韓国・旭支会が現地訪問 闘う者同士、熱い共感と交流
韓国・旭支会が現地訪問
闘う者同士、熱い共感と交流
旭硝子(現AGC)の下請け非正規労働者からなる旭非正規職支会の労働者たちが「メール解雇」に抗し、闘いを開始してから9年。今年ついに、大法院(最高裁)での勝利判決、正規職での就労を勝ちとった。
8月30日に東京で行われた旭闘争勝利集会のために来日した旭硝子支会のチャホノ支会長とオスイル首席副支会長が翌31日、三里塚現地を訪れ、短時間ながら反対同盟と交流した。
成田市天神峰に2人が到着。交代で昨年の強制執行で奪われた天神峰農地を囲むフェンスの中をのぞきこんだ。雑草が生えるがままの農地と誘導路を通る飛行機との近さに驚いた様子。
その後、反対同盟会議室で市東孝雄さん、萩原富夫さん、伊藤信晴さんと顔を合わせた。チャホノさんが旭闘争の概要を説明した。そして「私たちはサード配備反対の闘いと連帯していますが、三里塚で闘っている農民の人たちの姿に同じようなものを感じてぜひ訪問したいと思っていました」と来訪した思いを明かした。
そして市東さんの農地強奪について、「今も出て行けと言われているのか」と質問。萩原さんと市東さんが「直接取れないから裁判で奪おうとしている」と説明し、強制執行で奪いながら農地をほったらかしにしているデタラメさへの怒りをあらわした。
伊藤さんが「市東さんの農地を取り上げる真の目的は反対同盟を破壊すること。貨物地区の整備は軍事使用のため」と述べると、2人は大きくうなずいた。
さらに伊藤さんが「なぜ9年間頑張ることができたのか」と尋ねた。
チャホノさんとオスイルさんは「私たちも9年間闘えるとは思っていなかった。最初から納得できないという気持ちがあった。最後まで連帯し、あきらめずに闘えば勝てると思ってやってきた。それが重要だと思う」と語った。
萩原さんはこれに「俺たちもここでやめるわけにはいかない」と応え、市東さんは「闘い続けることは立派なこと、お互い頑張っていきましょう」とエールを送った。
お土産を交換し、写真撮影。「労農連帯」の三里塚はちまきをしめ、トゥジェン(闘争)!