動労千葉が定期大会 JR大再編に反撃へ

週刊『三里塚』02頁(1145号01面03)(2024/10/14)


動労千葉が定期大会
 JR大再編に反撃へ

(写真 労農連帯を呼びかける太郎良さん【28日】)


 動労千葉第54回定期大会が9月28日、千葉市のDC会館で開かれた。反対同盟の太郎良陽一さんが来賓あいさつを行った(別掲)。
 動労千葉は大会を通して、戦争のための国家大改造攻撃と対決し、街頭での反戦デモと職場でのストライキを闘う階級的労働運動の再生の先頭に立ち、労働法制の解体、JRの融合化--統括センター化、ローカル線廃線化攻撃をはじめとしたJR大再編攻撃と闘い、全組合員が組織拡大に決起する方針を確立した。
 世界支配の危機にあえぐアメリカ帝国主義の延命のための中国侵略戦争に向けた準備、とりわけ沖縄・琉球弧の島々の軍事要塞化と対決し安保・沖縄闘争を強化することが確認された。
 1047名解雇撤回を闘う動労千葉、大弾圧と戦う関西生コン支部、倒産攻撃と闘う港合同の3労組共闘を強化し、11・3全国労働者集会の6000人結集の実現を誓い合った。

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太郎良さんの来賓あいさつ

 本日は動労千葉定期大会にお呼びいただき、ありがとうございます。反対同盟は動労千葉と長年、共に闘ってまいりました。昨年は市東さんへの2・15強制執行の攻撃に対し、現地に駆けつけていただきありがとうございました。集会だけではなく、現地闘争、裁判闘争に組合員の皆さんが駆けつけていただき、私たちは本当に心強く思っています。これからも動労千葉の闘いを学びながら、共にこの世の中を変えていくために、反対同盟も一緒に頑張っていきたいと思います。
 今、三里塚においてC滑走路をはじめ新たな滑走路が強化されようとしています。まさに成田市や周辺市町村が空港を中心にして、国家プロジェクトとして、資本主義の拠点として低賃金労働者がつぎ込まれ、農地が破壊され自然が破壊され、環境がボロボロにされ、資本主義の最後というべき形で、日本の経済的拠点にしようとしています。そんなことは絶対に許せません。動労千葉の皆さんがJR資本と闘い、国鉄分割・民営化と闘う国鉄闘争の最先頭で確信も固く闘っているように、私たち反対同盟も今の状況で何で三里塚闘争を闘ってきたのか、なんで農地を守ろうとしたのか、家族を守ろうとしたのか、地域を守ろうとしたのか、真剣に闘いをつくりあげながら、資本主義をつぶす、戦争に反対する、国家を打倒する闘いを、共に全力で闘っていきたいと思います。10・13集会への結集をよろしくお願いします。

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