沖縄闘争の発展を 大坂集会と星野総会に参加して 三里塚現地闘争本部員 岸本豊和

週刊『三里塚』02頁(1143号02面03)(2024/09/09)


沖縄闘争の発展を
 大坂集会と星野総会に参加して
 三里塚現地闘争本部員 岸本豊和

(写真 大坂さん奪還へ集会【8月24日】)

 都内で開かれた「沖縄を戦場にするな! 無実の大坂正明さんを取り戻そう8・24集会」と翌25日の星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の2024年全国総会に参加しました。
 今の階級情勢を見たとき、星野文昭同志、大坂同志が闘った沖縄返還協定批准阻止の1971年11・14渋谷暴動闘争、そして沖縄人民の71年の全島ゼネストと同じ質を持った闘い、すなわち階級闘争の内乱的発展を全力で切り開く必要があると思いました。星野同志の獄中闘争44年の歴史の中に、今の情勢に勝てる根拠はあります。

三里塚と一体で

 大坂同志に対する反動判決は52年前のでっち上げ供述調書のみに依拠したものです。裁判そのものをを否定し、それで懲役20年の判決を出したのです。これは、70年安保・沖縄闘争を乗り越える闘いをやらせないという国家意志の現れであり、共産主義者、革共同の党員であることそのものを罪とする攻撃です。
 僕たちは意識的な転換をしなければなりません。8・24集会に寄せられた大坂同志の「鍵は反戦闘争、沖縄闘争の強化・発展にあります」のメッセージにあるように安保・沖縄闘争を闘う階級的労働運動をもっともっと発展させなければなりません。大坂同志のメッセージは、星野同志の闘いを引き継ぎ、革命に向けて日帝権力を打倒する。第3次世界大戦に向かう帝国主義を打倒する決意表明だと思いました。僕もこの思いに何としても応えたい。
 そのためにも三里塚闘争を闘った2人の同志である星野さん、大坂さんの闘いを三里塚闘争も含めて一体的に発展させることが重要と思います。
 また、階級闘争の内乱的発展と言った場合、必ず国家権力との死闘になります。8・25全国総会では、日和見主義に転落し星野同志の闘いを侮辱し敵対するに至った「みやぎの会」の追放決議が上げられました。反革命勢力を一掃することが階級闘争を前進させる力となります。

生きて奪還する

 大坂さんを生きて奪還することはわれわれの最大の課題です。8・24集会での親族の佐藤政直さんの訴えは感動的でした。身内から反対されたが、面会などを通して、あらゆる手段で彼を生きて奪還する決意が示されたからです。
 全人民的な闘争で無罪を勝ち取った松川闘争、更生保護委員会闘争で奪還寸前まで上り詰めた星野闘争を総括し、今こそ署名運動を武器に全国、全世界的な大きな運動を作り上げましょう。
 天神峰の星野さんの墓が強制執行で破壊された後、プレートを取り戻し枕元においていたら、夢に一緒にデモをする星野さんが出てきました。戸村思想でもある権力への敵愾心(てきがいしん)を改めて共産主義者として打ち立て、自己を鍛え直し、ともに闘いたいと思います。
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