大地の響き 投稿コーナー

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週刊『三里塚』02頁(1140号02面09)(2024/07/22)


大地の響き 投稿コーナー

農楽まつりに初参加
 首都圏学生 関本翔一

 三里塚闘争には10・8全国集会に1度参加したことがあるが、農楽まつりは今回が初めてだった。前日6日の夜は渋谷デモで、そのまま徹夜して参加したものだからデモ行進(写真)はかなり苦痛ではあった(炎天下であることもふまえ)。
 しかしデモ行進後に現地の農家が元気にあいさつしてくれたり、話しかけたりしてくれるものだから疲れはその時点でかなり吹っ飛んでいた。都会で育った私にとってこのようなまつりは参加する機会も今まではなかった。いざ参加してみると、「ああ、人間らしく生きるとはこういうことなんだな」と思った。もちろん設備不足などの面では私にとって楽なものではなかったが、それ以上にまつりそのものが楽しかった記憶がある。
 農地を強奪し、その上で成り立っているのが成田空港であり、会場のすぐ横にもあった。聞けば、国は温暖化を農民のせいにしているらしいが、会場では明らかに空港の方から熱風が飛んでいたりと、どう考えても農家のせいじゃない。むしろ生命の基礎となる農業をないがしろにして、空港の強制建設さらにはそれを軍事利用しようとする国家権力のせいである。
 農楽まつりを通して、私は断固農民と連帯することを誓おうと思う。これは三里塚闘争に限らず、沖縄や福島にも言えることである。現地の方々を孤立させず、首都圏でそれに連帯する大闘争を作り出す。とりわけ青年、学生は今こそ立ち上がり、ともに闘っていこうではありませんか!

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