新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 石破新政権打倒を 実力闘争の時代へ 三里塚現地闘争本部員 二川 光

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週刊『三里塚』02頁(1145号02面03)(2024/10/14)


新版・現闘員奮闘中!日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 石破新政権打倒を
 実力闘争の時代へ
 三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 横須賀基地ゲート前から20㍍まで迫った【22日】)

 衣替えの季節となりました。今年の冬の予報は寒冬と言われるほどの寒さだそうで、例年だと暖冬の予報ですが今年は寒くなりそうです。朝晩の風に肌寒さを感じる季節となりましたが日々の体調に気を付けて、生活していきましょう。秋の三里塚野菜を食べて、冬も元気に過ごしましょう。
 10月1日から自民党の新総裁が石破茂に代わり、ますます極右政権を倒せるかどうかが戦争反対の最大のカギになってきています。
 石破政権が言っているのは日米同盟を核にしたアジア版のNATOを構築する、米の核共有や核の導入を考慮する、日米安保と日米地位協定を改定する、在日米軍基地と自衛隊の共同管理の範囲を拡大するなどです。石破政権は更なる日米同盟の一体化を叫んで中国に対する侵略戦争を本気でやろうとしているのです。
 アジア版のNATOと言えば、かつて日本が東南アジア諸国を侵略していく思想として掲げられた大東亜共栄圏の再来であり、侵略戦争の美化のために用いられた満蒙開拓の思想そのものです。核をも使った戦争を辞さない石破政権を絶対に倒さなくてはなりません。
 この中で10月13日に三里塚全国総決起集会が開かれます。国会が始まる前の9月30日の耕作権裁判での最終弁論では、裁判そのものの不当性が明らかになりました。
 市東さんが一度も耕していない土地を契約地とされ、100年耕してきたところを不法耕作地として訴えられたのがそもそも耕作権裁判の始まりです。弁護団は、そのあまりの無理性、デタラメさを法廷であますところなく暴露、弾劾しました。裁判長が「判決日を追って指定する」と言ったことは、弁護団の主張をひっくり返すためには時間がかかることを自己暴露したと見なければなりません。その上で空港会社の言いなりにデタラメな判決を下そうとしていることに本当に怒りがわき上がります。自分自身、三里塚現地に来た原点に立ち返り、反対同盟と共に現地での実力闘争を構えていく決意です。そのためにも反戦闘争の内乱的発展が必要です。
 この9月で言えば横須賀闘争や幕張メッセでの武器見本市反対の闘いです。米原子力空母や自衛隊の護衛艦だけでなく多国籍の軍隊が駐留することもある横須賀基地の周辺で反戦の実力闘争を闘ってきました。全学連と青年を中心に、警察権力の規制線を何度も突破しながら横須賀基地に迫りました。初めて実力闘争の現場に参加している人も含めて基地に対する怒りを爆発させて体を張って闘いました。幕張メッセでの武器見本市反対闘争では右翼の街宣車が10台も集まる中、パレスチナ人民と連帯する集会とデモをやり抜きました。横須賀も幕張も街頭は完全に一変しています。
 この経験も含めて「農地死守・実力闘争」を掲げ、58年闘いぬく反対同盟の闘いをさらに発展させていく決意です。戦争絶対反対で闘ってきた三里塚闘争の真価を発揮して実力闘争で石破政権を打倒しましょう。
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