新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 11月集会へ向け奮闘 三里塚現地闘争本部員 二川 光

週刊『三里塚』02頁(1147号02面03)(2024/11/11)


新版・現闘員奮闘中!日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 11月集会へ向け奮闘
 三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 キーンソード開始日に防衛省正門前で「演習をやめろ!」と弾劾【10月23日 東京】)

 冬が駆け足で近づいてくるこの頃、めっきり日脚も短くなってきました。鍋が美味しい季節になる中で冬野菜も順調に生育しています。鍋が恋しくなってきます。三里塚野菜を食べて2024年を乗り越えましょう。
 今年の11月3日に日比谷で行われた労働者集会に向けて、三里塚現地では労組まわりや京成成田駅前での街頭宣伝を1カ月以上にわたって継続してきました。外国人観光客のビラの受け取りがよく、街宣をやるたびに老若男女問わず話になりました。今回の11月集会に向け、初めて挑戦することが増えたと思います。現地においても11月集会への結集を広く呼びかけられたことは自分としても重要だったと思います。
 自分としても現地の闘いだけでなく、この間の9・22横須賀基地前での闘いや10・23防衛省前抗議行動、さかのぼれば8・6広島原爆ドーム前の闘争などに参加していて「中国への侵略戦争を止めなければいけない」という実感が本当に強くなっていったと思います。体を張って戦争を阻止することはもちろんですが、集会やデモ、ストライキなどあらゆる現場で戦争反対で立ち上がることはいつになく増えています。
 自分は今年の11月集会は職場、キャンパス、街頭から多くの初参加の青年や学生が集まったと思います。反戦の集会とデモを全国各地で闘ってきた成果が表れていると実感しました。日比谷野外音楽堂に集まった3000人の戦争絶対反対の勢力をさらに拡大させていきましょう。
 その上で三里塚現地では市東さんの南台の農地死守の闘いが切迫しています。18年にわたって千葉地裁で闘ってきた耕作権裁判は9月30日に最終弁論が行われました。本来であればこの日に判決期日を言いわたすのが裁判の通例ですが、裁判所が判決日を知らせないという状況が現在も続いています。
 自分は昨年2月の強制執行阻止闘争の実力の闘いがあって、国家権力は恐れをなして判決日を言わなかったのだと思います。
 国策に反対し、58年闘っている三里塚闘争が青年や学生を獲得していることは不屈の反対同盟の闘いがあってこそだと思います。市東さんの南台農地が対象になっていますが、労働者階級の大地であり、戦争を阻むための最大の決戦が南台農地の決戦です。
 この闘いに勝利していきましょう。反対同盟が呼びかける11月13日の「空港機能強化」フィールドワーク、12月現地闘争(詳細は追ってお知らせします)に集まりましょう。12・24空港拡張差し止め裁判を傍聴し、機能強化を粉砕しましょう。
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