新版・現闘員奮闘中!日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 広島・長崎くり返すな 核戦争への道阻もう 三里塚現地闘争本部員 二川 光

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週刊『三里塚』02頁(1141号02面02)(2024/08/12)


新版・現闘員奮闘中!日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 広島・長崎くり返すな
 核戦争への道阻もう
 三里塚現地闘争本部員 二川 光

(写真 日米2+2弾劾! 広島本通りデモ【28日】)

 三里塚現地では盛夏の最中です。梅雨明け以降の気温は更に上昇していて、適度に水分補給と塩分補給をしないと人が倒れてしまう状況です。これは地球規模の気温の上昇が原因であり、世界各地で熱波で人が死ぬような事態です。適度に休んで、熱中症にならないように気を付けましょう。三里塚野菜を食べて少しでも免疫力を付けましょう。
 畑では異常気象のせいか、雑草も急激に成長していたりして、草取りも追いついていない状況です。現地に駆けつけて反対同盟の日々の闘いを支える援農に精を出し、共に農地死守の決戦に立ちましょう。
 さて、情勢は本格的な戦争に向かって激しく進んでいることを実感します。それは核戦争に発展していく第3次世界大戦への道にむかって決定的な局面に入っていると感じています。28日の外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)では「拡大抑止」という言葉が登場しました。「拡大抑止」とは米国が核を含む戦力で同盟国への攻撃を抑止するという口実で、日本への核配備を含め、日米同盟を核の同盟へと全面的に転換させるものです。日米同盟=核戦争同盟と言っても過言ではありません。昨年の核保有9カ国の核関連支出総額の914億㌦のうち、56%の515億㌦が米国の単独で投じられています。「中露の核の脅威」を叫びながら、再びの中国への侵略戦争に踏み出しています。広島や長崎で数十万の人々を焼き尽くしたのは核兵器であり、この悲劇を繰り返さないために戦争を実力で止めるために日本の反戦運動は体を張って闘いぬいてきたと思っています。戦争を止めるために逮捕や投獄を恐れず、闘い抜く覚悟が今こそ必要です。
 話は変わりますが、私は動労千葉顧問の田中康宏さんの『階級的労働運動とは何か?』を今読んでいます。戦争が社会を飲み込む歴史の岐路に立っている状況に対し、労働組合が「戦争を止め、社会を変える」ことが出来ると理解することができました。私自身、資本家階級と労働者階級は水と油の関係であること、従来の価値観をまるっきり転換させることができる存在が労働者であることに改めて確信した本です。是非、皆さんも読んでほしいです。
 私だけでなく多くの人々が戦争を止める革命運動に身を投じて、逮捕や投獄を恐れず団結して闘うことの素晴らしさを感じて、日々闘いぬいていると思います。それは労働者や学生、農民、市民を含む労働者階級人民の生死がかかっているから闘いぬけると思います。だからこそ未来の労働者階級のため、核戦争を止めるために一歩も引くことは許されません。
 8月6日の朝、原爆ドーム前に駆けつけましょう。怒りを解き放ち、社会を変える闘いを実現しましょう。
 絶対に岸田を打倒し、戦争式典を粉砕してやりましょう!
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