新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 日比谷野音6千人を 10・13集会準備に奮闘 三里塚現地闘争本部員 平井雅也

週刊『三里塚』02頁(1146号02面02)(2024/10/28)


新版・現闘員奮闘中!日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 日比谷野音6千人を
 10・13集会準備に奮闘
 三里塚現地闘争本部員 平井雅也

(写真 新調した集会字幕が秋空に映えた)

 11月集会に向かっての最後の全国集会となる10・13三里塚全国総決起集会。今年は、改憲・戦争阻止!大行進主催の前段集会で基調提起を三里塚現闘が担当することとなりました。わが現闘も、大行進成田(準)を立ち上げるなど大行進の一翼を担っておりますのでね。そのこともあって、この10・13集会から一気呵成(かせい)に11月集会へと総力決起していく決起集会として成功させる責任を負っていることを強く感じました。
 10・13当日。朝からの会場設営は大仕事です。屋外集会では特に演壇関係が人手も必要で大変です。
 集会題字幕は、これまで何回か日付だけ直して使っていたのが「岸田政権打倒!」って入っているのでイチから作り直したものです。こういったものは業者発注が主流となっている昨今ですけれども、三里塚では手書きの伝統が守られています。制作に4日かかったとのこと。これを2本の柱で高く掲げ、傾きなどもないよう調整して設置完了。やれやれと次に作業にとりかかっていると、誤字があるとの指摘が。反対同盟の「同」の字の「口」の上の横線が抜けておりました。
 「弘法も筆の誤り」と言います。弘法が誤ったのは、平安京の應天門の扁額を揮毫(きごう)したときのこと。扁額が門に掲げられてから「應」の字の「心」の点の一つが抜けていることに気が付いたのだとか。似たシチュエーションになったわけですが、弘法のように筆を投げて点を打つ超人的なリカバリーはできませんので、似た色のマジックペンを買ってきて、脚立に登って横線を書き込みました。集会後、地元テレビ局のニュースでこの題字幕が大映しにされたなんてこともありましたし、恥をかかなくてよかったです。
 本集会は、市東さんの南台農地をめぐる耕作権裁判が結審となり、農地強奪の不当判決を絶対に許さない攻防に入っている只中で、実力決起で南台農地を守り抜く陣形がいま、力強くつくられつつあることを示すものとなったと思います。市東さんの「体が続く限り闘い続けます」という言葉に応えるべく、決意あふれる発言が相次ぎました。とりわけ全学連の発言は圧巻でしたね。昨年の天神峰農地の強制執行のときにはまだ出会ってもいなかった学生がもうすでに闘いの先頭に立っている姿は、本当に頼もしく思います。反対同盟も、大いに期待を寄せています。
 軍事空港建設のためであり、反戦の砦(とりで)である三里塚闘争破壊のためであるという敵の攻撃の核心をとらえきって、自国帝国主義打倒の反戦闘争としてこれだけの仲間が意気高く結集したことは、空港会社と石破政権にとっては恐怖以外の何物でもありません。強制執行を狙ってきても、これだけの闘う仲間が迎え撃てば絶対に粉砕することができます。
 そして11月集会6千人結集を実現すれば、中国侵略戦争を阻止する現実の力となります。総力決起で11月集会へ!
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