新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 核戦争を阻もう ドーム前守りぬいた 三里塚現地闘争本部員 二川 光
週刊『三里塚』02頁(1143号02面02)(2024/09/09)
新版・現闘員奮闘中!日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
核戦争を阻もう
ドーム前守りぬいた
三里塚現地闘争本部員 二川 光
(写真 原爆ドーム前で固くスクラムを組んだ【8月6日】)
すがすがしい秋風の吹く頃となりましたが、いかがお過ごしでしょうか? 三里塚現地では、コンテナに入っている野菜が、カボチャや空心菜、葉生姜などが追加されています。この時期は播種(はしゅ)した人参や大根などの草取り作業もあり、田んぼでは稲刈りなどで忙しい時期でもあります。そろそろ、さつま芋の収穫もやらなければいけません。じゃが芋の収穫は終わりましたが、冬に向けた準備と並行して収穫作業をやっています。是非、三里塚野菜を食べてくれぐれもご自愛ください。
今年の前半戦の集大成と言うべき闘いは、8月6日の闘いの勝利ではないでしょうか。8月5日から広島市平和公園封鎖を打ち破った徹夜の座り込み行動。そして早朝の警察、広島市職員、民間ガードマンと対峙しぬいてスクラムを固く組み、約650人で集会を原爆ドーム前でやり抜けたことが勝利だったと思っています。広島市職員は警察の庇護のもと、何回も退去命令を出したり、公安条例違反や威力業務妨害をちらつかせて弾圧を狙っていましたが、私たちの団結した力で原爆ドーム前で集会を行えたことが私自身の成功体験になりました。6日の朝を迎えた時に嬉しさで眠気や疲れも吹き飛び、スクラムを固く握り直したことを憶えています。
日本の岸田やG7大使、イスラエルが出席する平和記念式典は、被爆者の方からすれば、原爆などの核兵器を推進する式典でしかあり得ません。
戦争に反対する、そのための体を張った行動を日本だけでなく多くのメディアを通して世界に示せたことを誇らしく思います。広島での勝利を基にして、反戦闘争を闘って勝ちましょう。
耕作権裁判が9月30日に結審を迎えます。緊迫した情勢に突入していきます。反対同盟顧問弁護団を先頭にして、市東さんの南台農地すべてに耕作権があることを立証してきました。千葉地裁が南台農地強奪の強制執行を法的に認める反動判決を出すことを、絶対に許すわけにはいきません。戦争のためなら農民の命である農地を奪ってもいい、そんな空港会社や裁判所や国を打倒する反戦闘争をやりましょう。
市東さんの南台農地は労働者・学生・農民が手をつないで守りぬいてきたかけがえのない農地です。労働者階級の大地である南台農地を絶対に死守しましょう。