三芝百景 三里塚現地日誌 2024 11月5日(火)~11月18日(月)
週刊『三里塚』02頁(1148号02面08)(2024/11/25)
三芝百景 三里塚現地日誌 2024
11月5日(火)~11月18日(月)
●不動産特定共同事業「ゲートウェイ成田」の工事進捗状況について、独自調査を行った朝日新聞は、土木工事に対する進捗度は69%、建築工事は0%、全体は2%で、完了予定が当初の21年3月から4年8カ月延期され25年11月となっていると報じた。同事業は成田空港近くの広大な土地にホテルやアリーナなどを作るとして成田市の開発許可、千葉県の農地転用許可を得て高利回りを売りに約6万1千人から合計1580億円を集めていた。全体の4割の土地はNAAの所有。(7日)
●千葉市で開かれた千葉政経懇話会の11月例会でNAAの田村明比古社長が「空港と地域の一体的発展を目指して」なるテーマで講演を行った。「成田の利用者は開港当時は日本人が4分の3、外国人は4分の1だったが、昨年はこれが逆転した」「世界基準の空港にするために入国手続きをする制限エリアを拡大する必要がある」「LCCの誕生などで新興国の旅行者が増え、世界の航空市場は2倍になる」などと豪語し、機能強化、「新しい成田空港」構想を進めるとした。さらに「周辺環境にとけ込んだ自然と一体化したエアポートシティを目指し、空港と地域が相乗効果でウインウインの関係に」とうそぶいた。(7日)
●「地域共生・共栄会議」が成田市で開かれ、物流に重点をおいた道路などの交通アクセス改善について議論された。(9日)
●改憲・戦争阻止!大行進東京が呼びかける特別国会開会日闘争に80人が集まった。現闘が参加し、発言。(11日)
●成田への航空燃料を運ぶパイプラインでの燃料の漏えい、火災を想定した消防訓練が四街道市内で開かれた。(12日)
●反対同盟が呼びかける空港機能強化反対!「フィールドワーク」が行われた。(13日)
●東京地裁は1047名解雇撤回をめぐる裁判で動労総連合の訴えを退ける反動判決を出した。反対同盟の伊藤信晴さんが駆けつけ、総括集会で連帯発言を行った。(13日)
●成田空港夜間飛行差し止め請求行政訴訟の第5回口頭弁論が千葉地裁民事第3部(岡山忠広裁判長)で開かれた。(15日)
●反対同盟と支援連は136回目の周辺情宣一斉行動を行った。(17日)