日比谷野音に3000人結集 全国労働者集会 「中国侵略戦争阻止」の声響く

週刊『三里塚』02頁(1147号01面02)(2024/11/11)


日比谷野音に3000人結集
 全国労働者集会
 「中国侵略戦争阻止」の声響く

(写真 日比谷野音を揺るがして団結ガンバロー【11月3日 東京】)

(写真 呼びかけ3労組を先頭に銀座デモに出発)

(写真 反対同盟が登壇し萩原さんが連帯あいさつ)

(写真 日比谷公園から銀座デモに立つ反対同盟)

 全国労働者総決起集会・改憲阻止!1万人大行進が11月3日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、3000人が集まった。主催団体の動労千葉、関西生コン支部、港合同、国鉄闘争全国運動、改憲・戦争阻止!大行進の呼びかけに応え、三里塚芝山連合空港反対同盟、三里塚現地闘争本部が団体賛同し、現地の仲間とともに参加した。反対同盟を代表して萩原富夫さんが連帯あいさつを行った。(別掲)
 戦争と新自由主義への労働者階級の根底的な怒りが総選挙で自民・公明両党を大敗させた。政治構造は流動し、労働者階級の闘いを前進させるチャンスが到来している。
 日米による中国侵略戦争への突進との対決を避け、愛国主義・排外主義、戦争翼賛に転落する議会内野党勢力と連合の裏切りを乗り越える新たな労働者党の建設、階級的労働運動の復権・創造こそが労働者階級の怒りに応える道だ。
 11・3集会に結集した反戦デモとストライキを闘ってきた全国・海外の労働者・労働組合をはじめ、農民、住民、在日外国人、学生など全発言で「戦争を止め、社会を変える力がここにある」ことが力強く、説得力をもって示された。
 また、参加者は以下の取り組みを強めることを確認・共有した。
 沖縄・南西諸島を地獄の戦場にする中国侵略戦争阻止へ、新たな安保・沖縄闘争を爆発させること。すべての労働者の未来がかかった問題として、呼びかけ3労組への激しい組織破壊攻撃と闘い、5人の仲間への超長期の不当勾留が続く8・6暴処法弾圧を粉砕すること。パレスチナ労組の呼びかけに応え、武器見本市「DSEI JAPAN 2025」阻止へ取り組みを強化すること。大坂正明さんの奪還・星野国賠勝利。
 集会後の銀座デモは、国家権力や右翼の妨害をはねのけ、中国侵略戦争阻止の声を響かせ、沿道の市民との交歓をかちとって貫徹した。
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軍事空港建設許さず
 三里塚反対同盟 萩原富夫さん

 皆さんご苦労さまです。今日は三里塚現地から反対同盟5名、そして現闘の仲間たち、そして空港の周辺に住んでいる成田、芝山の住民が参加しております。
 三里塚は軍事空港建設に反対し、58年間皆さんとともに多くの犠牲を払い、たくさんの人に支えられ闘いぬいてまいりました。日本政府が今、アメリカと一緒になって中国への侵略戦争準備を進める中、成田空港は巨大軍事空港へと大改造されようとしています。
 われわれは空港建設よりも農業、金もうけよりも食料、命、環境が大切だと訴えてまいりました。そんな大切な農地を戦争のために空港に売ることはできません。
 国家権力が警察の暴力で市東さんの農地を奪い、営農を破壊し、生活を破壊して市東さんを追い出そうとするならば、われわれは体を張って闘います。
 これが民主主義です。選挙で勝って権力を握ったからといって何をしてもいいということではありません。政府が戦争をしようとするならば、体を張ってそれを止めることが必要です。皆さん、そうでしょう?
 三里塚はこれからも市東さんの農地をを守り、空港機能強化、巨大軍事空港建設を許さず、成田空港の廃港まで闘います。沖縄を戦場にしない、パレスチナ人民虐殺を許さない、広島、長崎、そして福島、反戦・反核、反原発の闘いと共に闘っていきます。皆さん、これからも共に闘いましょう。

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