常に閉鎖された土地、農村でした。女性はいろんなものを奪われていました。自分で財布を持つこともできない。自由に外出することもできない。そんな土地でした。しかし、反対運動が起き、反対同盟が結成されたとき、闘争方針として家族総ぐるみの闘いという方針を出しました。それによって、年寄りから子どもまで、もちろん女性も闘いに立ち上がりました。闘いの最前線、決戦に女性たちは立ち続けました。闘いを通じて、全国のいろんな人たちと交流し、いろんな立場の人たちと共闘する中で、女性たちはいろんなものを手にすることができました。闘うことが生きがい、闘うことが生きざまになりました。それが今につながっています。今日たまたま新宿駅でめぐりあったみなさん。一緒に戦争反対の声を上げてデモをしましょう。だからって、明日から世の中が変わるわけではないけれども、一人ひとりの一歩が必ずや小さな渦になります。そしてその渦を大きく、大きくして戦争に向かうこの国を打ち倒そうではありませんか。