団結街道
週刊『三里塚』02頁(1142号01面05)(2024/08/26)
団結街道
最強クラスの台風が北上…停電・断水が幾日も続いた5年前の悪夢を再び繰り返すわけにはいかない。早朝、掃除を終え風呂桶に水を貯めていると、台風7号より先に怒号が飛んできた▼「台風の接近予想時刻は午後3時。その直前にお湯を貯めればそれで汗を流せるじゃないか! 何でそこまで考えないんだ!」。トイレ用の水確保にしか頭になかった自らの浅慮を深く恥じていると、別の同志が、「停電前にシャワー浴びればいいんじゃない」▼それにしても「天災」が忘れる暇なくやってくる。喉元過ぎずに熱さに慣らされてしまったからなのか、備えも貯えもしていない(できない)人々が近くのスーパーに押し寄せ、棚から水、インスタント食品、電池が消えていく…▼なぜこれほどまでに我々は忘れっぽく、近未来の災害(南海トラフ地震、富士山の噴火、地球沸騰…)に無準備なのか。未来に対する無関心・責任感の欠如は、過去の侵略戦争に対する総括の甘さに起因している▼「英霊」か「犬死」か。死者の声(だけではないが)への応答をめぐる激しい階級激突の場となった今夏8・6―8・9平和(戦争)式典、原爆ドーム前。イスラエルによるガザ大虐殺、帝国主義国の核武装を容認する反戦反核闘争などありえない。死者の声、人民の怒りを体現して原爆ドーム前解放をかちとり、階級闘争の台風の目となったヒロシマ・ナガサキの闘いを全国に拡大しよう!