団結街道

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週刊『三里塚』02頁(1147号01面04)(2024/11/11)


団結街道


 中国脅威論や核抑止力論を打ち破り、戦争の根を引き抜くための教訓が韓国・民主労総金属労組旭硝子(ガラス)支会の闘いには詰まっている▼11・2国際連帯集会で旭支会のイヨンミンさんは、「旭支会の闘争とサード(高高度防衛ミサイル)反対闘争は違いがない」と語った。組合員への突然の解雇と同じ2015年、韓国政府はサード配備を宣言。翌年、場所は星州(ソンジュ)郡ソソンニと発表した。星州は瓜の生産が韓国一で肥沃な土地、澄んだ空気、美しい星空と渓谷を持つ▼韓国政府は17年、数千人の警察を動員してソソンニに入る道をすべて封鎖し、住民の同意を得ることなく搬入を強行。民主労総の宣伝カーの窓ガラスを破壊し、車の中から暴力的に運転手を引きずり出した▼旭支会の組合員は、「春の桜のようにきれいな」サード反対集会に何度も参加し、8年にわたる地域住民との連帯を通して、ハルモニたちと親戚のような関係を築いてきた。イさんはソソンニを訪れる度に、戦争反対を本気で取り組む日本の私たちの存在を思い出すという▼北朝鮮から国民を守るとの偽りの口実で進められたサード配備は、日本政府による沖縄・南西諸島へのミサイル配備と同根であり、旭支会とサード反対闘争の関係は、動労千葉と反対同盟の労農連帯と瓜二つ。国家・資本との実力闘争で培われる労働者自己解放への深い確信とその拡大こそが中国侵略戦争を阻む根源的な力だ。
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