武器見本市やめろ デモで幕張メッセに迫る
武器見本市やめろ
デモで幕張メッセに迫る
武器見本市粉砕!千葉県知事熊谷は幕張メッセを「死の商人」に貸すな! 「9・29幕張メッセ包囲デモ」が、改憲・戦争阻止!大行進千葉の呼びかけで行われた。
来年5月21〜23日、幕張メッセで「武器見本市・DSEI・JAPAN・2025」が行われる。武器を生産・販売している軍事企業=「死の商人」が世界から281社、パレスチナ大虐殺を行っているイスラエルからも15社が参加する。戦争のための武器見本市に絶対反対し、熊谷俊人千葉県知事の幕張メッセの貸し出しを阻止しよう。改憲・戦争阻止!大行進千葉は、この第1弾の闘いとして幕張メッセ包囲デモを提起した。千葉県下を中心とする労働組合、市民団体が呼びかけにこたえ80人が参加した。
正午から海浜JR幕張駅前でリレートークが行われた。駅コンコースの一角に、「パレスチナ虐殺するな!武器見本市やめろ」の黄色いノボリが林立する。海浜幕張駅周辺は、メッセ会場だけでなく、アウトレットをはじめ巨大な商業施設があり、多くの利用者が行き来する。
武器見本市のメッセ使用反対のビラをまき、デモへの参加を呼びかけた。多くの利用者がビラを受け取り、発言に注目していた。
リレートークでは、はじめに主催者である改憲・戦争阻止!大行進千葉の仲間が武器見本市反対闘争の意義を語り、イスラエルのレバノン空爆とパレスチナ虐殺に怒りを表し中東戦争の拡大反対を訴えた。そして新たな自民党総裁となった石破茂の改憲・日米同盟強化を弾劾し、10・7パレスチナ蜂起1周年新宿反戦デモと11・3全国労働者集会への結集を呼びかけた。
続いて、反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さんが発言。宮本さんは、新総裁石破の右翼反動性を暴露、弾劾し、10・13集会に結集し、市東さんの南台農地死守、戦争絶対反対、日帝打倒に共に立ち上がることを訴えた。
動労千葉の組合員は、「日本の企業は軍需で金もうけし、JRも軍事物資の輸送を担う。労働組合として戦争協力しない」と、労働組合の立場から武器見本市を認めないことを強調した。
全学連は、人民虐殺の張本人ネタニヤフへの怒りを爆発させて、10・7イスラエル大使館弾劾闘争に立つ決意を表明。
さらに、千葉合同労組、百万人署名千葉県連絡会、改憲・戦争阻止!大行進神奈川が発言に立った。
午後1時、幕張メッセに肉薄するデモ行進に出発した。「戦争のための武器見本市絶対反対!」のデモコールが幕張新都心と称したビジネスビル街に響く。幕張メッセに近づくにつれ、右翼の宣伝カーの怒鳴り声が大きくなってくる。幕張メッセから隣接のZOZOマリンスタジアムにかけた路上に右翼の街宣車が10台ほど停車し、口汚くわめいているが威嚇にもならない。密集した反革命は、武器見本市絶対反対の闘いの正義性を証明している。権力は、闘いが拡大することに心底恐れているのだ。デモ隊は、右翼に一指も触れさせずにデモをやりぬいた。
デモ到着地で大行進千葉の仲間が、「今日は武器見本市絶対反対の第一波。デモを貫徹した」と述べ、来年5月に向かって、闘いを拡大、継続することを確認した。